なので、誤字脱字が目立つ可能性がございますのでご了承ください。
PCが使えるようになったら一応確認作業は致します。
こんなことになってしましましたがよろしくお願い致します。
外はまだ明るい、まだまだ一日は始まったばかりだ。
そんな中、博麗神社では文の取材が始まっていた。
「それでは、取材を始めていきますね。まずはそうですね・・・・・・なにからにしましょうか?」
「いや、あなたが決めなくてどうするのよ文。というか、私達があの人に会ってから今に至るまでの話が聞きたかったんじゃないの?」
「ああ、そうでしたそうでした。それでは、さっき話かけてましたし霊夢さんからお願いしますね」
「ええ、分かったわ。私があの人に会ったのは吸血鬼の屋敷でだったわね」
「それって、もしかして紅霧異変の時ですか?」
「ええ、あの空を紅い霧が覆ったあれね」
此処、幻想郷では頻繁に異変が起きる。
博麗の巫女には、その異変を解決する義務もあるのだ。
なので霊夢も、ぐずりはしたがちゃんと解決に行っていた。
「確か、紅霧異変の犯人って吸血鬼の皆様でしたよね?そこに一緒にいたんですか?」
「ええ、あのメイドと一緒に私を待ち構えていたわ」
「え?それって、彼が異変の共犯だったってことですか?」
「ええ、多分彼が協力したから、あれだけ広範囲に霧が展開出来たんだと思うわ。なんで協力してたのかは知らないけどね」
紅霧異変は、先程文が言っていた通り吸血鬼とその仲間達が起こした異変だ。
吸血鬼達の目的は日光を遮ること。
吸血鬼は太陽が苦手なので、遮ってしまえば昼でも外で遊べる!と思いやったらしい。
それで霧を、しかも紅いのを使ったのは恐らく趣味だろう。
しかし、その霧が決して良い物では無かった。
ましてや、流石にずっと太陽を遮られるのは良くない。
ということで、異変と認定され博麗の巫女が解決に乗り出すことになったのだ。
彼が優しい人物だということは、皆良く知っている。
なのに有害な霧を出すとは考えにくい。
だが、だからといって吸血鬼の友達のあの魔女1人で出せるとも思えない。
何故、彼があの霧を出すのを手伝ったのか?
未だ、霊夢は知らない。
「まあ、きっとあの人にもやむにやまれぬ事情があったのよ。過去のことなんだし今更気にするだけ無駄ってものよ」
「随分とあいつの事信用してるんだな霊夢」
「まあ、彼と接していれば優しいってことは分かりますよ。オーラ出てますからね、優しいオーラが」
「まあ、その通りね。接していれば自然と、優しさが伝わるわ。信用に値する人だってことも」
「まあ、だよなぁ。お人好しが人の皮被ってるようなやつだもんなあいつ」
「全くです。そのせいで私の取材がぁ〜。いえ、そういう人だと分かってはいましたけど・・・・・・」
「まあ、あの人変な所で抜けてるし一つのことしか集中出来ないような人だから。取材のことも忘れてるかもしれないわね」
本当は彼自身も取材のことがあるので断ろうとしていた。
だが、風祝の少女がただならぬ雰囲気で依頼してきたので、何かあったのではないかとそちらを優先したのだ。
そんな雰囲気だったのに、霊夢にしっかりと何処に行くかを伝えて、文が来るかもしれないからよろしくと言ったのは、彼のマイペースさが成せる技だろう。
ちなみにだが、霊夢が文の取材に付き合っているのは、彼がよろしく言ったからである。
まあそれだけではなく、霊夢自身も付き合ってあげてもいいと思ったのもあるが。
霊夢の言葉を聞いて、目元に涙を溜め始める文。
霊夢は慌てて話を再開する。
「とにかく、そこで会ったのが初めての出会いね。そこでメイドと弾幕ごっこをしたのよ」
「彼は参加しなかったのですか?」
「ええ、参加せずニコニコしてるだけだったわね」
「なんか、聞けば聞くほどあいつが何してたのか分からないぜ」
「そうね、あの人には結局親玉のところまで案内してもらっただけだもの」
「ふむ、なるほど。それでは、今度取材する時にそこについて聞いてみましょう」
そう言ってメモをとる文。
霊夢はなんとなく察していたが、合っている保証がどこにもないので黙っていたのだった。
****************
文が次の取材で聞くことをメモしている頃。
彼は人里で人探しをしていた。
知り合いの教師や蓬莱人の友人、薬を売りに来ていたうさ耳少女等・・・・・・。
いくら聞いても風祝の少女を見たという人はいなかった。
一体彼女は何処に行ったのだろうか?彼が途方に暮れていると。
「あら、お久しぶりですね。何をお探しですか?」
銀髪のメイドが話し掛けてきた。
彼女の名前は
吸血鬼の屋敷のメイドさんである。
どうやら人里まで買出しに来ていたようだ。
彼は咲夜に、ある少女を探していると言った。
どうやら彼女も見ていないようだ。
やはり人里にはいないのだろうか。
「よろしければ、私も手伝いますよ?時間はまだありますので」
その申し出はとてもありがたいが、メイドの仕事が忙しいことを知っている彼は断ろうとする。
だが、断る前に先手をうたれる。
「お嬢様にも極力お手伝いするように言われておりますので。ご心配なさらず」
つまりは手伝わせてもらわなければ、お嬢様の命令に背くことになってしまいますよ?と言っているのだ。
まあ、彼女は命令がなくても手伝っていただろうが。
そこまで言われては断れないと、彼は彼女の申し出を受けた。
「そうですか。それでは全力をもって手伝わせていただきます。それでは行きましょう」
そう言って、彼の手を取る咲夜。
彼は手を繋がれたことに驚きながらも握り返す。
その時の咲夜の顔は、何時もなら考えられない程赤かった。
それから聞き込み等を続けていた2人。
しかし、いくら探しても見つからない。
「もしかして、此処にはいないのではないでしょうか?」
しかし、諏訪子が人里にいると言っていたと言う彼。
咲夜は、その時の話を聞いて仮説をたてた。
「その方はお酒を飲んでいらしたのですよね?そんな潰れる程飲んでいたのに、記憶がそれほどはっきりしているものでしょうか?」
うーん、一応あれでも神だからなぁ、と彼は苦笑い言う。
それにもすぐさま反応する。
「そもそも神が潰れる程飲んでいたのですよね?でしたら、入る前にすごい酒の匂いがしてもおかしくないと思いませんか?」
そういえば・・・・・・、酒の匂いはあまりしなかったなぁと思いだしながら彼は伝える。
それを聞いて、半ば確信に変わる咲夜。
「恐らく、貴方が1番最初に行くであろう部屋に待ち構えて潰れたフリをしていたのではないでしょうか?そうすれば、貴方は優しい方ですから介抱するはずです。そして、今まさに酔いが覚めたように装い、更に嘘の情報を教えて離れさせる」
確かに、なんとなくそれっぽくは聞こえるけどそんな事をする理由が分からない、と彼は首をひねる。
咲夜自身も、何故わざわざこんな事をしたのか分からない。
今はまだダメ、少し都合が悪い等、色々方法はあったはずなのに。
「とにかく、今の仮説が合っているのであれば、人里にはいないでしょう。もう一度守矢神社まで行きませんか?」
もう一度守矢神社まで行くことには賛成である彼。
だが、彼は彼女の都合は大丈夫なのか心配だった。
それを伝えると彼女、咲夜は笑って伝える。
「出来るだけ急いで行きたいでしょうに。私の心配が先ですか?ふふっ、相変わらず優しいですね」
それを聞いてなんだか照れくさそうに彼はそっぽを向く。
そんな彼を見て、また少し笑いながら咲夜は言う。
「そうですね、それでは先に紅魔館に行っても大丈夫でしょうか?買った分だけ紅魔館に置いてきたいので」
それくらいなら全然大丈夫だと彼は答えた。
その答えに頷いて、まだ繋いだままの手を離さず、2人は紅魔館を目指し始めた。
幻想郷の地図は、友人が色々調べて書いてくれたものを参考にしています。
皆様の考えているものとは違うかもしれませんが、お許しくださいますようお願い致します。