魔法科高校の超絶優等生   作:ぶるーちーづ

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4月だよ!!全員集合!!



はろはろーです。


これは……


対面

 

 

 

 

 

 

「改めて紹介するね。この子、光井ほのか、私の親友」

 

 

 眠たそうなその幼い顔を優しい顔に変えながら雫は彼女を達也に紹介した。紹介されたほのかは、まだ初めて交わした言葉が噛み噛みであったという恥ずかしさから抜け出せていない。

 

 

「よろしく、光井さん。さっきのは気にしていないから安心してくれ」

 

 

「は、はぅぅ~」

 

 

 その達也の言葉でさえ、さらに顔を赤くしてしまった。

 

 

「達也さん……………」

 

 

 その場は、もうこれ以上はだめだと判断した雫によって、また、もうすぐ授業の時間であることも手伝い、一度お開きということになった。

 

 

 

 

時は過ぎ

 

 

とは、言っても昼であるが、達也は深雪を伴い生徒会室の前へとやって来ていた。

 

 

「どうぞぉ~」

 

 

そのまま何もリアクションはしていなかったのだが、真由美の声が響いた。おそらく、魔法の何かしらの能力が関係しているのであろうが、というか、達也はそれが何か知っているが、わざわざ言う必要も無いのでそのまま扉を開けて入る。

 

 

 

「失礼します」

「失礼いたします」

 

 

ほぼ二人同時に挨拶をする。深雪は従者として振る舞うつもりなのか、達也の一歩下がったところで、美しい礼を披露した。それこそ、上流階級で通用するような。

 

 深雪は、ガーディアンであるが、その美しさ故かしこまった場に入ることを許される場合があるのだ。故に、その手の礼儀作法は、むしろ達也より教え込まれている。

 

 

ただ、こんなところでその実力を見せつける必要はないのだが、あえて深雪の気持ちを代弁するとしたら

 

「牽制は大切です」

 

 

と言ったところだろう。

 

 

 

 

 

入って達也が目にしたのは、真正面、おそらく生徒会長が座るであろう一つだけ立派な机の前にいる真由美と、その前にある大机に並んで座る三人の女性だった。

 

 

「ささ、達也君も座って」

 

 

真由美が女性たちが座る反対側を指しながら、達也に言う。端から詰めようとしたら、一つは開けろと言われたのは、真由美も一緒に座るつもりなのだろう。

 

 

「失礼します」

 

 

 深雪がイスを下げようとしたのを手で制して、自らも座る。二人が着席したのを確認すると、真由美が口を開いた。

 

 

「一応聞くけど、お昼はこちらで用意する必要があるかしら」

 

一応、と言ったのは深雪の持つ手提げ袋を目にしているからであろう。まぁ朝その旨を伝えているのもあるが。そして、その変返答もおそらく予想通りだったろう

 

 

「いえ、自分たちは弁当なので」

 

 

声に合わせて深雪が手提げからどこが誇らしげに弁当を広げる。

 

 

そして、真由美が座ってから会話が始まった。

 

 

 

「まず、彼女たちを紹介するわ」

 

 

昼食を広げる手を一度止めて続ける

 

 

 

「左から、リンちゃん、摩利、あーちゃんよ」

 

 

 

 それのどこが紹介か分からない紹介が繰り広げられた。無論、年下である二人は反応出来るはずもない。向かいの女性の約二名からも非難の声が名前を呼ぶと同時に上がっている。

 

 

「会長………」

「会長!!後輩の前であーちゃんは止めて下さいっていってるじゃないですか!」

 

 

片方は、まさにその通りという名前だと思うが達也は何も言わなかった

 

 

「まぁいいじゃないの、とりあえず食べましょうか」

 

 

あずさの抗議もむなしく、真由美の声を輪切りに食事が始まった。

 

 なお、ちゃんと名前はその後フルネームを紹介された……というより、おのおのが後から名乗ったというのが、正しい言い方だろうか。

 

 しかし、お互い初めて会う者同士ばかりだ。真由美がなんとか間に入ろうと努力したが、そこまで上手く会話がまわることはなかった。たった、一つの場面を除いて。

 

 

 

 話が出来ないと生徒会の運営に関わるという真由美の強引な誘導により、これからは毎日生徒会室でお昼を過ごすということが可決されそうになったが、

 

 

「会長、自分たちもクラスがあるのですが……さすがに、全く彼らと関わらないというのは………」

 

 

という深雪の抗議としては弱い、提案のようなものによって否決されることとなった。しかしながら、生徒会室でお昼休みを過ごすことは、

譲れないことらしく、週3でそのようにする、ということで、話は落ち着いた。

 

 

 しかし、食事の間、チラチラとバレないように(と本人は重っている)達也を覗く摩利の視線を、深雪は、逃しはしなかった。

 

 

 

「あの、渡辺先輩?どうかなさいましたか?」

 

 

「え!?な、なんでもないぞ、うん。全くもってなんでもない」

 

 

 その返答は、何かがある、と暗に伝えているに違いなかった。現に、達也以外の全ての人間が不思議な顔をしている。

 

 片方は、摩利の意外な一面を見たことちよって

 

 片方は、その態度に危険信号を受信したことによって

 

 

 

 その場は、摩利が顔を赤くしてそっぽを向いてしまったために追求はなし、という方向へと自然に流れていった。

 

 

 

 

 

 

「達也君、まぁ今回は顔合わせが目的のようなものだったのよ、放課後は職務の説明をするから忘れずにね?」

 

 

 

 時間が迫ったからと言って、退出する旨を遠回しに伝えた達也の背中に、真由美が囁いたのはそのことを伝えるためだった。

 

 

それに、会釈で応えると失礼しました、と言って二人そろって退出していった。

 

 

 

 

 

 

初の生徒会ーーーー約1名風紀委員だかーーーの顔合わせは、想像以上に静かに終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







……ハーレムタグを付けた方が良いのだろうか




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