FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神 作:タイトルホルダー
三人目のオリキャラを出します
トールside
アニスが産まれてから1ヶ月ほどたった。
ミラはギルドに入ったときはほとんどしゃべらなかったが、今ではエルザと張り合い、自他共に認めるほどのライバル関係となっている。きっとエルフマンとリサーナが何とかしてくれたんだろう、同じ魔法を覚えていたからな。あと、ナツが卵を拾ってきた。模様は違うけど同じ形だったからリサーナと一緒に手伝った。すると案の定、青いネコが産まれた。ナツはそのネコをハッピーと名付けていた。俺はナツほどではないけどギルドの仲間と手合わせしている。エルザやミラには互角以上の戦いはできるけど、ラクサスにはどうしても勝てない。あいつの魔法は俺には効かないからいつも拳で勝負するが、いつも負けてしまう。いつか絶対勝ってやる。
そして今俺とアニスは水薬草という草を採るために森にいる。なんでも水薬草は薬草よりも水分がとても多く、そのまますりつぶさずに食べることができるとかなんとか。
トール「よし、これだけ揃えば大丈夫だろ」
アニス「あんまり取りすぎると生えなくなっちゃうしね」
トール「そんじゃあさっさと依頼人のところに行って仕事を終わらせるか」
アニス「早くプリン食べたいな~」
俺とアニスの最近の流行りはプリンだったりする。あれは今まで食べた中で一番に美味かった。あれより美味いものが他にあるのかと言いたいくらい。
そんなことを話していると、森の中で不思議な光景を目にした。
アニス「なんだろねあれ」
トール「あれは・・・人じゃないか!?」
森の中で人が倒れていたから俺とアニスは走り出す。
近づいていくと、その人は女の子で怪我をしていて、意識が朦朧としていた。
トール「おい、しっかりしろ!大丈夫か!?」
アニス「そうだ!水薬草があれば!」
トール「傷を治せる、か。よし、わかった!」
俺は水薬草を1つ取り、その子の口へ入れる。
トール「ほら、これを飲み込め!これを飲み込めば大丈夫だ!」
女の子は薬草を何とか飲み込んだ。すると女の子の体にあった傷がどんどん引いていった。そして少女は虚ろだった目を閉じ、意識をうしなった。
アニス「すごいねこの薬草」
トール「とりあえず良かったな」
しばらくして、少女の目が覚めた。
「ん・・・。ここは・・・」
トール「お、気がついた」
アニス「大丈夫?もう痛くない?」
俺とアニスは目覚めた少女に声をかけるが、
「いや!来ないで!」
少女は俺たちを見て怯えるように後ずさりした。
第三者(と少女)side
「ほら、これを飲み込め!これを飲み込めば大丈夫だ!」
少女は意識が朦朧とするなか、少年の声が聞こえたのと同時に口のなかに何かを入れられた。少女は吐き出そうとしたが、怪我のため体がいうことをきかなかった。それに、少女は少年の言葉に偽りがないとなんとなく思えた。少女は口のなかに入れられたものを飲み込むと、体が軽くなったのを感じた。
「(傷が治ったのかな?)」
少女は傷が引いていくのを見ようとすると、意識を手放してしまった。
「ん・・・ここは・・・」
少女はしばらくして目が覚めた。
トール「お、気がついた」
アニス「もう痛くない?」
「いや!来ないで!」
少女は目の前にいたトールとアニスに怯えてしまう。
だがトールはそんな少女の様子を気にせず少女に寄ってくる。
「(怖い・・・!!怖い・・・!!)」
少女は近づいてくるトールに恐怖を感じる。少女はトールに暴力を振るわれるのではないかと思い、体が固まって動かなくなる。
だが、少女が次に感じたのは恐怖ではなく、何かに抱かれたようだった。
トールが少女に抱きついたのだった。
トール「大丈夫。もう怖くないぜ」
トールは少女の気持ちを落ちつかせようとする。
「(・・・・・あったかい・・・)」
トール「今はまだ話さなくていいから。心が落ち着いてから話してくれないか?」
「・・・うん」
少女はしばらくトールに抱かれたままでいた。アニスはその様子を見守っていた。
しばらくして、少女の口が動いた。
「・・・私のいた町、闇ギルドに襲われて、それで私は命かながら逃げ出して・・・傷は全部転んだときについたの」
少女は自分の過去を話した。
トール「・・・そっか。俺も同じだ」
その言葉を聞いた瞬間、少女は顔を上げてトールを見る。
トール「俺の町も闇ギルドに、襲われてな。両親も、町のみんなも死んだ。でもさ、それでも俺は希望があった。姉ちゃんや妹、それに一人の友達はもしかしたら生きているかもしてないんだ。だから俺は諦めない。絶対生きてるって信じてるから」
「・・・そうなんだ・・・」
トールは少女を抱いていた手をはなす。
トール「それにさ、今俺たちギルドに入ってるんだ」
「ギルド?」
アニス「うん。魔導士ギルド
トール「どうだ?お前もウチにくるか?ウチなら来るもの拒まずだぜ」
アニス「みんな優しいからね」
「いいの?」
トール「大丈夫さ。で、どうすんだ?」
「行く!私にも居場所がほしい!」
アニス「決まりだね!」
トール「そうと決まれば早くギルドに戻るか。この水薬草を届けてからな。そういや、まだ名前いってなかったな。俺はトール・イエスタだ」
アニス「私はアニスだよ」
パオラ「わたしはパオラ・マラミア。これからよろしくね、トール!アニス!」
トール「・・・というわけで、パオラをウチに招待しました」
パオラ「よ、よろしくお願いします」
マカロフ「おう、よろしく!」
『よろしくー!!!』
ナツ「おいお前!俺と勝負しろ!」
グレイ「いきなりそれかよ!」
パオラ「ひっ。私はまだ魔法使えないよ」
ナツがパオラに勝負を挑むがパオラは怯えてトールの後ろに隠れる。
アニス「だめじゃない、女の子を怖がらせちゃ」
ナツ「ご、ごめん・・・」
トール「まあ魔法ならそのうち覚えればいいさ」
リサーナ「そうそう、仲良くやろうよ、パオラ」
パオラ「うん、よろしく!」
ミラ「トールが連れてきたってことはエルザ派じゃあねえな」
エルザ「仲間なんだからどっちでもいいだろう」
ミラ「なんだとこのガチガチ女が!」
エルザ「へそだし女が!」
エルフマン「また始まっちゃった・・・」
グレイ「エルザのやつ、あれで俺たちにケンカすんなって言うんだから頭くるぜ」
ナツ「くそー!エルザもミラもいつかまとめてぶったおしてやる」
ハッピー「きっと無理だと思うよ」
ギルドの雰囲気がいつも通りになってきたそのとき、
ゴーンゴゴーン!!!
トール「なんだろう?」
アニス「鐘の音?」
ナツ「ギルダーツだ!!!」
グレイ「帰ってきたのか!」
「マグノリアをギルダーツシフトへ変えます。町民のみなさん!!すみやかに所定の位置へ!!」
その瞬間町が割れた。そして、ギルドの
入り口にギルダーツが現れた
ギルダーツ「ふう、ただいま」
マカロフ「ギルダーツ。仕事のほうは?」
ギルダーツ「ああ。バッチリ終わらせてきたぜ」
マカロフ「おおそーか。新しく入ってきた子たちじゃ。ほれ、挨拶せんかい」
そう言われてミラ、エルフマン、リサーナ、トール、パオラ、アニス、ハッピーの順に挨拶していく
ギルダーツ「おおー!ネコが2匹いて喋りながら浮いてんぞ!」
ナツ「ギルダーツ!俺と勝負しろ!」
そう言ってナツがギルダーツに突っ込んでいくが、
ドゴン!!!
ギルダーツはナツを手刀一撃だけで倒してしまった。
ギルダーツ「さぁ、次に来るのはどいつだ?」
ミラ「アタシはいいや」
トール「俺も遠慮しとこ」
新人たちはギルダーツの強さを思い知った。
一応いっておくけど、主人公とパオラの町は違う町です。