アニメ4話です。
結構アイドルだせて満足。
「今日いい天気だね〜こんな日にお菓子持ってピクニックできて幸せだなぁ〜」
「そ、そうだねかな子ちゃん」
「ん〜? どうしたの智絵理ちゃん? なんだか緊張してない?」
今日は智絵理ちゃんと天気が良いので中庭にピクニックに来ました。
でも、なんだか智絵理ちゃんに元気がない。
どこか緊張してるようにも見える。
どうかしたのかな?
いつもならピクニックしながら一緒に四つ葉のクローバー探すんだけど……。
そう思っていると、智絵理ちゃんは震える声で私に聞いてくる。
「うう……プロデューサーさんが前PR動画を撮るって言ってたの覚えてる?」
「うん、覚えてるよ。 それがどうしたの?」
PR動画かぁ…恥ずかしいけど、これもアイドルとしてみんなに知ってもらう為には必要なこと。
頑張らなくっちゃ!
「PR動画で私が色んな人に見られると思うと凄く緊張しちゃって……わ、私大丈夫かなぁ?」
そう思っていると、智絵理ちゃんは不安な顔を見せながら私に聞いてくる。
う〜ん……私も不安だけどここは智絵理ちゃんを元気づけないと!
「大丈夫だよ智絵理ちゃん! 智絵理ちゃん可愛し、みんなも撮るんだから一人じゃないよ! 私もちょっと恥ずかしかったり不安だったりするけど一緒に頑張ろう!」
「そ、そうだよね、みんなも撮るんだから一人じゃないよね。そ、それにこれからアイドルになるんだから頑張らないと……! ありがとうかな子ちゃん! 私、少し勇気が出たよ!」
そう言って、私に笑いかけてくる智絵理ちゃん。
うん。 いつもの智絵理ちゃんの笑顔だ。
「じゃあ、ピクニックの続きしよ! 私、今日はクッキー作ってきたんだぁ」
私はバスケットをシートの上に置く。
うん、今日のクッキーも美味しそうだ。
「うわぁ〜美味しそう〜! でも、かな子ちゃん大丈夫なの?」
「ん? なにが?」
「お兄さんにお菓子作り禁止されてるはずじゃあ?」
「う、うぐぅ」
あのケーキバイキングの日以降、兄さんにお菓子作りを禁止されてからはお菓子を作ってなかったし、あまりお菓子を食べることができなかった。
今も禁止されてるし、兄さんの運動にも付き合っている。
おかけで少しずつ痩せていってるのを実感できている。
でも、兄さんから今日からお菓子作りをまた再開しても良いと言われた。
「い、一応大丈夫だよ。 PR動画撮ることになりそうだから、お菓子作りが趣味ってことPRするためにお菓子を自分で作りたいって言ったら許可をもらえたんだ」
再開しても良い理由はこれ。
許可してもらえたのは嬉しいけど、PR動画撮り終わったらまた禁止になるんだろうなぁ。
と言うか、兄さんが今回は本気過ぎる。
私のお菓子作りを禁止していいかと、理由を説明しながらプロデューサーさんに聞いていたし、もし、346プロダクションで作ろうものなら、プロデューサーさんから話を聞いてるトレーナーさんや、兄さんから話を聞いているきらりちゃんがいるから兄さんの耳に情報が届いてしまうのだ。
ちなみに、前のケーキバイキングの時に、兄さんは杏ちゃんときらりちゃんと連絡先を交換した。
「そうなんだ……ならお菓子を作っても大丈夫だね」
「うん! だから遠慮せずに食べてね!」
「じゃぁ……このクッキー貰おうかな」
「どうぞどうぞ」
智絵理ちゃんはバスケットからクッキーを1枚取って口に運ぶ。
「うん、美味しい。 やっぱりかな子ちゃんのクッキーは美味しいなぁ」
そう言って笑う智絵理ちゃん。
良かったぁ、味に問題はなさそうだ。
「じゃあ、お菓子食べながらお話しよっか」
「うん」
「この前ね、兄さんとケーキバイキング行った時ねーー」
「うんうんーー」
私達は青空の下でクッキーを食べながらお話をする。
ポカポカ陽気で陽射しが気持ちいい。
今日ピクニックすることができて良かったなぁ。
そう思いながら、私は智絵理ちゃんとお話をした。
ーーーーーーーーーーー
「あ、未央ちゃんたちだ」
私が智絵理ちゃんとお話をしていると、ビデオカメラを持った未央ちゃんと凛ちゃん、卯月ちゃんが少しして
中庭に来た。
私が手を振ると三人ともこっちに近づいて来る。
未央ちゃんから話を聞くと、PR動画を撮って回っているらしい。
私と智絵理ちゃんもPRをして欲しいってお願いされた。
よ〜し! みんなに覚えて貰えるように頑張るぞぉ!
私は趣味がお菓子作りで、今日はクッキーを作ってきたことをアピールする。
こんな感じでよかったのかな……?
「お菓子作るのって大変じゃない?」
私がそう思っていると、お茶を飲みながら未央ちゃんが聞いてくる。
お菓子作りが大変かぁ……う〜ん……
「そんなことないよ。お菓子作り好きだし、兄さんが時々作るの手伝ってくれるから大変ってあまり思わないな〜。それに、お菓子作ってきたらこうやってみんなで楽しくお喋りすることができるしね」
「分かります! 楽しいですよねぇ」
私がそう言うと、卯月ちゃんがニコニコ笑いながら相槌を打ってくれる。
やっぱりみんなで楽しくお喋りできるっていいなぁ。
「……かな子ってお兄さんいたんだ」
そう思っていると、さっきまで静かにお菓子を食べていた凛ちゃんが、少し興味ありそうな顔をしながら聞いてくる。
普段クールな凛ちゃんがそんな顔を見せてくれるなんて珍しいなぁ。
「うん、双子の兄さんなんだ」
「双子ですか!? 凄いですね!」
「私の周りでも双子っていたけど、兄妹はいなかった気がする」
「わ、私は一人っ子だから羨ましいです」
「ヘぇ〜かな子ちゃんのお兄さんってどんな人なの?」
「とっても優しいよ、自慢の兄さん。 でも、お菓子とかのことになるとちょっとうるさいんだぁ」
「えーでもいいじゃん! 私の兄貴なんて優しさなんてないよー! 弟も生意気だしさー!」
未央ちゃんは私に羨ましそうな視線を送りながら口を尖らせる。
確かに私達兄妹は、他の兄妹に比べて仲が良い気がする。
「ねぇねぇ! かな子ちゃんのお兄さんの話もっと聞かせてよ! 聞いて私の兄弟に文句言ってやるんだ!」
「私も一人っ子なので話が聞きたいです!」
「わ、私も聞いてみたいな」
未央ちゃんと卯月ちゃん、智絵理ちゃんが兄さんのことを聞きたいと言ってくる。
う〜ん、どうしよう。
さっきから何か忘れてる気がするんだよなぁ。
「あのさぁ……」
「ん?」
「なにしに来たか忘れてない?」
「「「「ん……? あっ……」」」」
そうだ、PR動画を撮るためにここでお茶してたんだった。
凛ちゃんのおかけで謎がとけたよ。
「わ、忘れてなんかないし!」
「ご、ごめんなさ〜い。 次は智絵理ちゃんどうぞ!」
「え!? あ、あの……緒方、知絵理、です」
未央ちゃんと卯月ちゃんはPR動画をまた撮り始めた。
それに答える智絵理ちゃん。
緊張してるけど、さっきまでみんなで楽しくお喋りしてたからか、少しだけスムーズに話せてる気がする。
……あ、メモ持ってきてたんだ。
ビュオオオオウ
「あ……!」
ああ! メモが風に飛ばされてどこかに行っちゃった!
智絵理ちゃんはメモを追いかけようとする。
でも、途中でコケちゃった。
「うぅ……」
コケてメモも無くした智絵理ちゃんは元気がない。
こ、こんな時こそ!
「こんな時こそお菓子食べて元気だそ! クローバー型のクッキーあげるよ!」
私は智絵理ちゃんにクローバー型のクッキーを渡す。
すると、智絵理ちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。
それを撮る未央ちゃん。
どうやら良い笑顔が撮れたみたいだ。
「あ、そういえば」
「ん?」
「蘭子ちゃんからメッセージカード預かってたんだ」
「メッセージカード?」
「うん、私も内容までは知らないんだぁ」
私は蘭子ちゃんのメッセージカードを渡す。
未央ちゃんが読んでくれるけど、内容はよく分からない。
やっぱり難しいなぁ。
「ま、まあなんとかなるでしょ! じゃあ、私達は次の人を探さないといけないから行くね! お菓子ありがとう!」
蘭子ちゃんのメッセージカードの意味を考えていると、未央ちゃんが慌てた様子でそう言った後、建物に向かって走り出した。
それを追いかける卯月ちゃんと凛ちゃん。
「大変そうだね」
「もっとゆっくりしていけば良かったのにね」
「でもしょうがないよ、お仕事なんだから。 私達はお茶の続きしよっ」
「う、うん!」
私達は未央ちゃん達を見送った後もお茶をした。
みんなどんなPRするんだろうなぁ。
ーーーーーーーーーー
「みんななにやってんのー?」
私と智絵理ちゃんはお茶をした後、家に帰る為に荷物を取りに部屋に戻ろうとした。
途中でみくちゃんと莉嘉ちゃんと合流して、四人でお喋りしながら歩いてたんだけど……。
「入れないのかなぁ?」
部屋の前に着くと、未央ちゃんと卯月ちゃん、凛ちゃんに李衣菜ちゃん、きらりちゃんとみりあちゃんが部屋の前で集まっていた。
みんなが杏ちゃんの名前を呼んでいる。
「なにがあったにゃ!?」
「えっとね〜杏ちゃんが部屋に閉じ籠っちゃったの」
みんなから話を聞いたけど、どうやら杏ちゃんが部屋に閉じ籠っちゃったから部屋に入れないらしい。
それを聞いたみくちゃんはーー
「そ、そんにゃー! みくの鞄が中にあるにゃ! このままじゃ帰れないにゃー!」
ーー心底焦った顔をしながら杏ちゃんに声を掛け続けた。
私達もみくちゃんに続いて声を掛けたけど、なかなか部屋の鍵は開かない。
結局部屋の鍵が開いたのは夜になってからだった……
何人かに陸の存在が知られたようです。
会う日は来るのか?