扇矢萩子の捜査録~艦これRPGリプレイ~ 作:長谷川光
GM:順天が足柄に連れ出された後の水師営、そこにいれ代わりのように趙懿栄が順天を尋ねてきていた。
響@:『あぁ、悪い……。順天なら、私の荒っぽい仲間たちが息抜きに連れ出してしまったらしい。緊急の用向きか?』
趙君:『…あぁ、そのつもりだったんだが …そうか』(気落ち半分、嬉しさ半分
趙君:『響さん、用向きというのが…厄介な事でして』
響@:『とりあえず聞こう』
趙君:『一年ほど前から、ここハルビンから暗号電波が発信されるようになっていたのですが』
響@:『一年……』響が来るより前だな
趙君:『…俺たちは、この情報をもとにスパイ摘発に動いていたものの…成果が今まで上がってないんです …詳しい技術的な話は置いておきまして… まず、問題になっているのは発信地点の候補が、哈爾浜の…この三キロ四方という風にしか探知所は捕らえられないせいで…我々の調査の手が間に合わなかったんです』
響@:『ふむ……』
趙君は地図の上に四角形を描いて、疑われている地区を示す。その四角形の中には水師営やらヤマトホテルやら、住宅街やらが入っています
響@:ほんとに市街地だなぁ
趙君:『それで…交信は一か月に一回。関東軍は本件を脅威度が低いと考え、途中で俺たちは別件の捜査に振り向けられました。その…例の、N号の奴を始めとする奴です…』(云いにくそうに)
響@:『ふむ……。それで、ここに来たということは最近その様子に変化があったと』
趙君:『…交信が一か月に一回なら、単なる定期連絡と考えることが出来ました。しかし……先月から交信回数が三回になり、今月に入ってからはかなりの頻度で行われるようになりました』
響@:『先月から……。何が切っ掛けで、となると我々には大きな心当たりがあるな』
趙君:『……はい、俺も…もしやと思っています。本件のスパイを、何としても捕縛せねばなりません …可能な限りで、俺たちに力を貸してもらえないか。 と、順天に頼みに来たんですけど…最近、仕事漬けになっていたようだし…連れ出してくれた奴には感謝してます』(肩をすくめる)
響@:『話は分かった。私の独断で返事は無論できないが、可能な限り陸軍方と連携するよう私からも強く進言しよう』
趙君:『お願いします、では…俺はここで失礼します』
響@:『順天に会わせてやれなくてすまないね。どうかまた顔を出してくれ』
趙君:『……勿論です。…その、また機会があれば来ると言伝してください。では…』
* * * *
足柄と満潮が哈爾浜ヤマトホテルに戻ってくると、珍しい光景を見つける。飛鳥と見慣れぬ男が出雲の近くで談笑しているのだ
足柄@:ほう。 満潮@:ほう…
響@:うちの海王を誑かしたクソ男かな?
GM:響ちゃんこわーいw けど、その人ではない
満潮@:良かったね、飛鳥もやっといい男を見つけたんだね
*どこぞの陰影さん「お姉さま以上にカッコいい男はいないヨッ!!」
飛鳥:「ンデンデ?」
イケメン:「こーして縛る!」
飛鳥:「ナーイスッ! ユヅッ君やるネ!」
足柄@:「やっほー。」声を掛ける
イケメン→ユヅッ君:「ははは! っと、どうも」
飛鳥:「ン?ガーラ、今戻ってきたところアルカ?」
満潮@:「で、あんたはどうなってるの?」出雲に会釈して後飛鳥に話しかける
飛鳥:「紹介スルよ! 飛鳥サンの後輩、ユヅッ君ネ!」
満潮@:「ふーん…どの方面の?」
足柄@:「ほーん。足柄ヨー。」>ゆずっ君
弓月:「どうも、ユヅッ君こと弓月銀箭です。どうぞ宜しく」(穏やかに握手を求める)
出雲:「………」(静かに紅茶を嗜み、我関せずと云った様子)
足柄@:「よろしくネー」握手に応じる
弓月:「で、先輩。例の件の御答は?」
飛鳥:「却下!」(ニッコリ)
弓月:「へぇ、そうですか」(ニコニコ)
飛鳥:「ガーラ、みっちー 無駄な事はしたいアルカ?」
足柄@:「ものによル?」
弓月:「無駄とは…随分な」
満潮@:「無駄なことを聞いてどうするの?…聞いてみないとわからないわ。」
飛鳥:「んー ソーネェ、ガーラの得意分野だから何とかなるカモだけど、基本的にユヅッ君で無理なら無理ヨ」
弓月:「偉く先輩に評価されたもんですが…まぁ、さておき。まず、自分からの頼みごとと云うのは先輩個人への依頼です。 受けなかったからどうだとは云いませんので、聞いて頂けますかね?」(満潮に)
足柄@:「良いヨー」
満潮@:「早く言いなさいよ」
弓月:*趙君が説明したのとほぼ同内容の事を述べる
弓月:「つまり、フォックスハンティングの狩側に参加してもらえないですか、という事です」
足柄@:「ふーン?」
満潮@:「…生憎だけど私たちはあくまで出雲司令長官の護衛なんでね、あんたに付き合える暇はないわ。」
足柄@:(やりたいけどなー、ってかお)
弓月:「正論ですね」
足柄@:「確認できてるのは通信だけなノ?」
弓月:「えぇ、残念ながら。しかし、大抵はそんなものですよ。自分の方針としては三キロ四方全てを相手には出来ないので、怪しい人物を片っ端から疑うというのが現在の予防策ですかね」
足柄@:「怪しくない奴かもヨ?」
弓月:「そもそも怪しくない人物など居るモノか?という議論になりますね」
足柄@:「通信機の大きさって予想つくノ?」
弓月:「段ボール一箱ぐらいだと考えています、民家等のタンスなどに隠すことができるサイズではないかと」
足柄@:「でも、持ち運びは出来ちゃうサイズよネー」
弓月:「この手の件で、隠れ家が幾つも用意されているとは思われないのですが…えぇ、移動可能だろうと」
足柄@:「車の荷台におけるでショ?それ。」
弓月:「さすがにそれは間が抜けていると思いますが」
足柄@:「だとするとどっか1カ所で通信してるのは確定かしらネ。」
弓月:「その前提で動いています」
足柄@:「ンー、これ、運び込まれたの結構前かー」
弓月:「残念ながら、ここ一年の話だそうで。」
足柄@:「そうなると溶け込んでる可能性も大きいナー。」
弓月:「そうではないかと。で、満州側の話ではありますが」
足柄@:「うン。」
弓月:「先月から活発化したのは、北洋水師の旗艦が変わったからではないかという話が出ていたりするんですが」
足柄@:「海威を警戒してタ?」
弓月:「俺としては、なら他の件で先月は騒動起きてないのか。と数時間問い詰めたいところですが、その方向で動くようです」
足柄@:「なるほどネー。逆に、向こうの担当が変わった、もあるかもカ。まあ気にしても仕方ないけド。」
弓月:「まっ…俺としては共産党以外も臭いと思っているのですがね。疑いだしたらキリがない」
足柄@:「ま、暇なときに探しては見るヨ」
弓月:「それから、満潮さんでしたか? 溺死の件は聞いていますが、どうしますかね 俺は担当ではありませんが、手打ちでやってくれませんかね?」
満潮@:「うっ…」急に突かれて狼狽えた満潮
飛鳥:「お姉さまの護衛は飛鳥さんに任せテ、やったらどーアルカネ」
満潮@:「…性根がどうかしてるわあんた、最初から私を巻き込むつもりでしょう。」
弓月:「俺の親切心を疑ってくれても、何にも出てきませんよ」
満潮@:「そう、親切ね。わざわざ私に言い訳を作ってくれてくれて、どうも!」
飛鳥:「みっちー、残念だケドみっちーじゃユヅッ君に勝ち目はないヨ」
弓月:「それで十分ですよ」
足柄@:「ちょっと時間経ちすぎかな。ま、暇つぶし程度にやって見るヨ。」
弓月:「では、互いの出来る範囲で炙り出そうじゃないですか。失礼します」
満潮@:「もう二度と来るな、ふんっ」
出雲:「…満潮。貴様に命じたのは[私からの正式な依頼]だ。対して、奴が持ってきたのは[非公式な依頼]に過ぎん」
満潮@:「…わかっていますよ、そんなこと。」
出雲:「貴様が否を唱えるならば、それを尊重するがどうか」(淡々とした口調)
満潮@:「後で時間を見て休日を取らせてもらいますわ。」
出雲:「…アーニャと組で動け」
足柄@:「休日にみっちーとデートすれば良いのネ。」
出雲:「たまにはよかろう」
満潮@:「そうね、ちょっと刺激的なデートになればいいけどね。」
出雲:「休暇の申請に対しては、即刻受諾する」
足柄@:「じゃあ早速行こ行コ。」
出雲:「アーニャ、貴様はいつも通りに好きにしろ」
足柄@:「あいヨー」
満潮@:「ムカつく野郎だけど仕事に手を抜くことはない、今回は足柄にリードさせるわ。」
出雲:「ひとまず二日間を区切りと考えておけ」
足柄@:「了解ヨ。」<二日
* * * *
眞斗:「飛龍様、お時間頂いてもよろしいでしょうか?」
飛龍@:「ん……どうしたの?」
眞斗:「出雲様からお話があると言上を頂いております。何やら急ぎのご用との事でしたが…ご返事はどうなさいますか?」
飛龍@:「……分かった。今行く」
眞斗:「では、こちらへどうぞ…」(出雲の部屋へと案内し、一礼してその場を去る
飛龍@:ノックしてから入ろう
出雲:「呼び出して悪いな。悪いが貴様にやって貰いたいことがある」
飛龍@:「……」
出雲:「足柄と満潮が人探しをやっている。これに関しては私の独断で動かしている、そして北洋水師から同じ案件で動いていることを同時に聞いている。」
出雲:「貴様に合わぬ役回りと理解しているが…支那方面艦隊として足柄等二人と水師のバランスを見ておけ」
飛龍@:「……分かった」
出雲:「足柄たちは飲み屋街の紅蘭に居る。行ってこい」
飛龍@:「了解よ」ってなわけで行ってみよう
雑多な様相の店内には、多民族的な雰囲気が漂い、朝鮮料理からロシアの酒類等々がカオスに並ぶ中、やたらと目立つ外人系姐さんと、その隣で酒で顔を赤くした小柄な女性を飛龍は見つけるのだった。
* * * *
19CH年3月17日 10:32 哈爾浜水師営
GM:響とはどうやら行き違いになったようだ
足柄@:あらん。
GM:三人を案内しているのは新人の親仁で、執務室につくと順天がムズカシイ顔して仕事しています。
足柄@:「やほー。」
GM:執務室に入ってきた親仁の顔を見て、あからさまに顔をゆがめ、足柄を見て更に顔をしかめる
順天:『親仁は下がってなさい、それで、何かご用で?』
足柄@:『響に用あったんだけド。行き違いかナ。』
順天:『…彼女には用事をさせています。言伝程度ならば預かりますが?』
足柄@:『ンー……まあ良いかナ。こっちで探すヨ。』
順天:『ではお引き取りを』
足柄@:『ぇー、つめたーい』(・3・)
飛龍@:『……どこに行っているのかぐらいは言えないんじゃないの?』
順天:『我が北洋水師の独自作戦ですので、残念ながら』
満潮@:『ふーん、そう』
親仁:『旗艦殿、僭越ながらわたくしから提案が』(いつの間にか部屋に戻っている)
順天:『…一体なに?』(低い声)
親仁:『どうせならば、御三方にも情報を共有すべきではないかと。逃げられては大変ですからね』(微笑み)
順天:『…ちっ…その前に、三人は響に何を伝えようときたので?』
足柄@:…口止めってされてないよね? <捜し者
GM:されてないよ
足柄@:『狐狩りするから手伝って貰おっかナって。』
順天:『キツネ狩り…?』
足柄@:『そうそウ。なんか正体不明の狐。』
順天:『女狐なら紛れ込んでますけどね、既に』
親仁:『……探し人、と云ったところですね』(ふむふむと頷いている)
足柄@:『ここの治安にも関わりそウなのヨ。』
順天:『……ほぼ、こちらと同一案件ですね』
飛龍@:『……そっちもそっちで、大変みたいね』
順天:『……目星は大体ついているんですがね』
足柄@:「ほー?」<目星
順天:『親仁、身に覚えは」
親仁:『何の事でしょうかね、旗艦殿?』(ニコニコ)
順天:『……とにかく、本案件は我が水師にお任せを。響には、私から伝えておきます』
足柄@:『じゃあ手伝おっカ?』<本案件は
順天:(…若干の迷い)
足柄@:(わくわく)
満潮@:「…」
順天:『私の考えに従ってもらえるならば』
足柄@:『どんな感ジ?』
順天:『北洋水師への被害は絶対に許さない、この一点です』
足柄@:『おっけおっけ。ま、休暇の暇つぶしだしネ。そのぐらいの配慮は(覚えてる限りは)するヨ』
満潮@:『…別にいいけど、でも早すぎない?返事は』
順天:『………現在、我が水師は満州陸軍と連携して動いています。詳しくは、この通りに』(机の引き出しから一枚の紙を取り出す)
満潮@:受け取って三人で目に通す
足柄@:なんて書いてあるんだろ
GM:基本的に対スパイ網を張り巡らすって感じの案が書いてあるんだけど、最後の方に補足的に、水師営内に敵性分子の存在疑惑 って書かれている
飛龍@:えぇ
足柄@:あ、最後が親仁疑われてる感じか
順天:『…私は、許さない。これ以上…水師自体も傷物にはさせない……それが、私の海威さんへの償いでもあります。』
満潮@:『…わかったわ、安心しなさい、絶対やつを突き止めるから』
飛龍@:「……」
足柄@:『まー。捕まえれれば大きいしネ。』
順天:『協力、してください』
足柄@:『良いヨー』
飛龍@:「……判断は任せる」>二人に (まぁ暴走しないやろ
満潮@:と思うじゃろ
親仁:『………では、私はこれで』(嫌味なほど優雅に一礼して立ち去る)
順天:(机を指でこんこん叩く)
足柄@:『カルシウム不足気味ー?』
順天:『その程度ならいいんですけどね』
足柄@:『あからさまで気になル?』
順天:『…正直に言えば、今すぐにでも撃ち殺したい気分ですが』
足柄@:『実際のとこどーだかネー。』
順天:『一体、何を考えているんだ…アイツは』(苦々しく吐き捨てる)
足柄@:『なんも考えてないかもネ』
順天:『……私がアレを後先考えずに殺す前に、何とかして頂けると助かります』
足柄@:『努力だけするヨ。』
順天:『そろそろ、堪忍袋の緒が切れそう…なんですよ』