ハイスクールD×D 異世界帰りの赤龍帝   作:ヴァルナル

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今回はシリアス………ないない(ヾノ・∀・`)


43話 本気のベル

[美羽 side]

 

 

ボクは固唾を呑みながら、二人の撃ち合いを見ていた。

アリスさんとヴィーカ、神クラスの力を持った二人の全力。

 

アリスさんの槍捌きを華麗にかわすヴィーカ。

槍に纏わせている白雷、その余波ですら掠めないようにギリギリのところで避けての反撃。

一度、攻撃が乗ってしまうとそこからはヴィーカのターンで、手に握った武器を状況に合わせて持ち変え、アリスさんの間合いを殺しに来ている。

この戦い方自体は以前と変わらないけど、攻撃の激しさはレベルが違う。

 

ヴィーカの展開した結界『武器庫』。

この結界の中では彼女の身体能力が爆発的に上がるだけでなく、使える武器の強さも桁違いとなる。

 

今の彼女が握っている槍は神具クラス。

つまり、ロキ襲撃の際に使ったミョルニルや北欧の主神オーディンのグングニルと同等の力を持っているということ。

それだけでも異常なのに、この結界の中に散らばる武器全てが神具クラスというから、嫌になる。

 

「久しぶりにこういうのはどうかしら?」

 

槍を捨て、ヴィーカが呼び出したのは二丁の拳銃。

全体が白く、金の装飾が施されていて、拳銃としては派手なものだ。

ヴィーカはそれぞれの拳銃を両手で握ると同時にアリスさんに向ける。

すると、銃口に背筋が凍るくらいの力が集まっていき―――――

 

「ちょ………なによ、それ………!?」

 

アリスさんも銃口に集まる光に冷や汗を流している。

そんなアリスさんにヴィーカはニコリと笑んで、

 

「バーン!」

 

その声と同時に引き金が引かれた瞬間―――――極大の光がアリスさん目掛けて放たれた!

 

「あぶなっ………!」

 

アリスさんは横に大きく飛んで避けるが、それを追いかけるようにヴィーカは銃口を動かしていく。

二丁の拳銃から放たれる破滅の光がアリスさんをどこまでも追いかけていく!

 

アリスさんもそう簡単に捕まったりはしないけど、あの光が到達した地点では大爆発が起こり、そこにいた者達は全て破滅の光に呑まれて消えていく。

 

アリスさんは高速で動きながら叫んだ。

 

「その銃、装填いらないの!? というか、どんだけ馬鹿げた威力してるのよ!?」

 

「だって、神具だもの。ちなみに無限に撃ち続けることが出来まーす」

 

気楽な口調でそう言うと、ヴィーカは拳銃を指でくるくる回して再度、アリスさんに向ける。

銃口に魔法陣が展開したと思うと、魔法陣は一枚、二枚と増えていき、大きく広がっていく。

やがて数百枚の魔法陣が銃口の周りに展開されて、

 

「これが無限連射よ」

 

先程と同じ光が魔法陣一枚一枚に集まり――――一斉に撃ち込まれる!

止まることのない砲撃!

ヴィーカが引き金を引かなくても、断続的に光がアリスさんを襲いかかっている!

 

これにはアリスさんもたまらず………

 

「なにそれズルい!」

 

顔を青くして逃げに回っていた。

 

聖なる弾丸とかなら、アリスさんが纏っている白雷のオーラで炭に出来たんだろうけど、この無限に続く砲撃にはそんなことが出来ない。

 

逃げるアリスさんをヴィーカが挑発する。

 

「あらあら? 逃げてるだけじゃ、私には勝てないわよ?」

 

「うっさい! あんまり舐めてると痛い目見るわよ!?」

 

「そう? 是非とも見せてもらいたいものだわ、貧乳王女様♪」

 

 

ブチッ

 

 

あ………なにかものすごい音が聞こえてきた。

多分、幻聴………じゃないよね。

 

そう思った時、月夜の空を覆うかのように白金色のオーラが広がっているのが見えた。

白金の雷が空を支配し、周囲に巨大な落雷を落としていく。

 

オーラの中心を見ると、アリスさんが幽鬼のような表情を浮かべていた。

 

「言ったわね………また、言ったわね………」

 

アリスさんの後ろに尋常ではない大きさの雷が落ちる。

触れたものは全て炭にするその雷はアリスさんの心情を映しているようで………。

 

アリスさんはヴィーカを睨むと、カッと目を開いて叫ぶ!

 

「貧乳じゃないもん! 前よりも大きくなったし! あんただって、そこは認めてたでしょうが! というか、このやり取り何回目!?」

 

「えー………だって、揺れてないし。谷間もないし。大きくなったって言うなら――――」

 

ヴィーカはアリスさんに見せつけるように前屈みになると、腕で胸を寄せ、ダイナミックに強調する。

 

「これぐらいは出来るようにならないと♪」

 

うん、おっきい。

お兄ちゃん好みの巨乳だ。

 

強調されたヴィーカの胸にアリスさんは肩をワナワナ震わせて、

 

「もいでやる! その乳もいでやるぅぅぅぅぅ! アルビリス! あの女の胸をもぐために力を貸して!」

 

アスト・アーデに伝わる霊槍になんてお願いをしてるんだろう。

 

しかし、主の願いに槍は応えてくれたようで、その力を発揮してくれた。

目映い光が槍から発せられ、アリスさんの力を更に高めていく!

解放された力がヴィーカの無限砲撃をかき消した!

 

これにはヴィーカも驚いたようで、

 

「嘘ッ!? えっ、そんな想いに応えるの、その槍!?」

 

「覚悟なさい! しばき回してやるわ!」

 

ボクがこの二人の戦いを間近で見たのはアグレアスが初めてだったけど………毎回こんなやり取りをしてたのかな………?

 

 

 

 

アリスさんとヴィーカが激戦を繰り広げる中、ボクとディルちゃんは動けないでいた。

本当ならアリスさんに加勢して決めてしまいたいところだけど………。

 

「………」

 

いつもと変わらない、眠たげな目で空を見上げるベル。

彼女の視線の先には神の力を纏い衝突するアリスさんとヴィーカ。

 

ボク達が動けない理由は彼女の存在があるからだ。

下手に動いてしまってはベルの術中に嵌まる。

アウロス学園襲撃の際、ボクは彼女の罠に引っ掛かり、全く身動きが取れなくなるという最悪の事態に陥った。

あの時はディルちゃんが助けてくれたから、生き残ることが出来たけど、今度はどうなるか分からない。

 

それに彼女は先程から何やら言い知れぬオーラを纏っている。

何かを準備しているのは間違いないだろう。

 

ボクがベルを警戒していると、彼女はこちらに顔を向けて口を開いた。

 

「………お姉ちゃん、ベルと戦う?」

 

「戦う………しかないのかな? ボクとしてはキミと戦う時間があるなら、お兄ちゃんのところに加勢に行きたいんだけど」

 

「………それはダメ。今はまだパパのところには行かせられない」

 

「なんで?」

 

ボクが簡素にそう問いかけると、ベルはこちらをじっと見て言う。

 

「………まだ、パパ達の決着が着いていないから。パパがお姉ちゃん達の声を聞くのはその後」

 

「ボク達の声………?」

 

どういうことだろう?

アセムがお兄ちゃんとの決着を着けるまで、ボク達を足止めするというのなら分かる。

でも………その後?

ボク達の声?

 

「それはどういうことかな?」   

 

「………言えない。言ったら意味がなくなっちゃうってパパが言ってた」

 

そう言うと、ベルは指先で宙に絵を描いていく。

描かれたそれは光輝くと、絵の中から這いずるように出てきた。

 

ディルちゃんが出てきたものを見て呟く。

 

「八岐大蛇………いや、少し違うか」

 

八つの首を持つドラゴン―――――『霊妙を喰らう狂龍(ヴェノム・ブラッド・ドラゴン)』八岐大蛇。

伝説の邪龍の一体とよく似てはいるが、所々が違う。

頭には血のように赤い目が六つずつあるし、八つの首が繋がる胴体の部分からは巨大な翼が生えている。

恐らく、八岐大蛇の形状をベルが色々と混ぜた結果なのだろうけど………。

 

「だけど、毒も再現されているようだね」

 

牙から滴り落ちる液体。

液体が地面に落ちるとシュゥゥという音を立てて、溶かされていた。

 

ベルが掌をこちらに向けると、主の指示を聞き入れた八つ首のドラゴンが咆哮をあげて襲いかかってきた。

八つの首、それぞれが意思を持っているようで、毒を吐き出す、炎を噴く、牙を突き立てるといったバラバラの行動を取ってくる。

 

ボクはディルちゃんに身体能力強化の魔法をかけた後、二人で左右に展開。

ボクは魔法で、ディルちゃんは槍と剣で応戦し、ドラゴンの首に攻撃を加えていく。

 

迎撃する中でボクは思ってしまった。

 

―――――弱い。

 

この場面、最終決戦ともいえるこの戦いは互いに本気を出すものだと思っている。

現にヴィーカも奥の手を発動して神姫化したアリスさんと激戦を繰り広げている。

それなのにベルは例の魔神よりも弱い魔獣を作り出して、ボク達を迎え撃っている。

 

全ての首を落とされたドラゴンは活動を停止して、塵となって空に消えた。

後から作られた怪鳥も、巨大な獅子も、全長が百メートルはある大蛇も。

上級悪魔クラスですら敵わない強さを持った魔獣だけど、神姫化したボクとディルちゃんのコンビなら何百体来ようとも撃退できる。

 

まぁ、数が多すぎて中々攻め難いんだけどね。

もう一面真っ黒になるくらい、魔獣が作られている。

しかも、防御に特化した魔獣もいて、ボクの魔法を防ぐ障壁を展開する魔獣もいる。

そういう魔獣はディルちゃんが剣で叩き潰してるけど………これらを二人で相手にするのは面倒だ。

 

すると、ボクと同じ違和感を覚えたのか、ディルちゃんが訊いてくる。

 

「ねぇね、気付いていますか?」

 

「うん、魔獣に手応えが無さすぎる。明らかに手を抜いてるような………それとも、何らかの理由で力を制限されているのか」

 

「何にせよ、術者本体を狙うのが手っ取り早いですね」

 

そう述べるとディルちゃんは槍を両手で握り、低姿勢となる。

ボクはディルちゃんに触れて術式をマーキングすると同時に彼女の足元に風の魔法を発動。

渦を巻いた風がディルちゃんを弾丸のように撃ち出した!

突撃コースを邪魔されないようにボクは後方から魔法の砲撃を魔獣の群れに浴びせていく!

 

ベルの企みが発動する前にケリを着ける。

そのためにはベル本人を早々に倒さなければならない。

だけど、ボクが本気の魔法を放ったところで、恐らくベルは魔法障壁で防いでしまうだろう。

ならば、ディルちゃんの持つ魔槍の力で彼女の術式を崩せば良い。

 

目にも止まらぬスピードでの突貫はベルに新たな魔獣を作らせる時間を与えず、読み通りに彼女に魔法障壁を展開させた。

幾重にも展開された魔法障壁に魔槍が触れた瞬間、強固な障壁は術式を崩され儚く散っていった。

そして、槍がベルを貫く―――――はずだった。

 

「私の妹はやらせなくてよ?」

 

本当に一瞬だった。

ディルちゃんとベルの間にヴィーカが現れ、槍の一撃を防いだのだ。

 

あのスピードを止められた………!?

いや、今は驚くよりも………!

 

「ディルちゃん!」

 

ヴィーカの剣がディルちゃんを斬りつける直前に、予め着けておいたマーキングを発動させて、ボクの元にディルちゃんを強制転移させる。

 

本当なら槍の一撃を何らかの形で防がれた時にディルちゃんを強制転移させて、ベルを爆撃しようと思ったんだけどね………。 

まさかアリスさんと戦闘中のヴィーカが防ぎに来るなんて思ってなかった。

ヴィーカが相手だとボクの爆撃は間に合わないし、危うくディルちゃんが斬られるところだった。

 

アリスさんが近くに降りてくる。

 

「ゴメン、抜かれたわ。っていうか、イッセーもそうだけど、あいつのシスコンも異常ね。ものすんごいスピードで守りにいったもの」

 

そう言うアリスさんの体を見ると、衣服のあちこちが破れていて、複数箇所から血が滲んでいた。

対するヴィーカも同様のところを見ると二人の実力は拮抗しているらしい。

 

ボクはアリスさんに言う。

 

「気にしないで。ボク達も攻めあぐねてたし」

 

「まぁ………こんなうじゃうじゃいたらね………」

 

数えるのが馬鹿らしくなる魔獣の群れにうんざりしているアリスさん。

 

ベルの無尽蔵とも思える創造力は見るたびに改めて危険性を認識させてくれる。

 

互いの陣営で固まり、相手の出方を探る中、ヴィーカがベルに言った。

 

「ベル、そろそろいけるかしら?」

 

「………うん、もう出来る」

 

「それじゃあ、よろしくね♪」

 

ヴィーカの言葉に頷くと、ベルは一歩前に出た。

彼女の手元には不気味なオーラが発せられていて、見るだけで嫌な汗が流れ始める。

 

「何をするつもりなの………!?」

 

ボクの問いにヴィーカが答える。

 

「ウフフ、ベルがお父様から与えられたのは『絵師』。描いたものをそのまま造り出す能力。まぁ、他にも触れた対象を分析したりもできるけど。でもね、その分析した力はベルの中に一つの『絵』として保存されているの。私の『武器庫』みたいに。ここまで言えば分かるかしらね」

 

ヴィーカの『武器庫』は今までに創造した武器を蓄え、その領域内では強大な力を持つ神具をも扱える。

ベルの力もヴィーカと同じって………、

 

「まさか………!?」

 

嫌な考えがボクの頭を過る。

もしそうだとしたら、最悪の事態になる………!

 

ボクは魔法陣を何十、何百と展開。

あの魔法を発動させる!

 

「皆、全力で防御を! ミーティア・フォールラインッ!」

 

龍を模した魔法杖を相手にかざして発動するのはアグレアスで使った隕石落とし!

空を見上げると、巨大な灼熱の塊がヴィーカとベルの頭上に落下している!

ベルの魔神ですら踏み潰したこの大魔法なら………!

 

灼熱の塊が落ち、大地震が起こる。

隕石が落ちた衝撃波とそれに伴う爆風が一帯を破壊し尽くしていく。

ボクは強固な結界を展開して、味方を衝撃から守るが………。

 

揺れが止んだ後に残ったのは天まで立ち上る黒煙と焼け野原。

結界で防いでいない範囲は隕石の衝撃で見るも無惨な光景に変わり果てていた。

 

アリスさんが呆然としながら言う。

 

「あのね、美羽ちゃん………やり過ぎ」

 

「うっ………だって………」

 

「いや、分かるけどさ。私も嫌な予感したし。でも………まぁ、言っても仕方ないわね。終わった後だし。というか、相手もまだピンピンしてるようだし」

 

爆煙で相手の様子は見えないけれど、結界が解かれていないことから、そこまでのダメージは与えられていないようだ。

隕石落としなら、防がれても防御の上から潰せると思ったんだけど………。

 

やがて視界が晴れ、ベルとヴィーカの姿が見えてくる。

ボク達の前に姿を見せた二人は無事だった………衣服を除いて。

 

「あらら………私のお気に入りの服だったのに………」

 

服が大きく破れたことにより、より扇情的な姿になったヴィーカ。

お兄ちゃんがこの場にいたなら、間違いなく釘付けになっていただろう。

 

「………ススだらけ」

 

ヴィーカが守ったのか、ベルの服はそこまで破れていなかったけど………。

幼げな雰囲気な少女がスス汚れたボロボロの服を着ているというのは………犯罪臭がする。

 

ヴィーカがハンカチを取り出して、ベルの顔を拭いていく。

 

「加減を知らないんだから~。もしかして私達をスッポンポンにしようとしたのかしら? エッチな娘ね♪」

 

「違うよ! そもそもキミ達相手に加減なんて出来ないよね!?」

 

「エッチな娘ってところは否定しないの?」

 

「そ、それは…………」

 

「ま、まぁ、美羽ちゃんって見た目と違って性欲強いしね………イッセー限定で」

 

返事に困るボクに続き、アリスさんも何とも言えない評判でそう返す。

 

エッチな娘でごめんなさい!

でも、そう言うアリスさんだって、お兄ちゃん限定ではエッチだと思うんだ!

何気に『休憩室』の利用回数多いし!

 

ヴィーカがベルに言った。

 

「隕石も防いだことだし、ベル、ちゃっちゃっとやっちゃいましょう」

 

「うん」

 

高まっていたベルの力が解放される―――――。

 

ヴィーカが展開した『武器庫』と同規模に広がったオーラが一面を黒く染めていく。

まるで黒い海だ。

黒い海が波打ち、海面からヌゥッと何かが出現する。

数は千、万、それ以上………。

 

出現したそれを見てアリスさんが呟いた。

 

「絵画………?」

 

そう、それは額に納められた絵だった。

 

――――赤き龍の帝王。

 

――――滅びを操る紅髪の姫。

 

――――聖と魔の狭間の剣士。

 

――――天候を操る天使。

 

――――遥か果てまで撃ち抜く狙撃手。

 

――――最強の剣士。

 

他にも見覚えのある人達の絵がこの空間に召喚されていて―――――。

 

「………『魔導絵師の美術祭』。ベルも本気………だす」

 

真っ白な少女は眠たげな表情のまま、そう告げた。

 

 

[美羽 side out]




~あとがきミニストーリー~


アセム「この僕、アセムが世界を粛清しようと言うのだよ、勇者君!」

イッセー「エゴだよそれは!」


イグニス「この私、イグニスお姉さんはガブリエルちゃんのおっぱいを揉み揉みしたいのだよ、イッセー!」

イッセー「エロだよそれは! やめて! ガブリエルさん堕ちたら俺が色々な人から怒られるから!」


ゼノヴィア「この私、ゼノヴィア・クァルタはイッセーになら苛められたいぞ! その………縄で縛られて後ろからというのも……」

イッセー「エムだよそれは! 俺にも責任あるけど、本当に目覚めたのな!」

イグニス「それじゃあ、ゼノヴィアちゃんにケモミミと尻尾を着けさせて、ワンワン鳴かせちゃいましょう。媚薬と三角木馬も使って~」

イッセー「マニアックだよそれは!」


~あとがきミニストーリー~

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