空の魔王の生まれ変わりは何を想う   作:紅男

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はい。今回から武氏たちの鎮守府を「舞洲鎮守府」にしました


第七話 休んでる暇はない。ブラ鎮爆撃作戦だ。前編

ある日の舞洲鎮守府・執務室

 

武氏「・・・暇だ」

壮介「そうだな」

 

俺らは戦艦棲姫五体をスツーカで倒した・・・俺、武氏の左足と引き換えに。でも、まぁ、そんなことはどうでもいい。義足ができるのが、明日らしい。・・・ここまで長かった。時にして約六ヶ月ほどである。それまで長かったよ。六ヶ月だぜ?六ヶ月。六ヶ月もの間、出撃禁止令出されたんだぜ?死ねるよホント。でも、ものすごい高性能な義足になったらしい。ちなみにスペックは秘密だそうだ。

 

武氏「とりあえず、出撃がしたい」

壮介「この出撃厨が」

武氏「お褒めに授かり光栄です」

壮介「もういいよ・・・」

 

ガシャン!

 

武氏「おう琥助か。どうした?」

琥助「大変だ!沿岸に人が打ち上げられてる!」

武氏「そんなクジラでも、ファンタジーでもあるまいし」

壮介「お前みたいなやつがリアルにいてたまるかwとりあえず行くぞ」

 

~舞洲鎮守府・沿岸~

 

武氏「・・・ひどいな、こりゃ。とりあえず、医務室に搬送しよう。話はそれからだ」

壮介「そうだな」

 

何がひどいって、身体の至る所に痣がある。この調子なら骨折もしているだろうな

 

~舞洲鎮守府・医務室~

 

武氏「とりあえず、処置はしたが・・・」

壮介「お前に治療スキルがあったのはびっくりしたけどな」

武氏「基本なんでもできると自負している」

壮介「そうか」

武氏「きな臭くなってきた」

壮介「そうだな。傷を見る限り、少なくとも痣は出来てから数日~数ヶ月以上は経っている」

武氏「ということは・・・」

壮介「・・・最近、話題になっている『ブラック鎮守府』とかいうやつか」

武氏「あぁ・・・詳しいことはこの子が目覚めて落ち着いてからゆっくりと聞こう」

壮介「そうしたほうがいいだろう。目が覚めていきなり根掘り葉掘り聞かれても堪えるだけ出しな」

 

~数日後、舞洲鎮守府・医務室~

 

コンコン

 

?「ど、どうぞ・・・」

武氏「失礼しまぁ~す」コソリ

?「あの・・・」

武氏「あぁ、これは失礼しました。私はこの鎮守府の責任者・・・つまるところ、『提督をしている者です」

?「Σ(゚Д゚)」

武氏「あぁ、大丈夫。怯えないで。私は『ここの』提督であって、あなたのところの提督ではありません。名前は『羽柴 武氏』と申します」

?「す、すいません・・・」

武氏「いえ、いいんです。いきなり怯えるなと言われても、無理なんですから。ゆっくり、リラックスしていきましょう」

?「はい・・・」

武氏「・・・いきなりなんですが、お名前をお聞かせ願えるでしょうか?」

木曾「木曾だ・・・」

武氏「分かりました。ありがとうございます。それでは、次に行きますね?」

木曾「はい・・・」

武氏「木曾参。もっと楽にしてもいいんですよ?」

木曾「だが・・・」

武氏「先ほども申しましたが、『あちらの』鎮守府の提督ではないんです。ここでは上下関係なんて存在しません。ですから、自分のペース・喋り方でお話し頂けるとこちらとしてもありがたい」

木曾「分かった」

武氏「それでは、質問させて頂きますね。あ、無理に答えていただなくても大丈夫です」

木曾「あの、一ついいか?」

武氏「はい、どうぞ」

木曾「武氏さんも、その・・・いつも通り話してくれないか?上下関係はないんだろ?」

武氏「そうですね・・・そうさせてもらいますかねぇ」

武氏「と、いうわけで。ここで一つ・・・いや、二つ。『あっち』の鎮守府はどうなんだ?」

木曾「・・・」

武氏「無理に答えようとはしなくてもいいんだぞ?」

木曾「いや、堪えさせてくれ。そうだな・・・一言でいうなれば『最悪』か。まず・・・」

 

俺が木曾に向こうの鎮守府の状況を聞くと驚きを隠せなかった。

まず、食事は極限まで経費を削減したせいで味も栄養も最悪。

しかも、入渠施設もまともにさせてもらえない。

ついで、寝るところも不衛生。

そして極め付けは自由時間なしと。

おれは確信した。『真っ黒』だということを、そして場所も聞いた。

場所は黒井鎮守府だそうだ。

 

~舞洲鎮守府・執務室~

 

武氏「壮介よ」

壮介「はいよ?」

武氏「準備はいいか?」

壮介「準備は万端だ。いつでも『出撃』できるぜ」

武氏「よし。行こう」

 

~舞洲鎮守府・滑走路~

 

木曾「マジかよ・・・」

琥助「びっくりしたか?」

木曾「普通の提督は、ああやって自分で出撃するのか?」

琥助「いや、あいつらが異常なまでに出撃したがるだけだ。普通は執務室とかに設置してある、無線機を通じて指示を飛ばすだけだ。ただ、武氏がそれを極端に嫌ってな・・・」

木曾「そうなのか・・・」

 

~スツーカ機内~

武氏「軍歌!『スツーカリート』!はじめ!」

壮介「スツーカリートはじめ!」

 

~BGM:スツーカリート~

 

~黒井鎮守府上空~

 

武氏「さて、どうしようか・・・」

壮介「どうした?」

武氏「普通に考えて、建物内の中にも艦娘さんも居るわけだ」

壮介「まぁ、そうだな」

武氏「となると、そう軽々しく爆撃はできんのよ」

壮介「なら、執務室の提督を対空機関砲で砲撃しよう」

武氏「お、その手があったか。よし執務室を探そう」

 

~数分後。黒井鎮守府~

 

提督(黒)「クソ!さっきからうるせぇんだよ!風切り音が・・・よ・・・まさか、あのエンブレムは・・・」

 

ズダダダダ!

 

~スツーカ機内~

 

武氏「こちら武氏。執務室応答願います」

琥助『はい。こちら執務室。どうぞ』

武氏「たった今、目標を排除した。こちらに輸送機をよこしてくれ」

琥助『了解。オーバー』

壮介「今考えるとオーバーキルだよな・・・」

武氏「目的を達成するためには手段は問わない。それが俺らのやり方だろう?」

壮介「そうだな」

武氏「さて、どこか着陸させようか?」

壮介「そうだな。お、ちょうど建物の前が草原になってんのか。そこに着陸させよう」

武氏「了解」

 

無事、黒井鎮守府の提督を排除した武氏であったが、着陸して建物の中に入った後が問題だった・・・

 

To Be continue・・・

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