哿の暗殺教室   作:翠色の風

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オリジナル回と言いつつ、前半は原作の展開です。




バーが色着いただけで驚きだったのに、お気に入りも200件超えてるのを見て学校で思わず嬉しさから変な声を出してしまいました。


20弾 夏の時間

「……ンジさん」

 

誰かが耳元で呼んでるな……

 

「キンジさん」

 

この呼び方は律か?

 

「キンジさん、朝ですよー」

 

ああ、いつものか。

そう思い起きると、やはり律が耳元に置いた携帯にいた。

 

「毎朝言ってるが、なんでいるんだ?」

「私はキンジさんをサポートするって言ったじゃないですか。

だから、おはようからおやすみまでしっかりサポートさせていただきますね」

「はぁ……」

 

鷹岡の件から1週間たったが、あれから律は授業以外俺の携帯にずっといる。

便利っちゃ便利なんだが……判断間違えたか?

そこは諦めたから仕方ないとして、それ以上に聞かねばならないことがある。

 

「なんでその姿(裸ワイシャツ)なんだ……」

「岡島さんに聞いたところ、男性はこのような恰好をすると喜ぶと聞いたのでキンジさんも喜ぶかと思ったんです」

 

マジでやめてくれ。

あと岡島は1発殴ろう。

 

(いつか律でヒスるんじゃないだろうか……)

 

そんな事を思いながら、食パンをトースターに入れてコーヒーも淹れ簡単に朝食の準備をする。

 

「そういえばキンジさん、今日からプール開きですよ。水着を忘れないようにしてくださいね」

「まじかよ」

 

この学校のプール男女一緒だろ。

どうにかしてサボれないだろうか……

 

「あと放課後に速水さんと買い物の約束がありますね」

 

買い物?ああ、球技大会の詫びの奴か、それに12日っていったらあの日でもあるな。

 

「わかった。ありがとう律」

「はい!」

 

一通り今日の予定を確認して朝食を済ませた後、登校しようと玄関を開けたら一人の女の人がいた。

 

「おはようございます。遠山様」

「確か、白雪のところにいた……」

「蒔絵田です」

 

そうだ蒔絵田さんだった、前に白雪の料理を持ってきてくれたんだったよな。

 

「どうしたんですか、急に」

 

突然やってきた蒔絵田さんに要件を聞くと少し困ったような顔をして

 

「白雪様から連絡がございまして、遠山様にメールなどをしても返ってこないため何かあったのではと言われましてご無事か確認に来ました。」

 

そういえば、最近白雪からメールが来てなかったな。

 

「そうだったんですか。白雪には後でメールで大丈夫だと伝えておきますので」

「ありがとうございます、では私はこれで」

 

そう言って蒔絵田さんは帰っていった。

あの人もこんな朝早くから大変だな。

 

 

 

登校途中に凛香と合流して、白雪のメールについて律に心当たりがあるか聞く。

 

「律、白雪がメールが届いてないようだが何か知らないか?」

「白雪?もしかして星伽白雪さんのことですか?」

「そうだ」

「その人のメールでしたら、文字数いっぱいで大量に来るので迷惑メールに設定しておきました」

 

……まあ、確かに他人から見たらあれは一種の迷惑メールに見えるか。

てか、なんで凛香は律によくやったみたいな顔してんだよ。

 

「あー律、そいつは俺の幼馴染なんだ。だから迷惑メールに設定するのはやめてくれ」

「分かりました。あとキンジさんと部屋についてた盗聴器などを無力化してたんですがそれはどうしますか?」

 

盗聴器?

俺が引っ越してきたとき調べたがそんなものなかったはずなんだが……

 

「どこにデータが送られているのか分かるか?」

「はい!東京武偵高です」

 

なんで武偵高なんだ?

いくらなんでもそれをやりそうな人物なんて……変人の巣窟だしいるかもな。

 

「律、それは「継続して無力化お願い」……頼む」

「分かりました!」

 

凛香に言葉をさえぎられたが、まあ同じ意見だし良いか。

とりあえず、律に白雪に大丈夫な事をメールしといてもらい俺達は旧校舎に向かった。

 

 

 

 

 

「暑っぢ~、なんでここはクーラーねーんだよ」

 

授業がはじまって2限目にしてE組全員が暑さでやられていた。

 

「岡島うるさいぞ。次は体育でプールだろそれまで我慢しろよ」

 

それを言うと大半の目が死んでいた。

涼めるはずなのになんでだ?

 

「キンジは知らねーだろうがE組はそのプールが地獄なんだよ」

「木村どうゆうことなんだよ」

「プールが本校舎しかないんだ。この炎天下の中山道を1km往復してプールに入りに行くんだぜ、帰りなんて力尽きてカラスのエサになりかねねーよ」

 

想像しただけで疲れてくるなそれ……

 

「本校舎まで運んでよ、殺え〇~ん」

「んもーしかたないなぁ」

 

やめろ不破、それはいろいろマズイ。

殺せんせーもその顔の色とセリフはやめろ!

 

「と言いたいとこですが、先生のスピードを当てにしないでください。

マッハ20でも出来ることに限度があります」

 

そう言われ不破はガクッと力尽きた。

 

「不破さーん!」

 

原が叫んでいるが、すぐに起きるだろう。

2人のやり取りを横目で見ていると、殺せんせーは教科書を閉じはじめた。

 

「皆さんの気持ちも分かります。仕方ない全員水着に着替えてついてきなさい。

裏山に小さな沢があったのでそこで涼みましょう」

 

そう言ったあと殺せんせーが教室を出たため着替えて俺達もついて行く。

 

「裏山に沢なんてあったんだ」

 

横にいた凛香も沢の存在を知らなかったようで涼めると思い、他の人には分からいぐらいだが口に笑みを浮かべていた。

近くにいた千葉は沢の存在を知っていたみたいだが何とも言えない顔をしている。

 

「一応な、と言っても足首まであるかないかの深さだぜ」

 

まあ、足首を冷やすだけでもかなり違うし教室にいるよりマシか。

目的地についたようで殺せんせーが止まりこちらに振り返る。

 

「さて、さっきマッハ20にも出来ることに限度があると言いましたね。

1つが皆さんをプールに連れていくことです。それは1日かかってしまいますからね」

 

何を言ってんだ先生は本校舎まで1kmしかないのに全員運んでもせいぜい5分もかからんだろう。

磯貝も俺と同じことを思い、殺せんせーに尋ねると近くから水が流れる音が聞こえた。

俺以外にもその音を聞いて我先にと音の方向に向かう。

そこにはプールがあった。

 

「小さい沢をせき止めて水が溜まるまで20時間。25mコースと幅も確保。水を抜けば元通りになって水位の調整も可」

 

俺も含め、生徒全員が唖然としてる中殺せんせーは言葉を続ける。

 

「制作に1日、移動に1分、あとは1秒で飛び込めますよ」

 

それを聞いて全員服を脱いでプールに入り始めた。

そんな中俺はというと

 

(2.3.5.7.11.13……)

 

女子達の水着で血流がやばかった為、必死に素数を数えて落ち着こうとしていたのだった。




次回速水さんとデート回です。
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