アナトリアの傭兵が着任しました。 作:ラインアーク所属の元レイヴン
某鎮守府にて。
ここが鎮守府か。
ここらを歩いていても、まだ一人も人を見ていない。
殆ど殺されたらしい。レーダーには4つの反応がある。1人だけの物と3人固まった物の2つだ。恐らく、一人だけの方が今回の殺害対象だろう。反応のあるドアの前についた。指令室と書いてある。此処で、確定だろう。さて、どうするか。まぁ大して時間を掛けるほどでもないだろう。強めにドアを開く。「何だ貴s」そのままの勢いを維持しながら服の中に隠していたナイフを殺害対象の首に刺す。ザシュッという音のあと、彼は倒れ、パニックになったように少しもがいた後動かなかくなった。
それと同時にレーダー内から1人の生態反応が消えた。
レイヴン「...次は艦娘の捜索か。」今度は、3人の生態反応がある場所へ、歩き始めた。
レイヴン「おかしいな。」
生態反応のある場所へ向かった筈だったのだか、そこは壁だったのだ。
どうしたものかと、手を壁に当てると、違和感があった。壁が、凹んだのだ。
レイヴン「なるほど、そういうことか。」
ナイフを壁に当て、全力で壁を切る。そうすると、黒色のドアが露出した。よくこんなことを思い付いたものだと思いながら、ドアを開けた。「暗いな...」眼を慣らしながら、壁伝いに下へ続く階段を下ると、壁の突起物に手が当たる。これは...電気のスイッチか?
パチンという音の数秒後に電気がついた。そして、反応のある方向に眼を向けた時、眼を見開いた。手枷を付けられ、ぐったりとした痣だらけの子供が居た。
レイヴン「ッ、あぁクソッ、生きているのか?」
手枷をナイフで壊して、1人ずつ先ほどの指令室に運びこんだ。3人を寝転ばせ、応急手当てを施し始める。体全体を消毒し、次は包帯を巻く作業に入る。
「次は、包帯を、と...包帯は..」
?「ほらよ。」『誰か』が包帯を渡してくれた。
レイヴン「あぁ、すま..ん?」『誰か?』
レイヴン「誰だ?何処にいる?」レーダーに写っていない筈なのに何故か聞こえてくる声に警戒しながら喋る。
?「下だ。下。」
下?
レイヴン「なっ!」
小さい何かが、俺のすぐ下に居る。
?「にしても随分、派手に殺ったな。」
?「あんたが、新しい提督らしいな。俺は妖精。大運営から話を聞いてる。」
レイヴン「...そうか。」
妖精「来てくれ。見て貰いたいものがある。」
レイヴン「わかったが....いいのか?」
妖精「何がだ?」
レイヴン「あの提督には、酷い目に会ったのだろう?」
自分がさっき殺した死体に眼を向ける。
妖精「あぁ、それか。大丈夫だ。俺は、あんたを信用してるからな。」
レイヴン「何故?」
妖精「倒れていた艦娘を助けて、応急手当をする意味がない。なのにあんたはわざわざ、応急手当をした。あんたは、いいやつだよ。」
ニヤと笑みを浮かべる妖精。
レイヴン「...そうなのか。」
妖精「じゃあ、ついてきてくれ。ついでに、ここの案内もしてやる。」そう言って、俺の前を歩いていった。
妖精「そう言えば、あんた、ここに来る前、何してたんだ?」歩いていると、突然、そんな話題を振ってきた。
レイヴン「...傭兵だ。」下手に嘘をついて信頼を損ねるより素直に言ってしまう方がいいだろう。
妖精「...傭兵。」少し考えるように黙ってしまった。
少し歩いて行くと妖精が突然止まった。
妖精「ここだ。」
そう言われ目を向けた先には、建造室と書かれた看板と、奥で作業している、小さい妖精たちの姿があった。
レイヴン「此処では何をしているんだ?」
妖精「此処では、艦娘や、艦娘の武器を建造している。今は、何も作っていないな。」
レイヴン「なるほど。それで見せたい物とは?」
妖精「あぁ。これだ。」そう言って妖精が指差したのは、3メートル程に縮んだ、俺の愛機だったネクスト。ホワイトグリントだった。
いかがでしたでしょうか。コメント、お待ちしています。
ここで、クイズをひとつ。
壁をナイフで切る奴。元ネタはなんでしょうか?