―――ローラの日記―――
《9月5日 パチュリーと出会って一年丁度の日、パチュリーから真剣な話があるとかでリーファと一緒にパチュリーの部屋に行った。因みにパチュリーの部屋とは少し前に与えた、本を置く様な場所である。本人がここがいいと言った。今まで生まれて1年に満たない様な赤ん坊が普通しない事ばっかりしてきた為、何を今更とは思っているが、一応リーファとは事前に話し合って、どんな事でも受け入れようと前もって決めていた。そして、パチュリーからの話しを要約すると、パチュリーには、『魔法式演算』と『科学式演算』の、両方が使えると言うこと。つまり、魔術師にも超能力者にもなれると言う事だ。それを聞いて呆れてしまった、と言うか慣れてしまっていた。もっとおっかない話しが飛び出して来るかと思った。その程度ならなんて事無い、リーファは「別になんて事無いわ、貴女が私達の娘である事に何ら変わりはないわ」と言い、私は「そうよ、そんな事関係無いから、安心して。」と言った。言った瞬間パチュリーが泣きながら、私達に抱きついて来た時は、この子にも子供っぽい所有るんだな~と思いながら抱き返しといた。ただ、その後話した十五歳になったら学園都市に行くという話しは取り敢えず十四歳になる迄保留にした。きっと、私達親子は、今日からちゃんとした親子になる事が出来たと思う。私達の娘がパチュリーで良かった。》
―――リーファの日記―――
《9月5日 一年前、パチュリーの親に私達はなった。今、とても1歳とは思えない様なパチュリーと真剣な話をしていた。パチュリーが『科学式演算』を使えると言う話だ。ぶっちゃけどうでもいい。それによって何かが変わる訳でもない。ただ、パチュリーは私達の娘で、私達はパチュリーの母親で有ればいい。しかし、パチュリーはこの話しを、最悪嫌われる覚悟で話していたらしい、そんな事絶対にないのに。ローラと一緒にパチュリーを抱き締めた後、パチュリーの将来の話しをした。それはまたいつか。今日はパチュリーの1歳の誕生日と言うことで、パーティーをした。ケーキ美味しかったよ。明日からの生活が楽しみだ。》
―――パチュリーside―――
あの日から2年が経ち、三歳になった。そろそろ必要悪の教会で仕事しようか。一応、事務の仕事は出来るし。それをローラお母様に言ったら、事務の仕事は許可された。因みに、私は今、魔道書を書いている。禁書目録には載ってない、今の魔術とは時代が違う未来の魔道書を二百冊位作るつもりだ。勿論非公開で。そうそう、事務の仕事は当たり前だけど神様の仕事より凄く簡単だった。それを見たリーファお母様とローラお母様はやっぱりか、と言ってた。さすがに慣れたか。後、二年経ったら魔術師との戦闘ありとか何とか。さて、修行しますか。
ーーーー1年後ーーーー
仕事と修行終らせて部屋に帰ったら誰かがいた。警戒をしながら部屋に入ったら『魔神オティヌス』だった。さすがに驚いた。十歳になったら会おうと思ってたんだけど、まだ四歳だよ私。予定より六年も早く会っちゃったよ、実際戦ったら勝てるとは思うけど、下手しなくてもここら辺一帯が消えるからな……まぁいいや、話し掛けよう。はぁ嫌だなぁもう帰ってくれ。
―――会話だけ(パチュリーから)―――
「どちら様ですか?」「ん、あぁ私はオティヌスだ」「じゃあ、オティヌスさん、貴女役職は?必要悪の教会じゃ無いでしょう」「私は魔神だよ」「………」
「驚かないんだな」「驚いた方がいいですか?」
「別にいいよ」「そうですか。知ってると思いますけど私の名前はパチュリーです。」
「そうかい、分かったよパチュリー」「で、何でこんな所に来たんですか?」
「パチュリーさぁ、隠してるか分かんないけど、本気出せば私より強いだろ」「隠してたら貴女に気付かれてませんよ」「それもそうか」「で、それを言う為に来たんですか、それとも魔道書ですか?」「あぁ、違う違う私のさぁ、理解者になって欲しいんだ」「理解者と言うと、友達ですか?」「そうさ、私より強い貴女と友達になりたいのさ」「全然良いですけど」「ありがと!じゃあ、暇な時に頭の中に直接語り掛けるから。あと、敬語やめていいよ」「分かったよ、たまにはちゃんと会いに来てね。」「また今度」「さようなら」
―――パチュリーside―――
ふぅ、オティヌスは帰っていったか。まぁ嬉しい誤算だったな。最悪、戦闘になると思ったし。しかし、ばれてたか。隠す気は無かったけど。今度あったらお茶しよう。さて、今日は寝ますか。明日お母様二人に友達が出来たと言っておこう。
―――オティヌスside―――
今日は面白い奴にあった。と言うか私から会いに行った。そいつは私が居る事に驚くことも無く私が魔神でも恐れることは無かった。まだ四歳位なのに。うん、パチュリーとはいい理解者に慣れそうだ。また会いに行こう。そういえば、パチュリーの部屋に魔道書が有るとか、今度確認しよう。