深淵歩きの古代スタート   作:ゼノモフ

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どもこん!
ソファーの上で蓑虫してるゼノモフです。
依姫と豊姫、および輝夜を出したらもういきなり地球脱出させちゃおうかな?と思っています。


第4話:深淵歩きの弟子

例の事件があって3日後のことだった。

月夜見が私を表彰したいらしい。とはいえ、数人の衛兵の前で賞状を渡されるだ消してだった。まぁ、注目されるのは苦手なのでそちらの方が良かったが…

 

その時に、月夜見に。

「綿月家のお嬢様を弟子として、指導してやってくれないか?」

と言われた。

こちらとしては断る理由も無いので二つ返事で了承した。

 

そして今日が綿月家へ訪問する日だ。

 

とりあえず、永琳に言われた通り、門を叩いて

「たのもー!!」

と声をはりあげる。

 

ーガチャッー

 

と目の前の門が開き、ガタイの良い男が出てきた。

 

「お前は?」

 

「私はアルトリウス、月夜見様に綿月家のお嬢様の指導を頼まれてきた。」

 

「そうか、ついて来い、道場はこっちだ。」

 

「あぁ、ありがとう。」

 

 

 

 

「ここだ。」

 

…でかいな。

 

「失礼!依姫様のお師匠をお連れしました!」

 

門を開きながら男が声を張り上げた。

 

道場ではちょうど試合でもしていたらしい。両端には何人も人が座っており、その真ん中には、華奢な少女と、若者が竹の刀で打ち合っていた。

 

「あなたがそうですか?私は依姫と申します。よろしくお願いします。」

 

その2人の中から少女がこちらに来てそう言った。

 

「ああ、よろしく頼む。私はアルトリウスだ。」

 

「では早速、お相手をお願いしても良いですか?」

 

「ああ、構わないわよ。…鎧は脱いだほうが良いか?」

 

「いえ、脱いでも脱がなくても構いませんが。脱いだほうが良いと思いますよ?どっちにしても竹刀に当たればアウトですから。」

 

「そうか…ならこのままで行こう。」

 

「あ、獲物なんですけど、竹刀で大丈夫ですか?月夜見様からは大剣を使うと聞いたのですが。」

 

「ああ、大丈夫だ。ていうか、片腕使えない身としては軽いほうが嬉しいな。」

 

「そうですか、では、よろしくお願いします。」

 

「ああ、よろしく頼む。」

 

試合開始だ。

依姫は素早くも重い攻撃をしてくる。

なるほど、これは素晴らしいな、全身を狙ってくる。

…だが、惜しい。竹刀の軌道が正直すぎて、簡単にガードできる。

 

「ゼアッ!」

 

1秒数える間に、3.4発は打ち込んでくるその依姫の竹刀の間へ、こちらの竹刀を打ち込む。まず一発目を軽く腕にあて、自分に迫ってくる竹刀の軌道を変える。2発目を依姫の首に優しく当てる。

…これで勝ちかな?

 

「っ!まいりました。」

 

「ああ、ご苦労様。」

 

「私には何が足りなかったのでしょうか?」

 

「ああ、そのことなんだが、お前の動きは綺麗すぎるんだ。確かにフェイントもあったが、そのフェイントまで、綺麗な動きであったから、見切るのは簡単だった。」

 

「綺麗すぎる動き…ですか。具体的にはどのようなことを?」

 

「あー例えば、私が腕を竹刀で払った時切っ先をちょっと動かしただろ?で、依姫はそれにしても騙されて、竹刀が鈍って守りに入ったせいで、振りが遅れた。…改善の方法は2つある、まず1つ目、刀の軌道を変える。2つ目が、私と同じような、『待つ』戦いをすくことだ。」

 

「刀の軌道を変える…と待つ戦いですか。」

 

「あぁ、刀の軌道を変えるのはそのままだ、軌道に無駄があることで、読むのは数段難しくなる。そして待つ戦いは、私と同じだ。相手には決して自分の刀の軌道を見せないことで、刀の軌道を読ませない、だが相手の隙を縫っての一撃を逃してしまえば、軌道を読まれてしまうのだ。…どっちにする?」

 

「うーん、決まりませんね。」

 

「はは、まあ、その辺はじっくりと考えると良い、2つとも習得できればもう、負けなしだ。」

 

「そういえば、師匠はなぜ左腕が使えないのですか?」

 

「ああ、巨大な敵を相手取ってな、戦闘能力的には勝てたのだが、そいつの能力でやられてな。その時に左腕をたたき折られてしまったのだ。」

 

「そうですか…そいつはかなり強いのでしょうね、能力を含めて。」

 

「ああ、依姫、お前の能力は?」

 

「え?神の依代となる程度の能力ですが…」

 

「ああ、それは不利だな。奴の操る『深淵』は、神には何よりも強いの毒なんだ。その上、奴の深淵は体を蝕むだけでなく、そのまま武器ともなる。戦闘中に足をつかまれたら最悪だろう?」

 

「確かにそれは厄介ですね、師匠はそいつともう一度戦えば勝てますか?」

 

「ああ、間違いなく勝てる。奴と戦うには最高の能力を手に入れた。…だが、おそらく奴を倒すのは私ではない。」

 

「私ではない…というと?」

 

「ああ、きっと奴を倒すのは…不死の英雄アレックスだ。彼ならきっと…」

 

「不死の英雄とは?」

 

「ああ、彼は何度殺しても立ち向かってきた。間違いなく不死だ。」

 

「そうですか…その者には穢れがなかったんですかね?」

 

「いや、逆に彼は穢れにまみれていた。おそらく、かなりの場数をこなしたんだろう。彼が不死なのは、きっとそんな呪いをかけられていたのだろう。」

 

「呪いによる不死ですか…」

 

「利用しようとは考えないほうが良いぞ?彼は殺したらまるで亡者のようになっていた。」

 

「道行く人全員が死体だなんて考えたくないですね。」

 

「そのとうりだ。…じゃあ、もう私は帰るよ、本来今日は顔合わせだけのはずだったんだしな。」

 

「あ、待ってください、丁度もう少しで稽古も終わりますし、昼食べていきませんか?」

 

「いいのか?」

 

「えぇ、構いませんよ、姉にも紹介したいですし。」

 

「そうか、それならお言葉に甘えて。」

 

「では、10分ほどで稽古は終わるので、待っていてください。」

 

「ああ、わかった。」

 

 

〜10分後〜

 

 

「では、私にはついてきてください、こちらに家があるので。」

 

「わかった。」

 

依姫についていくと見事な和風の家があった。

 

「こちらです。」

 

長い廊下だ、永琳は、縁側と言っていた気がする。

 

ーヒュンー

 

なぜか矢が飛んできた。それを右手で掴んで止めた。

 

「依姫…これは。」

 

「あ、すいません、対侵入者用に罠があるの、言い忘れてました。」

 

「先に言っといてくれ、間違いなく寿命が縮んだ。」

 

「都市の中にいれば寿命は無限ですよ?」

 

「そういうことじゃなくてだな。」

 

「着きましたよ、ここです。」

 

そう言って依姫は横に開けるドアを開けた。障子と言うらしい。

 

「お姉様、またつまみ食いですか?」

 

「まぁまぁ、いいじゃないの。減るもんじゃあるまいし。」

 

「減ります、減りまくります。」

 

「あら?そちらの方は?」

 

部屋の中には依姫と顔立ちの似た少女がいた。お姉様と言っていたし、姉妹なのだろう。

 

「私の名前はアルトリウス、依姫の師匠に任命された。」

 

「あら、依姫の?よろしくお願いしますわ。私の名前は豊姫。お察しの通り依姫の姉です。」

 

「ああ、よろしく頼む。…すまない、厠を借りてもいいか?」

 

「ええ、構いませんよ、場所はそこの襖から出て右ですので。」

 

「ありがとう。」

 

 

 

 

「依姫、どうだった?」

 

「師匠ですか?物凄く強かったですよ、油断せずにかかったのに簡単にやられてしまいました。」

 

「まあ、すごいわねぇ。」

 

「とりあえず、お昼にしますか。」

 

「ええ、そうね、彼もすぐ帰ってくるでしょうし。」

 

「あ、米と味噌汁は私が盛りますので、運ぶのはお願いします。」

 

「ええ、わかったわ。」




上級騎士さんの動画を見ながらの投稿です。
シフ…グスングスン
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