アナトリアの傭兵が着任しました。   作:ラインアーク所属の元レイヴン

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プロローグ

黒色の空の下、砂漠化した地上で、2機のネクストが、無言のまま、正面を向き合っていた。

 

「強いな、お前は....」

突然そう呟いたのは黒色の左腕のない通常のネクストより一回りほど大きな機体に乗ったリンクス、レイヴン。通称アナトリアの傭兵。

彼の搭乗しているネクスト、アレサは五連装ガトリング、コジマブレードなどの強力な武装に瞬間移動のようなクイックブーストが可能な最強の機体にリンクス戦争の英雄と呼ばれたアナトリアの傭兵がリンクスをしている。

最強の組み合わせのはずたった。

だが、アナトリアの傭兵は負けた。

しかもアレサよりスペックの劣っているはずの機体に。

欠点があったのだ。それも致命的な。

リンクスへの汚染が大きすぎるのだ。

AMS適正が高かったジョシュアですら

10分ほどしか持たないような機体なのだ。

「カハッ」レイヴンが吐血する。この戦闘は5分ほどしか続かなかった。当然だ。レイヴンはジョシュアよりもAMS適正が低いのだから、ジョシュア以上にアレサに乗っていられる筈がなかった。

企業たちは、強さを求めすぎた。汚染のダメージが、通常のネクストと同じだと、誤解していたのだ。

この企業たちのミスにより、レイヴンは、ホワイトグリントに搭乗していたときよりも動きが鈍り、破壊されるまでに5分しか持たなかった。ということだった。

アリーヤベースのネクスト「ストレイド」と

人類種の天敵と呼ばれた彼に何人ものリンクスが殺された。

「俺の番が、回ってきたか。」

「......」

彼はなにも言わない。返事の代わりに帰ってきたのは、ブレードを展開する音だった。

眼を瞑ると記憶が蘇る。

「レイヴンあとは貴方の役目....」

地下世界の管理者をになっていたIBIS。

「私はただ、強くあろうとした。」

最後のレイヴンとなるために戦ったジナイーダ。

「赦しは請わん。恨めよ。」

コロニーアスピナを守るため、アレサに乗り、死地に赴いたジョシュア・オブライエン。

全て自らが、殺したリンクスやレイヴンの名だった。

死ぬことに恐怖はなかった。

もう100人近く殺している。自分の番が回ってくるのは、わかっていたことだった

あぁ、もうすぐそちらに逝く。責めの言葉はそちらで聞こう。

 

「I'm a thinker to-to-to-toto-」

もう死ぬというのに、呑気に鼻歌を歌ってしまう。

レーザーが目の前に来て、目の前が真っ白になったところで、アナトリアの傭兵ことレイヴンは、その一生を終えた、はずたった。

 

 




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