ハイスクールS×F   作:天魔雅犯土

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ハイスクールS×F

『冥界の兄弟』

 

冥界、フェニックス領地。の、フェニックス家の館。

広く、広大な敷地を持ち、豪華絢爛な装飾で飾り立てられた派手な館である。

が、その一角はその風貌に似合う華やかな雰囲気ではなく、濃密な殺意に満たされていた。

 

「おいサウザー。お前、人の足踏んどいて謝罪すら無しか!?舐めているのか貴様ァ!?」

「すまんな、気づかなかった。許せ顔面汚物」

「汚っ!?・・・貴様、俺をトコトン虚仮にしたいらしいな。いいだろう、今日こそお前を俺の足の下に這いつくばらせてやる!!」

「やめておけ。汚物が何をほざこうと結果は変わらん」

「その態度も気に入らん!!一々上から物を言いやがる・・・潰す!!」

「愚かな・・・まあいい、この俺に牙を向く者には、ただこの拳をもって応えるのみ。かかって来るが良い!!」

「ほざけ!!燃え尽きろ!!」

「『南斗鳳凰拳 極星十字拳』!!」

 

この二人、冥界でも名の通った双子、『ライザー・フェニックス』と『サウザー・フェニックス』。喧嘩中で有る。

 

 

 

『扱いの差』

 

「・・・くそっ」

「ふん。やはり貴様の負けだ。出直せ、ライザー」

「殺す・・・いつか殺す・・・」

「あら、お兄様達。また喧嘩?」

「レイヴェルか。気にする事は無い、いつもの事だ。・・・む、新しい靴を買ったのか」

「えぇ、買ってみたの。似合っているかしら、お兄様?」

「あぁ。華やかなお前に良く栄える。美しいぞレイヴェル」

「あら、サウザーお兄様ったらお上手!!お兄様みたいな方に褒めてもらえるなんて、私も誇らしいわぁ」

「確かに、とても魅力的だ。不死鳥の名に相応しい輝きだぞ、レイヴェル」

「ライザーお兄様、ありがとう。それでサウザーお兄様、他にも見てほしい服が有るのですけど」

「俺への態度が雑じゃないか!?」

「だって、お兄様女性なら誰でも褒めるじゃない・・・」

 

 

 

『シェイク>ライザー』

 

「えぇい!!サウザー、もう一度勝負だ!!次こそは・・・」

「むっ、そういえ今日はマックの新作シェイクの発売日だったか・・・人間界まで買いに行かねば」

「おい待てコラァァァァ!!スルーすんな買いに行くなそもそもお前はマックシェイクを飲むなぁ!!そして何故新作の発売日を知ってる!?」

「黙れ」

「一蹴するな貴様ぁ!!ええい最早了承など言わん、叩き潰してやる!!」

「『南斗鳳凰拳 天翔群星脚』」

「ぎゃぁああああああああああああ!?」

 

 

 

『なんだかんだ』

 

「ぐう・・・」

「さて、行くとするか」

「・・・おい、ちょっと待て」

「なんだ、まだ何か用か?」

「人間界に行くなら俺も同行する。人間界で新作のスーツを買いたい。それに久しぶりにビッグマックも喰いたいしな」

「ならば早くしろ。早くせんと置いて行くぞ」

「少しくらい待て・・・服を変えて来る」

「早くしろ」

 

 

 

『サウザー・フェニックス』

 

フェニックス家の三男。

圧倒的なカリスマ性と無類の魔力を持ち、そして圧倒的な修練量に裏打ちされた技術と身体能力から繰り出される幻の拳、『南斗鳳凰拳』を使いこなす。

魔王であるサーゼクス・ルシファー、アジュカ・ベルゼブブと並ぶ『超越者』と目される程強く、冥界では、『聖帝』と呼ばれ畏怖されている。

ライザーには、兄弟と言うより腐れ縁の友達の様に接している。だが仲は悪くない。

『退かぬ、媚びぬ、省みぬ』を信条としており、戦闘方法では強大な実力を生かした真正面からの制圧前進を最も得意とする。

最近の悩みは、カレーがうまく作れない事。

 

「お兄様!!鍋から煙が!!」

「ぬおおおお!!しまった!!」

「ええいお前は馬鹿かサウザー!!レイヴェル、急いで水持ってこい!!」

〜五分後〜

「・・・笑うがいい」

「「いや、まあ、うん・・・」」

 

 

 

『ライザー・フェニックス』

 

フェニックス家の四男。

女性に目が無く、自分の眷属でハーレムを築く程の変態。

レーティングゲームではそれなりの勝ち星を挙げている。だが変態。

自信過剰な部分が有るが、本人は気づいてない。

サウザーはあまり気に入らないが、仲は悪くないらしい。しかしながら小競り合いは絶えず、何度も戦いを仕掛けては負けている。

最近の悩みは、サウザーに威厳で負けている事。

 

「くそっ、サウザーめぇ・・・」

「あぁ、またライザー様が愚痴モードに」

「またぁ!?」

「ユーベルーナさん呼んで来ないと」

「もう居ますわ・・・ほらライザー様、膝枕して差し上げますから・・・」

「うぅ〜」

「最近のライザー様、何か子供みたい」

「うん、可愛らしくなったよね」

「えっ?」

 

 

 

『レイヴェル・フェニックス』

 

フェニックス家の末の妹。

(一応)ライザーの『神官』を勤めている。サウザーとライザーを兄として尊敬している。が、ライザーの女たらしな部分を嗜め、サウザーのたまに残念な部分をサポートする事もしばしば。

最近の悩みは、ライザーの正式な誘いをどうやって断るか。

 

「ライザーお兄様!!いい加減に諦めて下さい、私はお兄様の『神官』に正式に付く機はありません!!」

「頼むレイヴェル、君が加われば俺の眷属は盤石になるんだ」

「それは私には関係ありませんわ」

「頼む!!何なら給金も払うから!!」

「お兄様、お金を払って妹を『神官』として雇うって悲しくなりませんか?」

 

 

 

『レイヴェル・フェニックス 2』

 

「お兄様!!だから、アタッシュケースのいっぱいのお金で妹を買収するって悲しくなりません!?」

「最早手段は選べない!!頼むレイヴェ」

「貴様、遂に肉親にまで手を出す様になったか・・・」

「ゲェッ!!」

「最早語る言葉も無い・・・散れぇい!!」

 

 

ナントバクセイハーナントバクセイハーホウオウコトーカイテンフフハフフハフフハフフハフフハナントホウオーケンオーギテンショウジュウジホー フェイタルケーオー

 

 

「あぁっ、ライザーお兄様がボロ雑巾の様に!!ダメ、サウザーお兄様そのルートは現実じゃ出来ない上に即死コース一直線だから!!」

 

 

 

『兄弟』

 

「ちっ、あの程度で頭に血が上ってしまった・・・大人げのない。奴にも迷惑をかけた・・・」

「また腕を上げたか、ライザー・・・修練はしているようだな」

「「・・・フン、今日は俺が奢ってやるか」」

 

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