上条達は荷物を段ボールに積めていた。上条は断ったのだが、チノとココアとリゼが手伝いたいと言ったため、手伝っているのである。上条は、学園都市に帰ることとなった。理由は簡単だ。この町に電波塔が出来、実験が終了し、上条当麻が、この町にいる必要が無くなたためだ。元々上条がここに来た理由は、電波塔ができるまで、その代役をしてもらうためだった。学園都市は今、携帯電話を使っていない。今使っているのは、ミサカネットワークを応用して作った、脳から脳へ特殊な電波を飛ばし、会話をするものである。実際は脳に埋め込まれた電子機器を利用しているのだが。これを全世界に広めようと、どこぞの研究者が言い出し、電波塔を作ることになったのだ。ちなみに上条は携帯電話を壊すことがなくなり、かなり喜んでいた。更に、いつでもどこでもいつまでも会話が出来、他の人には聞こえないため、更に、普及も進んだ。かなり前から存在はしていたが、脳をいじるため、値段も高く、危険なため、人気がなく、人気がないため、知り合いとの通話がほとんどできなかった。しかし、久しぶりに木原が手を加え、安く、そして安全に作れるようにし、更に、暇だったためか、広告までした。
「これで全部?」
ココアが上条に聞くと、上条は辺りを見渡して答えた。
「ああ、これで全部だ。ありがとな、お礼に何か奢るよ。」
全員、素直に喜んだ。拒否しても、何らかの形でお礼をされるのは分かっていたため、後々されるよりは、今された方が気も楽だった。
「何か食べたいものとかあるか?」
と、上条が聞いたら、三人は少し悩むようなそぶりを見せ、その後、ココアが答えた。
「甘兎庵」
上条は、チノとリゼを見た。二人とも問題ないようで、上条と、目が合うと、頷いた。
甘兎庵で、上条くつろいだ。ただただくつろいだ。四人で今までにあったことを思い出して笑っていた。そこでココアが口を開いた。
「そういえば当麻くん、またここには来るの?」
上条は、笑いながら答えた。
「また来るさ」
といって更に続けた。
「今度は客としてここに来るんだよなー。楽しみだな、前に俺が客として来たのはいつだったかな……まぁいいか。でもそんときは最高のコーヒーを頼むよ。」
それを聞いたココアは胸を張って答えた。
「今度は私が淹れてあげるよ‼」
それを聞いたチノは、ココアに、言った。
「その前にコーヒーの名前を覚えないといけませんね」
それを聞いてリゼは笑いながらそしてココアの肩に手をのせた。
「まずは徹夜をする体力をつけるところからだな」
リゼの言葉にココアの回りの空気が重くなった。そこに千夜が来て、ココアに心配そうにしながら聞いた。
「ごめんココアちゃん美味しくなかった?」
その言葉に三人は口を揃えて答えた。
「そういう問題じゃない(です)‼‼」
千夜は驚いたようで、目を丸くしていた。甘兎案を出るときには、上条の財布は、悲しいことになっていた。上条は、学園都市から来たであろう車を見つけた。段ボールは既に学園都市の業者に預けた。上条は、運転手に確認をとると、車に乗り、学園都市に帰った。
学園都市に上条が帰ると、数日前と何ら変わらない風景が広がっていた。そして、上条が家に帰ると、禁書目録が、笑顔で噛みついた。
「お腹すいたーーー」
学園都市の空には、上条の悲鳴が響いた。
終わったーーー
最終羽終わりました。
まぁもう何度か上条は、遊びに来るのですが、説教の声は木組みの家と石畳の町で完全に消えるのは、まだ先のことでしょう。
上条「あぁ最終羽なのに短かった。」