インフィニット・イフ・ストラトス 我輩は猫では無い (凍結中) 作:銭湯妖精 島風
事前に必読だったテキストを捨ててしまい千冬さんに少し無茶を言われた波乱の1時間目が終わり、一夏は机に頭をつけてグッタリしている
「お疲れ一夏、親友のヨシミで少しは助けてやるよ」
一夏の前に立ち、そう言うと
「本当か?サンキュ、タマ」
少し回復したらしい一夏が頭を上げて言う
「にしても一夏、流石にテキストを捨てちゃダメじゃないか?」
少し呆れつつ言うと、一夏は気まずそうな表情になり
「仕方ないだろ?古い電話帳だと思ったんだよ」
まぁ確かに、下手な電話帳より電話帳な厚さをしているけれど
「電話帳サイズなのは否定はしないけどな、まぁいい」
箒が意を決したらしく立ち上がったのを確認したワタシは一旦言葉を切り、彼女をチラッと見て一夏の肩を軽く叩き自分の席に座る
「ちょっと良いか?」
「ん?おう」
一夏はワタシに何で肩を叩かれたか分からないらしくキョトンとしながら箒と共に教室を後にした
それはそうとして、何かワタシを遠巻きに観察するのは止めて欲しい
確かに一夏とは親友であるが、決して恋仲ではない
とはいえ初日で出会って数時間程度、それを分かれとは言えない
不可能に近いから
クラスメイトと仲良くなるには少し時間を掛けないとダメみたいだ
やれやれ、また嫌な予感がしてきた
これ以上のトラブルは勘弁して欲しい、また一夏絡みだろうし
そんな事を考えていると、2時間目の予鈴が鳴り少しして一夏と箒が帰って来た
「久しぶりの幼馴染との再会、どうだった?」
「なんか、怒られた」
そう言い不思議そうにしている一夏を見て、何となく察する
いつものアレだろうな、と
「そうか、なら昼でも誘ってみたらどうだ?」
「そう、だな。サンキュ、タマ」
そんな話をしていると、始業の鐘が鳴り山田先生と千冬さんが入って来て千冬さんが教卓に立ち、山田先生が端に控える
次は千冬さんが担当する様だ
「授業を始める前に、クラス代表を決めるのを忘れていたので、決めたいと思う。我こそは、と名乗りを上げる者はいるか?」
千冬さんは教室を一瞥して
「居ないか、では他薦で決める事になるな」
そう言い、千冬さんはワタシを凝視してくる
千冬さん、ワタシは また悪さしてません。する気もありません、だからワタシを凝視しないで下さい
まぁ千冬さん的にはワタシにやらせたいんだろうな、多分
うん、やりたくない。これ以上目立ったら箒のサポートをし辛くなるかもしれない
そんな訳で、ワタシは硬い意識で千冬さんからのプレッシャーを耐え、行く末を見守る
とりあえず次はセシリアを出す予定です
ちゃんと出来るか不安だ・・・