グリモアーたとえ面倒でも世界は動く-   作:FAMZ

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第9話 人面樹を切り倒す

翌日

 

「さて・・・今日も1日

 頑張りますk」

 

ピピピ!ピピピ!

 

「ったく、なんだよ・・・人が

 気合い入れたときに・・・・。」

 

デバイスを確認する。

 

「クエストか・・・場所は・・・

 ・・・神凪神社!?」

 

クエストの場所は

昨日来たばかりの場所だった。

 

「なんの偶然だっての・・・。」

 

おそらく組むのは神凪か・・・。

 

「とにかく、準備しないとな・・・・。」

 

壁に立てかけてあった

刀をとる。

 

「行くか・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

噴水前

 

「・・・ああ、来たか。

 ・・ろ、ロウ。」

 

「しかし、まっさか昨日行った

 神社に魔物が出るとはな。」

 

首をぐるぐると回す。

 

「そうだ、そして、今回出没したのは

 人面樹だ。」

 

「人面樹・・・?」

 

某RPGのモンスターを想像する。

 

「にしても、よく自分の家のクエストを

 受けたな。」

 

「だからこそ、だよ。家を救えずして

 だれそれを守るとは言えないからな。」

 

「・・・へえ、いいこと言うな。」

 

サングラスをクイッとあげる。

 

「・・・ありがとう。

 今回の討伐についてだが、

 前衛は任せてくれ。お前に

 手は出させない。」

 

「そいつはどうも。」

 

「だから、魔力供給は頼むぞ。

 私も全力で戦うつもりだ。」

 

「わぁってるよ、さて、

 そろそろ行こうぜ。」

 

 

 

 

<ロウ、怜移動中>

 

 

 

山奥

 

「ここから入ろう。おそらく敵は

 参道を警戒しているはずだ。」

 

「警戒?」

 

「ああ、魔物の大半は知能を持たないが

 討伐対象になるほどなら、何があっても

 不思議じゃないと思っている。」

 

「なるほど・・・だが、それはそれで

 面倒だな・・・。」

 

手首を回し、気合を入れる。

 

「・・・! 構えろ。

 魔物が接近している。」

 

「!! よし。」

 

ロウは後ろに下がり、

怜は前に出る。

 

念のため・・・・。

 

「『ROOM』!!」

 

2人と1体を青色の

ドームが包む。

 

「はぁ!!」

 

刀によって

人面樹を切り刻む。

 

切り刻まれた人面樹は

すぐに霧となる。

 

「やけに弱いな。」

 

「油断するな! まだ何体もいるぞ!」

 

2人の前にたくさんの人面樹が

現れる。

 

「『注射(インジェクション)ショット』!!」

 

飛んだ突きで消滅する。

 

くっそ、大量に出てきやがって・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・ずいぶん倒したが、

 魔力は大丈夫か?ろ、ロウ・・・。」

 

「問題ない。むしろ減っているのか

 わからないくらいだ。」

 

「そうか。だが、それと別に

 疲れているのなら・・・・。」

 

「そこも大丈夫だ。まだ

 1回しか使っていないしな。」

 

あんまり連続だとさすがに

グッタリするけどな。

 

「お前の2つの能力、智花から聞いてはいたが・・・

 面白い能力だな。」

 

「そうか? まあ、生まれつきだったからな。

 それにしても、あんまり手ごたえはなかったな。」

 

「あまり油断しないほうがいい。

 この先に行くにつれて強くなるだろう。」

 

「? どういう意味だ?」

 

「人面樹は比較的よくあらわれる魔物だ。

 だから、ある程度特徴が明らかになっている。」

 

「特徴ねえ・・・。」

 

やっぱし、いろいろいるもんか・・・。

 

「今まで倒していたのは、本体では

 なく、分身だ。」

 

「分身?」

 

「人面樹は他の木に自分の力を与える

 ことで分身を生み出せるんだ。」

 

「それじゃあ、ここだと無限に

 増え続けるのか?」

 

「いや、自分の力を使ってしまうために

 その数に限りがある。」

 

「あ、そ、そりゃそっか。」

 

下をぺろりと出す。

 

「だから、丁寧に駆逐していかないといけない。

 ・・・そろそろ、進もう。」

 

「ああ。」

 

 

 

 

<ロウ、怜、奥へ移動中>

 

 

 

 

「・・・。」

 

「? どうした?」

 

奥に入ってから怜が不思議そうな

顔をしていたため、ロウは尋ねた。

 

「・・・この間隔で配置されているなら

 本体はすぐ近くにいるはずなんだが・・・・。」

 

「いつもと違うってことか?」

 

「ああ、神社までまだ距離がある・・・・!!」

 

話している途中でまた

人面樹が数体現れる。

 

「人が話を聞いてるときに・・・ 

 頭きた、『ROOM』!」

 

青色のドームが包む。

 

「『タクト』!!」

 

指をクイッとあげると

魔物の足元の地面が

隆起し、とげとなって魔物を突き刺す。

 

「これでよし・・・。」

 

「わ、私が出ずに・・・・。」

 

「さて、話の続きだったな。」

 

「あ、ああ。この人面樹が出てきたとされるのが

 二日前だ。それならまだここまで力は

 ないはずだ・・・。」

 

「・・・なんか怪しいな・・・・。

 ただの勘だが。」

 

 

 

 

<ロウ、怜、さらに奥へ移動中>

 

 

 

 

神社

 

「いよいよ神社だな。」

 

「ああ・・・。」

 

「心配か?」

 

「ああ、逃げ遅れていないか・・・

 人面樹が太刀打ちできないほど

 成長してるのではないのか、と。」

 

「・・・大丈夫だろ、お前の家族なら。」

 

「そうだといいが・・・・そういえば、

 お前の家族はどうしているんだ?」

 

「・・・・家族ならいないよ。」

 

遠い目になる。

 

「え・・・す、すまない・・・・。」

 

「気にするな。もう気にしていない。

 ・・・おい、あれ。」

 

「・・!! あれが・・・。」

 

周りの人面樹より

ひときわ大きな人面樹を

発見する。

 

「俺は周りの分身どもをやる。」

 

「わかった、気をつけろよ。」

 

「そっちもな。」

 

ロウと怜は二手に分かれる。

 

さ~てと・・・。

 

ロウの周りに分身の

人面樹が現れる。

 

「『ROOM』!!『切断(アンビュテート)』!!」

 

ドームを出現させ、

周りの人面樹を一気に切る。

切られた人面樹は

霧となる。

 

「これで完了・・っと。」

 

「くっ・・・!!」

 

「あっちは苦戦してるな・・・。」

 

「ロウ! 魔力の補充を頼む!」

 

「了解。」

 

目を閉じ、魔力を補充させる。

 

「くらえ!はぁぁ!!」

 

大きな人面樹を

一気に切る。

 

「・・・。」

 

ピューと口笛を吹く。

 

「これで、Mission Complete・・・だ。」




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