白猫を始めたゼノモフです。オーンスタインの名前でやってます。リーダーは赤ミラです。
ーズガァァァン!!ー
決闘まであと20日。
ありえないほどの数に展開された鉄輪がアルトリウスを襲う。
「ゼアッ!」
だがその声と共に全ての鉄輪が地に落ちる。
鉄輪が地に落ちると同時に、アルトリウスの足元を岩が絡め取る。
だが、岩が足に触れる一瞬前に、彼はそこから飛び退く。
ーギギギギギー
鍔迫り合い合う刀と鉄輪から、金属特有の音が響く。
だが片や小さい少女、片や2mほどの大男。腕力の差は歴然で。少女は近くの木へ吹っ飛ばされる。
「ほう…」
少女は吹っ飛ばされる間にも、能力を使って、地面から何体もの岩人形が湧いて出てくる。
ーザンッ!ー
だが彼はそれらを切った。
「あのー、岩の塊を平然と切らないでくれませんかね。」
少女はそんなことを言いながら彼に無数の鉄輪を投げつける。
「しょうがないだろ、切れるんだから。」
彼もまた、軽口を叩きながら、剣を振るう。
剣の軌跡の全てが鉄輪を捉え、見事に地面へ全てを打ち落とす。
「…なるほどな。」
地面から先ほど切った岩人形が、四肢の先に鉄輪を取り込み、立ち上がる。
五体の岩人形たちが一斉に彼に拳を振るう。
ー ー
無駄。岩人形たちは体を微塵切りにされ、地面に崩れていく。
音すらなかった。剣の動きも全く見えなかった。
言うなれば、切った結果のみが残った。
「
「あーうー、敵う気がしないよ。」
気付いたら、彼は刀の峰を少女の首に当てていた。
決闘まであと14日。
戦闘開幕、少女は無数の鉄輪を神力でコーティングして操り、アルトリウスを包囲した。
「これならどう?」
鉄輪は一気にアルトリウスへ突っ込んでいく。
彼が刀に手を添えた瞬間。彼の周りを泥のドーム型覆った。
彼は試しにドームを切ってみるが、刀を貫通させたところで、その部分のみ泥が固まり、刀を絡め取る。
「やるな。」
ドームの外から、無数の鉄輪が突っ込んでくる。常人なら死を覚悟する。化物でも死を覚悟する。そんな状況で彼は、笑っていた。
「おめでとう…第一関門は、クリアだ。」
彼がそう言った瞬間ドーム型完全に消し飛ぶ。鉄輪は全て跳ね返され。諏訪子を襲う。咄嗟に土の壁でガードした。
彼は能力は使っていない。ただ、5%ほどだった力を、10%まで引き上げただけである。
何をしたかというと、ただ彼は、地面を殴っただけだった。4割の力でだ。彼の足元には巨大なクレーターができている。
彼女は諦めずに鉄輪に地を這わせ、彼の足元から打ち出す。
…だが、その全ては拳一振の風圧だけで地面に戻っていく。
「うー、また負けたぁ。」
「発想は悪くないがな。少し工夫が足りない。」
「工夫って?」
「あのドームを作るとき。私ならば敵の足元の土を溶かして固めて動けなくする。」
「その手があったか!」
決闘まであと10日。
諏訪子は試合を始めると同時に、何本にも分岐する神力のレーザーを放った。
レーザーは太さを保ちながらを、何十本にも分岐していく。
アルトリウスは、最終的に20本になったレーザーの5本を弾き返し、15本を回避する。
レーザーは地面に着弾し、焦げ跡を残した。
息つく暇もなく、前方から鉄輪が飛んでくる。彼は鉄輪を弾くが。
鉄輪の後ろに、もう1つの鉄輪が飛んできていた。丁度、アルトリウスの視界から見えない場所にあった。
彼は鉄輪を刀でいなして、回避する。だがその途中で彼の足が焦げ跡の1つに当たった瞬間。
ーズガァァァン!!!ー
彼の足元で神力が爆発した。
「地雷とは、考えたな!」
「まだまだぁ!」
ードロォー
彼の足元の土が溶け、バランスを崩しかけるが、持ち直す。
…だが足を着いた先が最悪だった。
ーズガァァァン!!!!ー
再度爆発の音が響く。今度は1つでなく、誘爆で全ての地雷が彼を包み込む。
「なかなかいい線だったぞ。」
「!?」
彼は気付いたら諏訪子の後ろにいた。
「…一応聞いとくけどどうやったの?」
「爆風を切った。」
「本当規格外だよ!」
決闘まであと5日。
戦闘開幕、彼女は又レーザーを撃った。
だが前のレーザーとは分岐の数が目に見えて違い。別れた一本一本が彼の全身に襲いかかる。
彼は地面を殴って、レーザを防ぐ。
だがその瞬間、地面から鉄輪が飛び出してきた。
ーガキィィン!ー
彼は刀でそれを防ぐが、またもや背後から鉄輪が飛び出す。
ーガキィィン!ー
これも防ぐ。彼に襲いかかる鉄輪の頻度は増しており、もうすでに、一度の攻撃で5個の鉄輪が飛び出ていた。
「なるほど、悪くないな。」
「でしょ!?能力で地中に道を作って、神力でカーブさせてるの!」
「なるほどな。」
遂に一度に7個に到達した。
「だが…」
彼は音もなく諏訪子の背後に移動する。
「前回の失敗を忘れたか?私の動きは能力で封じ込める以外では止められないぞ。」
「あ…」
かなーり久しぶりの投稿ですが、文字数は増えない!それがゼノモフクオリティ!