上条は夏の日差しを浴びながら学校の屋上で寝そべっていた。何やらずたぼろになっていて、白目を向いていた。急に上条は復活したように立ち上がると、隣の校舎に目をやった。上条の目にはココアと千夜の二人が写っていた。しばらく見ているといくつか不幸な目に遭っていて、上条はどうすることもできないでいた。急いで二人のところへ行けばなんとかなるかもしれないが、そこにはトラウマになっている人物が沢山いたため、行くことが出来なかった。
「疫病神か」
何気なく呟いてみたその言葉にも上条は苦しんでいた。最近ここの学校に転校してきた人物が、上条の故郷にいた人で上条の昔の通り名を知っていて、クラスの中で疫病神と叫び教室を飛び出していったのが原因だった。上条はその日から、クラスの人に転校生が何を吹き込んだのか、クラスの者が上条に近づくことが一切無くなり、孤独な学校生活を送っていた。その後も上条は二人を見ていたが、別段何もなく、放課後まで上条は屋上にいた。
放課後になり上条は学校から離れたところで二人と合流した。
「あ、当麻くん。最近大変だね」
と言ったところで、ココアの上にじょうろが落ちてきているのが上条の目に入り上条は、じょうろを受け止めた。
「何で上からじょうろが?」
と呟きながら上条が上を見るとじょうろを落としたらしき人が目に入った。
「ここにおいときますよ。」
上条は一言告げると、その場を去っていき急いでラビットハウスに向かった。上条はここ数日で誰かに睨まれていることを察知できるようになり、その場を飛び出した。上条がラビットハウスの制服に着替え終わり、掃除をしていると、ココアが帰ってきて、今日の運勢が当たったかという話になりココアは今日は学校以外の不幸は上条がほとんど防いだため、実際の量よりも少なかった。
ある、晴れた日蒸し暑さに耐えきれず、温泉プールに行くことになった。上条はとりあえず、超能力者を四人ほど呼び、浜面にも声をかけたが、仕事があって行けないと断られた。学園都市統括理事長にもこえをかけたが、無理だと言われ、アメリカ大統領にもこえをかけたが、断られ……としていると、結局
超能力者三人
魔術師一人
天使零人
魔神一人
となった。上条は早速水着を買いに行き安物を買い、温泉プールに向かった。そこにはまだ、誰も来ておらず上条一人であったと思ったのもつかの間、ウサギに触れようと頑張っている短髪で灰色のプリーツスカートに半袖のブラウスにサマーセーターという格好の中学生ぐらいの女の子がいた。上条ははぁと、ため息をつき短髪の女の子に声をかけた。
「なにやってんだ?ビリビリ」
誤字、違和感がありましたらご報告下さい。