FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神   作:タイトルホルダー

23 / 46
主人公を異世界へいってすこし活躍するような話を書きたい所存。



くだらない閑話みたいな題名でやってみようかな


15分

 

 

ゼルマ「おいおいなんだこれは……」

 

ゼルマとエミリアはギルドに戻ると、いつものような汚い笑いはなく、ただ人の山が静かにあるだけだった。あまりの光景に驚きを隠せないでいる。

 

エミリア「これって妖精の仕業?だとしてもちょっとだけざまぁって思ったのは私だけかな」

 

ゼルマ「安心しろ、俺もだ。」

 

悲しいことを言っているが二人は別に仲間意識がないというわけではない。むしろギルドのなかではあるほうであり、二人の仲はギルド一良い。ただ、自分達のことを仲間と思っていない奴等には仲間というつもりはないだけである。

 

ゼルマ「にしても派手にやられてんなあオイ。こんなことができるのは…………あいつしかいねえわな」

 

そのとき、ゼルマの周りの温度が急激に上昇し、一気に猛暑地帯となった。

 

エミリア「目的地は向こうのギルド?」

 

ゼルマ「ああ、どうせ本部が近くまで移動してるんだろ。あとさ、戦争勃発の理由がくだらなかったらジョゼもやっちまおうぜ」

 

エミリア「なんでそうなるのよ」

 

ゼルマ「あいつの言いなりになるなんて真っ平ごめんだ。俺はザコにいつまでも従ってる趣味はない。今まであいつのわがままにつきあってたけどそろそろイラついてきたわ」

 

エミリア「それじゃあ速くいきましょ!ここあなたのせいですごい暑くなっているから」

 

ゼルマ「りょーかい。………今回俺は幽鬼の支配者(ファントムロード)としてでなく、ゼルマ・シュトル個人としてケンカをかってやる。間違っても俺以外のやつに負けんじゃねえぞトール」

 

こうして二人はギルドの連中をほったらかしにしてフェアリーテイルへ向かって歩き始めた。

 

 

 

 

 

フェアリーテイル、ギルド地下一階

 

 

ここで負傷者の手当てや、ファントムの作戦会議を行っている。

 

「痛て…」

 

「あーくそっ!!」

 

「まさかオレたちが撤退するハメになるとは!!!」

 

「悔しいぜえ!!!」

 

「ギルドやレビィたちの仇もとれてねぇ!!!」

 

「ちくしょォ!!」

 

相手を倒すつもりが撤退せざるをえなくなり、みんな悔しくて怒りの声をあげている。

 

「奴等の本部はここだ」

 

「南西の高台から遠距離魔法で狙撃すれば…」

 

「今度は爆弾ラクリマをありったけ持っていくんだ!」

 

所有(ホルダー)系魔道士用の強力な魔法書を倉庫から持ってこい!」

 

そんななか、ルーシィは申し訳なさそうな顔でギルドを見ていた。

 

グレイ「どーした?まだ不安か?」

 

ルーシィの様子をみてグレイは声をかける。

 

ルーシィ「ううん……そういうんじゃないんだ。なんか……ごめん」

 

エルフマン「まぁ、金持ちのお嬢様は狙われる運命よ。そしてそれを守るのが漢」

 

グレイ「そういう事いうんじゃねえよ」

 

ハッピー「でもオイラ驚いたな。ルーシィ、なんで隠してたの?」

 

ルーシィ「隠してたわけじゃないんだけど…家出中だからね……。あまり話す気にもなれなくて……一年間も家出した娘に関心なかったクセに……急に連れ戻そうとするもんな……パパがあたしを連れ戻すためにこんな事したんだ……最低だよ」

 

ルーシィはただただ自分を責めるばかりだった

 

ルーシィ「でも、元を正せば、あたしが家出なんかしたせいなんだよね……」

 

エルフマン「そ、そりゃ違うだろ!!!悪いのはパパ「バカ!!」あ、いや……ファントムだ!!!」

 

ルーシィ「あたしの身勝手な行動で……まさかみんなに、こんな迷惑かけちゃうなんて………本当にごめんね……あたしが家に戻ればすむ話なんだよね」

 

 

 

 

 

 

ナツ「そーかなあ」

 

 

 

すると黙っていたナツがルーシィに話しかけた。

 

ナツ「つーか、ルーシィが『お嬢様』って変な響きだよな」

 

 

ルーシィ「!」

 

 

ナツ「この汚ねー酒場で笑ってさ……騒ぎながら冒険してる方がルーシィって感じだぜ」

 

ルーシィ「!!!」

 

ナツ「ここにいたいって言ったよな。戻りたくねえ場所に戻ってなにがあんの?おまえは妖精の尻尾(フェアリーテイル)のルーシィだろ!ここがお前の帰る場所だ」

 

ルーシィ「………!!!!」グスッ

 

ナツの言葉にルーシィは思わず泣き出した。

 

グレイ「泣くなよォ、らしくねえ」

 

エルフマン「そうだ!漢は涙に弱い!!」

 

ルーシィは涙を流しながらも元気を取り戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方こちらでは静かな空気が続いていた。

 

カナ「………」

 

カナはテーブルの上に並べられたカードをじっと見つめている。そして中央のカードをめくるが、途端にカードを撒き散らす。

 

カナ「ダメ!!ミストガンの居場所はわからないっ!」

 

ミストガンの居場所を探っていたようだが残念ながら見つからなかった。

 

ミラ「そう……残念ね」

 

通信用ラクリマの前に立つミラが残念そうに呟いた

 

カナ「ルーシィが目的だとすると奴等はまた攻めてくるよ。ケガ人も多いし……ちょっとマズイわね」

 

カナに返事を返していたミラの前にある通信用魔水晶(ラクリマ)は電源が入っていた。

 

ミラ「マスターは重傷、ミストガンの行方は分からない、頼れるのはあなたしかいないのよ」

 

その話し相手は、

 

ミラ「ラクサス」

 

ラクサス『あ?』

 

 

ラクサスだった。

 

 

ミラ「お願い……戻ってきて。フェアリーテイルのピンチなの」

 

ラクサス『あのクソジジイもザマぁねえなァ!!!!はははっ』

 

戦果を聞いたラクサスは高笑いしながらミラを見る

 

ラクサス『凍てつく雷神さんなら何とかしてくれるんじゃねえの?まあ、オレには関係ねえ話だ、勝手にやってちょうだいよ』

 

カナ「ラクサス!!!あんた!!!」

 

ラクサス『だってそうだろ?じじいの始めた戦争だ、何でオレたちがケツを拭くんだ?』

 

ミラ「ルーシィが……仲間が狙われてるの」

 

ラクサス『あ?誰だそいつァ。ああ…あの乳のでけェ新人か』

 

ラクサスは再び笑いだす。

 

ラクサス『オレの女になるなら助けてやってもいいと伝えとけ』

 

カナ「あんたって人は……」

 

カナはラクサスの態度に歯をギリッと噛み締める。しかしラクサスはお構い無しに話を続ける。

 

ラクサス『オイオイ、それが人にものを頼む態度かよ。それとジジイにはさっさと引退してオレにマスターの座をよこせと伝えといてくれ。ッハハハハハハ──』

 

だがラクサスの笑いは途中で終わった。それもそのはず、ミラがラクサスを黙らせるかのように通信用ラクリマを砕いたのだった。

 

カナ「ミラ……」

 

ミラ「信じられない……こんな人が……本当にフェアリーテイルの一員なの……?」

 

涙を流すミラはラクサスに対する怒りに満ちていた

 

ミラ「こうなったら、次は私も戦う!!!」

 

カナ「何言ってんのよ!!!」

 

ミラ「だって、私がいたのにルーシィがさらわれちゃって……!!!」

 

カナ「ダメよ、今のアンタじゃ足手まといになる……たとえ元・S級魔導士でもね」

 

ミラ「……………」グスッ

 

カナ「それに、トールたちだって、きっと無事に帰ってくるさ。ラクサスの言った通りになるのはシャクだけど、トールなら何とかしてくれるわよ」

 

ミラ「……うん。そうね……トールならきっと……」

 

 

 

そしてそのとき、

 

 

ガチャ

 

 

扉の開ける音がした。入ってきたのは、時間稼ぎとしてファントムのギルドに残っていたトール、アニス、パオラだった。

 

トール「よう」

 

ミラ「トール!パオラ!アニス!」

 

グレイ「無事だったか!」

 

エルフマン「これぞ漢!!」

 

パオラ「実際あたしたちはなにもしてないわよ。トールが一人で全滅させたから」

 

アニス「もう!あたしたち外で待ってるとき心配してたんだからね!」

 

トール「はいはい、悪かっ「「はいは一回!」」……はい」

 

カナ「トールが尻に敷かれてる……」

 

マックス「珍しい光景だな……」

 

少し緊張が解けて安心する表情を浮かべる者たちが増えたが、

 

 

 

 

 

ドズゥゥゥゥン!!!!!!!

 

 

 

 

 

突然大きな揺れがギルドを襲った

 

アニス「な、なんなのこの音!」

 

アルザック「外だー!!」

 

外で見張りをしていたアルザックが中のものたちに伝える。

 

みんなが慌てて外へ飛び出すと

 

そこに現れたのは、六本の足が生えたファントムの本部だった

 

パオラ「な、なによ…アレ……」

 

ファントム本部は歩くたびに地面が揺れ、大きな水しぶきを引き起こし、ゆっくりとフェアリーテイルに向かって迫ってくる

 

ハッピー「ギルドが歩いてるよ!?」

 

ロキ「ファントム………か!?」

 

歩くギルドなど見たことがなく、ナツたちは驚愕と絶望の表情を隠せずにいた

 

エルザ「想定外だ………こんな方法で攻めてくるとは……」

 

グレイ「ど、どうすんだよ!?」

 

 

 

 

ジョゼ「魔導集束砲『ジュピター』用意」

 

 

 

ジョゼがギルドの部下に指令を言い渡す

 

 

動いていたファントムギルドが静止し、中央から巨大な大砲が現れる

 

 

 

 

 

ジョゼ「消せ」

 

 

 

 

 

ジョゼの命令を受け、準備をする。砲撃の口には魔力が蓄えられる。

 

エルザ「マズイ!!全員ふせろォォォ!!!」

 

エルザは叫んだ後、急いでファントムギルドへ向かって走った

 

カナ「換装!?」

 

ロキ「お、おい!」

 

エルザ「ギルドはやらせん!!!」

 

すると、エルザは防御力の高い『金剛の鎧』を換装する

 

アニス「金剛の鎧!!?」

 

ビスカ「まさか受け止めるつもりじゃ!?」

 

アルザック「いくら超防御力を誇るその鎧でも!?」

 

ワカバ「よせエルザ!死んじまうぞ!」

 

エルザ「伏せろォォォ!!!」

 

ナツ「エルザー!!!」

 

グレイ「ナツ!!ここはエルザを信じるしかねぇんだ!!」

 

エルザを止めようとするナツを必死に抑えるグレイ

 

 

 

 

 

そしてジュピターが放たれた

 

放たれただけでもものすごい轟音が響く。圧縮された魔力は凄まじい速さで迫ってくる。そのジュピターに対して、盾をもち、鎧と共に受け止めるエルザ

 

ナツ「エルザーー!!」

 

次第に鎧が砕けていくが必死に耐える。

 

 

すると金剛の鎧と盾が粉々に砕け散り、エルザは後方へ吹き飛んでしまった。

 

 

同時にジュピターの魔力が消えた

 

 

マカオ「すげえ……アレを止めちまった………」

 

エルフマン「助かった……流石だぜ……」

 

パオラ「けど……」

 

エルザはジュピターを受けてボロボロだった。

 

ナツ「エルザ!!しっかりしろ!!」

 

ナツたちが倒れているエルザに駆け寄る

 

 

しかしジョゼはお構い無しに続ける。

 

ジョゼ「おやおや、ジュピターを止めてしまうとは流石は妖精女王(ティターニア)。では……」

 

するとジュピターの砲台にまた魔力が圧縮されていく。

 

ジョゼ「もう一発は防げますかねぇ」

 

カナ「まさかもう一度撃つ気!?」

 

グレイ「おい、冗談じゃねえぞ!」

 

 

そのとき、みんなの前に立つものがいた。

 

 

トール「何発こようが……!!」

 

 

トールだ。

 

 

トール「関係ねぇ!今度は俺が止めてやる!!」

 

グレイ「やめろトール!」

 

ハッピー「トールもただじゃすまないよ!!」

 

 

 

パオラ「じゃあ二人なら問題ないでしょ」

 

 

 

トールのすぐ後ろにパオラが立つ。

 

パオラ「なにも一人で背負わなくてもいいのよ?」

 

トール「………援護、頼めるか?」

 

パオラ「当たり前じゃない!」

 

パオラは両手をトールの背中につけ、トールは両手を前へと突きだし、魔力でできた盾を出現させる。

 

 

「「イージスバリア!!」」

 

 

そして再びジュピターが放たれた。

 

先程と同じで町に当たれば一瞬で粉々になるほどの魔力がおしよせてくる。

 

魔力でできた盾とジュピターがぶつかる。二人が力を合わせて止めている状況を他のものはただ見ていることしかできなかった。

 

トール「ぐっ……!!」

 

パオラ「もう少し……!!」

 

 

二人で魔力を補充することで一人にかかる負担を減らしていた。そしてついにジュピターの魔力が消えた。二人で防いだ分、個人のダメージは少ないが、ダメージを受けていることにはかわりない。二人は地面に膝をつき、動けはするものの、肩で呼吸をするほど消耗していた。

 

ジョゼ『マカロフ……エルザ……そしてトールも戦闘不能……もう貴様等に凱歌は上がらねぇ』

 

 

ファントム本部からジョゼの声が響く

 

 

 

ジョゼ『ルーシィ・ハートフィリアを渡せ、今すぐだ』

 

ジョゼの言葉に対し、ギルドの皆が言いかえす

 

アルザック「ふざけんな!!」

 

ビスカ「仲間を敵にさしだすギルドがどこにある!!」

 

マカオ「ルーシィは仲間なんだ!!」

 

ギルドのみんなが反論し続ける

 

 

 

ジョゼ『渡せ』

 

さらに怒気に満ちた声でジョゼは言った

 

ルーシィ「………あたし………」

 

エルザ「仲間を売るくらいなら死んだほうがマシだ!!」

 

ナツ「オレたちの答えは何があっても変わらねえっ!!お前らをぶっ潰してやる!!!」

 

 

その一言にギルド全員が士気を上げ、叫び続ける、ルーシィを守るために。

 

 

それを見たルーシィは嬉しさのあまり口元を押さえて涙を流す

 

 

 

ジョゼ「ならばさらに特大のジュピターをくらわせてやる!!装填までの15分恐怖の中であがけぇ!!!」

 

 

すると、ジュピターに再び魔力を込める準備が始まる。前の二回よりも特大のをくらわせるために。

 

アニス「またジュピターを撃つ気なの……」

 

グレイ「くそっ、エルザたちでさえ一発防ぐのがやっとなんだぞ!」

 

 

さらにジョゼは自分の魔法で幽兵(シェイド)という兵士を作り出し、ギルドのもとへちかづいてくる。

 

ジョゼ「地獄を見ろ、フェアリーテイル……貴様らに残された選択肢は二つ……我が兵に殺されるか、ジュピターで消し飛ぶかだ」

 

 

 

ジュピター発射まであと15分

 

 

ギルドのメンバーがシェイドと戦っているとき、トールは魔力の回復につとめていた。

 

マカオ「くそっ、ジュピターの発射を待ちながらシェイドと戦うのはキツイぜ」

 

トール「大丈夫だ。15分あれば消耗した魔力の半分くらいは回復できる。次も止める」

 

アニス「だめよ!今度はさっきのよりも格段に大きい!パオラとやったってさっきのようにはいかないよ!!」

 

カナ「撃たれる前にジュピターをなんとかしないと……」

 

ジュピター発射まで時間がない。ギルドの皆の焦りが募る

 

 

ナツ「俺がぶっ壊してくる」

 

カナ「ナツ!」

 

ナツがジュピター破壊に名乗りをあげた。

 

ナツ「15分だろ?上等じゃねえか」

 

ナツの言葉にカナは静かに頷く。

 

ナツ「よっしゃー、燃えてきたぁ!!」

 

ナツはハッピーに掴まってファントム本部へ向かった。

 

グレイ「俺たちも乗り込むぞぞエルフマン!!」

 

エルフマン「おっしゃーーっ!!!」

 

カナ「こっちはあたしたちで守りを固める!いいね!!」

 

「「「「「おう!!!!」」」」」

 

 

 

妖精と幽鬼の戦いは第二ラウンドに突入した。

 

 




イージスバリア:魔力でできた盾をつくり、敵の攻撃を防ぐ。ジュピターのように攻撃力が高いと防いだとしても衝撃で自分にもダメージがくる。



主人公プラスオリキャラ六人、合わせて七人にすごい魔法を覚えさせようと考えているんだけど、下手するとオリキャラたちが強くなりすぎてしますかもしれないんだよなぁ。もちろん強さの調整はするし、デメリットももたせるし、それをもたせた理由も考えてあるんだけど……。どうしようか……


ついでに言えばゼルマもエミリアも顔のイメージがまだ曖昧です。容姿のイメージ誰にしようかな。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。