さあ、八幡はどうなるのか。
〜八幡サイド〜
なんやかんやで俺は安心院なじみを手伝うことにした。
手伝うといっても"できない"らしきことを探しては提案しそれを"できる"に変えられる。
その繰り返しだった。
ちなみに
やはりすべてのことができるなんてわけがなかったのだ。
まあそれでも"できない"探しは続くんだがな。
ん?なぜ安心院にそのことを教えないのかって?
・・・昔入っていた部活が『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える』みたいな感じの部活だったのだが、
だからかは知らないが俺がすべてを手伝うのではなく安心院自身でそれを成し遂げてほしいのだ。
そんな感じでずっと過ごしていた。
人類が誕生してからも"できない"探しは続いていた。
だが俺はそのついでに人類を見てみたくなったのだ。
だから俺は人類に会ってみようとしてしまった。
その時の俺は忘れていたのだ、人間とはどういう生き物なのかを・・・
俺はどうやって人間にコンタクトを取るか考えてみた。
とりあえずまずは人間を観察してみた。
まだあまり文明も発達しておらず狩りなどを主にしている時代だった。
この時代の中では大きめの集落を見ていたときだった。
別の集落が攻めてきたようだった。
そのとき俺はチャンスだと思ってしまったのだ・・・
これを助ければ友好関係を築けるかもしれない、
もちろん敵の方も殺したりせずに無力化するつもりだ。
というわけで戦地に行き敵の方だけを気絶させていく。
物理的に気絶させたり、殺気などで気絶させたりしていた。
そしてすべての敵を気絶させ、協力していた方の指揮官らしき人に話しかけようとしていた時だった。
その指揮官が何かの指示をしたと思ったら周りが一斉に攻撃を始めた。
そして攻撃の対象とは・・・俺だった。
人間って生き物は自分たちより圧倒的に強い生物に会ったとして、どうすると思う?
神様のように崇めるか? 違う
友好関係を築こうとするか? 違う
人間たちは人間以外を対等に扱おうとしない。
俺のことをただ化け物だと認識し俺のことなんて考えない。
だから俺が人間と同じ容姿をしていてもあいつらにはどうでもいいのだ。
人間はいつだって自分たちが正しいと信じて疑わず自分たちのルールで物事を判断する。
今回だって俺を敵だと認識し俺に恐怖をしながらも戦う自分たちが勇敢だとでも思っているのだろう。
人間ってのはこういう生き物なのだ。
人間って生き物はなんて愚かなんだろう。
そんなことを思う俺だが不幸なことに多くの人間に悪意や敵意を向けられ昔のことをフラッシュバックしてしまった。
更にもっと不幸なことにフラッシュバックにより”誰からも嫌われる自分”を鮮明に想像してしまった俺は無意識にスキルを発動させてしまったのだ。
そしてその結果俺は・・・誰からも嫌われるスキル
なくしたくても”嫌われない自分”なんて想像できない。
そう、なんでもできそうなスキルだが弱点もあったのだ、想像できないことはできないんだから。
つまりこれで永久にぼっち確定なわけだ。
俺は俺に攻撃してきた全員を気絶させ安心院のいる拠点に帰ったのだった。
どうだったでしょうか。
めだかボックスの漫画を読みなおしていると、安心院なじみのスキルに『嫌割者』というのがあったのでこういう話を思いつきました。
変ではないでしょうか。