カンピオーネ!魔王と魔王外伝 海の精は艦隊に嗤う   作:NAIADs

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Case.5「水面下の鼓動」

ペルセウスとアルゴー号の一件が終わった数日後。

東京湾、JPFインヴィンシブル基地内、執務室。

大條が予算承認の書類に目を通していると、扉を叩く音がした。

「誰か?」

「私です」

「よし、入れ」

「ノイマン少佐、入ります」

ノイマンが扉を開けて入ってきた。

大條の執務室の中で目立ったものは木製の机と椅子二組、海図などの書物が納められた本棚のみ。

壁にかかっている現役時代の写真以外は特に飾りも置いていない。

無論掃除もするのだが、仕事でもらった勲章や感謝状で埋まってしまうので、傍から見れば結構汚い部屋だ。

「さーてこの感謝状、どこに飾るかな?」

「もう本棚に収めたらどうです?」

「ここまで来たらそうなるよなぁ」

この執務室にはたいてい部下と居ることが多い。大抵は仕事の合間の休憩である。

ちなみに、秘書は居ない。自分で出来ることは自分でやる主義なのだ。

「で?どうしたノイマン?なんか用事が有るんだろ?」

「えーっと、まずは『イーグル・ネスト』の機動工作艦ガルーダとナーガが、イタリアでの後始末を終え帰還しました」

「例の荷物も一緒か」

「はい。ドックに入渠させて、本格的な修復を開始しました」

「そうか、後でガルーダの奴等を労っておけ」

「了解」

「後は・・・イタリア支部より今回の戦いに関する被害総額が出たらしいので・・・一応」

「護堂は魔王様だし、東京のこともあるからざっと数百億円って所だろ」

「イージス艦が買えるレベルですよ、特にプレシビート広場の被害が最悪です」

「この話は止そう。で、その紙切れは何だ?暗号電信か」

「はい、諜報課から気になる報告が・・・」

大條は一通の封筒を受け取った。

「何だ?ふーむ、『編纂者の足並み乱れる』か。内部抗争か?」

「内部抗争って2005年の道場襲撃事件みたいな奴ですか?」

「ああ、あんな事態が起こる前に未然に防がなければならない」

道場襲撃事件とは、正史編纂委員会の一派が反乱を起こして青龍道場を襲撃した事件である。

たまたま居合わせた大條達と陸戦隊が鎮圧にあたったのである。

正史編纂委員会と正式に関係が始まったのはこれからだといえる。

「調査が必要ですね、艦隊も警戒状態にさせますか」

「そうしよう、何か一ヶ月前の予想が見事に当たっちまったな・・・」

「ですねぇ・・・・」

司令と副司令はこれからの事態を憂慮するのであった・・・。

 

数日後。

東京都丸の内、JPF本部の休憩室。

本部でアメリカ支部、イギリス支部、フランス支部、ドイツ支部、イタリア支部、スウェーデン支部の支部長が集まっての会議があり、終了後に休憩していたのだった。

「司令、諜報部から報告です」

「見せてくれ、ふーむ・・・成程・・・これを見ると、正史編纂委員会の中で起きているのは内部抗争じゃないな、こりゃ反抗だな」

「つまり、一部のメンバーが上の命令に従わないと?何の関係で?」

「今の現状を考えてみろよ、どうせ護堂の伴侶だろ」

「はい?既に二・・・三人も居るんですよ!?」

「だからこそだろ、ま、俺は良く解らんが」

「成程・・・、そしてこの現状を抑えられていないとなると・・・」

「政治的に有力な人間がバックについている・・・恐らく四家の何処かだな。まぁこっから先は私見になるが・・・」

「何ですか?」

「誰かが護堂を試しているんじゃないか?」

「そんな馬鹿な真似する人間が居ますかねぇ・・・。第一、伴侶騒動を起こして何を試そうっていうんですか?」

「問題はそこだよなぁ・・・・」

馬鹿みたいな状況にため息をつく大條であった・・・

 

数日後。

護堂とエリカが駅に向かっている通り沿いのコンビニの駐車場に、一台のハンヴィーが駐車していた。

勿論、JPFが創設されてからは、街中を装甲車が走るなんてことは珍しくはない。

この時ハンヴィーの中に居たのは、二日にわたる会議を済まして帰る途中の大條とノイマンだったのである。

「ん?あれは・・・」

「護堂君とエリカ嬢ですね。楽しそうにデートってとこでしょうかね」

「ふーむ、一応後を追ってみるか」

「いやいやいや何言っているんですか!彼らに悪いし、第一規定違反ですよ!?」

「いいんだよ。第一『楽しいデートでした♪』で終わるわけがないだろ、ここん所の状況を考えて念の為だよ、念の為」

「了解、巡回の一環ですね。本部、こちらバルチャー2。これより巡回に入る」

『こちら本部、了解しました』

「ま、俺の予想が外れてくれればいいんだが」

「ですね」

大條は愛車を発進させた。

このろくでもない予想は最悪の形で実現してしまうのだが、大條たちはまだ知らなかった。

 

数時間後。

魔王たちと太刀の媛巫女の会談を、遠くから監視している者がいた。

勿論、ここまでついてきた大條とノイマンである。

最初は事態を静観していたのだが…

「すいません、なんかやばい雰囲気ですよ」

「おいおい、ついにチャンバラがおっ始まったぞ!!ノイマン、何とかならないか」

「さすがにこの住宅地で狙撃は出来ません、第一フェンスが邪魔です」

「くそっ!」大條は車を急発進させた。

「間に合ってくれ!!」

しかし、二人の願いは届かず、城南学院のグラウンドに突入したときには、三人の姿は消えていた。

「クリア、誰も居ません」

「艦隊をお台場に展開、陸戦隊も上陸させて待機させろ。甘粕にも連絡」

「了解・・・こちらノイマン、艦隊は直ちに出撃せよ」

『了解、緊急発進します』

「艦隊司令とあろう奴が一人の親族さえ守れないのかよ、くそっ!」

大條は車のボンネットをバンと叩いた。

 

それから約一時間後。太陽が沈みかかり、やや暗くなってきた。

大條達は、城南学院の校庭で、連絡を受けた甘粕当馬と万里谷裕理、リリアナ・クラニチャールと合流した。

「草薙護堂が清秋院恵那のパトロンに拉致されたらしいな」

リリアナがじろりと甘粕を睨み付けた。

「清秋院…やっぱり四家が絡んでやがったか」

「そのようですね、事態を委員会が把握しておきながら有効な対応をしなかった理由がよくわかる」

「三人ともそんなに凄まないで下さいよ、今回はこっちだって被害者みたいなものです。…だからリリアナさんは呼ばない方がいいって言ったのに…。出来ればこの二人…いや、ナイアッドにも動いてほしくなかったのですが…」

ぽそりと呟く正史編纂委員に裕理は首を横に振った。

「リリアナさんの魔術と知識はこのような事態には必ず有用になるはずです。なんと言いましても魔女の力は他の方では持ち得ないものですし…」

「ま、裕理さんが是非にと言うのであればこれ以上の反対はいたしません、リリアナさんにも立ち会っていただきましょう。……では早速始めましょうか」

「ちょっと待て。そういえば大條透、何故あなた方が此処にいる?」

「そういえば、そうですね…」

「委員会で内乱が起きているという情報を受けて動いていたわけだが…防げなかった。その、済まない」

「我々はあまりに事態を軽視しすぎていました…申し訳ありません」

「まぁそれは後に置いておくとしよう。始めるぞ」

校庭を見渡していた裕理が突然震えた。リリアナも何か反応している。

しかし、大條とノイマンには嫌な感じがするという感覚がするだけだった。

「万里谷裕理、ここで何があったか視えるか?残念ながら、相当に強い力が使われたとしか私には読み取れないのだが…」

リリアナにそう言われた後、裕理は瞑目した。そして暫くして…

「やはり、速須佐之男命…護堂さん達を連れ去った方、その方法、そして何処に行かれたかが視えました」

リリアナは歓喜の表情を浮かべているものの、甘粕は疲れている…というか、気まずそうな雰囲気だった。

「もしかして甘粕さんも察していらっしゃったのですか?」

「天下のカンピオーネをさらった御仁ですからね。見当はつけていました。霊視をお願いしたのは確証を得たいと思ったからなんですよ。……身内の恥をさらす話ですし、やっぱり部外者にはご退場願いたいのですがねェ」

「おお解ったか、そりゃ助かる。場所さえ解れば陸戦隊を突入させて直ぐにでも救い出せるぞ、良かった…。てか甘粕も解ってたならさっさと教えろよ、身内の恥?何、政治の問題なら俺が解決してやるよ」

大條は少し歓喜した…が、その後の一言には困惑した。

「あの…大條さん、そういうわけではなくてですね…必要なのは、リリアナさんのお智慧なのです…」

「まぁ地上だったらいくらでもあなたに頼みたいレベルなんですがねェ…」

媛巫女と正史編纂委員はなんか申し訳なさそうな表情になった。

「ハァ?」大條は意味が解らない。

「どういう意味です?」ノイマンも艦隊が使えない事情がわからない。

そして裕理は司令二人を無視して、会話に混ざれなくて憮然としているリリアナに頭を下げた。

「お願いがあります、幽世-生と不死の境界にさらわれた護堂さん、そしてエリカさんと恵那さんを救う方法をお教えください」

「成る程な、生と不死の境界か………」

「それなら、我が艦隊はお株違いもいいところですね」

その一言にようやく事態を飲み込んだ二人だった。

 

一通りの事情を聞き終えた魔女にして大騎士は難しい顔をし、エースパイロットにして艦隊司令と副司令の二人は呆れ顔になった。

「かつて『まつろわぬ神』だった神だと?この国にはそんな怪物が居着いていたのか!」

「そんな奴がこの日本にいたのかよ!マジか」

「とんだ傍迷惑な話ですね…」

「出来ることならとっとと成仏でも解脱でもして欲しいんですけどね。それも叶わぬまま千年以上も居座られています。正直に言って迷惑な話ですな」

「あ、甘粕さん。その言い方はちょっと…」

「いや、そう思うのも無理はないな。俺は甘粕に同情する」

「まぁ政治力のある老司令がいつまでたっても残っているようなものですしね…」

艦隊司令達は、独特の回答で甘粕に同情した。

そして全員が銀髪の魔女の回答を待った。それが出来るのは彼女だけであり、それが護堂達を救い出す唯一つの道だからだ。

「アストラル界に移動するためには、魔術の儀式と然るべき薬が必要だ。儀式のやり方は私も知っているが、問題は薬だな…」

説明しながら、リリアナの表情は曇る。

「え?作れないんですか?」

「調合の仕方も知っている。だが、材料がない。貴重な薬材がいくつも必要なんだ。持ち会わせも残念ながらない。実家から送ってもらうしかないか…」

「今からじゃとても間に…あ、魔術があったよなお前らには」

「買いに行かれてはどうでしょう?そういう物を扱うお店が東京にもあるそうですし」

媛巫女がいい提案をしたのに、何故か表情を引きつらせたリリアナ嬢。

大條とノイマンが思いついたのは一つの理由だった。

「………実は、何処にどんな店があるのか全然知らないんだ」

「え?」

「だろうなー」

「まぁそんな所でしょうかね」

「いや、その。草薙護堂のお世話を焼くのに忙しくて、東京近辺のそういう場所とか関係者をチェックしていなかったり・・・・」

「おいおい……それじゃ本末転倒じゃないか。魔女にして大騎士様の名が泣くな」

恥ずかしそうに顔を赤らめ俯いたリリアナの告白に大條は呆れ顔で言った。

「まぁまぁ、“周りが見えなくなる”なんて恋する乙女の典型的な行動じゃありませんか。例えそれを“重要な場面でやらかした”としても可愛いものではありませんか」

知らず知らずリリアナの心をぶすぶすと刺していくノイマン副司令。

リリアナの表情がだんだん曇っていった。

「で、でしたら甘粕さんに案内を頼みましょうっ」

気まずさを誤魔化すために、裕理が甘粕に呼びかけるも…

「いや、無理でしょう」

即座に否定されてしまった。

「難易度Eの上位魔術に必要な薬材や触媒なんて、何処の店でもお取り寄せ商品ですよ。ネット通販なら『納期未定』と出る所です。飛び込みで駆け回っても、手に入りっこないですって」

「まぁ流石にうちには医薬品はあるんだが、その類の物はないんだよな」

「いや、うちの所のあれなら………」

「待て、あれは期待しない方がいいだろう。今はその話はなしだ」

「ま、無理って話ですな」

「そ、それは品揃えが悪すぎるだろう!」

「それを常備しているクラニチャール家が異常なんですよ!」

現実を語る甘粕にリリアナが喰ってかかっている。

「流石にイタリアから直送する時間はないな……ん?」

大條は何故か甘粕から怪しさを感じたのだ。いや正確には甘粕が何かを隠しているような、そんな気がしたのだ。

只の勘だったが、様々な任務を遂行してきた歴戦の勘がそう告げているのだ。

絶対に何かを隠している。そう思ったときだった。

「甘粕さん、何か隠してらっしゃいますね?」

突然、裕理が甘粕を問いつめるように言った。

「はて、とんと覚えがありませんな、気のせいでは?」

甘粕の視線が微妙にずれる。当たりだ、絶対何かをこいつは隠している。

「目が泳いでますよ、甘粕当馬さん」

「お前なぁ……秘密にしとくのもいいがこの状況下では俺はあまり賛成しないぞ」

「何言ってるんですか大條さん、私は本当に何も知りませんって」  

「沙耶宮のお名前が思い浮かびます。もしかして、あの家と関わりが?」

艦隊司令二人が問いつめれば、祐理も追及を続けた。

「沙耶宮家?何だそれは」

「沙耶宮は九法塚、連城、清秋院と並ぶ四家と呼ばれる有力な氏族の一つだ。で、今の所一番強い力を持っているのが沙耶宮で、実質正史編纂委員会を動かしているのはあの一族と言っても過言はないだろうな」

「大條さんが説明されたとおり、正史編纂委員会は沙耶宮家の指導で運営されている組織です。呪術についての造詣が深いお家柄で、数代前のご当主は欧州に留学されて、あちらの魔術も学ばれたと」

大條の説明を補足してリリアナに説明しながら、祐理は思い出したようだ。

「もしかして、甘粕さん達が没収した品々の中にリリアナさんの言うお薬があったりするのですか?それが沙耶宮のお屋敷に保管されていたりとか・・・・」

「ははは、まさかそんな。適当なことを言わないでくださいよ」

「適当かどうかは調べてみればわかる」

リリアナが愛剣イル・マエストロを召喚する。

「その屋敷とやらに乗り込んで、私が直に探してみよう。無ければ、委員会の施設を片っ端から探すだけだ」

「いやいや、何言ってるんですか!ストップです!」

「は?俺もその意見には賛成だ。降下部隊と陸戦隊に占領させよう」

「大條さんまで!」

物騒な方向に持っていこうとするリリアナと大條に慌てるノイマン。

百舌鳥に頼めば、恐らく3分で制圧してくれるだろう。

 

「・・・・ほんと、呼ばない方が良かったですねェ。白状すると必要な薬材の在り処には心当たりがあります。おっしゃるとおり、沙耶宮のお屋敷です。でも、色んな事情がありまして、あの家のコレクションには手をつけたくないんです」

「わかってんなら初めから言えよ全く。よし、お屋敷へ向かいますかね」

「えぇ・・・私あそこのお嬢様(笑)には会いたくないんですが・・・・」

艦隊司令は、救出の糸口を掴んで歓喜した媛巫女と魔女、そしてため息混じりに告白した正史編纂委員をつれて沙耶宮邸へ向かうのであった・・・

千代田区、沙耶宮邸

念のため、部外者である大條とノイマンは外で待機である。

「艦隊の展開状況は?」

「えーっと・・・各艦はお台場に展開、陸戦隊は上陸を開始しました」

「どこまで対応できるかわからないが、魔王様の役には立たないとな」

「そうですね・・・」

すると玄関から、若い正史編纂委員が出てきた。

「大條様、ノイマン様、馨様がお呼びです」

「ハァ?」

「何の用で?」

「とにかく、お入りください」

「ふーん・・・・あのお嬢様には会いたくないんだがなぁ」

「まぁ、そうですね。」

二人は愚痴りつつ、導かれるまま中へ入って行った。

 

豪勢な部屋に入ると、媛巫女と魔女がいた、そして・・・

「お久しぶりですね、大條さん、ノイマンさん」

「どうも、沙耶宮のご令嬢殿」

「お久しぶりです、沙耶宮馨様」

この屋敷の主、そして正史編纂委員会の次期総帥、沙耶宮馨が居た。

まぁこの人も媛巫女なわけだが、男装癖という性格上の問題と女の癖に女癖が悪いという行動上の問題がある。

だが見た目は美少年だ。いや、男装の麗人と言った方が良いかも知れない

「さて、こっちの話は終わったし、貴方達二人にも要請があるんだ」

「何かな?無茶なお願いだけは止めてくれよ」

「あなた方には日本に常駐してほしいんだ」

「それのどこが無茶じゃないお願いだっ!!・・・まぁ日本常駐で無く、東京湾のインヴィンシブル基地を母港とする、ということでどうかな?・・・つかそうしたし」

「そうだね、それがいい」

「貴女は私達に何がさせたいんですか?近衛軍ですか?」

「そうだね、僕達だけじゃ至らない部分もあるから、そこを大人である貴方達にフォローして欲しいんだよ」

「ま、そこは任せてくれ。で、甘粕は?」

「うちの蔵で薬を取る序でにホラー体験中」

「ああ、成程」

「あ、出てこられましたよ」

蔵から甘粕がふらふらと出てきた。

「よぉ、無事か」

「いやぁ・・・・大変でしたよ・・・・」

「ま、さっさと薬を渡してやれ。珈琲を奢ってやる」

「あ、ありがとうございます・・・・」

こうして、護堂達の救出準備が整ったのであった。

 

術が発動して暫く経った頃。

光が煌いたと思ったら、護堂とエリカ、それに祐理がいつの間にか居た。

「草薙護堂!よくご無事でお帰りになられました!」

リリアナが護堂に駆け寄っていく。

「よぉ護堂、戻ったか」

「無事ですね、良かった」

「大條さん?それにノイマンさん?なぜここに?」

「んー、まぁ成り行きというか・・・」

「ここのところの事件・・・・いや面倒事をうちでも調査していたもので」

「はぁ・・・。あ、恵那が不味いことになったんだ」

「ハァ?」

「まさか…。恵那さんが幽世で神懸かりに失敗したというのですか!?」

「ああ」

裕理の顔が青くなっていく。

「おい、そいつはまずいことなのか?」

「ええ、とてもm」

裕理の説明は途中で遮られた。

「そこに居ったか、神殺しよ」

神殺し二人と艦隊司令二人の背後に神懸かりに失敗し操られている恵那が立っていた。

 




後半は少し待ってください。
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