FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神   作:タイトルホルダー

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ドラゴンボール超みておもったんですけど、設定ガバガバ放り込んできますよね、ポタラしかり、全王様しかり。でも親子ギャリック砲やファイナルかめはめ波が見れたのは嬉しいです。
あと復活のFをたまたま見てたんですけど、マキシマムザホルモンさんの挿入歌「F」。いいですよねぇ、あの激しい戦いに熱い曲が流れるのは。でも自分的には神と神の挿入歌、FROWのHEROのほうが鳥肌たちましたね。


ジェラール

ナツ「エルザー!助けに来たぞー!!」

 

ルーシィ「ちょっと!ここは敵の本陣なんだから、大声出さないの!!」

 

ナツ「もが……わりぃ」

 

叫ぶナツの口をルーシィは手で覆う。

 

グレイ「下であれだけハデにやったんだ、今さらこそこそしても仕方ねえだろ」

 

パオラ「まだ気づいてないわけないよね」

 

ジュビア「はい、この扉は誰かが開けたものじゃありません、魔法の力で遠隔操作されています」

 

ジュビアが通ってきた通路の扉を見ながら言った

 

トール「気づいているにもかかわらず侵入を許したのか……」

 

ルーシィ「だったら扉を開く意味が余計に分かんないじゃない」

 

グレイ「挑発してんのかよ」

 

全員で何か裏があるのではないかと理由を探る。

 

パオラ「あれ?ルーシィ、服変えた?」

 

すると、ふとパオラがルーシィの服装がさっきと違っている事に気づく。

水着姿ではなく、豪華なドレスを着ていた。

 

ルーシィ「星霊界の服よ!濡れたままの服着てんのも気持ち悪いし、さっきついでにキャンサーに頼んだの」

 

似合ってるのは分かってるんだから、と付け足す得意げな表情のルーシィ。

 

ルーシィ「水になれるジュビアはおいといて、アンタら よく濡れたままの服着てられるわね」

 

グレイ「こうすりゃすぐ乾く」

 

トール「つーわけだ」

 

炎を纏ったナツの周りで服を乾かすグレイたち。

 

ルーシィ「あら!!こんな近くに乾燥機が!!!」

 

 

 

「いたぞー!侵入者だー!!」

 

援軍の兵士たちが流れ込むようにトールたちに押し寄せる

 

トール「うざっ!なんなんだよコイツら」

 

ナツ「こりねぇ奴らだな」

 

トールたちは再び戦闘態勢に入る。

 

だが、兵士の大群は何かに斬られたかのように一瞬で全滅した。

 

その背後には綺麗な緋色の髪をなびかせ、二本の剣で敵を斬っていくエルザがいた。

 

ナツ「エルザ!!」

 

ルーシィ「良かった!!無事だったんだね!!!」

 

ジュビア「か……かっこいい」

 

エルザ「!?」

 

トールたちに気づいたエルザがゆっくりと歩み寄る

 

エルザ「お、お前たちが何故ここに……!?」

 

ナツ「何故もくそもねえんだよ!!なめられたまま引っ込んだらフェアリーテイルの名折れだろ!!」

 

パオラ「エルザを助けに来たのよ」

 

トール「ついでに俺らを襲った奴等をぶっとばしに来た」

 

するとエルザは視線をナツからジュビアに移す

 

エルザの鋭い視線を感じたジュビアはビクッと身体を震わせる。

 

ジュビア「あの……ジュビアはその………」

 

エルザ「帰れ」

 

エルザはジュビアを含め、この場にいる全員に冷たい言葉を吐き捨てた

 

エルザ「ここはお前たちの来る場所ではない」

 

トール「そんなこと言ってる場合じゃねえんだよエルザ。アニスとハッピーが捕まってんだ。黙っていられるか!」

 

ナツ「そうだ!このまま戻る訳にはいかねー!」

 

エルザ「ハッピーもか!?まさかミリアーナ……」

 

ナツ「そいつはどこだ!!」

 

ナツはエルザが呟いた人物の居場所を聞く

 

エルザ「さ……さあな」

 

しかし、エルザは質問に答えず俯いた。曖昧な答えにトールは舌打ちするが、すぐに切り替える。

 

トール「行くぞナツ!こうなったら自力で探すしかねえ!サイコキネシスで外から行くぞ!!」

 

ナツ「よっしゃー!待ってろハッピー!アニス!」

 

トールはナツにサイコキネシスをかけて、一緒に窓から出て猛スピードで飛んでいった。

 

パオラ「あ、コラ!」

 

それを見たパオラたちはトールとナツを追いかけようとするが、エルザに剣を突き付けられ止められる

 

エルザ「ダメだ、帰れ」

 

グレイ「エルザ!!」

 

エルザ「ミリアーナは無類の愛猫家だ、アニスとハッピーに危害を加えるとは思えん。ナツたちは私が責任をもって連れ帰る、お前たちはすぐにここを離れろ」

 

ルーシィ「そんなの出来るわけない!!エルザも一緒じゃなきゃイヤだよ!!」

 

エルザ「これは私の問題だ、お前たちを巻き込みたくない」

 

グレイ「もう十分巻き込まれてんだよ、トールたちを見ただろ」

 

ルーシィ「エルザ……この塔は何?ジェラールって誰なの?」

 

ルーシィの問いにエルザは答えず、黙ったままでいる。

 

パオラ「ねえエルザ。そんなに私たちのことが信用できない?」

 

エルザ「!そ、そんなこと──「昔の仲間があいつらなら、今の仲間は私たちよ」」

 

エルザが反論しようとするが、パオラが言葉を遮る。

 

パオラ「どんな時でも、私たちはエルザの味方。ちょっとは頼ることも覚えなさいよ」

 

パオラに続けてグレイが言う。

 

グレイ「らしくねーな、エルザさんよォ………。いつもみてーに四の五の言わずついて来いって言えばいーじゃんヨ。

誰が敵だろうと俺たちは力を貸す、エルザにだって怖いと思う時があってもいいじゃねえか」

 

ルーシィたちがそう言うと、エルザが目に涙を浮かべながら振り返る

 

その姿にグレイは思わずドキッとし、エルザの涙を見たことのないパオラとルーシィは驚きを隠せないでいる。

 

エルザ「この戦い……勝とうが負けようが、私は表の世界から姿を消す事になる………」

 

涙を拭いながらエルザは話す。

 

ルーシィ「え!?」

 

グレイ「ど、どういうこった!!?」

 

エルザ「これは抗う事のできない未来、だから私が存在しているうちに全てを話しておこう」

 

 

 

そしてエルザは語り始めた

 

 

エルザ「この塔の名は《楽園の塔》。別名『Rシステム』。………10年以上前だ。黒魔術を信仰する魔法教団が“死者を蘇らす魔法”の塔を建設しようとしていた」

 

ルーシィ「死者を蘇らす魔法!!?」

 

パオラ「そんなこと評議院が黙ってないんじゃ……!?」

 

エルザ「政府も魔法評議会も非公認の建設だった為、各地からさらってきた人々を奴隷としてこの塔の建設にあたらせた。……幼かった私もここで働かされていた一人だったのだ」

 

パオラ「えっ……!?」

 

グレイ「なにっ!?」

 

エルザが元奴隷だった事を知り、驚愕するグレイたち

 

エルザ「ジェラールと私はその時知り合った……奴隷だった私を助けてくれたのがジェラールだった」

 

ジェラールは当時、拷問を受けていたエルザを庇い、身代わりとなって懲罰房へ入った。

 

ジェラールを救うために、幼いエルザは当時の奴隷仲間であったシモンたちを率いて、反乱を起こしたのであった。

 

エルザ「あの頃のジェラールは皆のリーダーで正義感が強くて、私の憧れだった……」

 

過去を語るエルザの表情がだんだん暗くなっていく。

 

エルザ「しかしある日を境にジェラールは別人のように変わってしまった……。もし人を悪と呼べるなら、私はジェラールをそう呼ぶだろう」

 

 

エルザは自分の過去を語り続けた

 

 

反乱を起こしたエルザたちは見事ジェラールの救出に成功した。

 

だが救出されたジェラールには以前のような面影は残されていなかった。

 

 

 

───もう逃げることはないんだ、エルザ。本当の自由はここにある───

 

 

 

そこにいたのはゼレフの亡霊に取り憑かれたジェラールだった。

 

ジェラールは〝ゼレフ〟を蘇らせると言い、自分たちを支配していた魔法教団を壊滅させたのだった。

 

 

当然エルザはジェラールに反発したが、敵うことはなく、塔の外へと放り出されてしまった。

 

 

もし楽園の塔の事が政府や魔法評議会にバレたり、エルザ自身がこの塔に近づけば、奴隷仲間のショウたちを殺すと脅される。

 

 

 

 

───それがお前の自由だ!仲間の命を背負って生きろ、エルザァァーー!!!───

 

 

 

そして、8年の月日が経ち、偶然にも再びこの塔に戻ってきたエルザはある事を決心した

 

 

 

───ジェラールと戦うことを。

 

 

そう言ったエルザの左目からは大粒の涙が流れていた。

 

 

パオラ「エルザ……」

 

エルザの過去を知り、パオラたちは言葉を失っていた。

 

 

そんな中、グレイがエルザに問いかける

 

グレイ「ちょっと待てよエルザ……話の中に出てきたゼレフって……」

 

エルザ「ああ……魔法界の歴史上、最凶最悪と言われた伝説の黒魔導士」

 

涙を拭ったエルザは、表情を切り替えた

 

ルーシィ「た、確か……呪歌(ララバイ)から出てきた怪物もゼレフ書の悪魔って言ってたよね」

 

エルザ「それだけじゃない。恐らく……あのデリオラもゼレフ書の悪魔の一体だ」

 

グレイ「!!」

 

パオラ「あんな化け物を造りだせるということは相当の大魔導士だったってことね……」

 

ジュビア「ジェラールはそのゼレフを復活させようとしてるって事ですか」

 

エルザ「動機はわからんがな。ショウ……かつての仲間の話ではゼレフ復活の暁には()()にて支配者になれるとかどうとか……」

 

顔を俯かせながらエルザは言った

 

 

ルーシィ「そういえば、あのかつての仲間たちの事って どうしても腑に落ちないんだけど……」

 

ルーシィが怪訝そうな表情を浮かべる

 

ルーシィ「あいつ等はエルザを裏切り者って言ってたけど……裏切ったのはジェラールじゃないの?」

 

パオラ「エルザが楽園の塔を追い出された後にジェラールに何かを吹き込まれたって考えたほうが得策ね……」

 

ルーシィ「そんな……」

 

エルザ「しかし私は8年も彼等を放置した、裏切った事にはかわりはない」

 

ルーシィ「でも、それはジェラールに仲間の命を脅されてたから近づけなかったんじゃない!!それなのにあいつら……!」

 

エルザ「もういいんだ、ルーシィ……。私がジェラールを倒せば全てが終わる」

 

エルザの言葉を聞いて、グレイだけが別のことも考えていた。

 

グレイ「(エルザ……本当にそう思ってるのか………!?)」

 

 

 

 

───この戦い……勝とうが負けようが、私は表の世界から姿を消す事になる───

 

 

 

 

グレイはこの言葉には何か裏があるのではないかと考えていると、ショウがよろめきながら近づいてくる。

 

 

ショウ「姉さん……その話……ど、どういう事だよ?」

 

エルザ「ショウ……」

 

ショウ「そんな与太話で仲間の同情を引くつもりなのか!ふざけるな!!真実はぜんぜん違う!!!」

 

ショウが血相を変えて、怒鳴り散らす

 

あの時ショウたちがジェラールから聞かされた話はまったく違う話だった。

 

その話とは、八年前、エルザはショウたちの船に爆弾を仕掛けて一人で逃げたという話だった。

 

 

ショウ「ジェラールは言った!!これが〝魔法〟を正しい形で習得できなかった者の末路だと!姉さんは魔法の力に酔ってしまってオレたちのような過去を全て捨て去ろうとしてるんだと!!」

 

 

グレイ「ジェラールが……()()()?」

 

グレイが大事な部分を強調する。

 

ルーシィ「あなたの知ってるエルザはそんな事する人だったのかな?」

 

パオラ「あなたはエルザのことを信じなかったの?」

 

ショウ「お前たちに何が分かる!!オレたちの事何も知らないくせに!!」

 

グレイ「テメェのほうこそ、エルザが8年間どんな思いでいたかわかってんのか!」

 

一瞬言葉に詰まるショウだったが、再びエルザたちに向かって叫ぶ。

 

ショウ「オレにはジェラールの言葉だけが救いだったんだ!!!だから8年もかけてこの塔を完成させた!!!ジェラールの為に!!!」

 

エルザはショウの言葉を聞いて黙りこんでいた。

 

ショウ「その全てがウソだって?正しいのは姉さんで、間違っているのはジェラールだと言うのか!!?」

 

 

 

 

「そうだ」

 

「ごめんね。ショウくん」

 

ショウの叫びに答える声

 

その正体はカジノでグレイとジュビアと対峙したシモンと、ミリアーナと一緒にいたマユミだった。

 

エルザ「シモン!?」

 

パオラ「あなた確か……マユミさん?」

 

シモンが現れたことによってグレイが突っかかろうとするが、ジュビアに止められてしまう。

 

ジュビア「あの方はあの時グレイ様が氷の人形(みがわり)と知ってて攻撃したんです。暗闇の術者が辺りを見えてないわけないんです」

 

シモン「さすがは噂に名高いファントムのエレメント4だな」

 

パオラ「ということは……」

 

シモン「誰も殺す気はなかった、ショウたちの目を欺くために気絶させようと思ったが、氷ならもっとハデに死体を演出できると思ったんだ」

 

ショウ「お、オレたちの目を欺くだと!?」

 

シモン「お前も、ウォーリーもミリアーナも……皆ジェラールに騙されているんだ………機が熟すまでオレも騙されているフリをしていた」

 

エルザ「シモン……お前……!」

 

シモン「そしてショウからマユミを洗脳したと聞いていると思うが、それも嘘だ。漂流していて助けたときに、協力してジェラールの野望を止めるために今まで黙っていてくれたんだ」

 

マユミ「シモンくんは命の恩人だからね!わ、私も協力することにしたの!」

 

マユミはおどおどしながらも答える。

 

シモン「オレは初めからエルザを信じてる………8年間ずっとな」

 

気恥ずかしそうに頬を掻き、微笑みながら言うシモン

 

そんなシモンの姿は、8年前のように優しい笑顔がエルザには映った。

 

エルザはそんなシモンの姿を見て、歓喜の笑みを浮かべた

 

 

シモン「会えて嬉しいよ、エルザ。心から……」

 

エルザ「シモン……」

 

二人は抱き合い、共に再会を喜び合った

 

ショウ「なんでみんな……そこまで姉さんを信じられる……。何でオレは姉さんを……信じられなかったんだ」

 

その光景を見たショウは、その場に泣き崩れた。

 

 

ショウ「くそぉおおおっ!!!うわぁああああ!!!!」

 

ショウが悲痛な叫び声は止まらない。

 

ショウ「何が真実なんだ!?オレは何を信じればいいんだ!!!」

 

泣き叫ぶショウにエルザが近づき、ショウと目線を合わせる。

 

エルザ「今すぐに全てを受け入れるのは難しいだろう、だがこれだけは言わせてくれ」

 

 

 

 

エルザ「私は8年間、お前たちの事を忘れた事は一度もない」

 

 

エルザがショウの頭を抱く

 

 

エルザ「何もできなかった……。私はとても弱くて……すまなかった」

 

 

シモン「だが今ならできる。……そうだろ?」

 

シモンの呼びかけにエルザは静かに頷く。

 

シモン「ずっとこの時を待っていたんだ、強大な魔導士がここに集うこの時を」

 

ルーシィ「強大な魔導士?」

 

 

 

シモン「ジェラールと戦うんだ。オレたちの力を合わせて」

 

そういったシモンの声には強い決意が込められていた。

 




思ったんですけど、パオラのキャラ設定なんですが、容姿のイメージがSAOの水色髪のシノン(GGOアバター)で、名前をかえただけなんですけど、名前変更いりました?
なんか珍しそうな名前にしようと思ったんですけど今となってはどっちでもよくなってきた……。
後からでてくるオリキャラたちも一緒で、名前とかどうしようか迷ってます。(ーдー)
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