そんな話をしているうちに、食事も終わり、後片付けはみいなとれいなで行うことになったので、しいなと麗はリビングに座る。
「あ、そういやしいな。ちょっと聞きたいんだけど…」
ふと、麗が思い出したかのようにしいなに聞く。
「はい?なんでしょうか?」
「さっき公園からうちに来るまでの間れいな、少しだけどなんか不機嫌そうな顔してた気がしてさ。なんかあるのかなーって…」
しいなは公園での出来事を思い出し、そして「なるほど…」と呟く。
「なにかわかった感じか?」
しいなが何かに思い当たった様子をみせたので、麗が聞く。
が、しかししいなは少しいたずらっぽく笑い、
「そうですわね…まぁれいなも女の子…ということですわね。」
とだけ答えた。
「それってどういう…」
麗にはあまり意味がわからず、更に聞こうとしたところで、
「お片付けおわったのですよー!」
「おまたせ、二人共!何の話してたの?」
と、片付けをしていた二人が帰ってきたので、
「あ、あぁ。俺が来るまででどんな活動してたかとか聞いてたんだよ!なっ、しいな!」
麗は少し慌てて話題を変えた。
「えぇ、まぁそんなところかしら。」
振られたしいなはくすくすと笑いながら答えただけだった。
そんなこんなで話をしていると、いつの間にか時間も過ぎていた。
「あらら…みいな寝ちゃってるよ。」
れいながの言葉にソファの方を見ると、いつのまにかみいなが横になり寝息を立てていた。
「あぁ、もうこんな時間になるのか…そろそろお開きにしたほうが良さそうだな。」
「そうですわね…わたくしもそろそろ眠たくなってきましたし…」
麗の言葉に頷きつつしいなはあくびを噛み殺した。
そんな様子に苦笑しながら麗は立ち上がる。
「さって、んじゃあ時間も時間だし、送ってくよ。さすがに夜道を女の子三人では危ないしな!」
時間も時間だったので、れいなとしいなは素直にそれに甘えることにしたらしく帰り支度を整える。
みいなの荷物をもったれいながみいなを起こす。
「ほら、みいな!そろそろ帰るよ!」
が、しかし、みいなは寝付きがいいのか寝起きが悪いのか、一行に起きる気配がない。
「ったくしょうがないな…」
麗は呟きながらもみいなを抱き上げる。図らずともお姫様抱っこのような状態になる。
「えっ…あう…」
と、れいながよくわからない声を出したので、麗は疑問を受ける。
「れいな?どした?」
が、しかし、れいなはなぜか顔を少し赤くしたまま「な、なんでもない!」と言い残し、玄関までいってしまう。
「なんだったんだ?」
と、訳の分からない表情をしている麗。それに対して、しいなは二人の様子を見てくすくす笑っているだけだった。
眠りから覚めないみいなをなんとか送り届け、しいなも送り届けると、麗はれいなの家に車を向けた。
不意に麗が口を開く。
「あぁ、そうだ。なんか悪いなれいな。」
「え?なにが?」
謝罪の意味がわからず、れいなが首を傾げると、麗は続ける。
「なんか売り言葉に買い言葉。みたいにさ。あの連中と勝手な約束取り付けちまったな…って思って。」
するとれいなもようやくわかったような表情をするが、首を横に振った。
「ううん。いいよそんなの全然!いつかは通る道だしそれが早いか遅いかの違いだよ!なによりあの人達私も腹が立ったから同じ舞台で決着つけたいしねっ!」
れいなの言葉に麗は笑う。
「そっか、ならよかったよ。」
するとれいなは顔を逸らして小さな声でつぶやいた。
「ま、まぁ…あの時の麗…すこしカッコ良かったし…」
運転中の麗にはそれがききとれなかったようで、れいなに聞き返すが、れいなは顔をそむけたまま「なんでもない!」と言うだけだった。
「それで、麗はこの仕事どう?やっていけそう?」
「まぁまだ初日だしなぁ…もう少しやってみないとわからないけど…でも楽しいのは楽しいよ。」
麗が答えると、れいなは嬉しそうに「そっか。」とつぶやいた。
それから数分館雑談を交わし、れいなの家に到着した。
「ありがとね!麗。送ってもらっちゃって。」
礼を言うれいなに対して、麗も笑い返す。
「あぁ、こっちこそ楽しかったよ。ありがとな!また明日な。おやすみ。」
麗が言うと、れいなも「うん、おやすみ!」と言って家の中に入っていった。
はい、相当間が空いてしまいました。
お気に入りに追加などしていただいていた方にはホントスミマセン
飽きやすい性格なのでなかなか…(´・ω・`)
これからまたちょくちょくアップはしていきます。
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