気がついたら艦これの世界にいた。自分が設計した他の艦と共に   作:小鳥遊 小佳夏

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初の戦闘です
なお、拠点となっている島は架空のものです。google mapでいくら探したところで出てきませんので、悪しからず。


あれから暫くして

 俺たちが島に着いてから何週間か経った。その間にミッドは次々に人工衛星を打ち上げ、他のみんなは雨風が凌げるような小屋を作り、俺たち航空護衛艦の面々はEC-2D航空管制機とかSu32FNJ対潜哨戒機を飛ばしまくってここら辺の地形なんかを把握。それを共有という日々が続いた。そしてこの星をカバーできるくらいの数の衛星が打ち上がり(今思えば、よく誰にも見つからなかったな)、現在地の把握もできていろいろとひと段落ついたので、偵察を兼ねてここら辺を航行してみることにした。あ、現在地は小笠原諸島と硫黄島の中間付近にある島みたいだった。名前なんかはないようで、とりあえず鋼鉄島と読んでいる。命名者は俺。

 

「んじゃ、いくぞー」

「イエス、マイロード!」

今回航海に出るのは俺、はるゆき、ゆきなみ、ゆきづき、いつき、いかるがの6隻。バランスを考えて選んでみた。

「軸ブレーキ脱、20kt」

俺の号令でスクリューが回り出し体が動き始める。

「俺とはるゆきを中心にした輪形陣を構成。前方はゆきづきといつき、後方にゆきなみ、いかるがは潜行して後についてきてくれ」

「イエス、マイロード」

輪形陣もどきを作った俺たちはまず硫黄島の方へと航行を始めた。

 

「っひゃーっ、風が気持ちいいーっ」

 硫黄島へ航行を続けて約2時間。50ktに増速した俺たちは一路硫黄島へと向かっていた。

「そうじゃのぅ」

「ほんとだね。これはいい風だ」

と和みながら航海を続け、ようやく硫黄島をレーダーの範囲にとらえた。すると、レーダーにはなんかたくさんの目標が見える。

「はるゆき、これって・・・」

「ええ、深海棲艦でしょうね。こんなところに奴らの泊地が・・・」

なんか、100を超える軍勢なんですけど・・・。うーん、こちらの武装がどれだけ通用するかわからない以上、見つかるのは得策じゃないか。

「まあいいか。今回は偵察が目的だし、これだけの奴らがいるってわかっただけでもよしとしよう。んじゃ、全艦面舵いっぱい、反転180度。速力50kt、鋼鉄島へ帰還する」

「イエス、マイロード!」

このまま何事も無く帰れるかと思ったが、そういうわけにはいかなかった。

 

「ん、レーダーに反応。深海棲艦と思われる目標が接近中」

後半分で島までってところでいつきのレーダーに反応。その後すぐに他のみんなのレーダーにも反応が出た。

「戦艦クラス2、重巡クラス2、駆逐クラス2であってる?」

「間違ってないのぅ」

ふむ、水上戦隊(航空戦力なし)か。さて、どうしようか。

「わしは戦闘を具申してみようかの。わしらの武装がどれだけ通用するか試すにはちょうどいい機会じゃろうて」

確かに、そうだな。

「ゆきなみ以外の意見は?」

聞いてみると、誰も答えない。ないってことだな。よし、じゃあやってみるか。

「んじゃ、総員対艦戦闘準備。一応対潜警戒を厳に。どこかに潜んでるかもしれないから。作戦は、まず全員で遠距離からミサイルで攻撃。その後俺とはるゆきは攻撃隊として神電を全機発艦。それと同時にゆきなみは砲撃戦開始。それを援護にゆきなみといかるが以外の4隻が突撃してAGS砲弾をぶち込む、っていうのでどう?」

「問題ないと思います」

うん、はるゆきの同意も得られたしこれにしよう。

「はるゆき、戦闘準備完了です」

「ゆきなみも同じくじゃ」

「いつき、いつでもいいよ」

「ゆきづき、同じく」

「いかるが、いつでもどうぞー」

よし、俺もいけるし、やるか。

「んじゃ、状況開始! 速力そのまま。各艦対艦ミサイル、一斉射、サルボーッ!」

全員の体のVLSや発射機から各種ミサイルが飛んでいく。そのミサイルは海面すれすれを飛行し、こちらのことを探知できていなかった深海棲艦の偵察艦隊に察知されることなく接近、命中寸前にポップアップし、トップアタックをかけた。

「うおぅ、全艦その場で待機」

「たーまやー、じゃな」

爆発の閃光ははっきりと見え、幾らか爆風も来た。これは多分小さな核というあだ名が付いている15式特殊弾頭誘導弾だろう。って、これあったの忘れてた・・・。これじゃあこれ以外のミサイル、全部無駄になっちゃうんだけど・・・。ミスったぜ。んで、それは置いておいて気になることが一つ。

「目標の反応、消失してない?」

レーダー見ても、ミサイルの直撃後あいつららしき反応が見えないんだけど・・・

「そうですね。私のからも消えています。全艦轟沈と思われます」

「わしのもじゃ」

「僕のもだね」

「私のも」

なんだこれ。え、じゃあ結構通用するんじゃない? 俺たちの武装。

「いかるが、最高速出していいから、奴らがいたとこまで行ってピンガー打ってきてくれる? 奴らの残骸が沈んでいるのかが知りたい」

「イエス、マイロード」

気になることがあったから俺はいかるがを先行させる。すぐにたどり着いたいかるがはピンガーを打って結果を知らせてくれた。

「お疲れ様、それじゃあ合流して島に戻ろうか。敵の潜水艦もいないようだし。各艦50kt。いかるがと合流次第島へ帰投する」

「イエス、マイロード!」

残骸は探知できなかったという予想以上の結果を得られた俺は意気揚々と島へと帰投した。

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