やはり俺が人外なのはまちがっている。   作:KN HR

6 / 20
いつのまにか俺は人をやめていた

 

~八幡サイド~

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

 

 

恥ずかしい。

 

すごく恥ずかしい。

 

いくら親がわりといっても少し前まで他人だったのに、あんなガキみたいに泣いてしまうとは、

 

俺ってあんなに泣き虫ではないはずなんだがな・・・

 

親ってのはやっぱりすごいんだな。

 

 

それは置いといて、俺はやっと落ち着いた。

 

”さてと、これでやっと次の話ができるね”

 

「悪かったな俺のせいで話が進まなくて」

 

”別にいいんだよ、これからだっていくらでも迷惑をかけてくれよ”

 

”それに素直な八幡君はかわいかったしね~”

 

 

「・・・」

 

 

これは黒歴史だな・・・

 

 

”まあ、とりあえずこれからのこととかを話そうか。

 

”八幡君はもう異世界で生き続けるしかない”

 

そう、俺はもう不老不死とやらになってしまったのだ。

 

一応もう覚悟はしている。

 

本当に”本物”が手に入るのかわからないけれど、

 

なぜか俺はこの”天の声”のことを信用したいと思ってしまっているのだ。

 

こいつなら俺の本物になってくれるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

”まず八幡君の転生した世界がどんな世界なのかから教えておこうか”

 

とりあえず今は話を聞いてみることみした。

 

”まず基本的な世界観は変わらないよ”

 

”だがこの世界にはスキルという常識では考えられない能力があるんだ”

 

「・・・スキル?」

 

”そうだよ、よくアニメとか小説とかで見たことのあるようないろいろな能力があるんだ”

 

”といっても世界を支配できるような強力なものもあれば、あってもなくても変わらないようなしょぼいものもあるけどね”

 

「それで、俺のスキルはどういうものなんだ?」

 

”あわてない、あわてない”

 

”それは、また後ではなすよ”

 

”まだスキルについての話は終わってないよ”

 

「他になにがあるんだよ」

 

”スキルにはね、種類があるんだよ”

 

「種類?」

 

”種類といっても2種類しかないけどね”

 

”それに《常に異常な結果を生み出す異常な才能》という点ではかわらないしね”

 

 

”異常性(アブノーマル)と過負荷(マイナス)”

 

”名前だけ聞いてもわかりずらいとおもうけから、簡単にまとめると”

 

”異常性(アブノーマル)とは自分にとってプラスになるスキルだ”

 

”逆に過負荷(マイナス)とは自分にとってマイナスになるスキルだ”

 

”八幡君の世界でいうと雪ノ下陽乃のような人がアブノーマルで八幡君のような人がマイナスだね”

 

あの人か、

 

雪ノ下雪乃の姉であり、確かになんでもできる完璧超人な人だった。

 

そして確かに俺はマイナスな人生だった。

 

「・・・」

 

”・・・ごめんね、いやなことを思い出させちゃって”

 

「いや、別にいいよ」

 

「思い出すもなにももう忘れられるもんじゃないしな」

 

”・・・そうかい”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”とりあえず八幡君のスキルについて話そうか”

 

「やっとか」

 

 

俺は柄にもなくわくわくしている。

 

だって俺の大好きな少年漫画の主人公のような力を手に入れることができたのかもしれないのだ。

 

これをわくわくしないでどうする。

 

 

 

”だがその前に八幡君には伝えることがあるんだ”

 

 

「まだなにかあるのかよ」

 

"これは八幡君にとってとても大事なことだよ"

 

「で、なんだよ」

 

"・・・八幡君はおかしく思ったことはないかい?」

 

「何をだ?」

 

"八幡君は自分が生きていることがおかしいと思ったことがないかと聞いているんだ"

 

「は?」

 

"よくわからないようだね"

 

「ああ、意味がわからないんだが・・・」

 

"簡単に言うと、なぜ《普通なら死ぬようなこと何度もされて》生きていたのかということだよ"

 

 

「え?」

 

 

"やはり自覚はなかったようだね"

 

"自分がどんなに異常だったかを"

 

「俺が・・・異常だった?」

 

"そうだよ、八幡君が普通だったならどんなに丈夫だったとしても幼稚園に入るまでには死んでいるはずだよ"

 

・・・

 

"なぜ八幡君が生きていたのか、それは君がスキルをもっていたからだ"

 

「俺が・・・スキルを?」

 

"そうさ、八幡君は2つのスキルをもっていたのさ"

 

「2つ?」

 

「というかスキルっていうのは異世界にしかないんじゃないのか?」

 

"普通はそうだが、それは絶対ではないよ"

 

"現に八幡君がスキルをもっていたしね"

 

「・・・で?」

 

「どんなスキルなんだ?」

 

"1つ目のスキルは八幡君が死ななかった原因になったものだ"

 

"正確には八幡君の《願いとは逆のことを現実にする》マイナスだよ"

 

"このスキルがある限り八幡君の願いは叶わないということだね"

 

「まさか!」

 

"そうだよ、このスキルのせいで八幡君は本物が手に入らず"

 

"死ぬこともできなかったというわけだ"

 

「・・・ん?」

 

「だがそれだとなぜ俺は死ぬことができたんだ?」

 

"それは八幡君のもう1つのスキルによるものだ"

 

「それはなんなんだ?」

 

"もう1つのスキルは《信じたことを現実にする》スキルだ"

 

「は?」

 

"混乱しているようだね"

 

「それじゃまるで・・・」

 

"そう、このスキルはアブノーマルだ"

 

・・・

 

"なぜ自分がって顔してるね"

 

「そりゃそうだろ」

 

「そんなこと聞かされたんだから」

 

「だが、本当にそんなプラスのチートスキルを俺がもっていたのか?」

 

"本当だよ、八幡君はこのスキルを制御できていなったけどね"

 

 

 

"このスキルを八幡君が使ったのは君が死んだときだけだよ"

 

"そのとき八幡君は本気で自分が死ねると信じたんだ"

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

"さて、今度こそ今の八幡君のスキルについて話そうか"

 

 

「・・・ああ」

 

"まずさっき言っていたマイナスを少し改造して《不老不死》になるスキルににしたんだ"

 

 

「改造?そんなことできるのか」

 

 

”改造といってもなんでも自由というわけではないんだけどね”

 

”今回はこのスキルが不老不死の劣化版のような効果を発揮していたから簡単に改造できたんだけどね”

 

"そして次に八幡君のアブノーマルを強化したよ"

 

 

「どう強化したんだ?」

 

 

"八幡君が制御できるようにしたのと"

 

"《信じたことを現実にする》から《想像したことを現実にする》スキルに強化したよ"

 

 

「なにその魔改造」

 

チートすぎだろ

 

いや、ありがたいけどもこんなに強いとあとで反動が来るんじゃないかと心配なんだが

 

"だが、このスキルは絶対ではないよ"

 

”初めは弱く、望んだ結果にならないことが多いとおもうよ"

 

"でもこのスキルは成長していく"

 

"頑張れば世界最強も夢ではないだろう"

 

"八幡君ならいつかきっと使いこなせるようになるさ"

 

なんか生き返るのが楽しみになってきたな

 

というか俺ってもう人間じゃなくね?

 

不老不死だし、さらにチートスキルもってるしな

 

 

"そしてこれはおまけだが《どんな環境にも適応できる》スキルもつけておいたよ"

 

「なんでそのスキルなんだ?」

 

"このスキルがないと八幡君はまたすぐに死んでしまうからだよ"

 

「それはどういういみだ?」

 

"八幡君には言っていなかったが、八幡君の転生先の世界はまだできたばかりでね"

 

「できたばかりだとなにかあるのか?」

 

"え〜とね、まあ、うん"

 

「なんだよ、早く言えよ」

 

"この世界はねまだ宇宙すらできていないんだ"

 

え?

 

え??

 

「え???」

 

「はぁ〜〜〜〜!?」

 

"びっくりしているね"

 

 

 

「そ、そりゃそうに決まってるだろ!」

 

"まあまあ、落ち着けよ"

 

「いや、落ち着けっていわれても・・・」

 

"さて、話の続きだけど"

 

"宇宙がないなら空気とか食料とか生きるのに必要なものがないからね"

 

"なにもなくても生きていけるようにスキルを与えたんだ"

 

"そうじゃないと八幡君が苦しむだけだからね"

 

"ごめんね、そんな所に勝手に転生させてしまって"

 

"まあ、でもたった3兆年ぐらいで宇宙もできるはずだから大丈夫だよ"

 

(・・・)

 

「大丈夫なわけねぇだろおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

俺は息が続く限り叫び続けたのだった。

 




読んでいただきありがとうございます。

よいスキルが思いつかず八幡のスキルが適当になってしまいました。
すみません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。