FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神   作:タイトルホルダー

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ドラゴン登場!

家族設定とドラゴンの設定を同時に使いたかったのでこんな感じになっちゃいました。


東洋竜キュレム

どれだけ歩いただろうか。

 

町を出てからいろんな人と出会った。

 

船に紛れ込んで海も渡った。

 

でも、見つからなかった。

 

手掛かりはあったけど、全部ハズレだった。

 

いつしか俺は東洋というところにいた。

 

今いるところは雪山だ。

 

ちょっと寒いけどこれなら耐えられるな。

 

魔法の効果で何とか寒さを凌いでいる。

 

ーーーーーーぐう~~。ーーーーーー

 

・・・こればかりはどうにもならない。

 

この前分けてもらった食べ物ももうない。

 

4日くらいは何も食べてないかな。

 

・・・どうしよう。そろそろまともに歩けなくなった。

 

いつの間にか吹雪もかなり強くなり、前が見えなくなった。

 

ああ、もうだめだ。もう一歩も歩ける気がしない。

 

トールは遂に雪山で倒れてしまった。さらに、トールが倒れたことにより小規模な雪崩が起こってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーほう、こんなところに人間が来るとは珍しい。しょうがないから看病くらいはしてやるか。こいつから特殊な魔力を感じる。こいつなら我が滅竜魔法を取得するのにふさわしいかもしれん。ありがたく思えよ、少年。本当なら西洋の(ドラゴン)と違って、我等東洋の竜に会うのはとても珍しいのだぞ。まあそれは400年前のはなしだが。今となっては西洋の竜はなんたらギアとか言うドラゴンしかおらんからな。・・・そういえば、そのドラゴンを倒すために400年前に西洋の竜が不思議な術を使うといってたな。なんたらギア・・・なんたら・・・ああ、思い出した。アクノロギアだったな、ああそんな名前だった。まあ、我等の土地を荒らすなら仲間を連れて叩き潰してやるがな。だが、我ももうそろそろ寿命が尽きる。子孫はもう残してあるし、とっくに自立している。ただ死ぬくらいならこいつに滅竜魔法を教えてアクノロギアを倒してもらうのもいいかもしれんな。倒してくれれば子孫が狙われることもないし、西洋の竜の願いも叶えられる。人間の言葉で言う一石二鳥、いや、一石二羽だったか?まあどちらでも良いわ。とりあえずこいつに飯を与えてやるか。話はそれからだ。

 

雪崩によって現れた洞穴から出てきたドラゴンは雪山の洞穴にトールを連れて入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トールside

 

ここはどこだ?確か俺は雪山で腹がへって、そこで倒れたんだっけ。あれ、なんだか暖かいな。いくら寒さを凌げるからって寒いもんは寒いからな。もしかして雪山で俺を見つけてくれたのか。いや~どなたか存じませんがありがとうございますね~あなたは俺の命の恩人ですよ。助かりまし、た・・・

 

 

 

・・・って、は?

 

 

 

 

自分の目の前には炎があり、炎の向かい側には人ではなく、竜がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第三者side

 

トールはあまりの光景に唖然としていた。自分を助けてくれたのが人だと思っていたから礼を言おうとしたが、目の前にいるのは竜であったため、開いた口が塞がらなかった。

 

「(え、何?この生き物ってドラゴン?なんでこんなところに?)」

 

「ほう、竜を見たのは初めてか。まあ当たり前だな。竜なんてそうそうみられるもんじゃないからな、」

 

「あの、あなたは?」

 

「我の名はキュレム。氷の竜である。そなたはなぜこのような雪山におったのだ?ここは人間が暮らすには寒すぎるぞ。」

 

「人を探していたんだ。俺と同じ金髪の姉妹とピンク髪の少女。おじさんは知らない?」

 

「知らんな。生憎我はここ数年人には会っておらんのでな。あと年齢的にはおじいさんだがおじさん言うな。キュレムと呼べ」

 

「わかった。知らないならいいや。ありがとうキュレム。俺の名前はトールだよ」

 

「ふむ。トールか、良い名前だな。」

 

「へへっ、ありがとよ。じゃあ俺はもう行くわ。さっき言った奴等を探さなくちゃならないからな」

 

二人の自己紹介が終わり、トールはキュレムに

別れを告げようとした。だが、トールの体はまだ回復しておらず、歩こうとしてもすぐにまた倒れてしまう。

 

「まあそう急ぐな。そいつらを見つける前にお前がくたばっちまったら意味がないだろうが。ほら、飯はおいてあるからさっさと食え」

 

「そんなものどこで手に入ったの?人間とは数年は会ってないんでしょ?」

 

「こんなもん、この雪山の気候や地形を変えれば動物たちがたまに落ちてきたりする。その動物の肉を我は食べている。」

 

「そういえばこの炎は?キュレムが出したとしても、キュレムは氷の竜じゃなかった?」

 

ふと、どうやって炎を出したのか気になったのでトールはキュレムに尋ねた。すると、キュレムの口から炎が吹き出された。

 

「おおーすげー!てか氷の竜なのに炎を吐くの?」

 

「東洋の竜なら火を吐くことくらいお手のものだ。他にも妖術なるものもできるのだぞ、西洋の竜と違ってな」

 

「うおー東洋竜ってすげー!キュレムってすげー!」

 

「そうじゃろうそうじゃろう。他にもいろんなことを教えてやろう。まずはだな・・・・・・」

 

 

 

トールとキュレムは互いに時間を忘れて二人で話し合っていた。

その姿はまるで仲良く話をしている親子の様だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トールとキュレムが出会ってから数日がたった。

 

「ふう、だいたい我の知っていることはほとんど話したかな」

 

「キュレムっていろんなこと知ってるんだね」

 

「まあな、何十年以上も生きているからな。」

 

トールはキュレムと一緒にいる時間がとても楽しかった。体を鍛えてもらったり、自分の持っている魔法を見てもらったり、キュレムの魔法を見せてもらっていた。父親とも同じようなことはしていたがキュレムと一緒にいた時と父親と一緒にいた時はとても似ていて、トールはキュレムのことをいつの間にか父親のように接していた。

 

 

 

 

だが、そんな時間にも終わりは訪れる。

 

「トールよ、伝えたいことがある」

 

「どしたの?」

 

「そろそろ我の寿命が尽きる。」

 

「!!!

・・・そっか。そういえばキュレムはおじいさんだったもんな」

 

「おじいさん言うな。どんな生き物にも老いには勝てんのだ。だから貴様に頼みたいことがある」

 

「何?」

 

「我の魔法、氷の滅竜魔法を覚えてくれまいか?」

 

「え?いいの?」

 

「ああ、ただし、普通に教えるには我の寿命が持たん。そこでじゃ、我を食え」

 

「はあ!?そんなん無理だよ。だいたいそんなでかい体食べれないぞ」

 

「誰がそのまま食えといった。我が死ぬ前に魔水晶(ラクリマ)となるからそれを食ってくれということだ。我等東洋の竜は人間に滅竜魔法を取得させるとき、ドラゴン自らが魔水晶となり、人間に取得させるのだ。というわけで、我を食え」

 

「・・・でも!」

 

「それに、お前はいつまでここにいるつもりだ。お前には探し人がいたのだろう?こんなところにいてはいつまでたっても会えないぞ。我としても、お前の探し人が見つかってほしいし、普通に死ぬよりはお前に食ってほしいしな」

 

「・・・わかった。」

 

キュレムの体が魔水晶へと変わっていく

 

「お前が信じていれば探し人はみつかる。大丈夫だ。己の信念を、力を信じろ。そうすればいつか出会える。」

 

「・・・ああ」

 

「お前と一緒にいた時間は楽しかったぞ」

 

「・・・俺もだ・・・」

 

トールは泣くのを我慢して震えながらもなんとか声をだす。

 

 

 

そしてキュレムは完全に魔水晶となった。

 

トールは魔水晶となったキュレムを抑えきれなくなった涙を流しながらゆっくりとかみ砕き、飲み込んだ。

 

 

 

こうしてトールは氷の滅竜魔導士となった。

 

 

 

「・・・さて、そろそろ行くか。東に来てもいないということは一旦町に戻って西のほうへ行くか」

 

 

 

 

 

トールは流した涙を拭い、雪山を出発した。

不思議とすぐに雪山を出ることができた気がする。

 

雪山を降りてトールは再び旅をはじめた。

 

 




トールに乗り物酔いをさせないためにこんな感じの設定ができちゃいました。

次回はあの3人が出ます。
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