~小町サイド~
「・・・」
私は日記を読み終わった。
なんとなくこういうことなんだろうと予想できていた。
それでも日記に書いているあまりに過激な日々に唖然とした。
そして私はこの日記の内容を信じたくはなかったが確かめることにした。
私は親を問い詰めたり、友達から情報を集めたりした。
―――数日後
優しかった親も、仲の良い友達も、面倒見の良い先生も・・・すべてが偽物だった。
お兄ちゃんのことを人間扱いせず、お兄ちゃんにしてきた非人道的なことを誇らしげに話してくる姿に吐き気がした。
同じ人間だと思えないくらいに屑ばかりだった。
そしてなによりお兄ちゃんのことに全く気付かなかった自分自身が一番許せなくなった。
―――お兄ちゃんが帰ってきた。
でもあんなに苦しんでいたお兄ちゃんに気づけなかった私は妹失格だ。
さらに私のために痛くても苦しくても頑張っていてくれたのに無理をさせてしまった罪悪感もあった。
だから私はお兄ちゃんに会わせる顔がなかった。
どうしてもいつも通りに話せる気がしなかったのだ。
そして私はお兄ちゃんから逃げてしまった。
自分の部屋に閉じこもり、お兄ちゃんの声を無視してしてしまった。
気持ちの整理をしたらすぐに謝りに行くつもりだった。
お兄ちゃんとしっかり向き合って本当の気持ちを分かってあげたいと思っていた。
明日にはお兄ちゃんと一緒に笑いあえると思っていた。
だが・・・
―――お兄ちゃんは自殺した。
私がもっと早くにお兄ちゃんと向き合っていたら、あの時のお兄ちゃんの様子に気づいていたら、あの時にしっかり話を聞いていたら・・・
―――すべてが遅かった。
私のせいでお兄ちゃんは死んだ。
私は自分自身を憎んだ。
自殺しようかと思うくらいに・・・
―――お兄ちゃんが自殺して数日たった。
いつも通りの日常だった。
そう、
親も、近所も、お兄ちゃんの知り合いも、周りはみんな初めからお兄ちゃんなんていなかったように過ごしていた。
それどころか逆にみんなはお兄ちゃんが死んで良かったという風な感じだった。
だれもお兄ちゃんの死を悲しまない、それどころかまるでお兄ちゃんが生きていたのがいけなかったといっているように、お兄ちゃんのすべてを否定されたように感じた。
そしてそう感じた時、私は何かが変わってしまった。
「―――許さない」
「お兄ちゃんを傷つけたやつは全員許さない!。一人残らずお兄ちゃんが受けた以上の痛みと絶望をあじあわせて殺してやる!!!」
そうして私はお兄ちゃんに代わって復讐することを決意したのだ。
「小町頑張るからね。お兄ちゃん」
私はもう会えない大好きなお兄ちゃんに向けてつぶやいた。
~天の声サイド~
僕は比企谷八幡の妹を見ていた。
どうやら彼女は兄のために復讐をするつもりのようだね。
僕もあいつらをどうしてやろうかと思っていたからちょうどいいね。
彼女には復讐できるよう力を貸してあげようじゃないか。
~天の声サイド終了~
比企谷小町はこの日ノーマルからマイナス?になった。
更に小町自身がこのマイナス?のスキルのことを自覚している。
マイナス?になった瞬間に小町はなぜかそのスキルと使い方がわかったのだ。
そして小町の復讐は始まった。
どうだったでしょうか。
復讐は八幡ではなく小町が代わりにします。
最後のところの マイナス? とは天の声が貸したマイナスなので、小町自身は一応はノーマルのままだから ? をつけることにしました。