インフィニット・イフ・ストラトス 我輩は猫では無い (凍結中) 作:銭湯妖精 島風
あー見切り発車過ぎて怖い
1話 ふーあむあーい から始まるナンタラカンタラ 1
ふと気付けば、フワフワと水面を漂う様な、何かに優しく包まれている様な、そんな不思議な感覚を長い時間堪能していた様な気がする
心地良すぎて堕落しきってしまう微睡みから勝手に引き上げられて眼を覚ます
まず見えたのはシミの無い天井だった
「・・・知らない天井だ」
ピッピッピッと一定のリズムを刻む電子音、少し首を動かせば見える点滴とソレを吊るすアレ、そこから伸びる管の先は自分へと向かっている
「病院・・・?でも、なんで・・・」
疑問を抱き思考するが、答えが出ない
寧ろ、問題が思考を支配し始める
「・・・名前・・・何だっけ?誰だっけ?」
此処が病院なのは分かる、理解した
だが、自分が何者で何故、此処にいるのかが分からない
「拉致られて人体実験のモルモットに、とか?・・・ないか」
可能性は0では無いが、限りなく0に、近い・・・筈
無いと思いたい
それから身体を起こし、辺りを見回して状況を確認する
「右から反時計に・・・心電図モニター、点滴と台、白のカーテン、外開きの窓、洗面台、薄いテレビ、出入り口の扉、椅子が三脚、ロッカー、か・・・」
なんか足りない気がするけれど、まぁいいか
取り敢えず心電図の電極を外しベッドから降りて洗面台へ移動しようとしたが、長い間ろくに身体を動かしていなかったのか、イメージに身体がついて行かずに少しよろけてしまったが、咄嗟に壁に手を着き体勢をとる事が出来た
これは自分の思う様に身体を動かすにはリハビリを頑張らないと行けない、と理解する
それは一先ず放置して、洗面台の前に移動し、鏡を見る
其処には、紅く肩甲骨を越す程度の長い髪と、より深い紅く角度によっては赤茶の色をした瞳、見た印象は14〜16の間、入院着を着ていて、ダボっとしているからか少し分かり辛いが2つの胸の膨らみ
どうやら自分は女の子らしい、ひとまずワタシとしておこう
「自分の顔を見たら思い出すと思ったんだけど・・・ダメか」
これは物凄く面倒な事になった・・・これでは家族の有無も確かめる手立てが限られてしまう
ろくな自由も利かない身体で、この病室を出た所でやれる事は少ない
モルモットの可能性が0じゃ無い以上、ヘタに動くのはマズいだろう
今更だが、心電図の電極を外したから滅茶苦茶五月蝿い
取り敢えず、ベッドに戻り電極を付け直そうと試行錯誤をしていたら、音を聞きつけた医者と看護師が扉をやや乱暴に入って来て、思いっきり目が合ってしまったので
「あ、スミマセン・・・間違えて引っこ抜いちゃって・・・」
うっかりを装い言って見ると、医者は看護師に指示を出し、テキパキと心電図モニターを止めたり色々として、医者がカルテ的なのを看護師から受け取り、ワタシを診察し始める
「此処が何処か、分かるかな?」
「見た感じ・・・病院、それの個室ですね」
ワタシの答えに軽く頷き、医者は再び口を開く
「自分の名前を言えるかい?」
その質問に対し、今一度自問自答してみるが、やはり答えが出ず
「分かりません、自分は誰で、何で病院に居るんですか?」
ワタシは医者に掴み掛からんばかりに、縋る様に尋ねる
「君は、ある事故に巻き込まれて今日まで眠っていたんだ。名前が思い出せないのは事故の後遺症かもしれない、恐らく一過性の物だから怖がらなくて大丈夫だ」
流石医者と言うべきか、取り乱したワタシを安心させてくれた
「先程、君のご家族に連絡をさせて貰ったから、時期に来ると思うから、少し待っていてね?五反田さん」
ナニこの医者イケメン!!
危うく惚れてしまう何処だった・・・ふぅ
と、いう感じで、ブツ切り投稿な上に短文で亀更新になりそうです
読んでいただいた心の広い方、ありがとうございます
本編に行き着くのは何時になるやら・・・