人狼。の方から読んで頂けると理解出来ると思います。

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人狼シリーズ最後‼いったいどのような物語なのか…


人狼シリーズ

私は結弦。とある中学校の生徒で、幼なじみの翔と変な世界に行ってしまったの。

でも、そこで私は確かに死んだ。

死んだはずなの。それなのに私が生きて帰って来て、翔が死ぬなんてあり得ない。本当にあり得ない。

待ってて翔、私は今からそこに行って貴方を助けるから…

 

その事を誓ってから数日後、妙な男の人が現れたの。

 

「初めまして。私は哀川と申します。貴方は結弦様ですね?」

 

なぜ、この人は私の事を知っているのだろう?

私は能力(人の心を読む力)を使ってみる。

 

読めない。この人は何を考えているの?

とりあえず返事をしてみよう…

 

「そ、そうだけど何かご用ですか?」

 

「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。私は、貴方を翔様のところへご案内しに来ただけですので。」

 

この人は翔の居場所を知っている? 罠なの?

 

「罠ではございませんよ。」

 

!まさかこの人私の心が読めるの?

 

「はい、失礼ですが先程から丸聞こえです。」

 

私はここで、翔も私みたいな反応をしていたのを思い出した。

 

「左様ですか、では貴女も能力持ちなんですね。」

 

「そうよ、何か悪い?」

 

「悪いなど滅相もございません。それより翔様のところへ行きますか?」

 

 

どうしよう。この人は翔の事を知っているかも知れないけど、これは罠なのかも知れない。でも今、この人に頼るしかない…

 

「あのぉ…哀川さん?」

 

「はい。」

 

「私を翔のところへ連れてってくれませんか?」

 

「その返事をお待ちしておりました。では、行きましょう。」

 

「私は準備をしてきます。」

 

「何を言ってるのですか?貴方は一度死ななければなりません。」

 

「えっ?」

 

「大丈夫ですよ。成功すれば生き返ります。勿論翔様も。」

 

やっぱり罠なのかな?少し不安になってにきた。でも…翔を助ける為なら…

 

私は護身用でいつも持ち歩いているナイフを自分の胸に突き刺す。私の胸に冷たい感触と生暖かい感触が同時に伝わった。

 

翔、待ってて今、翔のところに逝くから…

遠ざかる意識の中最後に見たのは哀川さんが光り輝いている所だった…

 

 

 

 

 

 

 

あれからどのくらいたったのだろう?私の目の前はまだ真っ暗だ。

 

「哀川さんはやっぱり嘘つきだったかぁ…」

 

私がそう諦めた時、まだ私が聞いたこともない不思議な『声』が聴こえた。

 

「何故貴女がこのような所にいるのです?   あぁなるほどそういう訳ですか。分かりました。では貴女を導きましょう‼ Lite of the roadへ‼」

 

Lite of the road?何それ?

 

私がそう思っていると、目の前が明るくなり始めた。何?何なの?

 

 

 

気づけばそこは光り輝く一本の道の上でした。

 

「随分とお時間が掛かりましたね結弦様。」

 

「罠じゃなかった…」

 

「私は最初からそう申し上げているのですが。」

 

「っと言うかここは何処なの?」

 

「ここはLite of the road 誰かを庇って亡くなった方や、亡くなる前にとても良い行いをした片達だけが来ることが出来る、神様からの最後の試練の場なのです。」

 

「何で翔はこんなところに?」

 

「それはもちろん。おっと、これは話してはダメだと翔様に言われたのでした。失敬失敬。」

 

「そうなんだ…」

 

ここからは何も話すこともなくひたすら歩き続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから1時間が過ぎようとした頃私達の目の前に不思議な光景が広がった。

 

「わぁ…何この光石、綺麗…」

 

私が光石に触れようとしたとき

 

「なりません‼」

 

! 私は突然の大声に驚き思わず飛び退く。

 

「その石は『真実の石』それに触れると貴方は全てを知ってしまう。 それだけは阻止しろと翔様に言われているのです。」

 

「そうなんだ… 私が知っちゃダメな隠し事があるんだね…」

 

成人向け雑誌の事かな? 私はここで想像を膨らましてみる。しかし、哀川さんに心を読まれることを恐れ止める。

 

「結弦様は思春期真っ盛りなのですね。」

 

私は恥ずかしくなり顔が紅色に染まっていくのを感じた。

 

「いえ、恥ずかしがる事は御座いませんよ?そうして皆大人になるのです。」

 

「そんなことより先に進みましょう。哀川さん。」

 

少し殺気を混ぜる。

 

「怖い顔ですよ結弦様。それでは翔様も怖がります。」

 

それもそっか。

 

 

そしてまた無言タイム。

 

 

 

 

 

「ねぇ。後どのくらいで着くの?」

 

「そうですね。後三十分ほどかと。」

 

「そうかぁ…以外と近くて遠いんだね翔のとこまで。」

 

「そうですね。近くて遠い、ですかぁなかなか深いですね。」

 

「う…うるさい…」

 

「結弦様、御一つお伺いしても宜しいですか?」

 

「何?」

 

「何故翔様の事が好きなのですか?」

 

「私の知っている言葉のなかに『言葉で説明出来る好きは果たして真実の愛なのか』って言葉があるよ。」

 

「いい言葉ですね。いったい誰の言葉ですか?」

 

「私が作ったの。」

 

「あの、失礼ですが、恥ずかしくは無いのですか?」

 

正直恥ずかしい。何言ってんだろ、私。

 

「そうですよね。やはり恥ずかしいですよね。大変失礼致しました。」

 

 

「う…うるさい‼ってかまだなの?」

 

「はい。もうすぐ着きますよ。」

 

歩いていると突然目の前が真っ暗になった。

私はあのとき(clock)と同じように気絶しかけている。やだ。きぜつなんてしたくない。だって、またあのときのように気絶しちゃったら、また何かを失うかもしれないから。

 

「そうですね。では私が手を差しのべて差し上げます‼」

 

哀川さんのその一言で、私の意識が戻っていく。それと同時に目の前が明るくなっていく。

 

「着きましたよ。ここが『神の間』です。」

 

「!」

 

何故私が驚いているのかって?

それは、目の前にいたはずの哀川さんが、真っ黒な 翔の姿になっていたからです。

 

「やっと会えたな結弦。」

 

「翔…なの…」

 

「まぁ、正確に言えば、『後一人の翔』だけどな。」

 

「後一人の翔?」

 

「あぁ、そうだ。俺は死んだときに、翔の身体から離れた後一人の人格だ。」

 

「流石に俺の声は聴こえなかっただろ?」

 

「う…うん。」

 

「何でか分かるか?」

 

「ううん。分かんない。」

 

「それはなぁ、俺は長い間あいつに投獄されていたからだ。つまりあいつは、自分が多重人格なのを知っていて、邪魔な俺をずっと隠していた。ってことだ。」

 

「そうだったんだ…」

 

「おっと、時間が無いな。 結弦。お前はどんな時でも俺を…翔を支えていく自信があるか?」

 

「えっ… う…うん。」

 

「じゃあお願いだ俺を止めてくれ。君にしか出来ないんだ。」

 

「分かった。」

 

「良かった。じゃあ行くぞ‼  『開けゴマ‼』」

 

 

 

 

 

 

 

(Lite of roadにて)

 

(翔)「…! おい!てめぇちゃんと結弦は現世に戻したんだろうな?」

 

(ユタカ)「あぁあの小娘な!あいつはねぇ君が死んじゃったから悲しみのあまり自殺しちゃったよw」

 

「な…んだと…結弦が自殺?…」

 

「そうそう、それ、そのかおだよ。私はねその顔がだ~ーーーーーーーーい好きなのw。ねぇ、もっと絶望しなよ。そしてそのままもう一度死になよw」

 

「うぅ…うわぁ~ーーーーーーー~ーーーーーーーー!ゆ…結弦~‼」

 

(結弦)「翔‼」

 

「ゆ…結弦?」

 

「私。来ちゃった。」

 

「邪魔だね君。今翔くんは死ぬ所だったんだよ?それなのに邪魔して私許さないよ?」

 

「貴方なんかに何が出来るのよ?貴方には何も守る物も守ってくれる人もいないじゃない?」

 

「こ…小娘が。許さない。絶対許さない。」

 

「許されないのはお前だよ、ユタカ。」

 

「お前は、神谷?何故ここに。」

 

「今までの事は全部見たよ。君は重罪を犯した。よって地獄に行ってもらう。」

 

「何を偉そうに、お前ごときに何が出来る?」

 

「俺にごときなんてw 俺は創世神だよ。君を消すことだって出来るしその他の事も出来るんだよ?いいのかな消しちゃって?」

 

「ならばお前を殺せばいいだけの話!」

 

「だから、言ったじゃないか。君を消すことでさえ簡単なのだと。『デリート‼』」

 

「なんだ‼この光は…  うわー‼」

 

シュッ‼ユタカは跡形もなく消え去った。

 

「あ…ありがとうございます。」

「あ…ありがとうございます‼」

 

「私は感謝されることなんて何もしてないよ?ただ復讐しただけ。  それよりも結弦さん。時間稼ぎをしてくれてありがとう。お陰で間に合った。」

そういった後神谷さんという人は翔と一緒だった人と少し遠くの場所へ行った。

 

 

 

 

「か…神谷…おま お前…」

 

「久しぶりだな。カツヤ。何年振りだ?」

 

「…」

 

「まぁいいや。今からお前ら。送るよ。」

 

「どこにだよ?」

 

「勿論、それぞれの場所へ。」

 

「そうか。お前は?」

 

「俺はもう戻れそうに無いな。俺はここで神としての仕事をしなければいけない。  なぁカツヤ。お前に頼み事がある。」

 

「なんだ?」

 

「シノンに俺の事を忘れてちゃんと生きろと伝えて欲しい。」

 

「分かった。ちゃんと伝えとく。」

 

 

二人が私たちの所へ近づいてきた。

 

「じゃあ君たちを今から今世へ返して上げよう。しかし一連の記憶は消させてもらうよ?」

 

「分かりました。」

 

「じゃあ。行くよ?『ワープ‼』」

 

 

 

 

私達の目の前に明るい光が見えた。

 

 

「翔戻れたね。」

 

「そうだな。」

 

…(一方カツヤは)

 

「シノン。神谷から伝言だ。…」

 

「嘘よ。そんなの信じないわ。」

 

 

 

「皆それぞれの道を歩み始めたか。では俺は仕事スッカ。」

 

 

これは死んで神になったものと神に翻弄された者達の物語である。

 

End

 




今晩は作者の斉木です。人狼シリーズ最後の作品です。今まで出てきた重要人物皆出しました。
次はどんな作品を書こうか迷っています。(笑)

とりあえずこれからも応援してくれたら嬉しいです。

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