気がついたら艦これの世界にいた。自分が設計した他の艦と共に 作:小鳥遊 小佳夏
とりあえずは2部構成の予定です
さて、演習の日だ。
「準備はいいな? はるゆき」
「もちろんです。全艦いつでも戦闘できます」
なんでかアルケオプテリクスが現れなかったため、小笠原諸島、硫黄島攻略を終わらせられたのが昨日らしく、今日には俺たちとの演習を行うことになった。そして俺たちは今相模湾沖にいる。ここが演習会場とのことで連れてこられたのだ。
「んで、艦娘にミサイルとかで攻撃しても大丈夫なんだよね? 実弾だけど」
「ええ、問題ないそうです。なんでも、特殊なフィールドか何かが張ってあるようで」
答えたのはミッドガルド。こいつも前線応急修理ができるので連れてきている。まあ、今回の護衛目標になるな。
「さて、それじゃあ今回の作戦を説明する。まず、今回は俺一隻でやろうと思う」
その瞬間、みんなから非難が飛ぶ。要約すると、何言ってんの、あんたはという感じである。
「だって、単艦でどこまでやれるか見てみたいし。危なくなったら援護してもらうから」
それから少しの間俺は彼女たちを説得し続け、ようやく認めてもらえた。
「それじゃあ、ミッドガルドをよろしく」
「了解しました。大破なんかしたら後で襲いますからね?」
なんとも恐ろしい脅しだなぁ・・・。まあ、80cm装甲だし大丈夫だと思うけど。
「はいはい、了解っ。んじゃ、こかげ、出撃する!」
相手の艦娘がどれだけやれるか楽しみだ(なお、この時点でこかげは敵艦数を知らない)。
「機関全速! 水上、対潜戦闘用意!」
波しぶきを上げ、俺は演習へと突入する。さあ、楽しい楽しい演習の時間だ!
「航空機即時待機。EC-2DとSu-32FNJは準備出来次第発艦。Su-47Jと神電は甲板で待機。対艦、対空、対潜警戒を厳に!」
俺は空中警戒機と対潜哨戒機を発艦させ索敵を行う。早く見つけられるといいけど。
しばらくすると、空中警戒機EC-2Dの3番機から通信が入った。
「こちらEC-2D3番機。敵艦隊を捕捉。そちらの進路前方750km先にいます。艦載機を発艦しようとしている模様」
うん、見つけたのならいい。近づいて先制攻撃を加えてやる。
「そのまま警戒に当たれ。敵の総数はわかるか?」
「敵は航空母艦6隻、軽巡4、駆逐7と思われる」
総勢17か。楽勝かなっと、慢心はいかんいかん。
どう料理しようか悩みつつ航空機に発艦命令を出そうとした矢先、別のEC-2Dからも通信が入った。
「こちら2番機、敵艦隊を捕捉。そちらから010の方向、距離500km、また別目標017の方向、距離800km。
艦種は戦艦4、軽巡2、駆逐6と戦艦2、軽巡2、駆逐14!」
「こちら5番機、100と150の方向に敵艦隊!」
そのあとも報告が入り、結局の所、敵は10艦隊に分けて展開していたようだ。というか、囲まれてる? いや、半包囲か。そしておまけに・・・。
「こちらFNJフルバック1番機。敵潜水艦を捕捉。数5! 方位000、距離300km。機関を切って海流で移動していると思われます」
ようやる・・・。それじゃあ、殲滅しますか!
その頃一航戦、二航戦、五航戦を中核とした第六機動艦隊では
「みんな、全機あげるわよ」
「はぁ? 全機?」
加賀が思い切ったことを発案していた。
「これでもあの艦娘たちを倒せるかわからないもの」
真剣な表情の加賀。あの時、ヴィルベルヴィントと戦っていたこかげたちを見ていた加賀からすると、これでも足りないと思うくらいである。
「なぁに? 怖気付いたの? 一航戦ともあろうものが?」
「あなたたちと違って、私は確実に相手を倒そうとしているだけよ」
そう言って全機発艦させようとする加賀。それを見て渋々といった感じだが、瑞鶴も全機発艦させる。
「んで、相手がどちらにいるかはわかってるんでしょうね?」
「ええ。事前情報によると、私たちのずっと先にいるはずよ」
提督の遊び心が介入した結果、一部の艦はこかげ艦隊の初期位置を知らされていたりする。提督曰く、
「これくらいしたところでこかげたちの有利は変わらないだろうからね」
とのことである。
「これでやれるといいけど・・・」
加賀は不安を抱えつつも計306機の艦載機を見送った。
「ん、艦載機が出たんだな?」
「はい、300機以上としかわかりませんが、結構な数です」
「了解した。見つからないようにしつつも捕捉を続けてくれ」
「了解!」
さて、まずは航空戦になるか・・・。とりあえず。
「残りの航空機隊は全機発艦! 47Jは000の艦隊、神電は010の艦隊へ。残弾か敵がいなくなった機より順次帰投、補充ののち再出撃せよ。」
「了解っ!」
47Jは対艦ミサイルを積ませているし、神電は魚雷15発を詰める攻撃機だし、こいつらに任せておけば各1艦隊はやってくれるはずだ。
んじゃあ、俺は別の艦隊へ行くか。
「進路そのまま、ECM攻撃始め。各ミサイル、発射準備」
ここから俺の無双がはじまる。多分。
まず、47Jがどうしたかを見ていくと、敵の艦載機隊を追い越し、EC-2Dの誘導に従い第六機動艦隊をロックオン。対艦ミサイルによる飽和攻撃を実施した。電探でミサイルを察知するも、迎撃など音速を超えるミサイルに対しできるはずもなくその一度の攻撃によって空母6隻、長良型4隻、秋雲など駆逐艦7隻全てが大破判定を出された。空母、軽巡、駆逐と打たれ弱かったのも重なり、第六機動艦隊は脱落した。
次に神電を見てみよう。神電が襲いかかったのは金剛型4姉妹が中核の第一打撃艦隊だった。30ktを超える速度で回避しようとする金剛たちに対し、神電は次々と魚雷を命中させる。対空砲火により幾らかは損害を受けるも、墜落した機はなく金剛型4隻、麻耶、鳥海、特一型6隻が大破判定を出された。
ここまで、こかげの損害は出ていない。
「敵航空機捕捉、ついに来たか」
その頃、こかげは敵の航空隊を自艦のレーダーで捕捉していた。
「対空戦闘用意、SM-3、 SM-6、ESSM、スタンバイ!」
ウキウキとした顔で指示を出すこかげ。一度やってみたかったそうだ。
「SM-3の射程圏内、SM-3、サルボーッ!」
VLSより、全SM-3が敵艦載機に向け飛翔する。艦載機群は突然何かが飛来したと思ったら、15機ほど撃墜され、何が起こったのかわからず混乱した。それでも、こちらに攻撃を加えるべく飛行する。
「次々〜♪SM-3、SM-6、サルボーッ!」
俺はSM-3の再装填を待ち、SM-6とともに打ち出す。今度は30機落ちた。それでも敵航空機隊は向かってくる。
「まだくるのかい・・・。まあいいけど。全対空ミサイル、サルボーッ!」
また再装填を待ち、今度は54発のミサイルが飛んでいく。そしてその全てが命中し、2/3に減らされた残存機はまだこちらへと向かってくる。
「さすがにこれだとまずいしな・・・。CIWS、RAM、コントロールオープン、主砲、攻撃用意!」
そして艦載機が主砲の射程圏内に突入し・・・。
「主砲、うちーかた、はじめっ!」
計20門の主砲から絶え間なく近接信管にセットされた対空砲弾が撃ち出される。それは航空機隊に外れることなく命中し、そのうちにほとんどの航空隊が撃墜される。遁走しようとした機体もあったが、
「逃すと思う? ESSM、残存機に照準、サルボーッ!」
もれなくESSMの餌食となり、航空隊は壊滅した。
一度やってみたかった対空戦です。
まあ、無限装填装置があればこれくらいは簡単にやれると思います。
しかし、バランス調整が難しい・・・。
多分、次で終わると思います