天才少女と紅色少女   作:夢見茅

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マジごめん


LEVEL.8

〜side.コルル〜

「よぉーし、出来たわ!ふふふ、ティーナちゃんお花の冠よ。きれいになったわね」

 

私はしおり姉ちゃんが学校に行っている間、公園でお花の冠を作っていた。

出来上がった冠を持ってきた人形に被せる。

 

「ウヌ、おお!公園に子供がいるぞ!」

 

突然の声に驚き、声のする方に振り返ると見覚えのある顔があった。

落ちこぼれのガッシュだ。なんでこんな所にいるの!?

 

「ガ──」

 

「お主、初めて見る顔だな。私はガッシュ・ベル!お主はなんという?」

 

少し呆然としてしまった。覚えてないの?忘れられてる?分からないけど戦いになるよりはマシ。このまま初対面として通そう。

 

「わ、私はコルル。こっちに引っ越してきたばかりなの!」

 

「そうか!これは私の友達、バルカン300だ!よ・ろ・し・く・ね」

 

そういって手に持っていたお菓子の箱に割り箸刺してマジックで顔を書いた何かをカパカパと喋らせた。

 

というか何あれ。別に馬鹿にする訳じゃないけど本当に何?

バルカン300って言ってたけど酷い出来ね・・・。

 

「わ、私の友達ティーナよ。よ、よろしく・・・」

 

ティーナをペコリとお辞儀させる。

 

そしたらガッシュがティーナとバルカン300を交互に見て、悔しそうに

 

「そ、それはどうせ、お店で売っていたものなのだろう?友達を金で買うなど──」

 

「いいえ、手作りよ。私のお姉ちゃんのしおりちゃんがね、『私が学校行ってる間、コルルが寂しくないように』って一週間もかけて作ってくれたの」

 

ガッシュの顔が更に悔しそうになる。

 

「この服の布も、しおりちゃんの大切な服を切り取って作ってくれたのよ。ティーナに着せてあげようって」

 

ますます顔が酷くなっていく。

 

「私のバルカンだって、私のバルカンだって・・・」

 

ガッシュの体が震えて、持っているバルカンが揺れる。

すると割り箸が箱から抜け落ちる。

 

糊付けすらしてない・・・。この様子だとガッシュが作ったんじゃなくて誰かに作ってもらったのかな?それにしたって余りにも酷い。

見てるこっちまで悲しくなるわ。

 

「あれ、何してるの?こんな所で」

 

またか、と振り返る。しかし、

 

そこに居たのは、絶望。

 

戦った人は全て皆殺しにされたと言われ、

 

常勝無敗、天上天下唯我独尊、

 

魔王候補の1人、

 

レティエナ。

 

逃げたい、そう思った。

 

逃げれない。目を離したら、殺される。

 

「おお、レティエナではないか!」

 

知り合い!?もしかして罠だった?

この2人は組んでいるの?いいや、それはない。

あのレティエナが他人と組むなんてありえない。

 

「あれ、ガッシュじゃない。なんでいるの?もしかしてこの子と組んでるの?」

 

違った!でも不味い。このままだとガッシュにバレる。

どうすればいいのっ・・・!

 

「うぬ?コルルは友達だぞ?」

 

「気付いてないの?この子魔物よ?」

 

終わった・・・。

 

「うぬ!?そうだったのか!全く気が付かなかった」

 

「駄目よ、そんなんじゃ。奇襲されても文句は言えないわ。貴女名前は?」

 

え・・・?

 

「何よ、その顔。名前を聞いてるのよ、私はレティエナ。貴女は?」

 

「コ、コルル」

 

「そう、よろしくね。というかなんでそんなに怯えてるの。私何かしたっけ?」

 

誰だ、こいつは。

本当にあのレティエナなの?

思ってたより友好的で罠じゃないか不安になる。

 

それを察したのか、

 

「別に戦う気はないからね?」

 

「え?」

 

つい、声に出してしまった。

 

「やっぱり勘違いしてたのね。私誰彼構わず攻撃とかしないからね?やるのは強い奴か敵意を向けてきた奴だけだから」

 

緊張が解けたのかその場にへたり込んでしまった。

 

「あらあら、大丈夫?」

 

「だ、大丈夫。ちょっと疲れただけ」

 

「そう?ならいいけど。よかったわね、見つけたのが私で。他のだったら死んでたわよ」

 

「そ、そう。よかったわ」

 

本当によかったわ。死ぬかと思ったけど以外といい子なのかもね。

噂は当てにならないってことかしら。

 

「わっ!」

 

「ひゃっ!!」

 

び、びっくりした。次から次へと何なの!

また振り返るとそこにはとても笑顔な少女がいた。

 

「やあやあ、こんにちは。いや、こんばんはかな?まあ、どっちでもいいか。そこまで重要な事じゃない。私の名前は沙原麻耶、よろしくね。君の名前はコルルだね、知ってるよ。君のお姉さんがしおりというのも勿論知ってる。

おや?顔色が悪いね、どうしてそんなに怯えてるんだい?言ってくれなきゃ分からないよ?ほらほら、お姉さんに話してみなさい。

あはは、急に現れた女がペラペラと個人情報言い出したら怖いよね、そりゃそうだ、知ってる。

あと君が魔物だということ、先のしおりって人がパートナーだということ、君が弱いということ、全部知ってる」

 

なんなの、この人・・・。怖い、気持ち悪い。

なんて言ったらいいかわからないけど話してると闇に飲まれそうになる。

自分でも何言ってるかよくわかんないけど、この人と一緒にいちゃ駄目ってことはわかる。

 

逃げなきゃ。レティエナの比じゃないほど危険だ。

最悪、ガッシュを囮にしてでも逃げる。

 

「麻耶、何故ここにいる!清麿なら居らぬぞ」

 

「ん?何故って、レティを迎えに来たんだよ。いつまで経っても帰ってこないから心配してたんだよ?」

 

「嘘ね。どうせまた碌でもないこと考えてたんでしょ」

 

「そうだよ」

 

「否定してよ!」

 

この人はレティエナのパートナーなのね。

魔王候補の強さを持つレティエナに頭の可笑しそうな人がパートナーって最悪じゃない!

けどガッシュに気を取られてる今なら逃げられる!

 

こっそり、こっそり。

 

――――――――――――――――――

 

ふう、逃げ切れたわね。

まさか本当に逃げれるとは思わなかったけど。

 

「何してるの、コルル」

 

びくぅっ!!

 

「コルル?どうしたの」

 

「な、なんだ。しおり姉ちゃんか」

 

「公園に居なかったから少し探したのよ?」

 

「ごめんなさい・・・」

 

「怒ってないわ。コルルのお友達にこっちに行ったって聞いたのよ、だから見つけられたの」

 

「え・・・?」

 

「見つかって良かったですね、コルルちゃん」

 

なんでここにいる?

 

「うん、ありがとう」

 

なんでここにいる!?

 

「もう、お姉さんに心配かけちゃ駄目だよ?」

 

なんでこいつがここにいる!?

 

女は私に近寄り、耳元まで来ると

 

「逃げられるとでも思った?」




マジごめん。
二ヶ月も期間が空いちまってすまねぇ・・・。
言い訳をさしてくれ。
ウォッチドッグス2買って忙しかったんだ。
まあ、クリアしたから暇になった。
だから書いたんだ。
話は変わるが最近、将来について考える機会が多くて死にたくなることが多々ある。
つまり、現実逃避をしたくなるんだ。
あとは、分かるな?
ああ、マジもう働きたくねぇ・・・。
休みが欲しい・・・。勉強したくねぇ・・・。
資格取んの面倒い・・・。
た・・・す・・・・・・・け・・・・・・て・・・
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