~舞洲鎮守府・執務室~
武氏「あぁ~、暇だ~」
壮介「次に貴様は『早く出撃がしたい』と言う」
武氏「早く出撃してぇ・・・Σ(゚□゚;)」
武氏「なんで分かった?」
壮介「ずっとお前の隣に居ればそりゃ嫌でも分かる・・・」
武氏「なるほどな・・・」
コンコン
武氏「開いてるぞ~」
加賀「失礼します。武氏提督、アンケート終わりました」
武氏「お、ありがとう。どうだ?この鎮守府にも慣れたか?」
加賀「まずまずですね。最初の頃は、やはり前の鎮守府と180度やり方が違うので戸惑いましたが」
武氏「そうだよな。というか、ここも大概おかしいけどな」
加賀「そうなんですか?」
武氏「司令官が出撃する鎮守府なんか見たことあるか?」
加賀「いえ・・・え?」
武氏「まぁ、そうなるな。ここに来るときに上空から航空機のドックが見えたと思うんだけっどもな?」
加賀「えぇ、確かにありました」
武氏「そこにな、ゼロ戦五二型とスツーカが置いてあるんだ。まぁ、スツーカに関しては六ヶ月も放置してあったから、まともに動くか分からねぇけどな」
加賀「そうだったですか。びっくりしました」
武氏「けど、皆何もしてないってわけじゃないんだぜ?」
加賀「どういう意味でしょう?」
武氏「そろそろ来るんじゃねぇかな?」
コンコン
武氏「ほらな。開いてるぞ~」
叢雲「あ、加賀さん、どうも。ていうことで、司令官。今日も対空演習付き合ってよ」
武氏「どういうわけか分からんが、分かった。場所は大演習場で大丈夫か?」
叢雲「大丈夫よ。今日こそ負けないんだから!」
武氏「それじゃ、俺も本気で行きますかね」
スタスタ
壮介「いつも思うが大丈夫なんかねぇ?叢雲。まぁアイツが本気で行くことは無いだろうけど」
加賀「そうなんですか?」
壮介「あぁ、戦艦棲姫って知ってるか?」
加賀「えぇ、とんでもない火力と装甲で知られていますが・・・」
壮介「その戦艦棲姫と一回だけやり合ったのよ。俺と武氏で」
加賀「はい・・・」
壮介「まぁ、余裕で勝ったよ」
加賀「え・・・」
壮介「しかも聞いて驚くなよ。五体一気に相手してだ」
加賀「ウソ・・・ですよね?」
壮介「さっき余裕でと言ったが、ちょっとだけ嘘だ。さっき執務室を出るときにアイツの左足を見えたか?」
加賀「えぇ、義足でした・・・」
壮介「最後の戦艦棲姫を沈めるときにスツーカの右翼をやられてな。その破片でもあたったのか左足を持っていかれてな。うん、操縦席の足元に左足があったよ」
加賀「・・・」
壮介「ちょっと気分転換に甘いもんでも食うか」
加賀「はい・・・」
壮介「ところで、加賀さん」
加賀「はい。なんでしょう」
壮介「なんのアンケート取ってたんだい?」
加賀「え~とですね・・・。アンケートというより、自己紹介カードみたいなものですね。早く皆の好みとか覚えたいとのことです」
壮介「あぁ・・・」
加賀「どうかされたんですか?」
壮介「昨日からなんか変な笑い方してたからな・・・。できたぞ、カステラだ」
加賀「なるほど・・・。あ、ありがとうございます」
壮介「そう言えば、スツーカ動くのか?」
加賀「大丈夫みたいですよ」
壮介「そうみたいだな・・・」
加賀「そう言えば、今日赤城さんとランチをするのを忘れてました」
壮介「お、行ってきな」
加賀「でも、このカステラは・・・」
壮介「食後のおやつにでもどうぞ。はい、もう一個」
加賀「ありがとうございます。行ってきます」
壮介「行ってらっしゃ~い。さて、ちょっと寝ますかね・・・」