気がついたら艦これの世界にいた。自分が設計した他の艦と共に 作:小鳥遊 小佳夏
「ではこれで、小笠原諸島、硫黄島奪還作戦を完全終了とします。みなさん、お疲れ様でした」
大淀が締めてこの作戦は終わった。最初の大敗北の後、最初に襲ってきた超兵器とやらは現れることはなく、同海域にあった敵泊地はボスと思われる姫級に苦戦するもこれを撃破。その後、負傷した我々の入渠と並行してこの海域の索敵が行われ、全員が全快したのと同時に予定海域の精密索敵が終了。ようやく奪還作戦が完了したというわけだ。
「お疲れ様、長門」
「ああ、お前もな、陸奥」
妹の陸奥が声をかけてくる。今回は二人とも酷い目にあったからな。沈まずに無事に作戦を終えられてよかった。
「それにしても、あの変な深海棲艦、なんだったんだろう。私の方のも長門の方のも、最初しか出なかったみたいだし」
「そうだな、一体なんだったのか・・・」
まあ私の方のは、あのこかげが率いる艦隊が倒してくれたからだと思うが。確か超兵器とか言ったか? あの艦。
今、これを知っているのは、あの場にいた第一次小笠原諸島攻略部隊と秘書艦の大淀、それから食事を運んでいた鳳翔と間宮だけだ。それ以外の艦娘に対しては何があっても知らせないことになっている。特に青葉には厳禁だ。あいつが知った途端に鎮守府内はもちろん、大本営にまで情報が漏れだすからな。これは超兵器の存在を説明した時、こかげたちのことも説明しなければ情報源について何も話せなくなり、艦娘に要らん不信感を与えかねないからだ。まだこかげたちのことを明かすわけにはいかない。変に情報を公開して大本営の輩が強引にこかげたちを連れ去ろうとした場合、そいつらはもちろん、関係のない人たちまでこかげたちの反撃にあうのが目に見えるからな。それに私たちの中にあれだけの艦を止められる艦はいないしな。これが終わった後、こかげたちの武力を見せつけるのを兼ねて私たちと演習をするらしいが・・・正直やりたくない。
しかし、その航空タイプが出てこなかったのはなぜだろうか。まあ、考えたところでわからんか。情報が少なすぎる。
「そして、作戦終了と同時に皆さんにお知らせがあります」
大淀が言うと、終了の宣言にざわついていた講堂が静まる。ついにこかげたちのお披露目か?
「この作戦中、第一次小笠原諸島攻略部隊が新たな艦娘の艦隊を保護しました。その艦娘たちは私たちよりも進んだ兵器を扱えます。今までは余計な混乱を招かないため機密扱いとしていましたが、それを解除し、彼女たちを我が鎮守府に迎え入れたいと思います」
うん。新しい艦が着任すると言われてざわつかないわけがないだろう。それが私たちよりも進んだ兵器を扱えるとあってはな。思った通り、血の気の多い天龍なんかは
「どんな奴なのか戦ってみてぇ」
とか言っている。あの戦闘する姿を見たものとしては本当に遠慮したいのだが・・・。ちなみに、余計な混乱を招かないためとは、いい言い訳を考えたもんだ。誰も不審には思わないだろう。それに完全に嘘というわけでもないしな。
「というわけで、新たな艦の着任時の恒例行事、着任艦との演習を行います!」
やはりやるか。まあ、本当に着任艦との演習は恒例行事になっているからそれ自体は問題じゃあない。問題は、誰がやるかだ。
「そして皆さん、誰が相手をするか気になることと思いますが、相手をする艦娘は既に決定しています!」
その発表を聞こうとまた静まり返る講堂。頼む、私でない艦に当たってくれ。
「その艦娘は、鎮守府にいる全艦娘です!」
それを大淀が言った時、講堂内の全員が
「は?」
というような感じの顔になった。私もそうなった。だってこの鎮守府には戦艦8隻、正規空母も8隻、全種類合わせると124隻を擁する鎮守府だ。それが全艦で演習に出るというのだからな。それから少ししてみんなが意味を理解するとさっきよりも講堂がうるさくなる。
「静かにしてください。艦隊編成は後ほど伝えます。演習を行うのは鎮守府前海域。明朝1000に開始します。各員、慢心することなく臨んでもらいたいと思います。以上でお知らせを終わります」
これで大淀は壇上から降り、提督とともに行ってしまった。
「ねえ、長門。演習の相手が私たち全員って、今までになかったわよね?」
「ああ、そうだな。それだけの相手ってわけだ。それから陸奥。私がその艦娘を知っているとみて、いろいろ聞き出そうとしているが、答えられんぞ?」
「そうなの?」
「ああ、武装などに関しては公表しないこと。これは提督からの命令だ」
何を考えて出したのかは知らんが、この命令がある以上しゃべるわけにはいかん。
「では陸奥、艤装の整備でもしに行くか。明日は間違いなく荒れるからな」
「あ、待ってよ、長門!」
さて、やることになってしまったからには全力を出すが・・・どうにもあいつらに勝てる気はしないな。うん。
次こそは入れると思います。
そしてすごく駄文の塊と化してきているような気も・・・
ああ、いい文章を書く能力が欲しいものです
とりあえず、書けるようにこれからも頑張ります