ソファーの上で蓑虫してるゼノモフです。
依姫と豊姫、および輝夜を出したらもういきなり地球脱出させちゃおうかな?と思っています。
例の事件があって3日後のことだった。
月夜見が私を表彰したいらしい。とはいえ、数人の衛兵の前で賞状を渡されるだ消してだった。まぁ、注目されるのは苦手なのでそちらの方が良かったが…
その時に、月夜見に。
「綿月家のお嬢様を弟子として、指導してやってくれないか?」
と言われた。
こちらとしては断る理由も無いので二つ返事で了承した。
そして今日が綿月家へ訪問する日だ。
とりあえず、永琳に言われた通り、門を叩いて
「たのもー!!」
と声をはりあげる。
ーガチャッー
と目の前の門が開き、ガタイの良い男が出てきた。
「お前は?」
「私はアルトリウス、月夜見様に綿月家のお嬢様の指導を頼まれてきた。」
「そうか、ついて来い、道場はこっちだ。」
「あぁ、ありがとう。」
「ここだ。」
…でかいな。
「失礼!依姫様のお師匠をお連れしました!」
門を開きながら男が声を張り上げた。
道場ではちょうど試合でもしていたらしい。両端には何人も人が座っており、その真ん中には、華奢な少女と、若者が竹の刀で打ち合っていた。
「あなたがそうですか?私は依姫と申します。よろしくお願いします。」
その2人の中から少女がこちらに来てそう言った。
「ああ、よろしく頼む。私はアルトリウスだ。」
「では早速、お相手をお願いしても良いですか?」
「ああ、構わないわよ。…鎧は脱いだほうが良いか?」
「いえ、脱いでも脱がなくても構いませんが。脱いだほうが良いと思いますよ?どっちにしても竹刀に当たればアウトですから。」
「そうか…ならこのままで行こう。」
「あ、獲物なんですけど、竹刀で大丈夫ですか?月夜見様からは大剣を使うと聞いたのですが。」
「ああ、大丈夫だ。ていうか、片腕使えない身としては軽いほうが嬉しいな。」
「そうですか、では、よろしくお願いします。」
「ああ、よろしく頼む。」
試合開始だ。
依姫は素早くも重い攻撃をしてくる。
なるほど、これは素晴らしいな、全身を狙ってくる。
…だが、惜しい。竹刀の軌道が正直すぎて、簡単にガードできる。
「ゼアッ!」
1秒数える間に、3.4発は打ち込んでくるその依姫の竹刀の間へ、こちらの竹刀を打ち込む。まず一発目を軽く腕にあて、自分に迫ってくる竹刀の軌道を変える。2発目を依姫の首に優しく当てる。
…これで勝ちかな?
「っ!まいりました。」
「ああ、ご苦労様。」
「私には何が足りなかったのでしょうか?」
「ああ、そのことなんだが、お前の動きは綺麗すぎるんだ。確かにフェイントもあったが、そのフェイントまで、綺麗な動きであったから、見切るのは簡単だった。」
「綺麗すぎる動き…ですか。具体的にはどのようなことを?」
「あー例えば、私が腕を竹刀で払った時切っ先をちょっと動かしただろ?で、依姫はそれにしても騙されて、竹刀が鈍って守りに入ったせいで、振りが遅れた。…改善の方法は2つある、まず1つ目、刀の軌道を変える。2つ目が、私と同じような、『待つ』戦いをすくことだ。」
「刀の軌道を変える…と待つ戦いですか。」
「あぁ、刀の軌道を変えるのはそのままだ、軌道に無駄があることで、読むのは数段難しくなる。そして待つ戦いは、私と同じだ。相手には決して自分の刀の軌道を見せないことで、刀の軌道を読ませない、だが相手の隙を縫っての一撃を逃してしまえば、軌道を読まれてしまうのだ。…どっちにする?」
「うーん、決まりませんね。」
「はは、まあ、その辺はじっくりと考えると良い、2つとも習得できればもう、負けなしだ。」
「そういえば、師匠はなぜ左腕が使えないのですか?」
「ああ、巨大な敵を相手取ってな、戦闘能力的には勝てたのだが、そいつの能力でやられてな。その時に左腕をたたき折られてしまったのだ。」
「そうですか…そいつはかなり強いのでしょうね、能力を含めて。」
「ああ、依姫、お前の能力は?」
「え?神の依代となる程度の能力ですが…」
「ああ、それは不利だな。奴の操る『深淵』は、神には何よりも強いの毒なんだ。その上、奴の深淵は体を蝕むだけでなく、そのまま武器ともなる。戦闘中に足をつかまれたら最悪だろう?」
「確かにそれは厄介ですね、師匠はそいつともう一度戦えば勝てますか?」
「ああ、間違いなく勝てる。奴と戦うには最高の能力を手に入れた。…だが、おそらく奴を倒すのは私ではない。」
「私ではない…というと?」
「ああ、きっと奴を倒すのは…不死の英雄アレックスだ。彼ならきっと…」
「不死の英雄とは?」
「ああ、彼は何度殺しても立ち向かってきた。間違いなく不死だ。」
「そうですか…その者には穢れがなかったんですかね?」
「いや、逆に彼は穢れにまみれていた。おそらく、かなりの場数をこなしたんだろう。彼が不死なのは、きっとそんな呪いをかけられていたのだろう。」
「呪いによる不死ですか…」
「利用しようとは考えないほうが良いぞ?彼は殺したらまるで亡者のようになっていた。」
「道行く人全員が死体だなんて考えたくないですね。」
「そのとうりだ。…じゃあ、もう私は帰るよ、本来今日は顔合わせだけのはずだったんだしな。」
「あ、待ってください、丁度もう少しで稽古も終わりますし、昼食べていきませんか?」
「いいのか?」
「えぇ、構いませんよ、姉にも紹介したいですし。」
「そうか、それならお言葉に甘えて。」
「では、10分ほどで稽古は終わるので、待っていてください。」
「ああ、わかった。」
〜10分後〜
「では、私にはついてきてください、こちらに家があるので。」
「わかった。」
依姫についていくと見事な和風の家があった。
「こちらです。」
長い廊下だ、永琳は、縁側と言っていた気がする。
ーヒュンー
なぜか矢が飛んできた。それを右手で掴んで止めた。
「依姫…これは。」
「あ、すいません、対侵入者用に罠があるの、言い忘れてました。」
「先に言っといてくれ、間違いなく寿命が縮んだ。」
「都市の中にいれば寿命は無限ですよ?」
「そういうことじゃなくてだな。」
「着きましたよ、ここです。」
そう言って依姫は横に開けるドアを開けた。障子と言うらしい。
「お姉様、またつまみ食いですか?」
「まぁまぁ、いいじゃないの。減るもんじゃあるまいし。」
「減ります、減りまくります。」
「あら?そちらの方は?」
部屋の中には依姫と顔立ちの似た少女がいた。お姉様と言っていたし、姉妹なのだろう。
「私の名前はアルトリウス、依姫の師匠に任命された。」
「あら、依姫の?よろしくお願いしますわ。私の名前は豊姫。お察しの通り依姫の姉です。」
「ああ、よろしく頼む。…すまない、厠を借りてもいいか?」
「ええ、構いませんよ、場所はそこの襖から出て右ですので。」
「ありがとう。」
「依姫、どうだった?」
「師匠ですか?物凄く強かったですよ、油断せずにかかったのに簡単にやられてしまいました。」
「まあ、すごいわねぇ。」
「とりあえず、お昼にしますか。」
「ええ、そうね、彼もすぐ帰ってくるでしょうし。」
「あ、米と味噌汁は私が盛りますので、運ぶのはお願いします。」
「ええ、わかったわ。」
上級騎士さんの動画を見ながらの投稿です。
シフ…グスングスン