死んだ僕は提督に志願した   作:猫舌36@活動停止中

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ネタが降ってきたから書きました。クリスマス?知らんな。
山風をメインに柱島泊地の日常を書いていこうかなーと思っています。
もうちょっと山風の性格についての情報が欲しい。


艦隊の日常編
第1話


あたしは今、柱島泊地へ向かう輸送船に乗っている。なんでもそこの艦隊が大きな戦果を挙げたらしく、その功績を称えてあたしを特別に配属させることにしたらしい。

 

「後、3時間か…」

 

何もしないで居る3時間はかなり長く感じる。ポケットからガムを取り出し、それを噛んでいると警報が鳴り響いた。

 

「左舷に深海棲艦多数確認!乗員は自室待機!これは訓練ではない!」

 

こんな近海にも来るんだ。もったいないけどガムを捨てて部屋から出て船尾にある発艦口に向かう。

対空機銃しか搭載していない非武装といっても過言では無いこの船を守れるのは現状あたししか居ない。嫌だけど私以外戦えないのだ。

 

「山風、抜錨。行くよ」

 

白露型駆逐艦8番艦山風、その艦娘第1号。それがあたしだ。一応テストとして深海棲艦と戦ったこともあるから行ける筈。

発艦後すぐに右に旋回、敵を正面に捕らえる。軽巡級2隻駆逐級4隻の水雷戦隊のようだ。

最大戦速で進みながら魚雷を放つ。同時に左手の主砲で砲撃開始。

駆逐艦の1隻に主砲が命中し、爆発を起こし静んで行った。

 

「まず1隻っ」

 

お返しと言わんばかりに撃たれた軽巡の砲弾が頬を掠めた。大丈夫、沈まない。自分にそう言い聞かせる。

魚雷が命中して駆逐艦が2隻沈んだ。

 

「くっ!後、3隻!」

 

しかし去り際に撃った砲弾が左の魚雷発射管に命中した。装填されてたら危なかった。

煙幕を焚き、その中に入る。出鱈目に主砲を撃ってくるがあれに当たるかは運しだいだ。今のうちに主砲と魚雷発射管に次弾を装填する。

さて、この後どうしよう。

 

『繋がりました。こちらは柱島泊地司令部です。山風、応答を願います』

 

いきなり通信が入った。この声は大淀か。

 

「こちら山風、現在深海棲艦と交戦中…指示を」

 

『現在こちらの航空隊が向かっています。到着まで後3分です。それまで持ちこたえてください』

 

待って、航空機ってそんなに早く飛べるの?

 

『こちら柱島泊地の提督だ。現状を報告してくれ』

 

また通信が入ったと思ったら今度は提督だった。意外と若い声をしている。

 

「移動中に軽巡2隻駆逐4隻で構成された水雷戦隊と遭遇。その内駆逐3隻は轟沈。損害は魚雷発射管1つ」

 

『それくらいなら行けるか…残った魚雷を全部撃って発射管をパージ、輸送船へ向かえ』

 

「分かった…」

 

未だに主砲で攻撃してくる敵艦隊に向かって魚雷をすべて放つ。そんなに撃ってくるから煙幕越しでもどこら辺にいるかは把握できる。

 

「魚雷残弾ゼロ…発射管パージ」

 

デッドウェイトになった発射管を海に捨てる。

反転して最大戦速で輸送船を目指す。

後ろで爆発音、振り返ると軽巡が1隻中破していた。

 

「しつこい…」

 

後ろから砲弾が飛んできた。艤装に1発命中した。だから嫌だったのに。

始めと比べれば数はかなり減っているけど、後ろからだと避けることが難しい。

艤装から爆雷を取り出し時限信管をセット。あたしに気付き追いかけてくる敵艦に向けて投げる。

ちょうど中破した軽巡の所で爆発して、軽巡は沈み始めた。

すると深海棲艦は狙いを輸送船に変えて砲撃を始めた。防御力の低い輸送船はすぐに穴が開き、燃え始め、爆発を起こした。

それを見て怒りを覚える。無抵抗な者を攻撃するのがそんなに楽しいのか?だったら…。

 

「あなたも…沈めば?」

 

急速反転、機関最大。主砲を敵の目の前に撃ち、怯んで止まった隙に駆逐艦を狙って攻撃する。

3発目の砲弾が駆逐艦の内部で爆発して、沈んでいく。

そのまま速度を維持しながら軽巡とすれ違う。すれ違ったところで機関反転、取り舵一杯。

急激に減速したことで、その場で左に旋回した。

主砲を撃ちながら前進しようと機関をもう一度反転させる。放った砲弾は軽巡の主砲塔に当たり爆発を起こした。

止めを刺そうと加速するがいつもより加速が重い。違和感を感じていると艤装が突然爆発した。

 

「ああっ!何!?」

 

機関が急に止まり移動出来なくなる。軽巡を見ると残った主砲をあたしに向けている。

嫌だ…沈みたくない…!嫌だよ…。

沈む恐怖で身が竦んで動けなくなる。

しかし、その主砲が撃たれることはなかった。

空から戦闘機が5機飛んできて、それらが機銃を撃つだけで軽巡を沈めたのだ。

すごい威力…戦闘機ってこんなに強いんだ。

 

『山風応答せよ。繰り返す、山風応答せよ』

 

「はい…こちら山風。敵艦隊は全艦轟沈。しかし輸送船は轟沈、あたしも機関を損傷して航行不能」

 

『分かった…そこにいる航空機に引っ張ってもらえ』

 

「えぇ…」

 

突拍子も無い命令にあたしは驚いた。




「山風って東風谷早苗に似てるよね」と僕は友達に言った。
友達は「誰それ」と返した。
僕は友達を殴った。
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