グリモアーたとえ面倒でも世界は動く-   作:FAMZ

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第5話 スライムの進撃

シスコンからの警告的暴力に

あってから3日後

 

リリィ 教室

 

「いってぇ・・・。」

 

いまだに体に

少しの痛みがあった。

 

「購買に湿布でも買いに行くか。」

 

ちょうど休み時間。

そう思い、教室を出た。

 

 

 

 

<ロウ、移動中>

 

 

 

 

廊下

 

「ったく、ひでえ目にあった。」

 

「へえ、どんな目だい?」

 

「!?」

 

後ろから急に声をかけられ、

多少驚く。

 

びっくりした・・・。

 

「・・・お前は?」

 

「ひどいなぁ、一応僕は先輩なんだけどね。

 報道部部長、遊佐鳴子だ。」

 

「・・・相田ロウだ。」

 

2人は握手を交わす。

 

「んで? 報道部部長が俺に何の用だ?」

 

「いいや、たいしたことじゃない。

 実は、もうすぐクエストが発令される。」

 

「十分たいしたことだろ。」

 

「そのクエストは僕の後輩が

 出るだろうから、君にも

 同行してほしいんだ。」

 

「別に問題はないが・・・。」

 

その時、デバイスが鳴り響く。

 

「クエスト出動要請・・・・・

 ほんとに来たな。」

 

「そういうことだ。じゃあ、頼んだよ?

 相田ロウくん?」

 

そう言い残し、

去っていった。

 

「・・・はあ、めんどくせ・・・。」

 

ピピピ!

 

「メール・・・おっさんからか。」

 

メールの内容はこうだった。

 

『例のアレ、もうすぐ着くぞ。』

 

「あれ・・・?

 ・・・・ったく、おせえんだよ、おっさん。」

 

ロウは急ぎ足で

自らの寮がある方向に走った。

 

 

 

 

<ロウ、クエスト準備中>

 

 

 

 

寮 ロウの部屋

 

「あった・・・これか・・・。」

 

部屋には1つの小包が

届いていた。

 

「及川義人・・・・おっさんの名前・・・

 間違いないな。」

 

乱暴に包みを開ける。

 

「よし・・・これで・・・。」

 

 

 

 

<ロウ、クエスト現場へ急行>

 

 

 

 

風飛市内

 

「少し遅かったわね、噂のて・ん・こ・う・せ・い!」

 

ツインテールの少女が

肩をパンパンと叩かれる。

 

「ああ、少し準備に手間取ってな・・・

 ええと・・・誰だっけ?」

 

「そっか!自己紹介まだだったよね?

 私は岸田夏海!報道部所属よ!」

 

「報道部・・・・ああ、お前が後輩か。」

 

「? 後輩?」

 

「さっきお前の部の部長に会ったんだよ。

 遊佐・・・って言ったか?」

 

「そう、報道部部長!私もあんな風に

 なりたいんだけどねぇ・・・・。」

 

伏せ目になる。

 

「・・・にしても、こりゃまた

 ひどいもんだな。」

 

「うん、街中に魔物が出現したからね。

 それも・・・・スライム型の。」

 

「スライム・・・どうりで

 周りがドロドロしてると思った。」

 

靴の裏にジェル状の

液体がついていた。

 

・・・気持悪りぃ・・・。

 

地面をこすって、ジェルを

少しとる。

 

「まったくもう・・・・軍も

 遠くにいるから来るのに時間がかかるし・・・。」

 

「俺らに責任おっかぶせようってわけか?」

 

サングラスを上げる。

 

「私の勘だと多分そうね・・・。」

 

「まあ、うだうだ言ってても始まらねえしな。

 とっとと片付けるか。」

 

「そうね、終わったらあんたの

 密着記事、書かせてもらうからね!」

 

「はっ・・・! 好きにしろ。」

 

サングラスをかけなおした。

 

「ところで・・・。」

 

「ん、どうした?」

 

「その刀なに?」

 

ロウの手には1本の

長い日本刀が握られていた。

 

「ああ、これか。なーに、

 使うときのお楽しみってやつだ。」

 

鼻歌を歌いながら

軽く刀を振り回した。

 

さぁ~て、いっちょ行きますか。

 

 

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