FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神 作:タイトルホルダー
結局ガジルは生きてましたね。その上ゼーラが一時的に復活するとは……。アイリーンはエルザと会ったらどうなるのだろうか。
ニセコイももう少しすると終わっちゃうかな。それにしても宮本の告白シーンのあと可愛かったな、舞子を出し抜いたときの笑顔。小野寺か橘か奏倉先生がいいなと思ってたけど宮本が一番になったかも。
あと今のジャンプで自分が意外とはまっているのは斉木楠雄のΨ難とたくあんとバツの日常閻魔帳なんです。このふたつ自分的には結構面白いんですよ。ただ、たくあんとバツの方はすぐに終わらないことを祈るばかりです。
エルザたちは残りの敵であるジョゼ、ゼルマ、エミリアを探しに建物を走り回っていた。ジョゼを倒さなければこの戦争は終わらない。マスターであるマカロフがいない今は自分達で何とかするしかない。そう思いながら走っていると、奇妙な部屋を見つけた。その部屋は真ん中付近の床が崩れてなくなっていた。
グレイ「ん?なんだありゃ」
エルザたちは不思議に思い、崩れた床に近づいて下を覗く。
するとそこにはトール、パオラ、アニス、そしてゼルマとエミリアが倒れていた。
ミラ「トール!」
エルザ「パオラ!アニス!」
グレイ「すくそばにはファントムの二人も倒れているぞ」
エルフマン「ここで何があったんだ……」
エルザたちは下に降りてトールたちの介抱をしようとする。
ゾクッ!!!!
その時、エルザ達は凄まじい魔力を感知する。それは決して良いものではなく、体に寒気が走るような邪悪な魔力だ。
グレイ「な、何だこの感じは!!?」
エルフマン「ぬぉぉ!!漢にあるまじき寒気がっ!!!」
ミラ「なに……コレ………」
「いやいや……見事でしたよ皆さん」
悪寒が走る魔力を帯び、拍手をしながらエルザたちに近づくものがいた。
ジョゼ「まさかここまで楽しませてくれるとは正直思っていませんでしたよ」
それはファントムロードのマスター・ジョゼだった。
グレイ「(こいつが……)」
エルフマン「(ファントムのマスター………)」
ミラ「(なんて邪悪な魔力なの……!?向かい合ってるだけで吐き気がする)」
ジョゼを前にしたグレイたちの体が硬直してしまう。
ジョゼ「さて……楽しませてくれたお礼をしませんとなァ、たっぷりとね………」
エルザ「よけろォ!!!!」
グレイ「がはっ!!!!」
エルフマン「ぬぁあっ!!!!」
凄まじい魔力の攻撃を受けたグレイとエルフマンは一撃でダウンする。
ミラ「エルフマン!!グレイ!!」
エルザ「くっ……!!」
倒れるグレイとエルフマンの姿を見たエルザは残っている力を振り絞ってジョゼに斬りかかる。
攻撃を避けたジョゼはエルザの足首を掴んで投げ飛ばす。
しかしエルザは体勢を立て直すため、空中で回転しながら着地した。
エルザ「ハァ……ハァ………」
ジョゼ「貴様……確かジュピターをまともにくらったハズ」
エルザ「仲間が私の心を強くする、愛する者たちの為ならこの体などいらぬわ」
ジョゼ「強くて気丈で美しい……なんて殺しがいのある娘でしょう…………」
剣を構えるエルザに対し、不敵な笑みを浮かべるジョゼであった。
ゼルマside
う、く………。傷が痛む………。油断したぜ、ジョゼが後ろにいることを気づかないなんて。クソッ……ジョゼの野郎、俺とトールの決闘をよくも邪魔しやがったな……。
あのやろうは絶対にぶっ潰す。これは決定事項だ。だれがなんと言おうとぶっ潰す。
………だが俺一人でできるほど甘くないし、そこまで周りが見えてない訳じゃない。消耗も激しいからなおさらだ。
となると……チッ、この際手段は選んでられないか。ちょうど
さて、ムカつく野郎をぶっ潰すために下準備するか。トールとの決闘はジョゼを潰してからだ。
トールside
ジョゼの野郎……、まさか味方であるゼルマも一緒にやっちまうとはな。クズは性格もやることもクズってことかよ。あぁムカつく。クソムカつく。よくも俺とゼルマのケンカを邪魔しやがったな。あのクソはぶっ飛ばさねえと気が収まらねえ。
でも魔力が足りねえ。大分回復はしたが、あの野郎をぶっ飛ばすには一撃必殺ほどの強大な魔力で一撃で仕留めしないと魔力の無駄遣いになっちまう。
そのためには……はぁ、ゼルマと協力した方がいいな。あいつのことだからジョゼのことは許さねえつもりだろう。それにおそらくゼルマのやつも同じことを考えてるだろうしな。幸いエルザがジョゼと戦っているから、そっちに気をとられているうちにゼルマと話をつけるか。
ゼルマとのケンカはジョゼをぶっ飛ばしてからだ。
第三者side
エルザはジョゼの攻撃に耐えているなか、トールとゼルマは二人に気づかれないように小声で話していた。
ゼルマ「……言いたいことはわかってるな、トール」
トール「ああ。二人であいつをぶっ飛ばす……だろ?」
ゼルマ「だが二人で魔法をぶつけるだけじゃダメだ。あの野郎を倒すためには……」
トール「わかってる。一撃であいつを倒さなきゃダメだ。なぁ、お前の炎……貸してくんね?」
ゼルマ「は?どういうことだ?」
ゼルマ「なるほど、俺とお前の全魔力でそれを放てば……」
トール「あいつをぶっ飛ばせるってことだ」
ドオォォォォォン!!!
二人が話していると突然爆発音が聞こえた。この音はナツがガジルを倒した際の音だった。
トール「ちょうどナツがガジルを倒したし、残るはジョゼだけだ」
ゼルマ「んじゃ、ジョゼを倒したら……」
「「次はテメェの番だ」」
そういって二人はジョゼを倒す準備を始めた。
ジョゼ「クク……よく暴れまわる竜だ」
エルザ「ハァ…ハァ…」
キズだらけで剣を構えているエルザと余裕綽々のジョゼが対峙している。
壁の隅の方にはトール、パオラ、アニス、そしてゼルマ、エミリア。エルザの後ろにはグレイ、エルフマン、そしてミラまでも倒れている。
エルザ「ナツの戦闘力を計算できてなかったようだな………。わ…私と同等か、それ以上の力を持っているということを……」
ジョゼ「謙遜はよしたまえティターニア。君の魔力は素晴らしい。現にこの私と戦い、ここまでもちこたえた魔導士は初めてだ。ジュピターのダメージさえなければ、もう少しいい勝負をしていた可能性もある」
エルザ「くっ…」
ジョゼ「そんな強大な魔導士がねぇ……」
ジョゼ「マカロフのギルドに他にもいたとあっては気に食わんのですよ!!!」
エルザ「うあぁぁぁっ!!!」
ジョゼは右腕に集中させた魔力をエルザに向けて放ち、エルザを吹き飛ばす。吹き飛ばされたエルザは壁に激突する。
ジョゼ「なぜ私がマカロフを殺さなかったかおわかりですか?」
エルザ「!!」
ジョゼは攻撃の手を止めずにエルザを襲う。
ジョゼ「絶望。絶望を与えるためです」
エルザ「なんだとっ!?」
ジョゼ「目が覚めた時、愛するギルドと仲間が全滅していたらどうでしょう。くくく、悲しむでしょうねぇ……あの男には絶望と悲しみを与えてから殺す!ただでは殺さん!!苦しんで苦しんで苦しませてから殺すのだぁ!!!」
エルザ「下劣な……!!」
エルザはジョゼの攻撃をうまくかわしながら反撃するが、ジョゼにいとも簡単に受け止められてしまう。
ジョゼ「
だが、ここ数年でフェアリーテイルは急激に力をつけてきた。エルザにトール、ラクサスにミストガン。その名は我が町にまで届き、
気に入らんのだよ、もともとクソみてーに弱っちぃギルドだったくせにィ!!」
エルザ「この戦争はその下らん妬みが引き起こしたというのか!?」
ジョゼ「妬み?違うなぁ。我々はものの優劣をハッキリさせたいのだよ」
エルザ「そんな…そんな下らん理由で……!!」
ブアアアッッ!!!
ジョゼの魔法がエルザを縛り付け、動けなくさせる。
エルザ「うっ!!!」
ジョゼ「前々から気にくわんギルドだったが、この戦争の引き金は些細な事だった。ハートフィリア財閥のお嬢様を連れ戻してくれという依頼さ」
エルザ「う…く…(ルーシィ!?)」
ジョゼ「この国有数の資産家の娘がフェアリーテイルにいるだと!!?キサマらはどこまで大きくなれば気が済むんだ!!!」
エルザ「ぐっ……あぁ……!!」
ジョゼ「ハートフィリアの金をキサマらが自由に使えたとしたら間違いなく我々よりも巨大な力を手に入れる!!それだけは許してはおけんのだァ!!!」
エルザ「がっ……あああああ!!!」
ジョゼが力を入れると共に拘束が強くなり、エルザをより苦しめる。
だが、ジョゼはエルザが微かに笑っているのが聞こえた。
エルザ「どっちが上だ下だだと騒いでいること自体が嘆かわしい。…が、貴様らの情報収集力のなさにも呆れるな…。それでよく一番のギルドと言えたものだ……」
ジョゼ「なんだと?」
エルザ「ルーシィは……家出してきたんだ……家の金など使えるものか………」
ジョゼ「!!!」
エルザ「家賃7万の家に住み、私たちと共に行動して……共に戦い、共に笑い、共に泣く……同じギルドの仲間だ!
戦争の引き金? ハートフィリア家の娘だと?花が咲く場所を選べないように子だって親を選べない」
ジョゼ「………」
エルザ「貴様に涙を流すルーシィの何が分かる!!!」
エルザはさらに力を入れ、拘束を引きちぎろうとする。
ジョゼ「……これから知っていくさ」
だが、ジョゼは不敵な笑みを浮かべる。
ジョゼ「ただで父親に引き渡すと思うか? 金が無くなるまで飼い続けてやる、ハートフィリアの財産全ては私の手に渡るのだ!!」
エルザ「貴様!!」
ジョゼ「ただで父親に引き渡すと思うか?金がなくなるまで飼いつづけてやる。ハートフィリア家の財産全ては私が使うのだ」
エルザ「おのれぇ!!!」
ジョゼ「力まん方がいい、余計に苦しむぞ」
ジョゼは更に力を入れてエルザを苦しめる。
エルザ「ぐっ……ぁぁ……はあああああ!!!!」
だがジョゼの拘束はエルザに引きちぎられてしまった。
ジョゼ「何!?私の魔法が……貴様の実力では解けないはずだ!どうなっている!?」
そのとき、エルザとジョゼは辺りいったいの温度が高くなっていることに気づいた。
エルザ「なんだ……?この熱は……?」
ジョゼ「ゼルマさんですか……。まだくたばってなかったんですねぇ」
ジョゼとエルザがゼルマの方を向くと、ゼルマが立ち上がり、ジョゼを睨みつけていた。
ゼルマ「ゴハァ!!……ダマレ。テメェは絶対ぶっ潰す」
ゼルマは血を吐きながらも答える。
ジョゼ「そんな状態で何ができる?」
トール「テメェをぶちのめすくらいはできるぜ」
するとゼルマの横からトールが現れた。だがそのトールの右腕には眩しい光で覆われた膨大な魔力を纏っていた。
エルザ「この魔力は……」
ジョゼ「光……いや、熱の魔法ですか。そんなもの蹴散らして……」
トール「そんな暇与えるとでも思ってんのか」
トールはジョゼに向けて右腕を突き出す。
トール「くたばれ!ソーラービーム 発射!!!」
トールはソーラービームをジョゼに放った。普通なら反応できたのだが、ジョゼは反応できなかった。なぜなら、エルザの少し近くにいたトールが、
ジョゼは対応できず、光線をまともにくらってしまった。
トール「ざまあ見やがれ……」
するとトールのもとへエルザがやってくる。
エルザ「トール。あの光は何だ?何故一瞬でジョゼのもとへ移動できた?」
トール「あの光はソーラービーム。太陽の光と熱を吸収して一気に放つ。だが今回はその代わりにゼルマの炎で代用したんだ」
ゼルマ「ジョゼを倒すには半端な魔法じゃ無意味だからな」
エルザ「じゃあ一瞬でジョゼに近づいたのは……そうか、全能神魔法か……」
全能神魔法。トールだけが使える魔法で、自分が相手に必ず勝てる位置に地球ごと移動させる魔法である。ただし、魔力の消費が激しく、使いすぎると自転や公転の誤差が修正しきれなくなるのであまり使わないのであった。
だが今回使ったのは、ジョゼに余裕を与えないためであり、一気に仕留めるためでもあった。
トール「ああ。不意にこいつをくらったからにはもう動けねえはずだ」
ゼルマ「よし、邪魔者もいなくなったことだし、続きやるぞ」
ジョゼ「よくもやってくれたなぁクソガキども……!!」
「「「!!!!」」」
三人が振り向くとそこにはボロボロの状態でたっているジョゼがいた。
ジョゼ「今のは危なかった……。フルパワーの魔力だったら倒れていただろう……」
トール「嘘だろ……」
エルザ「あ、あり得ん……」
ゼルマ「まだ立ってられんのかよ……」
ジョゼ「だが貴様らを消すほどの魔力は残っているぞ!!」
トール「くそっ!!」
ゼルマ「もう魔力が……!!」
ジョゼはトールたちに向けて魔法を放った。
だが、ジョゼの魔法は何者かの魔法によって妨げられ、爆発を起こす。
ジョゼ「魔法!?誰だ!」
「いくつもの血が流れた・・・子供の血じゃ」
爆炎のなかから怒りを秘めた声が聞こえる
トール「(この魔力は……)」
「できの悪ィ親のせいで子は痛み、涙を流した……互いにな。もう十分じゃ……」
マカロフ「終わらせねばならん!!!!」
ジョゼの攻撃をかき消した正体はマカロフだった
エルザ「マスター………!!」
トール「よかった……」
ゼルマ「あれがマスター・マカロフ……」
戦争は最終局面を迎える
ソーラービーム:太陽の光と熱を吸収して一気に放つ。炎系の魔法を代用して吸収することもできる。
全能神魔法:自分が相手に必ず勝てる位置に地球ごと移動させる魔法。魔力の消費が激しく、使いすぎると自転や公転の誤差が修正しきれなくなるのであまり使わない。
次で戦争は終わりです。
やっと……やっと全能神魔法が出せた………。今回の説明でわからなかったら禁書のウィキペディアで調べてみてください。