上条は握りしめていた拳を崩すことなく魔術師になりたい客の方を向いたまま睨み付けていた。
上条「てめェが魔術師に成ることについて俺はとやかく言うつもりはねェよ。だがなァそれは本当に安全なのか?自分の身に何か起こるんじゃないのか?呪いを解くにはそれなりの代償が必要になるしその術式がてめェに扱えるかも分からねェ。それならインデックスを探した方がいいに決まっている。そんなに有名な奴ならすぐに居場所も分かるだろうしアイツなら頼めば絶対に手を貸してくれる。だったら何でてめェは魔術師何かに成ろうとしてんだよ。」
魔術師になりたい客は震えていた。それを見た上条は拳を緩めて魔術師になりたい客の頭の上に右手を置いて優しく語りかけた。
上条「俺の右手には幻想殺し(イマジンブレイカー)っていう異能の力なら問答無用で打ち消せる力があるんだ。例えそれが超電磁砲だろうと10億ボルトの電撃だろうと神のご加護だって打ち消せる。魔術だってる以外じゃない。だからその大切な人のところに案内してくれ呪いなんて一瞬で打ち消せちまうんだ」
上条は右手を魔術師になりたい客の前にさしのべた魔術師になりたい客は早速立ち上がり上条の砲を向いた。その顔はさっきまでとは違いとてつもなく明るい顔だった。
魔術師になりたい客「アイツはこっちにいる来てくれ」
魔術師になりたい客は会計を済まし上条を連れて外に出た酷く雨が降っていたが気にすることなく二人は走り続け普通な家に入った。
上条はいつも通りに人を助けびしょ濡れになって帰ってきた。丁度全員風呂から出ていてそのまま何もなく風呂に入る事が出来た。風呂から出てとりあえず明かりが点いている部屋に入ったすると5人で一つの机を囲うようにして座っていた。上条は適当にココアの隣に座った。すると突然千夜が
千夜「ところでこんな機会だからみんなの心に秘めている事を聞きたいんだけどー」
と落ち着いたような当たり前の事を聞くような顔で言うとシャロが少し赤くなった。そして千夜は
千夜「とびきりの怪談を教えて♪」
と恋する乙女のような瞳で言った。するとチノがその話に反応して
チノ「階段ならうちのお店にありますよ」
と言った。それを聞いてココアとリゼはビクッとし上条は
上条(どれの事だ?)
と必死に考えていた。そしてチノの口が開いた。
チノ「この喫茶店は夜になると……店内を白い物体がふわふわとさまよっているという目撃情報がたくさんあるんです」
チノのは一生懸命怖がらせようとしているが他の人の頭の中にはティッピーが思い浮かんでいた。そしてチノは
チノ「では次は上条さんの番です」
と言った。それに上条は
上条「もう終わりかよ!」
と突っ込みをいれて咳払いをして、
上条「これは実際にあった事件で犠牲者も多々出ているエンゼルフォールっていう実話だ。」
と話し始めた
上条「これに巻き込まれていない人物はいないお前らも全く気づかなかっただけで巻き込まれていたんだ……」
そして話し終えるとリゼが
リゼ「ヤバい……家にあるお守り全部処分しないと……」
と頭を抱えながら呟いていた。そしてココアは何かを書いていた上条はそれを見ると手紙だったそこには風呂場にある亀の置物を移動させてくれというものだった。シャロはぐったりとしていた。チノと千夜はどうもないようだった。すると千夜は今度は自分の番だと言わんばかりに
千夜「とっておきの話があるの切り裂きラビットっていう実話なんだけど……」
というところまで言うと雷が落により停電した。しかしそれに反応できたのはチノと上条と千夜だけで他の人は震えていた。チノはろうそくを取りだし火を付けた。千夜はこれに反応して
千夜「盛り上がってきちゃった……」
と言って話しを始めた。シャロとリゼはだいぶ話が聞ける状態になっていた。ココアはすでに話は聞ける体制になっていてそれを見た千夜は話し始めた。
話し終わってココアとシャロはぐったりとしていた。上条は自分の右手を見つめて
上条(俺の右手で打ち消しちまいそうだな。)
とどうでもいいことを考えていた。それからチノの提案で全員寝ることにした。
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