気がついたら艦これの世界にいた。自分が設計した他の艦と共に 作:小鳥遊 小佳夏
第1話 気がついたら艦これの世界にいた
さて、気付いたら海の上にいた。砂浜とかじゃない。海の上。
どうやってか海の上に浮かんでいるようだ。それも立ったままで。
それから、いつもとは目線の高さが違う気がする。それと、体のバランスも。
もともと俺は男だ。だけど、今は胸のあたりに結構な重量物があり、股のところも変な感じがする。大方TSといったところだろう。あと、左目が髪に隠れてる。うん、めっちゃ左が見にくい。
さて、とりあえず一言。まずは叫ばせてもらおう。
「なんなんだよーっ!」
それから、少しの現実逃避を終え後ろを見ると、そこには10人を超える少女たちがいた。格好を見ると、腕や肩に艦を模したようなパーツとか、艦載兵装みたいなパーツを付けているところを見ると、艦娘だと思う。なんで知ってるかって? そりゃ、俺が提督だからだ。ゲームやってたって意味で。
「さて、現実逃避は終わりましたか? マスター」
その中の銀髪ロングで高身長巨乳の娘が声をかけてくる。お、属性的にドストライクだ
「ああ、なんとか。んで、君たちは?」
「私たちはご覧の通りの艦娘です。それで、いろいろと説明した方がいいと思うので、まずはあそこまで行きませんか?」
その子が指をさす方にはちっちゃな島があった。ちっちゃいって言っても猿島(面積 約0.055km2 周囲 約1.6km 標高 最高39.3m(wikipediaより))くらいの広さだが。
「おーけー。んで、航行するにはどうしたらいい?」
状況説明はしてもらいたいが、まずは動けないとお話にならない。
「普通の艦のように号令をかけてもらえれば動きます。転舵も同じようにしてください」
「ん、了解」
それじゃあ、行きますか。
「機関始動、速力20kt」
自分の最大速力はわからないが、さすがに20ktは出るだろうと思い号令をかけると、スクリューが動き出す感じがしてそのまま前方に滑りだした。
「それじゃ、みんなも」
そうさっきの娘が言うと、他の娘たちもこちらのあとについて動き出した。
それから少しして、俺たちは島につき、上陸した。
「んで、いろいろ説明してくれるんだっけ?」
浜辺ギリギリまで航行したのち、軸ブレーキをかけプロペラを止める。それから機関は動かしたまま出力を下げるだけにして、歩いて島に上陸。それから今は車座になって説明受けるところだ。え、なんで機関は動かしたままかって? そりゃ、いつでも海に戻って動けるように。
「はい。私たちのこと、この世界のこと、それからマスターのことですかね」
うん、知りたいことの大半だな。
「まず、私たちは艦娘です。艦娘とは」
「いや、それについて、というかこの世界についてはいいよ。だいたいのことはわかるし。あとで聞きたいことは聞くから」
うん、そこから説明されてもね。もう知ってることだし。
「そうですか。では具体的に私たちについて。まず、私の艦名
はるゆき? はるゆき、はるゆき・・・。ん!? はるゆき!?
「それって、俺がゲームで設計した強襲揚陸艦の艦名だよな?」
それを聞いたはるゆきはにっこりと笑う。
「ええ、その通りです。私は、あなたが設計したはるゆきです」
まじか・・・。とすると・・・。
「もしかして、ここにいるのって、みんな?」
「ええ、みんなあなたが設計した艦たちです。そして、マスターは航空護衛艦こかげの艦娘です」
・・・・・・・・・。なんだか、とんでもないことになってしまったようだ。
ただのTSものかと思っていたら、艦娘への転生ですか・・・。
とりあえず、それについては後回しにして、はるゆき以下20人の性能とか、特徴なんかを聞くことにした。