天才少女と紅色少女   作:夢見茅

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LEVEL.3

私がこの孤児院に来てから13年が経った。

もう中学1年だ。早いものである。

 

 

あの時高校生だった女や中学校だった男と3人組も就職してここを去った。

たまに顔を出すくらいはしているらしいが。

今は私ともう1人と院長の3人である。

 

あと一人称を私に変えた。

俺だと流石に目立つからな。

 

 

そんな事はどうでもいい。

重要なのは3年前に俺のパートナーに会えた事だ。

 

 

いつも通り学校から帰る途中、赤い目をした少女が突然本を差し出してきて、「これ読んで」と、言ってきた。

 

 

ようやく始まったのか、とかなり嬉しかったのを憶えている。

その後、家に連れて帰り院長に一緒に住まわせるように頼みこんだ。

最初は怪しまれたが、本当に住む所が無いことが分かると直ぐに承諾してくれた。

 

 

少女の名はレティエナ。愛称はレティ。

私と同じ黒髪で真っ赤な瞳をしている。

身長は100cmくらい。

因みに私は140cmと中学生にしては小さめ。

困ることはないからいいけどな。

 

 

使う術は火に関するものだった。

初めて使ってしまった時は周りにバレないように水筒のお茶を急いでぶっかけたのは今でも忘れない。

レティが不機嫌になってたが仕方が無いんだ。

 

 

そしてレティから色々なことを聞いた。

まあ、内容は大体知っていたことだったが。

 

 

知らなかった事としてははレティが魔界の優勝候補とも呼べる強さだと言うこと、王様になる気はないということ、戦いはしたいということ。

 

 

それを聞いた私がまずやったことと言えばデュフォーがやってた指を頭に刺すアレとゼオンの瞬間移動を教えることと組手だ。

 

 

元々、魔力を感知することは出来たらしいが範囲が狭かったのでそれを強化し、3千kmまで拡げることに成功した。

呪文も第九の術まで発現させた。

瞬間移動も3千km以内なら好きに出来るように特訓した。

あと、先程言った組手は術が使えない状態でも戦えるようにする為、かなり厳しく教えていた。

 

 

この3年間はとにかくレティを強くすることに専念した。

少しやり過ぎた感が否めないが負けてもらっては困るのでゾフィスとかゼオンとかブラゴを軽く相手出来るくらいには強くなくてはいけない。

 

決してレティの泣き顔が可愛い過ぎてつい虐めて仕舞う訳では断じてない!

身体検査とか言って体を触りまくったのも他意はない!

ないったらない!

 

 

話を現在に戻すが、今私は何をしているかと言うと清麿の家を探しているのである。

 

 

私が住んでいる町がモチノキ町だと知ってはいたが探すのが面倒くさかったのもあるし、訓練が忙しいのもあるし、学校に行かないと院長がうるさいので寝に行ったりと忙しかったんだ。

 

 

中学になり、それでも不登校をしていた私に見かねて院長は私に兎や角言うのをやめた。

学校に行く必要がない程頭が良かったのも要因の1つだろう。

 

 

そのおかげで自由な時間ができ、高嶺家捜索が始まったのである。

 

 

「ねえ、麻耶(まや)。まだ着かないの?」

 

「うーん、住所はこの辺のはずなんだけどな。」

 

 

「アンサートーカーだっけ?それ使えばいいじゃん。」

 

 

「それだと暇つぶしにならないでしょ。」

 

 

「暇つぶしって・・・・・。そんなに暇なら院長先生がいつも言ってる学校に行けば?」

 

 

「嫌だよ。私が行ってもつまらないだけだし。」

 

 

「なんでつまらないの?」

 

 

「人間は自分より上にいる人間を好ましく思わないからね。」

 

 

「あ、そういうこと。」

 

 

「そういうことなの。そろそろ飽きてきたし使っちゃうか。」

 

 

「最初からそうしてよ。もうお腹ぺこぺこで倒れそう。」

 

 

「先に帰っててもいいよ。まだ時間かかるし。」

 

 

「そうする。」

 

 

「院長によろしく。」

 

 

私はアンサートーカーを使い、清麿の家を探す。

 

 

「なんだ、直ぐ近くにあったじゃん。良かった良かった。」

 

 

清麿の家の場所を記憶し家に帰った。

 

 

数日後、朝っぱらからレティに叩き起こされた。

 

 

「ねえ、起きてよ!この近くに魔力の反応があるの!戦いに行こ!」

 

 

「眠いから嫌。」

 

 

多分、というか十中八九ガッシュだろう。

ここで私達が出会ってしまうとブラゴとのカッコいいシーンがなくなってしまう恐れがある。

だからまだ会う理由にはいかない。

 

 

「お願い!なんでもするから!」

 

 

「ん?今なんでもするって言ったよね?」

 

 

よし、久しぶりに身体検査しちゃうぞ!

 

 

「え!?い、言ってないよ!!」

 

 

「あっそ、じゃあおやすみ。」

 

 

「言ったから!なんでもするって言ったから!」

 

 

「しょうがないなあ。とりあえず服脱いでこっちおいで。」

 

 

「え!?なんで服脱ぐの!?」

 

 

「ほら早く。私も脱ぐから。」

 

 

「だからなんで脱ぐの!ってもう脱いでるし!」

 

 

「早く、風邪引いちゃうから」

 

 

「じゃあ、服着ればいいじゃん!」

 

 

「もう、脱ぐの手伝ってあ・げ・る♡」

 

 

「ちょっ、麻耶!えっちな声出さないでよ!」

 

 

「えっちな声ってどんな声かな?お姉ちゃんに教えて欲しいな♡」

 

 

「言ってる間に服脱がさないで!ベッドに引きずり込まないで!足を絡ませないで!あんっ!ちょっと、耳に息を吹き込まないでよ!」

 

 

ああ、すべすべぷにぷにもちもちお肌が気持ちいいよお。

ぺったんこな胸が可愛いよお。

 

 

「あ、お願い待って!そこはだめっ!」

 

 

「ん?なんでだめなのかな?」

 

 

「だって、気持ちよくなっちゃうから・・・・・。///」

 

 

ああもう、可愛いなこの子は!!

 

 

「じゃあここはまた今度ね。」

 

 

「2度としないから!」

 

 

「あら残念。それじゃあ、おやすみ。」

 

 

「もう、おやすみ!ってあれ!?そうじゃなくて!んん!何これ解けない!」

 

 

これで誤魔化せたかな?

 




ただの変態野郎ですみません(´>∀<`)ゝテヘッ!
女の子同士が裸で抱き合って寝てる。いいと思います!
次回は清麿が退院した後あたりからスタートします。
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