ガンダムのオリジナル戦記   作:( ∴)〈名前を入れてください

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久しぶりにUCとセンチネルとAtozの小説を読んで思い浮かんだストーリーを投稿

不定期です


第1話

人口の増大、それによる環境汚染増えすぎた人類が宇宙に進出して早数十年地球外の都市、スペースコロニーに住む人々は地球への憧憬、そこに住む既得権を持つ富裕層の人々への怒り、それらは地球からの独立を望む流れへと変化していき地球征服を企む者達によって利用されていく事となる。

 

「一年戦争」地獄のような戦いの果てに人類は地球サイドである連邦、宇宙サイドであるジオン、彼等は互いを恨み会うだけの結果に終わってしまった。

そうして彼等の中では決して分かり合えない恨み辛みだけが残り全てが幕を下ろしたかと思った…だが世界は更に回り始める。一つのガンダムを中心として

 

夏の暑い日照りつける太陽、青々しく潤っている草木を見ながら一人の男が歩いている。屈強な体に強面の顔、片目を失っているのか左目に眼帯を付けている服は軍服なのか胸に様々な勲章をつけており、その姿を見れば歴戦の戦士だということが分かる。

 

そうこの男が歩いているこの場所は地球であり、男にとってここはホームでもある。つまりは連邦軍、それもあの地獄の一年戦争を生き抜いた武者なのである。

 

「久しくこの場に帰ってこれたな」

 

思わず男の口からポソリと漏れる、彼にとってここに来るのは久しぶりでもあり悲願でもあったのだから。

男の名前はジョン・ウェイバーあの戦いを生き抜き戦い続け武勲をあげて曹長から将官まで成り上がった男である。

久しぶりの地球の地面、無臭の人工芝ではなく青臭い自然に生えた芝、回りに生えている木々に懐かしさを感じながら歩いていると一つの拠点が姿を現す。

そこではモビルスーツ(MS)ジム、連邦が開発した人形量産型ロボットを整備している整備員や機材を運ぶプチモビの姿が見え始めてくる。そんな彼等に手を振り近づいていくと彼の姿を視認したのか敬礼を取り、また作業に戻っていく。

 

そんな整備員を通り過ぎ更に奥へ奥へと施設の中に入っていき、作業区間内へと向かっていく。

 

そうして歩いていくと一つのMSが見え始めてくる。ガンダムタイプのヘッドにザクの体をつけたよく分からないMS。

ザクの兵装かと思えばにビームライフル、それにバズーカとガンダムの装備であったそれらを取り付けており、これを他の人が見たならば皆口を揃えてこう言うだろう。

 

「MSの…資金の無駄遣いだ。」と

 

カラーリングはガンダムを彷彿とさせる白色を基調としているかと思えば所処に緑を残しており、まるで白色に苔が蒸しているような姿をしている。

 

そんな訳の解らないMS触りながら男は涙を流す。長らく会っていなかった相棒にようやく出会えた、その涙には万感の思いが詰まっていた。

 

「久しいな…なぁ聞いてくれよ相棒。俺もついに将官になったんだぜ?あの地獄の戦いを生き抜いて…政治の化け物共に食われないように立ち回って……ようやく掴み取ったんだ」

 

「やっとお前と一緒にいられるんだ」

 

男の声にMSは反応を返すことは無い、だが男にはMSが返事を返してくれているように感じていた。おめでとう、頑張ったなと。男には確かにそう聞こえてきて、其れだけでも男にとってはここに戻ってきた意味は合ったのだ。

例え数日後、また宇宙に戻らなくてはならなくとも。

ジョンが茫然とMSの前に立っているとコンコンッと壁を叩く音が聞こえ振り返るとのっぺりとした顔の形をした男がこちらをニヤリと笑いながら見つめている。

 

「久しぶりだなジョン曹長…いやジョン少将と呼べば良いのかな?」

 

「アデム…お前って奴は、久しぶりだな」

 

「おう、久しぶりだな。この拠点の担当者である俺を無視して何処かに行くなんて中々やるじゃねえか?うん?」

 

「許せ、どうしても最初はコイツに会いたかったんだ、その次にお前にだ」

 

「そうかい、なら許してやるよ」

 

そう言いながら豪快に笑う男を見てジョンも静かに笑う。黒い髪を揺らしながら男達は暫く笑い合うと嬉しそうに語り合いを始める。

 

「しっかし…地球大好きなお前があの戦争の後、宇宙から帰らなかった時はお前の頭がついにイカれたかと思ったからなぁ…」

 

「失礼だなお前は、ただ俺のやることの為に地位が必要だった。それだけだよ」

 

「そいつの事か?お前の嫁さん、何時取りに来るかと思って上の奴等にバレないように置いておいた俺に感謝するんだな」

 

「コイツ…いやバーゼルガンダムはお上にバレたら即没収物だからな…コイツだけは残しておきたかったんだ。ありがとうアデム」

 

訳の解らないMS、バーゼルガンダムを二人して見ながら話始める。このMSは存在を秘匿されたガンダムの一つでありかの幻の撃墜王コウウラキが乗ったとされるデンドロビウムやユウカジマが乗ったとされる青い稲妻、ブルーディステニィーと同じく世間には公表されていない超兵器の一つなのである。

 

故にこれを持っておくためにジョンは権力を手に入れた。このMSには彼のあの戦争での全てが詰まっているのだから。

 

「そんでお前さんはまた宇宙に上がる今度はそいつを持っていって…か」

 

「あぁ…数日後にはまた上に上がらないと行けない……正直相棒と一緒に上に行けるだけマシだと思っておくよ」

 

「違いない、まぁ頑張りな。応援はしておくこの素晴らしい地球の中からな」

 

「久しぶりにお前を殴りたくなった」

 

その時アデムの胸ポケットからベルの音が鳴り響く。その音を聞き連絡を聞いたアデムは顔をしかめながら話始める。

 

「くっそもう書類とにらめっこの時間だ…おい!何時ここに帰って来ても俺は歓迎するぞ相棒!お前の席はちゃーんと残しているからな!」

 

「やるべき事が終わればまた帰ってくる。だから其まで残しておいてくれ」

 

「おう!またな!」

 

「またな、アデム」

 

そう言いながらいそいそと作業区間内を出ていくアデムに声をかけながら何気なく別れの挨拶を告げる。

彼等の物語はここで一幕閉じる。次に出会うその時、敵同士になっている事など今の二人には分かる筈もなかった。

 

ーdanger danger danger ー

鳴り響くサイレンに舌打ちを打ちながらコントロールスティックを上に引き機体を上昇させながら眼下にいる敵機向かって狙いを定める。既に何発か貰っており機体は安定性を失っておりディスプレイには危険、帰投せよの赤い文字が出ているが、彼にとっては別に意味の無い言葉にしか思えない。そのまま下に急旋回しながら敵機に向かって鉛玉をぶちこんでいき、一騎、また一騎と撃ち落としていく。

 

「上手いか?クソッタレが。ならもっと食わせてやるよ!」

 

そのまま隊長機に向かってアタリをつけそのままガンガンと鉛玉を浴びせていくも隊長機はヒラリとそれらを回避していきながら。此方にグングンと近づいて来る。

 

「げっ…マズッ!」

 

思わず回避行動を取りながら牽制を仕掛けるもそれすら回避し隊長機が正面に来たと思った瞬間、隊長機からシャワーのような鉛玉が発射される。その瞬間、コックピットが真っ黒になり思わずコントロールスティックを強く握り締め絶叫する。

 

「くっそー!また負けたっ!!」

 

先程まで行っていたのは空間戦闘プログラム「スルト」新兵が戦闘訓練を行う際によくお世話になるものである。

 

「リアム訓練生、君が最後まで残った」

 

教官の声がコックピットの中に響き酷く低い声を聞きながら顔を不愉快そうに歪めて返事を返す。

 

「そりゃどーも、鉛玉をシャワーよろしくぶちこんでくれやがりやがって有難う御座いますコンチクショウ」

 

「相変わらずの口の悪さだ…まぁ良いさっさと出てこい」

 

うっせぇハゲだ。やってらんねぇくたばれハゲ野郎と心の中で有らん限り罵倒を浴びせながら球体型のコックピットを出ると既に落とされていた同級生達が冷たいコンクリートの上に正座させれており

そんな光景を見詰め理解が出来ず正座している奴等の隣に正座すると誰かにヒョイッと持ち上げられて奴等の目の前に立たされる。

 

「って…うん?」

 

「今回でリアム訓練生が最後まで生き残って早数ヶ月がたった、お前達は何故この戦うだけのスカポンタンを倒すことも逃げ切る事も出来んのだ?」

 

その低い声に彼等は縮みこみながら俯いている。その姿に更に声を低く仰々しくしながら更に言葉を続けていく。

 

「良いか?戦いにおいて必要なのは回りを見て最善の手を取る事である。敵を打ち倒し生き残る事だけを考えろこの馬鹿は口が悪いわ直ぐに手が出るわの馬鹿まっしぐらだがその辺りはキッチリと理解している」

 

「おい、いきなりなんでしょうか教官様?」

 

誉めたかと思えばいきなりの罵倒に俺の米神が疼き始め、取りあえず何が言いたいのかを聞くもサラリと無視されてそのまま話を続ける。

 

「お前達もそこを次までに出来るようになること、出来なければ置いていくからな?」

 

「「はい!」」

 

そう言い閉めると教官は俺の頭を引っ付かんで歩いていく。頭を持つ手は万力のように力を込められており俺の頭が握り潰されるような感覚に襲われる。

 

「離しやがれ!教官様、離しやがれ下さい!」

 

「貴様は司令官がお呼びだ。さっさと着いてこいこの悪ガキが」

 

ーー

「それで君がここに呼ばれている理由は分かるかね?リアム・ノーツ訓練生?」

 

「知らねぇです。教官殿に言われて連れてこられたので詳しいことは何も」

 

その言葉に頭を押さえる司令官。如何にも高そうな椅子に腰掛けながら、あどけなさの残った少年の顔を見つめ溜め息を発する。

 

「そうだな…君は今までの訓練生の中でも一二を争う優秀なパイロットスキルを持っている。だが人格面が非常に悪い、悪すぎる」

 

「暴行事件3件に命令違反6件と数えるだけで私の胃が崩壊してしまいそうなのだがそこの辺りはどう釈明するかね?」

 

「はぁ…」と言って頷くもそれと言って思い浮かぶ感情は無く、一つあるならば目の前のハゲはかなりポッチャリとしており、宇宙空間以外ではまともな移動が出来そうにないと言う点だけである。

目の前のハゲデブが規律がどーだのこーだのと言ってくるがそれはお前らお偉いさんが勝手に決めてきた事であり、昔からこうやって誰にも舐められないように生きなければならなかった自分にとっては正直知った事ではない。寧ろ移住スペースが支給されなきゃこんな所技術を搾り取るだけ搾り取ってさっさとオサラバしてやる気マンマンである。

 

「天は人に二物を与えずとはよく言ったものだ。軍隊は規律は持って成り立っている、それが出来なければ暴徒と同じそれを努々忘れるなよ」

 

「分かりました」

 

そう言いながら席を立ちとっとこの場所を離れようとすると「あぁ…待ちたまえ」という言葉に足を引き留められる。

 

「今日呼んだのは他ではない。君に辞令が届いているのだよ」

 

そう言いながら机に一つの書類を投げ渡してくる。それを持って取りあえず何を書いてあるのかを確認する。

 

「そこに書いてある通り、優秀な訓練生を集めている場所に君には行って貰う」

 

「へっ?面白くない冗談は止めてくださいよ」

 

そこに書かれてあるのはとある連邦のお偉いさんが作った優秀な訓練生を集め最高峰の教育を施しエリートパイロットの育成を進めるという俺からすれば少しお断りしたい案件であった。

確かに技術を無料で山程貰えるのは有り難いがそんな処に行けば俺の精神は間違いなく持たない、寧ろ死ぬ自信がある。

 

「今なら君の兄妹も一緒に今よりも厚待遇の居住スペースが提供されると向こう側は言っていたがな」

 

「行きます、絶対に行きます!」

 

そう言い司令官の腕を掴み振り回すとそのまま上機嫌で指令室を後にする。

 

「うーむ…何でこんな問題児を引き取ってくれたのか、これが分からん」

 

司令官はポソリとあの問題児が出ていった後を見詰めながら呟いた。

辞令に書かれていた、ジョン・ウェイバー少将というビックネームを見詰めながら。

 

 




可愛い女の子一杯よりも男共の血肉湧き踊る戦いの方が好きです
でも少しくらいは女の子も欲しい…そうだよね?
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