FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神 作:タイトルホルダー
それはそれで面白そうだな。
P.S.鼻づまりって結構腹立ちますね。
ナツ「一秒後にお前をぶっ飛ばす!! “火竜の鉄拳”!!!」
ザルティ「きゃあああああああああ!!」
炎の滅竜魔導士ナツは、
『グォオオオオオオオオオオオオオ!!!』
「!!!」
ものすごい声が洞窟内だけではなく、遺跡中に響いた。そしてそこに居たのは、
リオンとの決闘を制し、遺跡の地下の洞窟に到着したグレイが見たのは、家族を奪い、師匠に命をかけて封じられた悪魔の復活した姿だった。悪魔の発する怒号は周囲の空気を震えさせている。
そして、デリオラの威圧感が物理的な力を持っているかのように周囲の水を逆立て小さな波を起こしている。その水はデリオラを封じていた氷のなれの果て。
グレイ「(ウル……)」
その水を手ですくうが、液体であるゆえにすぐに手から零れ落ちる。
ナツ「グレイ、いたのか!」
グレイ「ナツ…」
二人はデリオラのもとへ集まっていく。
ナツ「こうなったらやるしかねえ! あいつぶっ倒すぞ!!!」
「ククク……」
だが、ナツに応えたのはグレイではなかった。
暗闇から響くような掠れた笑い声。その声に含まれた狂喜とも呼べるような感情に、一同は声の主……リオンを見る。
リオン「お前らでは、無理、だ。アレは、俺、が……ウルを超える、ために……ククク……」
先ほどグレイにやられ、ボロボロの姿で立つこともままならず、震える手で這いずりながら進むリオンの顔には虚ろな笑みを浮かべている。
ナツ「お前の方が無理だよ! 引っ込んでろ!」
リオン「やっと……会えたな。デリオラ……!」
ナツの言葉はリオンには届かない。息を荒くしながらも、リオンは震える足を踏ん張ってなんとか立ち上がろうとする。
リオン「あのウルが……唯一、勝てなかった、怪物……今、この手で……!」
最強の魔導士と名高いウルに弟子入りを志願し、彼女を超えるためだけに己を磨いてきた。彼女がいなくなった後も、リオンは師匠を超える事にこだわり、仲間を集めて頑張ってきた。その長年の野望を叶えるために限界を超えていた身体に力を与え、リオンは震えながらも立ち上がる。
リオン「俺は、今……アンタを超える……!!」
だがそんなリオンにグレイは首もとに手刀を向ける。
リオン「ガ……!!」
グレイ「リオン、もういいよ。後は俺に任せろ」
リオンの首筋を打った手刀には殆ど力がこもっていなかったが、既に限界を超えたリオンの身体は彼の意思に反して、あっさりと地に伏した。
グレイ「デリオラは俺が封じる!!」
トールたちはデリオラを倒すために遺跡のてっぺんから地下へと向かっていた。そしてようやくつき、デリオラの姿が見えた。近くにはナツとグレイとリオンがいる。
トール「な!?」
エルザ「これは……!?」
だがそこでトールたちは見たのは、デリオラがバラバラに崩れていく姿だった。
一度腕に入ったひびは全身へとつたわっていく。先ほどの雄叫びがまるで嘘みたいな光景である。
リオン「そんな、まさか……デリオラは、すでに死んで……?」
そしてデリオラは粉々になり、その破片は水のなかへと消えていった。
リオン「10年間、ウルの氷の中で徐々に命を奪われ……俺たちはその最期を見ているというのか……」
あまりの真実に、リオンは拳で岩を叩いた。
リオン「敵わん……俺にはウルを越えられない」
師を超えるための最後の手段をなくし、師匠の偉大さを知り、涙を流すリオン。
ナツ「す、スゲーな、お前の師匠!」
『お前の闇は、私が封じよう』
かつて自分を育ててくれた師匠の言葉を思いだし、グレイは涙を流した。
グレイ「ありがとうございます……師匠」
───ガルナ島海岸───
ナツ「いやー、終わった終わったー!」
ハッピー「あいさー!」
ルーシィ「本当…、一時はどうなるかと思ったよ。すごいねウルさんって」
ナツ「これで俺たちも、S級クエスト達成だー!」
ハッピー「やったー!」
ルーシィ「もしかしてあたし達、二階へ行けるのかなぁ!」
グレイ「はは……」
ナツたちはS級クエストを無事クリアしたことを喜んでいる。だが彼らの喜びは長くは続かなかった。
トール「はしゃいでるとこ悪いけど、今の状況つかめてんのか?」
今まで騒いでいた者たちがこちらの方を向く。すると怖い顔をしているエルザに目が入る。
そしてナツ、ハッピー、ルーシィ、グレイの四人は、忘れていた事を思い出した。それと同時に表情が強張ってしまう。
ルーシィ「そうだ!?お仕置きが待ってたんだ!?」
パオラ「その前にやる事があるでしょ。悪魔にされた村人を救う事が、今回の仕事の本当の目的じゃ無いの?」
エルザ「S級クエストはまだ終わってないぞ」
ルーシィ「だ、だってデリオラは死んじゃったし……村の呪いだってこれで………」
エルザ「いや……あの呪いとかいう現象はデリオラの影響ではない。
パオラ「それについては関係ありそうな人に聞けばいいんじゃない?」
と、パオラがそういうとある男に視線が集まる。
リオン「オレは知らんぞ」
ナツ「何だとォ!」
ハッピー「とォ!」
ルーシィ「だってあんたたちが知らなかったらほかにどうやって呪いを」
リオン「3年前この島に来たとき村が存在するのは知っていた。しかし俺たちは村の人々には干渉しなかった。奴等から会いに来ることも一度もなかったしな」
アニス「三年間で一度も!?」
トール「遺跡からほぼ毎晩のように月の雫の光がおりていたのにここを調査しなかったのはおかしな話だな。一番の疑問といえば、三年間同じ光を浴びていたリオンたちがなぜ村の人たちのようにならないのかってことだな」
「「「「!!!!!」」」」
リオン「気をつけな。奴等は何かを隠してる。ま、ここからはギルドの仕事だろ」
ナツ「そうはいかねえ。お前らは村をぶっこ「ぐっ」」
エルザはナツの口を塞ぎ、少し前のことを思い出していた。
トビー『シェリーや……オ…オレたちはみんな……デリオラに家族を……殺された者同士だ……。それでリオンに協力してんだよ……。リオンならデリオラを倒してくれる……俺たちの恨みをきっと晴らしてくれる……』
エルザ「奴も奴なりの正義があった。過去を難じる必要はもうない」
トール「んじゃ、早く村にいってなんとかしないとな。さっさと帰りたいし」
パオラ「ほんとよ。まったく勝手にS級やってるくせに自分たちで解決できないってなによ」
ハッピー「うっ……」
ルーシィ「正論すぎてぐうの音もでません……」
みんなが村へと向かっていくなか、グレイはリオンの方を向いていた。
リオン「何見てやがる」
グレイ「おまえもどっかのギルドに入れよ。仲間がいてライバルがいて、きっと新しい目標が見つかる」
リオン「く、くだらん……さっさと行け」
───資材置き場───
トール「…って、誰もいねえぞオイ」
アニス「どこかに行っちゃったのかな?」
ナツ「ここにみんないたのか?」
ルーシィ「村がなくなったからね。でもどうしたんだろう」
ハッピー「おーい!」
グレイ「とりあえずキズ薬と包帯もらっとくぞ」
すると村人の一人が急いでやってきた。村人によると村まで来てほしいといっている。
そして村に着くと、
そこには壊れたはずの村が元通りになっていた。
ルーシィ「な、何これ……」
ハッピー「昨日村はボロボロになっちゃったのに……」
ナツ「元に戻ってる…」
ナツたちは村が元通りになっていることを不思議に思った。
そう、まるで村が壊れる前に
ナツは少し心当たりがあったのか思い当たる顔を浮かべるが、すぐに否定する。
そして村長がいつ月を壊すのかルーシィに問い詰めていた。
エルザ「月を破壊するのはたやすい……」
村長「!!」
グレイ「おい、とんでもない事をしれっと言ってるぞ…」
ハッピー「あい、それがエルザです…」
エルザ「しかしその前に確認したいことがある。皆を集めてくれないか」
エルザの疑問を言う為に、村中の人達を集めた。
エルザ「整理しておこう。君たちは紫の月が出てからそのような姿になってしまった。間違いないか?」
村長「ほがぁ…正確にはあの月が出ている間だけこのような姿に…」
エルザ「話をまとめると、それは三年前からということになる」
「確かにそれくらい経つかも…」
「ああ…」
エルザ「しかし、この島では三年間毎日月の雫が行われてた。遺跡にら一筋の光が毎日のように見えてたハズ」
だがそのとき、
エルザ「キャッ!?」
ルーシィが作っていた落とし穴に落ちてしまった。
ハッピー「あっ!?落とし穴まで復活してたの!?」
ナツ「キャ…キャッて言った…ぞ…」
グレイ「か、可愛いな…」
アニス「エルザって意外とマヌケだよね…」
トール「お前ら…プフッ……だまれ……ククッ」
パオラ「シッ!笑っちゃダメ!殺されるわよ!」
ルーシィ「あたしの所為じゃない!?あたしの所為じゃない!?」
その後、何事も無かった様に振舞った。
エルザは村人たちになぜ遺跡を調査しなかったのか尋ねた。
村人たち曰く、
何度も遺跡に向かっても近づけないということ
トール「…なるほど…」
エルザ「やはり…か」
ルーシィ「え?」
そのとき、その様子を遠くで見ているものがいた。
ザルティ「さすがは
左頬がナツによって殴られたから腫れているがそんなことは気にしていなかった。
そしてザルティの視線は一人の少年に向いていた。
ザルティ「さて、彼はどうするつもりなのか……」
そして、いよいよ月を壊す事になった。
エルザは投擲力を上げる鎧、巨人の鎧に換装し、破邪の槍をだす。
ナツ「それをブン投げて月を壊すのか!うおおっ!!すっげ!!!」
「「「「(いやいや、無理だから!?)」」」」
エルザ「しかし、それだけでは月までは届かんだろう。だから、ナツの火力でブーストさせたい。トールとパオラも手伝ってくれ」
ナツ「ん!?」
トール「?」
パオラ「何すればいいの?」
エルザ「ナツ、お前は私が槍を投げる時、石突の部分を、思いっきり殴るんだ。巨人の鎧の投擲力と、ナツの火力を合わせて月を壊す。パオラ、確か破邪の弓を持っていただろう。パオラの放った弓をトールのサイコキネシスで届くようにしてくれ」
ナツ「おーし、分かった!」
トール「やってやんよ!」
パオラ「り、りょうかい……」
エルザ「行くぞ!」
エルザとナツは高台の上に立ち、パオラは弓を射る用意をして、トールはアニスに支えてもらって空中にいる。
グレイ「あいつら…何であんなにノリノリなんだよ…」
ルーシィ「まさか本当に、月が壊れたりしないよね…」
さすがに二人は気が気じゃない様子。そんななか、高台の上で準備が整い、エルザは月に狙いを定めた。
エルザ「ナツ!」
ナツ「うおらぁーーーー!!」
破邪の槍の石突に炎の拳が入った。その反動で高台の屋根が吹き飛ぶ。
ハッピー「すごーい!」
グレイ「おいおい…」
ルーシィ「また壊すんかい!?」
パオラ「行くわよトール!」
トール「いっけえェェーーー!!」
パオラの放った矢にトールのサイコキネシスが加わり、槍と同様に月へ飛んでいく。
エルザ「届けぇぇぇーーーーーっ!!」
エルザは叫んだ。
そして、槍と矢は届いたのか、月に亀裂が走った。
「「「「「「おおおっ!!」」」」」」
「「嘘だぁーーーーーーー!!??」」
村人は歓喜を上げ、グレイとルーシィは驚愕した。
そして徐々に、亀裂が月全体に広がった。
その時、
パリーン!!
「「「「「ええっ!?」」」」」
ナツ「月!?」
村長「これは!?」
紫の月が割れ、黄金色の月が姿を現した。
ルーシィ「割れたのは月じゃない!?空が割れた!?」
パオラ「どうなってるの!?」
エルザ「この島は、邪気の膜で覆われていたんだ」
ハッピー「膜?」
トール「月の雫によって発生した排気ガスのようなもんだ。それが結晶化して空に膜をはってたんだよ。だから月は紫に見えていたっていう訳だ。まあ、この島だけ月が紫に見えるということは、この島と月の間に何かがあるってことだろ」
そして村人達は光り出し、元の姿に戻るはずが、戻らなかった。
いや、元に戻ったのは姿ではなく、記憶であった。
つまり、
エルザ「彼らは元々悪魔だったんだ」
「「「ええええぇぇーーーー!!?」」」
グレイ「マ、マジ!?」
「う…うむ、言われてみれば…まだちょいと、混乱してますが…」
月の雫による記憶障害は悪魔にだけ効果があるらしく、そのためにリオンたちには聞かなかったのだ。そして村人たちが遺跡に近づけないのも、村人たちが悪魔だからであり、聖なる光をたくわえた遺跡には闇の者は近づけないのが理由だった。
そして、村に誰か来たようだ。
ボボ「君達に任せてよかった」
「「「えっ!!??」」」
ボボ「魔導士さん、ありがとう!」
「「幽霊!!??」」
グレイ「船乗りのおっさんか!?」
アニス「えっ!?どういうこと?」
村長「ボ…ボボ!?」
村長達が信じられないモノでも見たような顔をしていた。
グレイ「あ…あんた…船の上から…消えたろ「シュンッ」」
ボボは羽を生やして空を飛んでいた。
ボボ「あの時は本当の事が言えなくて済まなかった。俺は一人だけ記憶が戻っちまって、この島を離れてたんだ。自分達を人間だと思い込んでる村の皆が怖くて怖くて」
ボボ「ボ……ボボ…」
村長は泣きながら翼を生やし、ボボのもとに飛んでった。
村長「ボボォーーーーー!」
ボボ「やっと正気に戻ったな、親父!」
村人達は翼を生やし、二人の所まで飛んでいった。それを温かく見守る妖精の尻尾の面々。
エルザ「ふっ、悪魔の島か」
ナツ「でもよ、皆の顔見てっと、悪魔というより…天使みてぇだな」
皆が微笑んだ。
「今宵は宴じゃー!悪魔の宴じゃーー!!」
ルーシィ「悪魔の宴って、すごい響きね…」
ハッピー「あい」
皆が宴を楽しんでしばらくすると、リオンの仲間であるユウカとシェリーがやってきた。敵討ちに来たかと思ったら今回のことを謝罪しにきたのだった。仲直りもして、二人も宴に参加することとなった。
翌日、
「な、なんと!?報酬は受け取れない…と?」
エルザ「ああ、気持ちだけで結構だ。感謝する」
「ほがぁ、しかし…」
トール「今回の件は、ギルド側で正式に受理された依頼じゃないんだ。ナツたちが先走って遂行した仕事なんだ」
「ほがぁ…、それでも我々が救われたことにはかわりません。これはギルドへの報酬ではなく友人へのお礼というかたちで受け取ってくれませぬかの?」
エルザ「……そう言われると拒みづらいな」
だがエルザは受けとるとギルドの理念に反すると言って、追加報酬の鍵だけを受けとることになった。
「では、せめてハルジオンまで送りますよ」
トール「いや、船は用意出来ているぞ」
言ってる意味がわからない人たちは不思議に思うが、海岸へたどり着くと、そこには海賊船があった。
グレイ「海賊船!?」
ハッピー「まさか、強奪したの!?」
パオラ「まあそう思うわよね…」
アニス「そこまでしてないけどね」
ナツ「泳ぐなら付き合うぞ」
ルーシィ「無理!!」
すると、海賊船から声がしてきた。
「姐さ~ん!」
ルーシィ「あ…姐さん!?」
エルザ「なにやら気が合ってな」
ハッピー「さすがエルザ様!」
ルーシィ「だから様って…」
「舎弟の皆さんも、乗ってくだせぇ~!」
「皆さーん!ありがとうございまーす!」
ルーシィ「元気でねー!」
そして崖の上にいたリオン達は、妖精の尻尾をみていた。
ユウカ「行っちまったな」
トビー「な、泣いてなんかないんだからね!!」
ユウカ「…………」
このとき、ユウカは昨晩の出来事を思い出していた。
トール『なあ、お前らって元
ユウカ『ああ、ギルドに戻って罰を受けてでももう一度やり直すさ』
トール『じゃあさ、───によろしくいっといてくれねえか?』
ユウカ『!!……わかった。伝えておくよ』
ユウカ「(はあ、ギルドに帰ったらアイツはともかく、ジュラさんやオババにもきちんと謝罪しないとな)」
シェリー「いいんですの?せっかくわかりあえた弟弟子さん…。すなわち“愛”」
リオン「いいんだ。……なあ、ギルドって楽しいか?」
リオンは清々しい顔をしてシェリーに質問する。
そして、トールの口からでた謎の男、その男がトールの前に現れるのはそう遠くないのかもしれない。
───マグノリア───
ナツ「帰ってきたぞー!」
ハッピー「来たぞー!」
グレイ「しっかし、あれだけ苦労して報酬は鍵一個か…」
ハッピー「折角のS級クエストなのにね」
エルザ「正式な仕事ではなかったんだ、これくらいが丁度いい」
ルーシィ「そうそう、文句言わないの♪」
ハッピー「売ろうよそれ」
ルーシィ「何てこと言うドラネコかしら!?」
貴重な鍵を売ろうとするハッピーに嫌がる素振りをするルーシィ。
トール「で、今回貰った鍵はどんなのなんだ?」
ルーシィ「人馬宮のサジタリウス!」
グレイ「人馬だと!?」
グレイは頭が馬で体が人間という姿を想像した。
パオラ「いや、こうでしょ」
パオラは人間の下半身が馬になってるのを想像した。
そしてナツは、人顔の花にタコの様な足があるのを想像した。
ルーシィ「馬でも人でもないよ、それ…」
しかし、無情にも陽気な彼らに絶望が降りかかる事に気付いてなかった。
エルザ「のん気な事だな。まさか帰ったら処分が降るのを忘れたわけではあるまいな?」
「「えっ!?」」
ナツ「処分!?」
ルーシィ「ちょっと待って!?それってもう、お咎め無しになったんじゃ!?」
トール「んなアホな。お咎めなしにしたらまたナツたちS級にいくだろ」
無情にも死刑宣告をするがごとく、四人に絶望が降りかかる。
エルザ「お前達の行動を認めたのは、あくまで私の現場判断だ!罰は罰として受けて貰わねばならん」
「「げっ!?」」
ルーシィ「そんな~!?」
エルザ「私は今回の件について概ね海容してもいいと思っている。しかし判断を下すのはマスターだ。私は弁護するつもりは無い。もちろんトールもパオラもだ。そうゆうわけだから、それなりの罰は覚悟しておけ」
ルーシィ「えー!?ちょっとは弁護してくれても……」
パオラ「いやよ」
トール「さーて問題です。ギルドに入ったばかりにも関わらず、報酬目当てに勝手にS級クエストにいったのはどこのどいつでしょうかぁ?」
アニス「残念だったねルーシィ。まあ自業自得だけど」
ルーシィの頼みをパオラはバッサリと切り捨て、トールに至っては弁護どころかおちょくっている始末。アニスも庇う気は一切ないらしい。これで最後の希望は崩れ落ちた。
ハッピー「まさか…「アレ」を遣らされるんじゃ!?」
ハッピーがアレと口にしてしまい、ナツとグレイは更に絶望してしまった。
グレイ「ちょと待てー!?アレだけは、もう二度と遣りたくネェェェェェ!!?」
グレイは頭を抱えて座り込んでしまった。
ルーシィ「アレって何?」
ナツ「気にすんな。よくやったって褒めてくれるさ!じっちゃんなら」
ルーシィ「すこぶるポジティブね…」
大丈夫だろうと思っているナツ。だが現実はそう甘くはなかった。
エルザ「いや、アレはほぼ決定だろう。腕が鳴るな」
エルザの一言で、さっきまで笑顔だった顔がみるみる引きつれていき、汗という汗が大量に出た。
その様子を見てたルーシィは思いっきり引いていた。
ナツ「嫌だぁぁぁぁぁーーーーーー!!?」
そういってナツは、エルザに引きずられて行ってしまった。とぼとぼとこの世の終わりが来たように歩くグレイとハッピー。アレの意味がわからないルーシィ。罰ゲームを見ることを楽しみにしているパオラとトールとアニス。
だが、ギルドについたとき、彼らが見たものは
ボロボロになったギルドの姿だった。
すいません。遅れたお詫びに倍近く書きました。
やっとファントム編にいけるぜ。とか言いつつ、今から大魔闘演武のことを考えてます(笑)。