FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神 作:タイトルホルダー
それではいきましょう。
せーの、
ラクサァァァァァァス!!!(フリード風)
ナツ「やっぱりシャバの空気はうめえ!最高にうめえ!」
牢から出られたナツはいつも通り
ちなみに、トールとパオラとアニスは今カウンターにいる。実はトールたちが帰ってきたとき、アニスがトールに抱きついてきたのだ。アニスの様子を見てトールはアニスにも心配をかけたと思い、アニスとパオラに何か奢ることにしていた。
ナツ「自由って素晴らしいっ!!フリーダァーッム!!」
ジェット「うるせえな」
ドロイ「やかましいっ!」
ルーシィ「結局“形式だけ”の逮捕だったなんてね。心配して損しちゃった」
グレイ「そうか!カエルの使いだけにすぐに帰る!」
パオラ「うわ・・寒・・」
エルフマン「・・・で、エルザとトールとの漢の勝負はどうなったんだよナツ」
ルーシィ「漢!?」
ナツ「そうだ!!忘れてたっ!!今度はお前と勝負だ!トール!」
トール「じゃあ勝ったら飯を奢るってことで」
ナツ「行くぞー!!」
トールとの勝負に燃えるナツは手に炎を纏って殴りかかる
トール「ふん!!」
ナツ「ギャバァ!!!」
しかし、トールがナツを
グレイ「ぎゃはははっ!だせーぞナツ!!」
エルフマン「やっぱりトールは強ェ!」
パオラ「流石ねトール!」
トール「そんなわけで、飯代は頂いたぜ」
トールはナツの財布から金を抜き取り、カウンターへ戻っていった。
ルーシィ「あーあ・・・また店壊しちゃってぇ」
ミラ「ふふっ」
マカロフ「ふぬ」
ミラ「どうしました?マスター」
マカロフ「いや・・・眠い・・・」
トール「(!あいつか・・・!)」
マカロフ「・・・奴じゃ」
ミラ「あ」カクン
すると、ミラが深い眠りに落ちた。
エルフマン「!」
グレイ「これは!!」
エルザ「くっ・・・」
パオラ「眠・・・」
ルーシィ「」パタン
ミラだけではない、フェアリーテイルのほとんどの魔導士が眠りについた。
トール「・・・・・」
だがトールは起きていた。トールは寝ているアニスを抱きかかえてギルドの入口を見ていた。トールとマカロフ以外の魔導士が眠りについたころ、ギルドの扉を開けて入ってきた男がいた。その男は顔を布で覆っていて、知らない人から見たら怪し過ぎる格好だった。
トール「よおミストガン。調子はどうだ?」
ミストガン「トールか・・・相変わらずのようだな」
トール「そっちこそ相変わらずだな。なんかあったら俺にいってくれよ、仲間なんだしよ」
ミストガン「・・・・・」
トール「お前が普段なにやってるかは知らないけど詮索はしない。仲間と言えど秘密の一つや二つはあるだろうしな。でも俺はお前のやってることが正しいことだと信じているぜ」
ミストガン「・・・感謝する・・・」
ミストガンは依頼板の前に立ち依頼書を取る。そして依頼書をマカロフに見せて出発の準備をする。
ミストガン「行ってくる」
マカロフ「これっ!!眠りの魔法を解かんかっ!!!」
ミストガン「伍・・・四・・・参・・・弐・・・壱・・・」
カウントダウンと共にミストガンはギルドをあとにした。
ルーシィ「っ!!」パチッ
エルザ「っ!!」パチッ
グレイ「っ!!」パチッ
パオラ「っ!!」パチッ
ナツ「zzz・・・」
ミストガンがいなくなると同時にギルドのメンバーは目を冷ます。・・・約一名、ミストガンの眠りの魔法が解けても眠ったままだが。
ジェット「この感じはミストガンか!!?」
レビィ「相変わらず強力な眠りの魔法だね・・・」
ルーシィ「ミストガン?」
パオラ「フェアリーテイル最強候補の一人よ」
ルーシィ「最強候補って・・・エルザと同じくらい強いって事!?」
アニス「どういう訳か誰にも姿を見られたくないらしくて、仕事をとる時はいつもこうやって全員を眠らせていくのよ」
ルーシィ「何それ怪しすぎっ!!」
グレイ「だからマスター以外誰もミストガンの顔を知らねえんだ」
「いんや・・・オレとトールは知ってっぞ」
2階から声が響く
エルフマン「ラクサス!!」
ワカバ「いたのか」
マカオ「めずらしいなっ!!」
ルーシィ「誰・・・?」
グレイ「もう一人の最強候補だ」
ラクサス「ミストガンはシャイなんだ、あんまり詮索してやるな」
ナツ「(ピクッ)ラクサスーッ!!オレと勝負しろーっ!!」
ラクサスの声に目が覚めたナツはいつものようにラクサスに喧嘩を売る。
パオラ「さっきトールにやられたばっかじゃない」
ラクサス「そうそう、トールに勝てねえようじゃオレには勝てねえよ。まずはエルザを倒すことから始めるんだな」
エルザ「どういう意味だ」ゴゴゴゴ
グレイ「おおい、落ち着けよエルザ・・・」
挑発的な言葉に腹を立てるエルザをグレイはビビりながらも注意する。
ラクサス「俺が最強って事さ。なあ、トール?」
トール「・・・ああ、そうだな。俺やエルザよりラクサスのほうが強いしな」
アニス「そんなあっさり認めていいの?」
トール「実際俺はラクサスに一度も勝ててないし」
ラクサス「そういうこった。おいトール」
トール「?」
ラクサス「ちゃんとS級クエストも受けろよ。S級魔導士の格が下がっちまうぜ」
トール「ああ、そうだな。最近受けてなかったからするか」
そういってトールはアニスをつれて2階へ登っていった。だが、周りの嫌悪な雰囲気はまだ続いている。
ナツ「降りてこい!コノヤロウ!!!」
ラクサス「お前が上がってこい」
ナツ「上等だ!!」
ナツが急いで2階に上ろうとするが、マカロフがに止められる。
マカロフ「2階に上がってはならん・・・まだな」
ラクサス「ははっ!!怒られてやんの」
ナツ「ぐぅ・・・」
マカロフ「ラクサスもよさんか」
ラクサス「フェアリーテイル最強の座は誰にも渡さねえよ。トールにもエルザにもミストガンにも、そしてあのオヤジにもな!オレが・・・最強だ!!!」
そしてラクサスは奥のほうへいき、代わりにトールとアニスが2階から降りてきて依頼書をマカロフに見せて魔導ミニ飛行艇ドラグーンで出発していった。
アニス「ねえトール」
トール「ん?」
二人はドラグーンにのりながら話していた。
アニス「なんでラクサスが最強って言ったの?ギルダーツのほうが強いんじゃない?」
トール「・・・まあ、否定はしない。でも正直いうと半分くらいは願望も混じってる」
アニス「願望?ラクサスがギルダーツに勝ってほしいっていうこと?」
トール「・・・まあな」
トールはラクサスのことを憧れていたし、いつかは勝ちたいとも思っていた。だから何度も勝負もしていた。・・・残念ながら一勝もしていないが。でもリサーナの一件以降、ラクサスは変わってしまい、トールとラクサスの勝負を見たものは一人もいなかった。
トールはラクサスに勝ち逃げされたようで悔しいし、同時に勝負が出来ず、寂しいと思っていた。
トール「一体どうしちまったんだよ、ラクサス・・・」
トールの呟きは風のせいでアニスに聞かれることはなかった。
その夜・・・
ルーシィ「さっきマスターが言ってたでしょ?2階には上がっちゃいけないってどうゆう意味で
すか?」
ミラ「ルーシィにはまだ早い話だけどね、2階の依頼板には1階とは比べ物にならないくらい難しい仕事が貼ってあるの。S級のクエストよ」
ルーシィ「S級!!?」
パオラ「一瞬の判断ミスが死を招くような危険な仕事よ。その分報酬もいいけどね」
ルーシィ「うわ・・・」
ミラ「S級の仕事はマスターに認めれれた魔導士しか受けられないの。資格があるのはエルザ、ラクサス、ミストガンを含めてまだ6人しかいないのよ」
パオラ「トールもそのうちの一人よ」
ルーシィ「へえーそうなんだ。だからトールは2階に上がっても何も言われなかったし、パオラがトールと仕事に行かないのね」
ミラ「S級なんて目指すものじゃないわよ。本当に命がいくつあっても足りない仕事ばかりなんだから♡」
ルーシィ「みたいですね」
パオラ「あたしは目指すわよ。トールと同じ景色を見てみたいし。・・ってやばっ、もうこんな時間!じゃああたしは行くね」
ルーシィ「どこへ?」
パオラ「エルザと仕事に行くんだけど夜行列車で行かないと間に合わないの。エルザと駅で待ち合わせているから。じゃあね!」
そういってパオラは駅へ向かっていった。
ルーシィ「じゃああたしも帰ろっかな。明日は買い物でもしよっかな~」
だがルーシィはその夜、ナツやハッピーに誘われ、報酬が世界に12個しかない黄道十二門の鍵に惹かれ、買い物ではなくS級の仕事にギルドに無断で行ってしまうのだった。
一方その頃・・・
トールとアニスは仕事先の途中にあるホテルに泊まっていた。そして風呂にも入り、寝る準備万端だったが、二人は話をしていた。
アニス「ねえトール。受けた依頼って今日やったやつだけじゃないでしょ?」
トール「そうだけど?」
アニス「疲れない?」
トール「大丈夫だって」
トールたちはホテルに泊まる前に一つ仕事を終えてきたのだ。依頼内容は『巨大彩鳥バシリスクの討伐 報酬300000ジュエル』。だがこれだけではない。翌日には『ガルダン橋の整備 報酬30000ジュエル』、そしてS級クエスト『疾風迅雷の獣“ジンオウガ”の討伐 報酬9000000ジュエル』の2つをうける。なぜそんなに受けたのかというと、理由は簡単、仕事先が近いからである。
そんな中トールは別のことを考えていた。
トール「(それにしてもミストガンのやつ・・・)」
トールはミストガンのことを考えていた。姿を隠してはいるが、ギルドに害を与えるわけではないと信じているから別にいい。だが、ごくたまに奇妙な動きをする。
それはトールを見て少し、ほんの少しだけ笑いを堪えているように見えるのだ。気のせいかもしれないが少しだけ顔が震えている時があった。もちろん確証が全くないので本人には言わないが。
トール「やっぱ不思議なやつだなアイツ・・」ボソッ
アニス「どうしたの?」
トール「いや、何でもねえさ」
アニス「じゃあおやすみ」
トール「ああ、おやすみ」
そうして二人は眠りについた。
トールがラクサスに抱いている感情はナツがギルダーツに抱いている感情と似たようなものです。憧れていて何時かは越えたいと思っているという気持ちです。
最後のはちゃんと意味がありますよプクク。エドラスのための伏線ということでクスクス。
いや~エドラス編が楽しみですな~(笑)