哿の暗殺教室   作:翠色の風

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書いてたらキャラが勝手に動くって本当なんですね…
ヒロイン増やそうか悩むな…





3/20全体的に文章の修正を行いました


06弾 巫女の時間

修学旅行2日目

俺達2班は、現在星伽神社に向かいながら途中にある土産屋などを見たりしている。

 

「見て見てー、忍者!!」

 

不破が狐の面をつけて手裏剣を持ち、某大人気忍者マンガの暗部の真似をしたり

 

「うひょー、舞妓がいるぜ!」

「大抵見る舞妓って、観光客なんだよな」

「な、なんだと……」

 

舞妓を見て喜ぶ岡島に現実を叩きつける菅谷

俺や凛香も金平糖やちりめんなどを見たり、買ったりと京都の観光を楽しんでいる。

 

「‼……来る……」

 

星伽神社を目の前にして、急に岡島は何かに反応したようにその場で急に止まった。

 

「どうしたのよ岡島?」

「中村……俺のセンサーが反応するんだ。巨乳が来ると!」

 

こいつ、とうとうダメになったのか?

?、なんでみんな俺の方を見る?何か後ろにいるのか?

 

そう思い俺が振り返ると

 

「キンちゃん様!」

 

白雪がいた。

……え?

気のせいだと思い目をこすってもう一度見るとやはりそこには白雪がいた。

 

「なんでお前がここに!?」

「今日、星伽の分社で神楽舞があるからそれの手伝いに来たの。はっし……じゃなかった、占いで調べたら、キンちゃんも京都にいることが分かって会いに来ました」

 

マジかよ……こんなとこで知り合いに会うなんて……

 

岡島は「オッパイ巫女キターーー」とか言ってる。

凛香、俺が許すからあいつに秋水をぶち込んでやれ。

 

「キンちゃん、武偵高の制服も似合うけどその服も似合うね。カッコイイよ」

「あ、ああ」

「キンちゃんが任務に行ってからお世話できてないけど、コンビニのお弁当ばっかり食べてない?」

「ぐっ……」

 

白雪はまくしたてるように俺の生活などを気にしているが、ほぼ白雪が心配しているような生活を送っていた為何も言えない。

お世話という単語に中村と凛香が食いつく。

 

「とーやまー、お世話ってどうゆうこと?もう少し詳しく話してよー」

 

中村、ニヤニヤしやがって絶対にあとで言いふらす気だろ。

 

「……キンジご飯を作ってもらってただけじゃなかったの?」

「? キンちゃんこの人たちは?」

 

白雪はようやく凛香達に気が付いたみたいで俺に聞いてくる。

 

「任務先の学校のクラスメイトだ。今は、修学旅行でこれから星伽神社に向かうところだったんだ」

「どーもー」

「よろしく~」

 

俺の紹介で班のメンバー(岡島は秋水で気絶中)はそれぞれ挨拶をしている。

そこで凛香は1歩前に進み

 

「……初めまして白雪さん。キンジの()()()の速水凛香です」

 

なぜか幼馴染を強調して自己紹介した。

白雪もそれにならい自己紹介を返す。

 

「どうも速水さん。キンちゃんの()()()の星伽白雪です」

 

こちらも何故か幼馴染を強調していた。

どっちも「フフフ」と周りが見惚れるほどの笑顔なのだが、俺には後ろに鬼と夜叉が見える……

 

「これが修羅場なのね。初めて見たわ!」

 

そんなこと言ってないで止めてくれ不破。

中村も写真撮ってクラスのグループに流してんじゃねーよ。

 

「ヌルフフフ、これは面白い展開ですねー」

「殺せんせー、あんたはいつからそこにいたんだ!」

 

てか、何メモしてんだよ!

 

「岡島君が止まったあたりですね。」

「最初からじゃねーか!」

 

そんな状況の中、千葉は俺の肩を叩いて

 

「諦めろ、キンジ……」

 

後で胃薬買いに行こうかな……

余談だが、殺せんせーを見た白雪は「あんなに身長が高い人もいるんだね、キンちゃん」の一言だった。

 

 

 

 

あの状況をキレて銃で脅すこと(武偵高のノリ)によって何とか乗り切った俺は、現在2班のメンバーで狙撃をしやすい場所として最前列の右側にいる。

神楽舞をするのはどうやら白雪らしい。

神楽舞が始まった。白雪の神楽舞は俺を含め全員が見惚れるほどのものだった。そう岡島を除いて……

 

「知ってるかキンジ、巫女服って下に何もはかないんだぜ……」

「なっ……!?」

 

思わず、神楽舞をやっていた白雪で想像してしまう。

 

(やばい、血流は…)

 

血流を確認するとギリギリ抑えられた……これ以上岡島といると(エロトークを聞くと)危険な為、トイレに行くと言って一度逃げる。

 

 

 

しばらくすると拍手が聞こえ、白雪による神楽舞は終わったのが分かった。

メールを確認するとやはり、狙撃は失敗したという連絡が届いている。

班に戻ろうとすると神楽舞の時の衣装のままの白雪がいた。

 

「こんなところでどうしたんだ、白雪?」

「あ、キンちゃん。どうだった私の神楽舞?」

「ああ、良かったぞ」

 

と素直な感想を言うと白雪は90度のお辞儀をして

 

「ありがとうございます。キンちゃん様!」

 

ここで俺は何気なく胸を見てしまった。

俺を探していたためか、少し衣装が乱れ見えたのだ

黒いレースの下着が

 

(く、黒だと!?)

 

その高校生らしからぬ魅惑的な下着に思わず視線が外せず、さっきまで危なかった血流がまた集まってくる。

今回は()()()だった。

 

(どうやって、凛香に言い訳しよう…)

 

ヒステリアモードの頭で秋水をどう逃れようか考えてながら白雪と共に2班に合流すると、何やら殺せんせーが慌てている。

 

「どうしたんだ、殺せんせー?」

「ニュヤ!キンジ君、どうやら祇園で神崎さんと茅野さんが修学旅行で来ていた高校生にさらわれたらしいんです。」

 

高校生…あいつらか?

俺が想像したのは隣の車両にいた不良たちだ。

昨日の旅館で神崎は自分でまとめたメモを落としたと言っていたな。

 

「白雪…ここにバイクは置いているか?」

「え…あるけど、キンちゃん何するの?」

「ちょっと囚われの姫を助けに行くだけさ」

 

この会話を聞いていたメンバーは自分たちも行くと言っていたが、何が起こるか分からないため俺と殺せんせーの2人で行くと説得した。

殺せんせーと話し合った結果、俺は一番不良たちがいそうな場所に行き、殺せんせーは念のため他の場所を確認したあとに向かうことになった。

白雪が用意したバイクに乗り、行こうとすると凛香が来た。

 

「絶対に神崎と茅野を助け出しなさいよ」

「ああ、約束する」

「……あと、キンジもケガしないでよね」

 

凛香はそっぽを向きながら俺の事も心配したため、俺は苦笑しながら凛香の頭を撫でた。

 

「じゃあ、行ってくる」

「……キンジ、帰ったら()()()()()言ってもらうから」

 

どうやら秋水は避けられないようだな……

 

 

 

 

不良たちがいると思われる場所に行くと、見張りと思われる高校生がいる。

見る限りだと渚達はまだみたいだ。

 

(あの制服……やっぱり隣の車両の奴らだったか)

 

俺は見張りに近づき

 

「なんだてめー、ぶち殺されてーのか?」

 

と言っている奴を素早く締め技で落とす。

 

その後ゆうゆうと中に入っていくと、不良グループのリーダーらしきヤツの声が聞こえてくる。

 

「これから夜まで相手してもらう。他のやつらには「カラオケに行っていた」って言えよ。そうすりゃ、誰も傷つかねーからな」

 

その言葉を聞いたあと、俺はドア蹴り開けた。

 

 

 

 

「誰だ、てめぇ!」

 

俺が蹴り開けたことによってこちらに気づいた不良たちは身構えている

 

「囚われのお姫様たちを救いに来た、白馬の王子様かな」

「遠山君!」

 

俺に気づいた神崎や茅野は安心した顔になっている

待ってろ、すぐに助け出すからな

 

「ふざけてんのか! しょせん良いとこの坊ちゃんだ、おめーらやっちまえ!」

 

残念ながら俺の高校は偏差値最底辺、変人の巣窟の武偵高なんだがね。

構えもとらずに不良たちを見る、その手にはナイフやスタンガンがあり、一直線にこちらに向かってくる。

見た限り全員が素人だ。

俺は体術だけで全員をあしらい、()()()()()()()()()()()()()()()の変わりにすれ違いに1本だけナイフを拝借し、それ以外を遠くに弾き飛ばす。

てか、そろいもそろって一撃で動けないとか見た目だけかよ……

 

「どこまでもふざけたヤローだな……」

 

そんなことを言いながら、リーダーらしき奴は懐から拳銃(マカロフ)を取りだし銃口を5mほど先の神崎に向けている。

多分無免許だと思うが、あんなのまで持ってたのか……

 

「動くなよ、少しでも動いたら引き金を引く」

 

俺から有希子は5m以上ある。

当たらないとは思うが銃口は有希子に向けられており、うかつに動けない状況に攻めあぐねていると奥の扉がゆっくりと開いた。

 

「呼んどいたツレが来たみたいだな。お前みたいなの一瞬でやれる不良ばっかだぜ」

 

そう言って出てきたのは、坊主に眼鏡とおよそ不良らしからぬ学生だった。

 

「不良などいませんねぇ、私達で全員手入れしましたから」

「あんたら全員病院行きにするから、覚悟しなよ」

 

そのあとには殺せんせーと神崎・茅野を除く4班が出てくる。

リーダーは異様な姿になった高校生に意識がいっているな。

この隙に有希子を射線から外すか……

俺は気づかれないようにそっと有希子に近づき、救出しようとしたが

 

「どいつもこいつもふざけやがって!お前らもどうせ肩書で見下してんだろ!バカ高校だからって、ナメてんじゃねーよ!」

 

――パアァン

 

興奮した不良が指をかけていた引き金を誤って引いた。

さらに運が悪いことに銃弾は、まっすぐこちらに向かってくる。

 

(俺だけなら避けられるが、避けると神崎に当たってしまう……)

 

俺はスローモーションになった世界で避けるに避けれない状況の中

とっさに持っていた()()()()()()()()()()

切った銃弾の片方は神崎に当たる可能性があるため、ナイフの腹で別の方向に飛ばす。

もう片方は俺の頬ギリギリを通過した。

 

『え……』

 

俺以外の全員が呆けた顔をしている。

俺はそれに構うことなく、神崎をお姫様抱っこしながら撃ってきた不良に近づき

 

「たしかにコイツらは名門校だ、けど学校内では落ちこぼれ扱いを受けて差別を受けている。でもお前らみたいに他人の足を引っ張ることなんてしてねーんだよ。肩書なんか関係ねぇ、ようはどんな場所でも前向きにやっていくのが大事なんだよ」

「……」

 

銃弾を切ったときにヒステリアモードが終わったせいでうまく言えたか分からねーが、伝えたいことは伝えたはず

最後は…

 

「あとお前、武偵を前にして銃をあんな簡単に見せびらかしやがって、どうせ無許可だろ?捕まる覚悟があるんだろーな?」

「捕まる? まさかお前……」

「ああ、お前の予想通り色々噂がたつ武偵高の生徒だよ。大人しく着いてきてもらうぞって……」

 

どうやら、俺が武偵高の生徒とわかった時点で不良は気絶してしまったようだ。

気絶するぐらい怖いのかよ……

 

「キンジ君、俺たちの分も残しといてくれよ。せっかく仕返しするチャンスだったのに…」

「拉致監禁した時点で、これは(武偵)か警察の管轄だ、カルマ」

 

そういいながら神崎を降ろし、ケガがないか聞く

 

「大丈夫だったか、神崎?」

「う、うん。遠山君が守ってくれたから……」

 

心なしか神崎の顔が赤い。

今回はヒステリアモードの時もいろいろあったため、口説いてないはずだが……

 

「とりあえず、殺せんせー。俺はこいつらを警察に引き渡すから先に4班のやつらと一緒に戻ってくれ」

「分かりました。では皆さん、とりあえず一度旅館に帰りましょう」

 

警察に連絡を入れる傍ら、殺せんせーたちを見送ると何故か杉野に睨まれた……

さて、あともう一仕事しますか……




次回は2日目夜というか修学旅行編エピローグです。
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