魔法科高校の超絶優等生   作:ぶるーちーづ

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あー更新が遅いよ。ホントに



この作品はいっぽうとはちがって、完全に想像です。てか、一科生のクラス風景の描写がないから考えるしかないんです。不自然なとこがあったらお伝え下さい。


再会

 

 

 

 

 

 

 

 家を出た途端に深雪の機嫌がよくなる。振り返れば、まだ玄関の前で穂波さんがこちらに向けて手を振っているのが見える。 

 さきほど、行ってらっしゃいと言われたばかりだ。

 

 

 本日から、授業が始まるらしい。とはいえ、達也に授業を受けたいという思いは欠片ほども存在していない。

 この学校に来た理由は、魔法科大学に収められている資料のアクセス権を得るためである。 後は、次期当主が中卒という悲しい経歴を負わせないためであったり、現当主や、その周りからの希望であったりする。

 

 

 

 しかしながら、ふたりの時間は、すぐに過ぎる。どこかの副会長のなんたらロータスさんは、心拍が早くなって実際に加速しているとか言っていたが、要はそんな感じだ。

 

 校門へ続く道を深雪が寄り添うように(守るように 深雪談)歩いていると、声がかかった。

 

 

 

「たっつやくぅーーん!!」

 

 

 見れば、制服の裾をたなびかせながらこちらに駆け寄ってくる姿がある。小柄なその陰は、無論真由美だった。もはや、達也を四葉と呼ぶことは止めたらしい。どこか吹っ切れたようだ。

 すると、左腕に違和感を感じたので達也はそれを確認すると、先程までは、約20センチメートル程空いていた深雪との隙間が何故か埋まっており、その胸元には達也の腕が収まっていた。

 

 

「あら、おはようございます。七草会長」

 

 

 軽い会釈を交えた挨拶を交わす深雪。口元は微笑んでいるように見えるが、なにせ目が笑っていない。もっと言うと、挨拶の時ですら達也の腕を離さなかった。さらには、「会長」を付ける挨拶。七草が「女」にならないための攻撃がふんだんに盛り込まれていた。

 かく言う深雪も、達也と腕を組んでいるという状態が恥ずかしくないわけがなかった。その美しい純白の肌は、隠しようもないくらい赤くなっていた。

 

 

「うふふ、おはようございます。深雪さん、達也くん」

 

 

 それを見抜いたのか、余裕の笑みで返す真由美。場数の違いがまたしても表れる。

 あまり、良い雰囲気ではなかったので、二人を歩き出すように促すと、達也が真由美にたいして尋ねた。

 

 因みに、深雪は既に達也の腕を解放しているが、真由美との間に体を割り込ませたので、二人は深雪を挟んでの会話になる。

 

 

「ところで、七草会長。要件とは?」

 

 

 言わずもがな深雪と同じ思惑で「会長」を付けた訳ではなく、どういう用件か予測をしていた為の対応だ。

 

 

「あぁ、そうでした」

 

 

 どうしてか、にこにこしながら真由美が答える。その様子はまたしても深雪の機嫌を損なわせ始める。それに理由は必要なかった。

 

 

「今日生徒会役員の仕事の説明をするので、お昼休み生徒会室に来てほしいの」

 

 

「お昼休み……ですか?」

 

 

「ええ、勿論、お昼はこちらで用意させてもらうわ」

 

 

 尋ねたのは、深雪だ。だが、その内容の点で真由美と食い違った。

 深雪の中で、お昼は二人でお弁当、が頭の中に既にあったのだ。記念すべき初日が狂ってしまったと心の叫びが、相手に対する疑問として出て来てしまっただけにすぎない。

 

 

 しかし、それを助けるのが達也だ。

 

 

「あぁ、それには及びません。俺たちは弁当ですから」

 

 

「あらそう、今どき、珍しいわね」

 

 

「ええ、機械では少し味気ないので」

 

 

「そうねぇ、私もこれからお弁当にしてみようかしら。因みに達也くんのは誰がーーー」

 

 

「ーーーー私ですっ!!」

 

 

 

 真由美の質問は最後まで言い切られなかった。無論、深雪が遮ったためだが、これにも少なからず理由がある。

 彼女の戦い。言うなれば

 

 絶対に負けられない戦いがそこにはあった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私が作ります」

 

「いえ、私が作ります」

 

 

 

 キッチンをめぐって争いが起こることは多かれど、それが、弁当のためというのは今回が初めてのことである。

 そして、こればかりは、いつものように深雪も退かなかった。

 

 穂波が家を武器として達也を打倒しに行くなら、深雪は学校を武器に達也に挑むしかない。その一つの鍵は、見るまでもなく「弁当」だ。

 ここで、穂波の作ったものを持って行ったら戦いは一気に穂波の優勢。自分で作って二人で食べられたら、少なくとも深雪は最高だった。

 

 即ち、穂波の弁当は、トロイの木馬であるのだ。

 

 他者の土台に踏み居ることができるのは、アドバンテージが多すぎる。そのことを、二人ともよく分かっていた。

 

 

 最終手段として、達也に決めてもらうこととなった

 

 

 

「達也くん」

「お兄様」

 

 

 

「どちらに作ってもらいたいですか(でしょうか)?」

 

 

 

 それに対する返答は、すこし悩んだ格好をすると、スルリと返ってきた。

 二人ともいつの間にか乙女の祈りのポーズを取っている。

 

 

「いつも家では、穂波さんにお世話になってますから」

 

 

「では!!」

 

 

「あぁ、よろしくな。深雪」

 

 

「はい!最高のものをお兄様に届けられるようがんばります!」

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな昨晩の一ページだった。

 

 

 

 

「では、昼休み。待ってるわ」

 

 

真由美はそう言って、颯爽と去って行ってしまった。

 

 

「ほら、俺たちも行くぞ」

 

 

 手に力を入れた状態で固まっていた深雪も、達也の声に誘われて歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「四葉達也です。これから、よろしくお願いします」

 

 

 簡素な挨拶をして、着席する達也。深雪は、それを見ているだけで、嬉しそうににこにこしている。

 

 二科生とは違い、実習等で生徒間の繋がりが多くなる傾向のある一科生では、自己紹介が一応ある。そのため、関係を少しでも温和に出来るようにとの学校側の配慮である。

 

 

 これがおわった後は当然のように深雪の周りに男女問わず人が集まっていた。が、深雪の意識はそれには真に全く言ってなかった。 

 なぜなら、視界の片隅に見える達也の元に二人の女の子が向かっていたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ほのか、なんでこんなとこで照れるの?」

 

「だ、だって~」

 

 

 そんな、女の子らしい問答を交わしながら、しかし、とうとう幼い感じの方の子が達也に話し掛けた。

 

 

「あの、四葉くん?でいいのかな?私、北山雫。覚えてるかな、1度でパーティーでご一緒させてもらったの」

 

 

「四葉達也だ。達也でいい。名字でよばれるのは、あんまり好きじゃないんだ。パーティーで会ったのは、無論覚えている。随分と様子が違って初めは気づかなかったが」

 

 

「様子が違うのはお互い様だし、あたりまえ」

 

「それもそうだな」

 

 

 そう言って、お互いにクスリと笑ってしまう。こんな雰囲気になってくると面白くないのが一緒に来た少女たちである。

 

 

「ちょっと、雫!!置いていかないでよ」

 

 

 どこからか、正体不明のプレッシャーが降り注ぐ中、周りと比べても胸の大きな少女が前に出て来た

 

 

「達也さん、紹介する。この子、光井ほのか。私の親友」

 

 

「達也だ。よろしく」

 

 

 

「ひょっ、ひょろひくおねがひまひゅ!!」

 

 

 

 

 初めて交わした言葉は、彼女の心に長く残る傷を自ら刻み込んでしまった。

 

 

 




ありがとうございます


かんそうまってまーす
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