FAIRY TAIL 妖精の凍てつく雷神 作:タイトルホルダー
その列車はナツを乗せていく
───784年───
トールとアニス、パオラは盗賊の退治の仕事をしていた。
トール「もう逃げられねえぜ!」
パオラ「観念しなさい!」
「くっそー!こうなったら!」
盗賊のひとりが懐から煙玉を取り出して下へ投げつけた。
トール「煙幕か!」
パオラ「めんどくさいわね!」
盗賊たちは今のうちに逃げようとしたが、
「なっ!」
「動けねえ!何でだ!?」
盗賊たちは動けなくなっていた。やがて煙がなくなると、オレンジ色のネコの目が光っていた。
「くっ、これはサイコキネシス!?」
「たかがネコ風情がなぜ魔法を!?」
盗賊たちがそういうとトールが自慢気に話す。
トール「ふふん。そりゃあ俺がアニスに教えたからな」
パオラ「さあ、これで終わりよ!メテオブラスト!!」
トール「氷結竜の咆哮!!」
パオラは両手を前に突き出して魔法を放ち、トールは氷のブレスを放った。
「「「ぎゃあああああああ!!!」」」
盗賊たちはトールたちの攻撃を受けて倒れてしまった。
「ほら、しっかり歩け!」
「ううっ、くっそ」
盗賊たちは評議院たちに連れていかれていく。そのときトールたちは評議院の1人、ラハールと話していた。
ラハール「ご苦労様です」
パオラ「あとはよろしくね」
ラハール「はい。しかし、いつも被害が少ないのは流石ですね」
トール「まあ、被害を少なくしようとしてますしね」
ラハール「他のメンバーの人達にも出来れば見習ってほしいのですが・・・」
ラハールがそういった瞬間、トールたちは炎を吹くナツや裸のグレイを頭に浮かべた。
トール「・・・なんかすいません」
ラハール「そちらも大変なんですね」
アニス「あははは・・・」
パオラ「それじゃ、そろそろギルドに帰ります」
トール「そちらも頑張ってください、ラハールさん」
ラハール「はい、お疲れ様でした」
トールたちはラハールたち評議院と別れた。
トール「あー終わった終わったー」
パオラ「依頼料も15万だったから良い仕事だったね」
アニス「そろそろギルドにつくよー」
「「「ただいまー!」」」
トールたちはギルドの扉を開けた。
───時は少し遡り───
ロキ「ナツ!グレイ!まずいぞ!」
ナツ・グレイ「「あ?」」
ロキ「エルザが帰ってきた!!」
ナツ・グレイ「あ"!?」
ロキの言葉を聞いた瞬間、ナツとグレイだけでなく、ギルドにいるほとんどのひとが焦り、ギルドがざわついていく。
ズシィン!!!ズシィン!!!ズシィン!!!
そして妖精の尻尾では数少ないS級魔導士エルザ・スカーレットがギルドに帰ってきていた。
エルザ「今戻った。マスターはおられるか?」
ミラ「お帰り!!マスターは定例会よ」
エルザ「そうか」
みんながエルザにビビるなか、現役を引退したミラが受け答えする。
「エ、エルザさん・・・。そ、そのバカでかいの何ですかい?」
エルザ「ん?これか。討伐した魔物の角に地元の者が飾りをほどこしてくれてな。綺麗だったのでここへの土産にしようと思ってな。迷惑か?」
「い、いえ滅相もない!」
「討伐した魔物の角か・・・」
「すげ・・・」
エルザ「それよりお前たち、また問題ばかり起こしているようだな。マスターが許しても私は許さんぞ」
ルーシィ「な、なにこの人・・・」
ハッピー「エルザ!!とっても強いんだ」
エルザはギルドのみんなに注意をしていく。その姿は最近入った新人のルーシィにとっては風紀委員に見えた。
エルザ「ところで、トールとパオラはいるか?」
ミラ「まだ仕事中よ」
エルザ「そうか。なら、ナツとグレイはいるか?」
ハッピー「あい」
グレイ「や、やあエルザ・・オ、オレたち今日も仲よし・・よく・・や、やってるぜぃ」
ナツ「あ゙い」
ルーシィ「ナツがハッピーみたいになった!!
・・・てゆうか、トールとパオラ?」
ルーシィはナツの変化に驚くが、先程の会話で出た人物が気になった。
ハッピー「あい、現時点で多分最強チームだと思うよ」
ルーシィ「へえーそうなんだ。どんな人達なの?」
ハッピー「それはね「「「ただいまー!」」」今帰ってきた人達だよ」
そしてトールたちが帰ってきた。
「「「ただいまー!」」」
ミラ「3人ともお帰りなさい!」
トールたちが帰ってきて声を一番最初にかけたのはミラだった。
パオラ「うん。ただいま、ミラ」
トール「あれ、エルザも帰ってきたのか」
エルザ「ああ。お前たちに頼みがある。ナツとグレイもな」
アニス「どうしたの?」
ルーシィ「ハッピーと同じネコ!?」
ルーシィがアニスの存在に驚くがエルザは気にせず話をつづける。
エルザ「仕事先で厄介な話を耳にしてしまった。本来ならマスターの判断をあおぐトコなんだが、早期解決が望ましいと私は判断した。みんなの力を貸してほしい、ついてきてくれるな?」
グレイ「え!?」
ナツ「はい!?」
驚いたのは2人だけでなく、ギルドのみんなが驚く。
カナ「ど、どういうこと!?」
「あのエルザが誰かを誘うとこなんてトールやパオラ以外で初めて見たぞ!!」
ハッピー「何事なんだ・・・」
エルザ「出発は明日だ。準備をしておけ」
グレイ「あ、いや、ちょっ・・・」
ナツ「行くなんていったかよ!!」
トール「えー、エルザに加えてナツも一緒?もう仕事場所がぶっ壊れるのがすぐ頭に浮かんだんだけど」ヒソヒソ
パオラ「やっぱり?あたしも思った」ヒソヒソ
エルザ「何かいったか?」
「「「「いえ、なにも・・・」」」」
ミラ「エルザとトールとパオラとナツとグレイ・・・。今まで想像したこともなかったけど・・・」
ルーシィ「?」
ミラ「これってフェアリーテイル最強チームかも・・・」
ルーシィ「!!!」
───マグノリア駅───
ナツ「なんでエルザみてーなバケモンがオレたちの力を借りてーんだよ」
グレイ「知らねえよ、つーか助けならオレ一人で十分なんだよ」
ナツ「じゃあオマエ一人で行けよっ!!オレは行きたくねえ!!!」
グレイ「じゃあ来んなよ!後でエルザに殺されちまえ!!!」
ルーシィ「迷惑だからやめなさい!!!もおっ!アンタたち何でそんなに仲悪いのよぉ」
ナツ「何しに来たんだよ」
ルーシィ「頼まれたのよ!ミラさんに。てゆーかトールさんとパオラさんは?」
グレイ「あそこだ」
グレイが指差したところにはトールとパオラとアニスがいた。
だが、3人がいたところはお菓子売り場だった。
トール「なんかうまそーなお菓子ないかなあ」
パオラ「これなんか美味しそうじゃない?」
アニス「おやつは300円までだよ」
ルーシィ「遠足前の子供か!」
そうこうしているうちにトールたちはお菓子を買ってナツたちと合流する。
トール「ナツたち早いね」
パオラ「あれ?あなたは?」
ルーシィ「あたしルーシィといいます!ミラさんに頼まれて同行することになりました。よろしくお願いします」
グレイ「ルーシィ、敬語で話す必要ないぞ」
ルーシィ「えっ?」
ハッピー「2人ともルーシィより年下だよ」
トール「俺はトールです。よろしくね」
パオラ「あたしはパオラ。よろしくね、ルーシィ」
アニス「あたしはアニス。よろしくね」
ルーシィ「よろしく!3人とも!そっかー、2人は私より年下なんだ。あ、敬語はいいからね」
グレイ「ああくっそ、冗談じゃねえ!トールやパオラはともかく、何でナツと一緒に仕事しなくちゃならねえ!胃が痛くなってきた・・・」
ハッピー「魚食べる?」
グレイ「いるか!!」
ナツ「ルーシィ何でおまえがいるんだ?」
ルーシィ「何も聞いてなかったの!?」
みんなで話していると、エルザがやってきた。
エルザ「すまない、待たせたか?」
──たくさんの荷物を持って。
ルーシィ「荷物多っ!」
グレイ「今日も元気にいってみよー!」
ナツ「あいさー!」
ルーシィ「出た、ハッピー2号!」
エルザ「ん?君は昨日妖精の尻尾にいたな・・・」
ルーシィ「あ、はい。新人のルーシィといいます。ミラさんに頼まれて同行することになりました。よろしくお願いします」
エルザ「私はエルザだ、よろしくな。そうか、ギルドの連中が騒いでいた娘とは君のことか。傭兵ゴリラを倒したとか何とか、頼もしいな」
トール「ほんとに?すげーなルーシィ」
パオラ「(てゆーか胸でかっ)」
エルザ「今回は少々危険な橋を渡るかもしれないがその活躍ぶりなら平気そうだな」
ルーシィ「危険!!!?」
ナツ「フン。何の用事か知らねぇが今回はついていってやる、条件付きでな」
エルザ「条件?」
グレイ「バ、バカ!オ、オレはエルザのためなら無償で働くぜっ」
アニス「なんか面白いセリフだね」
エルザ「言ってみろ」
ナツ「帰ってきたらオレと勝負しろ。あの時とは違うんだ」
『!!!!』
グレイ「オ、オイ!はやまるなっ!!死にてえのか!!?」
エルザ「確かにおまえは成長した。私はいささか自信がないが・・・いいだろう、受けてたつ」
ナツ「自信がねえってなんだよっ!!!本気で来いよな!!!」
エルザ「フフ・・わかっている。だがお前は強い。そう言いたかっただけだ。グレイ、お前も勝負したいのか?私と」
グレイ「」ブルンブルンブルン
トール「(うわ、すごい首の振り方・・・)」
その瞬間、グレイは首をちぎれるほど横に振り、トールはそんなグレイを見て少し驚いていた。
ナツ「あとトール!お前とも勝負だ!今度こそお前にも勝つ!!」
トール「えー、嫌だよ。めんどくさいよ」
パオラ「じゃあ勝ったらご飯を奢るってことで良いんじゃない?」
トール「帰ってからな、ナツ」
アニス・グレイ「「((単純・・・))」」
ナツ「おしっ!!!燃えてきたァ!!!やってやろうじゃねーかっ!!!!」
そうしたことがあって、トールたちは列車に乗っていった。
主人公よりラハールの方が年上だと思うけどラハールならほぼいつも敬語だと思うのでお互いに敬語を話すことにしました。