ご注文はそげぶですか?   作:sr_mmm

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第二十羽

上条が短髪の少女にビリビリと言った瞬間辺りに青白い火花が散った。

 

「わったしっにはー、美坂美琴って名前があんのよ!いい加減に覚えろド馬鹿‼」

 

そう言うと上条ははっとしたように少女を見ると、今にも何かをしそうだった。そして上条が右手を前につき出した。それと同時に少女からは、青白い雷撃の槍が飛ばされた。上条の右手に当たるとそれは、元から存在しなかったかのように、消えて無くなった。すると上条の後ろから声が聞こえた。

 

「他の人に迷惑だから、まだ暴れまわっちゃ駄目なんだよ。」

 

声の主はインデックスだった。どうやら先程の光景を見ていたのだろう。上条は悪いと一言謝罪すると、他の人を待った。するとインデックスの修道服の中から小さな人間のような形をした者が出てきた。

 

「何だお前そこにいたのか」

 

その小人は出てきたと思ったら直ぐに戻っていった。上条は疑問符を浮かべたが、考えるだけ無駄だと思い、考えるのを辞めた。上条が空を見上げると大きな鳥が飛んでいた。その鳥は翼は白く、その他の部位が人に見えた。

 

「何だ、ただの鳥か」

 

上条は空を見上げながら呟くと、その鳥が近づいて来ているのに気づいた。その鳥はよく見ると、翼の生えた人間で何やら上条の方に突っ込んで来ていた。

 

「誰が"ただの鳥"だァ?」

 

翼の生えていた男はそう言いながら上条を蹴り飛ばしスッキリしたような顔をして、地面に埋まった上条を引っ張り上げた。

 

「何やってんだァ?お前ら」

 

不意に声をかけられた二人は、声のした方に、目を向けた。そこには一方通行が立っていた。

 

「あっそういえば、お前またこいつに負けたんだってな」

 

翼の生えていた男は一方通行を馬鹿にするような物言いで言った。上条はそれを聞いて、これから起ころうとする悲劇を回避するために行動に出ようとしたがその時にはすでに一方通行が、動いていた。

 

「余程愉快なオブ……冷蔵庫になりてよォだなァ」

 

一方通行はチョーカーに手をあて、何時でも能力が使用できる状態にした。

 

「おい、一方通行‼垣根‼問題を起こしたら漏れなく黄泉川先生が来るぞ。」

 

一方通行と垣根の背中に何やら冷たい物が走った。そして二人は、急激に大人しくなり、その後問題を起こそうとはしなかった。既に他の人も来ていたらしく、直ぐに中に入ることになった。上条は中に入ると着替えをし、二人をつれて、温泉プールに出た。まだ、女性陣は着替えが終わっていなかったらしく、まだ出てきてはいなかった。そのため、三人で会話をすることにした。

 

「まさか浜面が店の店長やってるとはな」

 

と上条が話題を降ると垣根がその話題に食いた。

 

「えっ?あいつが店長?ありえねえ」

 

垣根は驚嘆したが、直ぐにはっとしたような顔をした。

 

「そういえばあいつそんなこといってたな」

 

上条と一方通行は絶句した。

 

(いやまて、何であいつはこれには教えて俺たちには教えなかったんだ?あいつは仲間外れなんかするようなやつじゃない。)

 

と上条は考えを巡らせていたが、1つの仮説にたどり着いた。

 

(あいつ言うの忘れてたな。なるほどそれであんなに怯えていたのか。教えなかったことが気に触ったと思って。なるほどそういうことか。)

 

一方通行も同じ仮説にたどり着き、垣根と談笑していた。それを見て上条は仲良くなったもんだなと思いながらも、会話にまざった。女性陣も、着替えが終わったようで、出てきた。とりあえず泳ぐことにしたのだが、以外にもリゼが泳げないことが発覚し、意外そうな目で垣根と美坂以外から見られた。

 

「とりあえず泳ぎ方教えるから……垣根頼んだ。俺には無理だというか危険すぎる。」

 

垣根は上条の意図が分かった為、仕方なく、引き受けることにした。チノはティッピーとチェスをしていた。その光景を見て一方通行はやっぱりなと言い、チノの横まで行き、何かを呟いた。するとチノはえっという顔をし、その後何かを呟くと、チノはティッピーの桶を持って、一方通行と対戦を始めた。シャロは、一方通行がチェスが出来るとは思っていなかったため、意外そうな目で一方通行を見て、その後、垣根の手伝いを始めた。千夜はすることが無くなった為何かをしようと、辺りを見回すと、ココアも暇そうにしていたため、ココアの方に行き、遊び始めた。数時間して、リゼが泳げるようになると、垣根が急に一方通行の方へ行き、チェスを見ることにした。2分くらいすると、垣根はやり方が分かったらしく、一方通行が勝つのを待った。少しすると、一方通行が勝ち、ティッピーとチノが悔しそうにしていた。

 

「一方通行、変わってくれよ。」

 

垣根からの意外な言葉に驚き、一方通行は少しフリーズした。がその後、あァと返答し、垣根に変わった。

 

「ルールはさっき見てたからわかるだろ。」

 

一方通行は垣根にそういいのこして上条のところに行った。上条はどうやら、隣にいたリゼを回避し、勢い余って壁に頭をぶつけ、頭を押さえた瞬間足がつったらしい。

 

「いつものことか」

 

と言って一方通行はその場を後にした。そして垣根はチェスを、始めめてやるには異常な強さでティッピーを圧倒した。

 

「その程度じゃ、一方通行には勝てないだろうな。まぁ超能力者なら第七位辺りなら勝てるんじゃねえのか」

 

そうこうしているうちに帰ることになった。各々は家に帰るための準備をし、帰った。




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