サイラオーグVSラズルです!
[三人称 side]
「サイラオーグ………来てくれたのね」
リアスがそう言うとサイラオーグはこちらに背中を向けたまま答えた。
「ああ、俺達も近くまで来ていたのだが、こちらから尋常ではない力の波動を感じてな。気になって来てみたら、おまえ達が戦っていたのだ」
リアス達のチームが人間界、日本側から攻撃に回る部隊なのに対してサイラオーグは冥界から攻撃に出る部隊だった。
もし、アセムの言う通り、この世界の規模が地球の三分の一だとするなら、同じ場所を目指していたとしても、サイラオーグが駆け付けてくれたのは奇跡に近いだろう。
「ありがとう、サイラオーグ。助かったわ」
「礼を言うのは早いぞ、リアス。まだ、何一つ片付いていないのだからな」
そう言うと、サイラオーグの視線はラズルへと向けられる。
赤い体毛に身を包み、見る者全てを畏怖させるその姿。
外見だけでなく、実力も変身する前とは別次元。
リーシャや闇の獣と化したギャスパーの攻撃でさえ有効打にはならない。
一撃一撃が必殺の威力を持ち、防御力も桁が違う。
更にはスピードもあるときている。
リアスは改めて身構えるとサイラオーグに言った。
「気を付けて。彼の強さは異常よ」
「だろうな。こうして向かい合っているだけで、気圧されそうになる。こんな感覚は初めてだ」
リアスが状況を打破する術を思案していると、ラズルは興味深げにサイラオーグに視線を向けていた。
殴り飛ばされた頬を指で擦りながらラズルが言う。
「こいつは予想外の援軍だな。ってか、タイミングが良すぎるぜ。ヒーローは遅れて現れるってか?」
「悪いが俺はヒーローではない。それは兵藤一誠の役だ」
「まぁ、勇者殿はな。………おまえさんのことは知ってるぜ、サイラオーグ・バアル。大王次期当主、そしてバアル家特有の滅びを持たずに産まれてきた悪魔、か。クククク………良くもまぁ、他の上級悪魔共はおまえを蔑めたものだな。今の俺を殴り飛ばすなんて芸当はそう出来るもんじゃねぇ」
ラズルのオーラが更に昂っていく。
サイラオーグの登場に心から歓喜しているようだ。
「俺もおまえのことは知っている。兵藤一誠が押し負ける程の実力………相手にとって不足はない!」
サイラオーグは拳を握りしめると、彼の眷属達に告げた。
「クイーシャ達にはこの一帯を飛び交う邪龍共の始末を任せる。あれも数が面倒だ」
『はっ!』
主の命を受けた眷属達は『女王』を筆頭に邪龍対峙へと向かっていく。
彼らもあのレーティングゲームからかなり力を伸ばしているようで、空を埋め尽くす邪龍を容易に屠って見せていた。
眷属に続き、サイラオーグは私に視線を向けてきた。
「リアス、おまえ達はダメージが大きい。ここは俺が受け持つ。その間に回復させるんだ」
「ええ………ごめんなさい、サイラオーグ」
アーシアの回復を受けたとはいえ、リアス達はまだ全身が痺れている。
魔力も上手く練れない状態だ。
今、サイラオーグと一緒に戦っても、彼の足を引っ張るだけになってしまうだろう。
「気にするな。それに、この手の相手はおまえ達では相性が悪い」
リアスに微笑みを見せた後、サイラオーグは一歩を踏み出した。
彼の気迫にラズルは口の端を吊り上げた。
「心地良い力の波動だ! やっぱ、戦いは男同士の殴り合いに限るよな!」
そう言うと、ラズルは地を蹴って飛び出してくる。
蹴られた場所が陥没し、見ただけで異常すぎる脚力が伝わってくる。
サイラオーグは落ち着いた所作で構えると、一度、目を閉じて―――――開いた。
一誠達と同じ次元『
領域に入ったサイラオーグは相手の攻撃の軌道が見えているのか、正確に避けて、自身も反撃の拳を繰り出していく。
一切の無駄なく、相手に拳を届かせることが出来ているのは彼が幼い頃より研鑽を積み重ねてきたからだ。
闘気が籠められたあの拳は歴代最高と称される赤龍帝すらも追い詰める。
だけど………、
「ガハハハハッ! 重い! 重いじゃねぇか、おい! ここまで真っ直ぐくるのは勇者殿以来か!」
「生憎、俺も兵藤一誠もそれしか知らないのでな! 鍛えた拳で相手を破壊する! それだけだ!」
「それが良いんだろうが!」
サイラオーグの拳を真正面から受けているというのに、ラズルは平気な顔をしていた。
いや、むしろ、攻撃の勢いが増しているようにも見える。
リアス達と戦っていた時よりも何段階もギアを上げているのだ。
ラズルの正拳を腕をクロスさせて防ぐサイラオーグ。
だが、今の攻撃で腕の鎧は弾け、サイラオーグも後方へと吹き飛ばされてしまう。
ラズルは後ろへと下がったサイラオーグへ掌を向けると―――――その腕をグンッと引いた。
それと同時にサイラオーグの体が浮かび、ラズルへと引き寄せられていく。
「これがおまえの能力か!」
「そういうこった!」
引き寄せられたサイラオーグの肉体がラズルの拳に打ち抜かれる。
拳がサイラオーグの腹部に当たった瞬間、一帯を揺るがす程の衝撃が走った。
獅子の鎧を砕き、生身に突き刺さった拳はサイラオーグの肉体すらも容易に貫き―――――。
「ガハッ!」
大量の血反吐を吐き出すサイラオーグ。
今の一撃は鍛えぬかれた体でも耐えることが出来なかったようで、サイラオーグはその場に膝を着いた。
「あのサイラオーグを一撃で………!」
驚愕するリアス。
サイラオーグも想像以上の威力に感嘆の声を漏らした。
「聞いていた以上の攻撃だ………。まさか、ここまでとはな………! だが!」
屈んだ体勢から放たれる一撃。
しかし、その一撃はラズルの大きな掌によって受け止められ、勢いを完全に殺されてしまう。
ラズルが言う。
「今の攻撃喰らって、意識を保ってるおまえに驚きだぜ。タフ過ぎるにも程があるだろ?」
「それはこちらの台詞だな。レグルス」
『承知』
サイラオーグは眷属の獅子に鎧の破壊された部位を修復させた。
二人は一度距離を取って、戦いを仕切り直すが………。
「オラオラァッ!」
「ぬぅぅぅぅッ!」
二人の拳が幾度もぶつかる度、サイラオーグの鎧は爆ぜ、体から鮮血が飛ぶ。
何十、何百と拳を交える中でサイラオーグは確実に推されていた。
そして………、
「ラァッ!」
「ッ!?」
崩れた防御を突破したラズルの一撃が再びサイラオーグを襲った。
サイラオーグの体がくの字に曲がり、地面に叩きつけられる!
「サイラオーグ!」
リアスが手を突きだし、魔力を放出しようとするが、サイラオーグがそれを制止した。
「来るな、リアス! まだ回復しきっていない状態ではこいつには通じん! 今は回復に専念しろ!」
「でも………! あなたが………!」
リアスもサイラオーグの言うことは理解している。
今、出たところで、相手にすらならないことぐらい、分かっている。
(それでも、サイラオーグが傷ついていく姿をただ見ているだけだなんて………!)
そんなリアスの心情を察してか、サイラオーグは口から流れる血を拭いながら笑みを浮かべた。
「案ずるな、リアス。俺はまだ戦える。ここで倒れては、ここで止まるわけにはいかんのだ」
ラズルがサイラオーグに問う。
「まだやるか?」
「当然だ。おまえを倒すまで俺は倒れん」
「クックックッ、やっぱ似てるよ、おまえと勇者殿はな。―――――いいぜ、来な。まだ先があるんだろう? 待ってやる」
不敵に笑むラズルはその場で腕を組んだ。
ラズルの行動にサイラオーグは可笑しそうに笑う。
「話には聞いていたが、確かに可笑しな男だ。殺し合いをしている相手を待つというのか」
「俺は強い奴と戦うことが好きなのさ。熱く、激しく、魂が燃え尽きるまで殴り合う。これが俺が好きな戦いだ。さぁ、来いよ、サイラオーグ・バアルッ! おまえの全力を! おまえが持てる全てを俺にぶつけてこい!」
獰猛な笑みを浮かべるラズル。
大きく開かれた口からは犬歯が覗かせている。
サイラオーグは大きく息を吸い、叫んだ。
「行くぞ、我が分身たる獅子レグルスよッ!」
『ハッ! 此の身が滅しようとも御身と共にッ!』
主の声に呼応して、獅子の双眸が輝きを放ち始める。
サイラオーグの闘気が更に高まり、一帯を黄金色を帯びた紫色の闘気が包みこんでいった。
眩い輝きから目を庇いながらリーシャが言う。
「この覇気、これはイッセーよりも………!」
そして、サイラオーグと胸の獅子が力ある言葉を紡ぐ―――――。
「此の身、此の魂魄が幾千と千尋に堕ちようとも!」
『我と我が王は、此の身、此の魂魄が尽きるまで幾万と王道を駆け上がるッ!』
獅子の鎧が雄々しく攻撃的なフォルムに変化していく。
「唸れ! 誇れ! 屠れ! そして、輝けッ!」
『此の身が魔なる獣であれどッ!』
「我が拳に宿れ、光輝の王威よッ!」
周囲一帯が闘気の嵐で吹き飛び、サイラオーグの足場は深く抉れ、巨大なクレーターと化していった。
大地が、空が、サイラオーグの闘気に激しく震えていく。
近くにいる者達は立つことすらできず、その場に伏せなければいけないほどだった。
そして―――――サイラオーグと獅子が最後の一節を読み上げる。
「『
極大の闘気が弾け、そこに現れたのは尋常ではない闘気を放つ、紫金の鎧を纏ったサイラオーグ。
「『覇獣』の存在は聞いていたけれど、ここまでだなんて………! いえ………恐らく、サイラオーグの実力があったからこそのこの力なのでしょうけど、これはあまりに桁違いな………」
だが、サイラオーグは―――――口から血を流していた。
『覇獣』はそれだけ体に負担のかかる変化だということ。
あの力は戦う前からサイラオーグの体を蝕んでいるのだ。
歯を食いしばりながら、サイラオーグが言う。
「
音もなくサイラオーグがその場から消える。
今いた場所が大きく抉れるほどの初動。
次にサイラオーグが現れたのはラズルの懐、二人の視線が交錯した時にはサイラオーグの拳は振るわれていた。
黄金色を帯びた紫の闘気を乗せた拳が吸い込まれるようにラズルの鳩尾へと打ち込まれる。
ドンッという衝撃が一帯を揺らす。
拳の勢いはラズルの体を通り抜けて、後方の大地を深く割った。
その距離は目では確認できないほどで――――――。
その一撃に初めてラズルは体をよろめかせた。
彼の口からは血の塊が吐き出される。
リアス達があれだけ攻撃してびくともしなかったラズルが、サイラオーグの一撃に深いダメージを受けたのだ。
「おいおい、マジか………!」
腹部を押さえながら、驚愕の声を漏らすラズル。
サイラオーグは拳を構えて吼えた。
「俺の拳はただ壊す。なんであろうと、ただ壊すッ! 錬成のみが生み出せる俺の一撃をとくと味わうがいい!」
再び高速で飛び出していくサイラオーグ。
確かにダメージを与えた。
だが、ラズルもまた怪物級の強さを誇る。
ラズルも再び前に飛び出していった。
「クックックッ………ハーハッハッハッハッハッ!! 最高だ! この一撃! この破壊! ああ、感じるぜ! おまえが血反吐を吐き、それでも追い求めたものがここにある! その拳で、この俺を超えてみせろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
二人の拳が、蹴りが、互いの肉体を破壊していく。
サイラオーグの真っ直ぐな戦い方に応じてなのか、ラズルは能力を一切使わずに、己の拳だけで戦っている。
ただ高めに高めただけの物理攻撃による戦い。
真正面から向かい、真正面から叩きつけ、真正面から蹴り抜く。
どこまでも真っ直ぐな彼らの攻防は、攻撃の余波だけで破壊の限りを尽くし、リアス達がいる場所ですら危うくなっている程だ。
「皆! あの二人から離れて! 巻き込まれるわ!」
リアスは回復中の朱乃達だけでなく、空で戦っているバアル眷属に命じて、その場から退避させる。
破壊と破壊の衝突は空にいた邪龍をも巻き込み、地に落としていた。
もし、あのままあの場所にいたら、確実に巻き込まれていただろう。
「オオォォアァァァァァァァァッ!」
「ラァァァァァァァァァァァァァッ!」
雄叫びをあげる二人の戦いは更に激しさを増していく。
サイラオーグの闘気は拳を打ち出す度に膨れ上がり、止まることを知らない。
既に魔王クラスですら、叩き伏せる力を発揮している。
そんなサイラオーグの拳を真正面から受けてもラズルは倒れる気配を見せない。
全身から燃え盛る炎のようなオーラを発して、力を高めている。
そう、サイラオーグが闘気を高めた分だけ、ラズルもそのオーラを高めていっているのだ。
サイラオーグはラズルの攻撃をギリギリのところで避けているが、紙一重の回避では完全に回避できているとは言えない。
ラズルの一撃は余波だけで『覇獣』の鎧を破壊し、生身の部分にまで傷を負わせている。
だが、サイラオーグとて決して負けている訳ではない。
次から次へと拳を乱打し、ラズルの顔に、腕に、腹にめり込ませている。
鋭く、濃密な闘気はラズルの強靭な皮膚を裂き、ダメージを与えているのだ。
「こいつならどうだぁぁぁぁぁぁッ!」
ラズルの巨体から振り下ろされた豪腕が獅子の鎧を砕き、圧倒的過ぎる力によってサイラオーグを地面に叩きつける。
サイラオーグは鎧の各部が壊れ、既にボロボロ。
『覇獣』による影響もあり、外だけでなく内側も限界に近い。
それなのにサイラオーグは立ち上がった。
蓄積されたダメージで震える体に鞭を打ち、眼前の敵を見据えた。
対するラズルは『覇獣』を解放したサイラオーグの攻撃で全身に深いダメージを負っている。
だが、ラズルの方が優勢なのは周りから見ても明らかだった。
ラズルは鼻血を拭いながらサイラオーグに言う。
「おまえ、それ以上やったら死ぬぜ? なにがおまえをそこまでさせる? 何のために命をかける?」
サイラオーグに問うラズル。
サイラオーグは途切れ途切れで言葉を紡ぎだした。
「俺にも守りたいものの………一つや二つはある。俺自身の夢、俺に着いてきてくれた眷属、俺の背中を押してくれた母。そして………夢を見る冥界の子供達」
そこまで言った後、サイラオーグは血反吐を吐き出した。
内臓もいくつか潰れている。
骨も何本かは砕けている。
それでも、彼の目から灯は消えない。
ギラギラと輝かせ、闘志を溢れさせていて―――――
「俺は負けん! 負けられんのだ! ここでおまえを打ち倒し、冥界を守る! おまえが、おまえ達がいかに強くとも、俺はそれを超える!」
どこにそんな力が残っているのだろうか。
サイラオーグは全身から莫大な闘気を放ち始めた。
それはこれまでの戦いに無いほど、強力で強大。
再び『
ラズルが口を開く。
その声音には畏怖と敬意が籠められていて、
「凄い奴だよ、おまえは。己の身一つで、この俺にここまで食らいついてくるなんてな………」
そこまで言うとラズルはサイラオーグの前に立ち、構えをとった。
そして、高らかに叫んだ。
「我が名はラズル! 父アセムより『破軍』の称号を与えられし者なり! 我が好敵手サイラオーグ・バアルよ! 我らはどちらも破壊を得意とする者! どちらが真の破壊か、その命が燃え尽きるまで存分に比べようではないかッ!」
「望むところだッ!」
超至近距離からの肉弾戦―――――。
足で大地を踏みしめ、自慢の拳でただ殴り合う。
避けることはしない。
己の意識が途切れるまで、相手の灯が消えるまで、殴り続ける。
その光景に朱乃が口を開いた。
「リアス、これは………」
「ええ。―――――あの戦いの再現ね」
リアス率いるグレモリー眷属とサイラオーグ率いるバアル眷属のレーティングゲーム。
あの戦いの最後に一誠とサイラオーグが見せた漢の戦い。
あの光景がほぼそのまま目の前で繰り広げられていた。
あの時、サイラオーグは不利な状況から一誠を追い込んだ。
歴代最高の赤龍帝を、魔王クラスと称されるあの男を、鍛え抜かれた拳と勝利への執念であと一歩のところまで迫ったのだ。
そして、今も―――――。
「ガッ………! ぬぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁ!」
サイラオーグの拳がラズルにめり込み、ラズルが苦悶の声をあげた。
サイラオーグの命をかけた拳は確実にラズルに届いている。
鎧の大半が壊れてしまった今、サイラオーグが限界なのは明らか。
だが、それでも、サイラオーグの拳はあのラズルに届いている。
サイラオーグの一撃一撃にラズルの肉体が爆ぜ、真っ赤な血が足元に滴り落ちていた。
肩を上下に揺らしながら、ラズルは苦笑する。
「はっ、はっ、はっ………ったく、どこにこんな力があるんだか」
「言ったであろう? この俺の命を糧にしていると。俺は、俺の命に変えても、おまえに滅びを与えよう………!」
刹那、サイラオーグが纏う闘気に変化が訪れた。
オーラは獅子の形となり、彼の体を包み込んだ時―――――。
(今のは目の錯覚………? でも―――――)
もしかしたら、目の錯覚なのかもしれない。
サイラオーグの突き出す拳に誰かの手が添えられていたような気がした。
その手は見覚えのある女性のもので―――――。
サイラオーグがフッと笑んだ。
「俺はおまえと戦えたことを誇りに思う。おまえは敵だ。世界を、冥界を脅かす存在だ。だが、こうして拳を交えることができたことは嬉しく思う。おまえのおかげで、俺はまだまだ先に進めるようだ」
サイラオーグの右腕に黄金のオーラが集まっていく。
先程までの危険な雰囲気は感じない。
むしろ、温かさすら感じるもので―――――。
殆どが砕け散った鎧の中、残っている胸の獅子が言った。
その声音はどこか誇らしく、歓喜に満ち溢れていた。
『我が主よ、我が王よ。貴方は限界を超えられた。貴方の高潔な魂は更なる高みへ―――――』
「我が分身よ、我が獅子よ。共に駆け上がろうではないか。この好敵手を超えるために―――――」
黄金に輝く拳がゆっくり引かれる。
そして―――――。
「―――――終わりにしよう」
サイラオーグの拳がラズルの肉体を打ち砕いた―――――。
[三人称 side out]
~あとがきストーリー~
サイラオーグ「兵藤一誠、おまえに相談があるのだが」
イッセー「相談? 珍しいですね。どうしたんですか?」
サイラオーグ「うむ。実はな………あのレーティングゲームの後、コリアナが何かに目覚めたようでな………。その件で――――」
イッセー「すいません! すいません! 本当にすいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
~あとがきミニストーリー 終~
サイラオーグさんでシリアスブレイクッ!