FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神 作:タイトルホルダー
ナインハルトの魔法は死んだ人しか出せないのかな?もしそうだとしたらシモンのこととか考えなくちゃな。でもそれで言うと斑鳩はもう死んだということになるな。
もっと
パオラ「まったく、なんでこんなことになったのよ」
パオラはイライラしていた。無理もない。本当ならギルドに戻って家に帰り、すでに休んでいるはずだったのに、勝手にS級に行ったナツたちを連れ戻しに行くことになったのだから。
トール「まあそう怒るなって」
アニス「ZZZ………」
そんなパオラをトールが落ち着かせる。ちなみにアニスはトールに抱えられて寝ている。
パオラ「勝手にS級に行ってマスターに認められるんなら誰だって行ってるわよ。てゆうか入ってすぐギルドのルールを破るってルーシィは何がしたいのよ」
トール「(絶対報酬に目が眩んだな)」
エルザ「パオラの言うとおりだ。ケジメはしっかりつけるぞ。でないと示しがつかない」
トール「ま、破門関係なしに
エルザ「ふふ、今から腕がなるな。楽しみだ」
そんな話をしていると、島の海岸へと向かっている巨大なネズミがいた。しかもそのネズミは空を飛んでいる。ネズミをいち早く見つけたパオラはみんなに知らせる。
パオラ「ねえ、あれって何なの?」
パオラが指差した方向を見ると、さっきパオラが見たものと同じ光景を見た。
トール「ネズミ……か?なんかあの顔見ると腹立ってくるな………」
パオラ「あ、落ちたよ!」
エルザ「行ってみるか。何か手がかりくらいはつかめるかもしれん」
エルザたちはネズミを追いかけていった。
ルーシィ「や、やだ……、足が動かない………!」
何とか元
そこに彼女のパートナーである大ネズミのアンジェリカが上空に飛びあがって、ルーシィを押し潰そうとしていたのだ。
ルーシィ「きゃあああああああ!!!」
ルーシィは眼を閉じて悲鳴を上げた。だが、いつまでたっても自分の身に何も起こらない。
不思議に思って強く閉じていた眼を開けてみると、
トール「よおルーシィ」
アンジェリカの巨体を持ち上げているトールがいた。
ルーシィ「トール!」
トール「全然重くねえな。メギンギョルズを使うまでもねえ」
アンジェリカ「チュウウウウウ!!!」
アンジェリカがトールに向けて拳を振りかざそうとするが、
パオラ「メテオブラスト!」
エルザ「ハァッ!!」
そのアンジェリカをパオラは流星魔法で、エルザは剣で攻撃した。
ルーシィ「パオラ!エルザ!」
エルザ「」ギロッ
ルーシィ「………さん」
ルーシィはエルザたちがやってきたことに嬉しく思ったが、同時に何でここにいるかを理解した。
ルーシィ「(そうだ!あたしたちギルドの掟破って勝手にS級クエストへきちゃったんだ!!)」
エルザ「私たちがなぜここにいるか、分かっているな、ルーシィ?」
ルーシィ「あ、いや、その……連れ戻しに……ですよね?」
ルーシィはエルザの剣呑な雰囲気に圧され、砂の上で正座しながら彼女の問いに答えた。
ハッピー「よかったー!ルーシィ無事だったぁ?」
その時ハッピーが
エルザ「トール」
トール「あいよ」
だが、トールのサイコキネシスによってすぐに捕まった。今はエルザに尻尾を掴まれて宙吊りにされている。
パオラ「ナツとグレイは一緒じゃないの?」
ルーシィ「そのことなんだけど……ちょっと聞いて欲しいの。勝手にS級に来ちゃったのは謝るけど、今この島は大変なことになってるの!氷付けの悪魔を復活させようとしてる奴等がいたり、村の人たちはそいつ等の魔力で苦しめられたり、とにかく大変なの!!!あたしたち………なんとか、この島の人たちを助けてあげたいんだ」
エルザ「興味無いな」
ルーシィ「じゃ…じゃあ、せめて最後まで仕事を……」
ルーシィの話に興味がないように、エルザは取り出した剣をルーシィの喉元に話の途中で突き付けた。
エルザ「仕事? 違うぞ、ルーシィ。貴様等はマスターを、ギルドを裏切ったのだ。ただで済むと思うなよ」
ルーシィ「(こ……怖い………)!」
エルザの強い敵意と迫力に、ルーシィは恐怖の涙を浮かべる。
思わずルーシィはトールとパオラに救いを求めるような目線を向けるが、
パオラ「……言っとくけど、あたしはかばうつもりはないから」
トール「ま、自分で巻いた種だ。自分で枯らせるんだな」
ルーシィ「そ、そんな~」
二人から救いの言葉は発せられなかった。
グレイ「どこだここは?」
翌朝、グレイは村の資材置き場の仮設テントで目を覚ました。
デリオラ復活の儀式を行っている遺跡の頂上で兄弟子・リオンに敗れ、ナツに運ばれる途中で気絶し、その後村が魔導士達の攻撃によって壊滅してしまい、翌日になって目を覚ました。
村人に昨夜起こった事を説明されたグレイは、指定されたテントに傷の痛みに顔を顰めながら何とか到着し、入り口をくぐった。
そこに自分たちを連れ戻しにきた者たちがいることを知らずに。
グレイ「!!!エルザ!?トールにアニス、パオラも!?」
そこに居たのはエルザ、トール、アニス、パオラ(アニスは寝ている)。そして縄で縛られているルーシィにハッピー。
自身はナツたちを止める側だったが、結局は自分もS級クエストに参加しているグレイは、思わずビビってしまう。
トール「だいたいの事情はルーシィから聞いたけど、つーかグレイはナツたちを止める側じゃなかったのかよ?」
グレイ「………」
エルザ「あきれて物も言えんぞ」
グレイ「ナ、ナツは?」
エルザ「それは私が聞きたい」
グレイ「ルーシィ…ナツはどうした?」
ルーシィ「わ、わからない。村で零帝の手下たちと戦ってたはずなんだけど。そいつ等は片付けられてたのにナツの姿が見当たらなかったの。それでとりあえずグレイの所へつれてけって言われて」
グレイ「よくこの場所がわかったな。村の資材置き場だと聞いたぞ」
ハッピー「オイラが空から探したんだよ。縛られたまま」
エルザ「つまりナツは此処が分からなくてフラフラしてる訳だな」
パオラ「もしかしたら遺跡にいるんじゃないの?」
エルザ「よし、ナツを探しに行くぞ。見つけ次第ギルドに戻る」
グレイ「な、何言ってんだエルザ……。事情を聞いたなら今この島で何が起こっているか知ってんだろ」
エルザ「それが何か?」
エルザの一言にグレイは唖然とする。
エルザ「私たちはギルドの掟を破った者を連れ戻しにきた。残るはナツ一人だ。それ以外のことには一切の興味がない」
グレイ「この島の人たちの姿を見たんじゃねーのかよ。それを放っておけというのか!?」
エルザ「依頼書は各ギルドに発行されている。正式に受理されたギルドの魔導士にまかせるのが筋ではないのか」
グレイ「見損なったぞ……エルザ」
エルザ「何だと?」
ハッピー「グレイ!エルザ様に何てことを!!」
ルーシィ「様……!?」
エルザ「おまえまでギルドの掟を破るつもりか。ただではすまさんぞ」
エルザは剣を取りだし、グレイの首先へと向ける。
だが、グレイはエルザがだした剣を掴んだ。
グレイ「勝手にしやがれ!!これはオレが選んだ道だ!!!やらなきゃならねえことなんだ」
剣を強く握ったグレイの手からは血が出るがグレイはそんなことは気にしない。
グレイ「最後までやらせてもらう。斬りたきゃ斬れよ」
そういってグレイはテントから出ていった。
トール「どーするよ?エルザ」
エルザはルーシィとハッピーのほうへ向かっていった。
ルーシィ「ちょ、エルザ…おおお落ち着いて………」
ハッピー「そうそう。グレイは昔の友達に負けて気が立ってんだよぉ~」
エルザは構わず剣を振り上げる。二人は悲鳴をあげる。だが切れたのは縄だけだった。
エルザ「行くぞ」
ルーシィ「え?」
パオラ「これじゃ、話にならないしね」
トール「まずは仕事を片付けてからだな。そろそろ起きろアニス」
アニス「ん……わかった……」
エルザたちのひとことにルーシィとハッピーは喜ぶが、
エルザ「勘違いするなよ。罰は受けてもらうぞ」
そのひとことに少しテンションが下がってしまった。
遺跡へ向かっている途中、エルザたちはグレイから零帝リオンが厄災の悪魔デリオラを復活させる目的を聞いていた。
ルーシィ「デリオラを倒す?それがあいつの目的なの!?」
トール「わざわざ氷漬けになっている奴をか?めんどくせーな」
パオラ「なんでそんなことするの?」
グレイ「…リオンは昔から、ウルを超える事だけを目標にしてきた。だから、そのウルがいなくなった今、ウルも倒せなかったデリオラを倒す事で、ウルを超えようとしている」
ルーシィ「そっか…死んだ人を超えるには、その方法しか……」
ハッピー「あい」
グレイ「いや、あいつは…リオンは知らないんだ」
パオラ「えっ!?」
グレイ「確かにウルは、俺達の前から居なくなった。だけど……、ウルはまだ生きている!」
「「「「「えっ!?」」」」」
エルザ「どうゆう事だ?」
衝撃の事実にさすがのエルザも驚いている。
グレイ「十年前だ」
十年前、デリオラの襲撃で壊滅した街の中にグレイだけが生き残り、ウルに拾われて弟子入りして、リオンと一緒に修行もした。
すべては、家族を奪ったデリオラを倒すために。
しばらくして、町でデリオラの情報を聞いてウル達の制止も聞かずに一人で向かったグレイ、圧倒的な力を持つデリオラに挑み、あっさり負けて恐怖するが、そこにウルが駆け付けた。リオンが
をかけようとしたがウルに止められる。そしてウルが
そしてやっと遺跡が見える所まで来たが、遺跡の様子がおかしかった。
ルーシィ「え~と、遺跡が…傾いてる?」
遺跡が傾いているのだった。
アニス「どうなってるの?」
エルザ「ナツだな」
ハッピー「ナツだね」
トール「つかナツしかいないだろ」
パオラ「うん」
グレイ「どうやったか知らねぇが、こんなデタラメな事するのはあいつしかいねぇ。狙ったのか偶然か、どちらにせよ、これで月の光はデリオラには当たらねぇ」
ルーシィ「あちこち壊しちゃう癖が、こんなとこで役に立つなんて…」
ハッピー「おいら知ってるよ、そーゆうのを伏線て言うんだよ」
すると茂みの中から、多数の投剣が飛んで来た。
トール「危ねえ!」
トールが雷神魔法で指先から雷光のブレードを出し、投剣すべてを粉々にした。すると奥から顔を隠した連中が現れた。
エルザ「何者!」
「見つけたぞ、フェアリーテイル!」
「零帝様の邪魔は許さん!」
トール「こいつら…」
グレイ「リオンの手下か?」
ルーシィ「囲まれちゃった!?」
パオラ「めんどくさいわね…」
エルザ「ここは私達に任せろ!」
エルザは魔法剣を取り出した。
エルザ「行けグレイ、リオンとの決着を付けてこい!」
トール「そうゆう訳だ。行って来い!」
パオラ「大丈夫!あたし達も居るから、行って!」
アニス「うん!」
ルーシィ「あたしたちもやるわよ!」
ハッピー「あいさー!」
グレイ「お前ら…(あいつは、ウルが生きている事を知らねぇ、止められるのは俺だけだ!)」
こうしてグレイはリオンを止めにいった。
数分後、敵のなかで立っているものはいなかった。
トール「あー終わった終わった」
パオラ「早く遺跡に行こうよ」
その時、地震が起きた。そして今まで傾いていた遺跡が元に戻っていた。
エルザ「なんの音だ?」
トール「おいあれ!」
アニス「そ、そんな!?」
パオラ「傾いてた遺跡が元に戻ってる!?」
ハッピー「嘘~!?」
ルーシィ「何で!?」
皆唖然としていた。
トール「これじゃ、月の光がデリオラに当たっちまうぞ」
ルーシィ「どうなってるのよ~!?」
エルザ「早く遺跡にいくぞ!」
ルーシィ「……ん?あの光ってまさか!?」
ハッピー「月の光だ!誰かが儀式を再開してるんだ!」
トール「アニス!サイコキネシスで全員を連れ出すぞ!」
アニス「オッケー!」
そうして一行は遺跡のてっぺんへと向かっていった。
そしててっぺんに行くと、犬のようなひとが一人で儀式をやっていた。エルザはすぐに剣を取りだし、犬のようなひと、トビーを斬りつけた。
ルーシィ「やった!
トール「つーかコイツひとりでやってたのかよ……」
これでデリオラ復活は阻止されたと思われたが、
『グオオオオオオオオォォォォォォッッッ!!!』
ルーシィ「ひっ!?」
トール「なんつー声のデカさだ!?」
パオラ「そんな……」
エルザ「まさか、デリオラが!?」
凄まじい雄叫びと共に、とうとう厄災の悪魔デリオラが復活してしまった。
トールの言った“自分の巻いた種は自分で枯らせろ”というのはドラゴンボールのクウラが言ったセリフなんです。それを使わせていただきました。
俺結構クウラの最終形態好きなんですよねー。あの変身するときとかしたあとの闘いとか。
できればドラゴンボールの敵キャラ出そっかナ~。もちろん強さとかは変わるけど。