深淵歩きの古代スタート   作:ゼノモフ

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どもこん!
白猫を始めたゼノモフです。オーンスタインの名前でやってます。リーダーは赤ミラです。


第11話:深淵歩きの修行法

ーズガァァァン!!ー

 

決闘まであと20日。

 

ありえないほどの数に展開された鉄輪がアルトリウスを襲う。

 

「ゼアッ!」

 

だがその声と共に全ての鉄輪が地に落ちる。

鉄輪が地に落ちると同時に、アルトリウスの足元を岩が絡め取る。

 

だが、岩が足に触れる一瞬前に、彼はそこから飛び退く。

 

ーギギギギギー

 

鍔迫り合い合う刀と鉄輪から、金属特有の音が響く。

 

だが片や小さい少女、片や2mほどの大男。腕力の差は歴然で。少女は近くの木へ吹っ飛ばされる。

 

「ほう…」

 

少女は吹っ飛ばされる間にも、能力を使って、地面から何体もの岩人形が湧いて出てくる。

 

ーザンッ!ー

 

だが彼はそれらを切った。

 

「あのー、岩の塊を平然と切らないでくれませんかね。」

 

少女はそんなことを言いながら彼に無数の鉄輪を投げつける。

 

「しょうがないだろ、切れるんだから。」

 

彼もまた、軽口を叩きながら、剣を振るう。

剣の軌跡の全てが鉄輪を捉え、見事に地面へ全てを打ち落とす。

 

「…なるほどな。」

 

地面から先ほど切った岩人形が、四肢の先に鉄輪を取り込み、立ち上がる。

 

五体の岩人形たちが一斉に彼に拳を振るう。

 

ー ー

 

無駄。岩人形たちは体を微塵切りにされ、地面に崩れていく。

音すらなかった。剣の動きも全く見えなかった。

言うなれば、切った結果のみが残った。

 

詰み(チェックメイト )だ。」

 

「あーうー、敵う気がしないよ。」

 

気付いたら、彼は刀の峰を少女の首に当てていた。

 

 

決闘まであと14日。

 

 

戦闘開幕、少女は無数の鉄輪を神力でコーティングして操り、アルトリウスを包囲した。

 

「これならどう?」

 

鉄輪は一気にアルトリウスへ突っ込んでいく。

彼が刀に手を添えた瞬間。彼の周りを泥のドーム型覆った。

彼は試しにドームを切ってみるが、刀を貫通させたところで、その部分のみ泥が固まり、刀を絡め取る。

 

「やるな。」

 

ドームの外から、無数の鉄輪が突っ込んでくる。常人なら死を覚悟する。化物でも死を覚悟する。そんな状況で彼は、笑っていた。

 

「おめでとう…第一関門は、クリアだ。」

 

彼がそう言った瞬間ドーム型完全に消し飛ぶ。鉄輪は全て跳ね返され。諏訪子を襲う。咄嗟に土の壁でガードした。

 

彼は能力は使っていない。ただ、5%ほどだった力を、10%まで引き上げただけである。

 

何をしたかというと、ただ彼は、地面を殴っただけだった。4割の力でだ。彼の足元には巨大なクレーターができている。

 

彼女は諦めずに鉄輪に地を這わせ、彼の足元から打ち出す。

 

…だが、その全ては拳一振の風圧だけで地面に戻っていく。

 

「うー、また負けたぁ。」

 

「発想は悪くないがな。少し工夫が足りない。」

 

「工夫って?」

 

「あのドームを作るとき。私ならば敵の足元の土を溶かして固めて動けなくする。」

 

「その手があったか!」

 

 

決闘まであと10日。

 

 

諏訪子は試合を始めると同時に、何本にも分岐する神力のレーザーを放った。

 

レーザーは太さを保ちながらを、何十本にも分岐していく。

 

アルトリウスは、最終的に20本になったレーザーの5本を弾き返し、15本を回避する。

 

レーザーは地面に着弾し、焦げ跡を残した。

 

息つく暇もなく、前方から鉄輪が飛んでくる。彼は鉄輪を弾くが。

 

鉄輪の後ろに、もう1つの鉄輪が飛んできていた。丁度、アルトリウスの視界から見えない場所にあった。

 

彼は鉄輪を刀でいなして、回避する。だがその途中で彼の足が焦げ跡の1つに当たった瞬間。

 

ーズガァァァン!!!ー

 

彼の足元で神力が爆発した。

 

「地雷とは、考えたな!」

 

「まだまだぁ!」

 

ードロォー

 

彼の足元の土が溶け、バランスを崩しかけるが、持ち直す。

 

…だが足を着いた先が最悪だった。

 

ーズガァァァン!!!!ー

 

再度爆発の音が響く。今度は1つでなく、誘爆で全ての地雷が彼を包み込む。

 

「なかなかいい線だったぞ。」

 

「!?」

 

彼は気付いたら諏訪子の後ろにいた。

 

「…一応聞いとくけどどうやったの?」

 

「爆風を切った。」

 

「本当規格外だよ!」

 

 

決闘まであと5日。

 

 

戦闘開幕、彼女は又レーザーを撃った。

だが前のレーザーとは分岐の数が目に見えて違い。別れた一本一本が彼の全身に襲いかかる。

 

彼は地面を殴って、レーザを防ぐ。

 

だがその瞬間、地面から鉄輪が飛び出してきた。

 

ーガキィィン!ー

 

彼は刀でそれを防ぐが、またもや背後から鉄輪が飛び出す。

 

ーガキィィン!ー

 

これも防ぐ。彼に襲いかかる鉄輪の頻度は増しており、もうすでに、一度の攻撃で5個の鉄輪が飛び出ていた。

 

「なるほど、悪くないな。」

 

「でしょ!?能力で地中に道を作って、神力でカーブさせてるの!」

 

「なるほどな。」

 

遂に一度に7個に到達した。

 

「だが…」

 

彼は音もなく諏訪子の背後に移動する。

 

「前回の失敗を忘れたか?私の動きは能力で封じ込める以外では止められないぞ。」

 

「あ…」

 




かなーり久しぶりの投稿ですが、文字数は増えない!それがゼノモフクオリティ!
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