第一話「叶え!私達の夢!!」
ここは、公園。夕焼けがとても綺麗だった。
(???)「ねえねえ、早く遊ぼうよ!!」
幼い姿の俺の前に現れたのはサイドポニーテールの少女だった。
(???)「待ってよ!○○○!」
(???)「もう、遅いよ!○○君!」
(???)「ごめんってば。」
その後、二人は時間の許す限り遊んだ。時は流れ、夕方になり少年と少女は公園から夕陽を眺めてた。
(???)「ねえ、○○君、10年も20年も末永く○○○の事よろしくね!」
(???)「まるで、○○○嫁入りする人みたいだよ!」
俺がそう言うと少女は急に顔を赤くした。
(???)「もう!変なこと言わないでよ~」
少女が言うと少年は可笑しくなってしまい笑ってしまった。
しばらくすると俺は目を覚ました。そこは、窓一つもない暗い部屋だった。
(死神博士)「ホッパーよ、大首領様がお呼びだ!!」
大幹部、死神博士様が俺を呼んだ。大首領様が呼んでるらしい。
俺は部屋から出ると指令室に向かった。
指令室には、大幹部ゾル大佐と地獄大使、ブラック将軍の3人が居た。
(ゾル大佐)「大首領様が呼んでるのに遅刻とはな……弛んでる証拠だ!」
ゾル大佐は怒り心頭だった。
(大首領)「落ち着くのだゾル大佐。ホッパーよ、とうとう我々ショッカーが世界を征服する日が来たようだ。ホッパーよ、スパイマダーと共に世界征服をするのだ。」
と大首領様が言うと、天井からスパイマダーがやってきた。
(スパイダー)「宜しくな、ホッパー。」
スパイダーは馴れ馴れしく俺に言った。
(ホッパー)「宜しく。」
そんなスパイダーに俺は冷たく言うと自分の部屋に戻った。
俺には人間と違う存在であり、勿論奴らとも違う。奴らは戦う事にしか興味の無い集団だが、俺は違う。嫌、違う気がしたのだ。しかし、奴らのとの違いが分からなかった。さっきも出てきた少女との思い出も誰の記憶は、分からない。俺には記憶が無いのだ。それに、本名も知らない。俺は気がついたらここに居て帰る場所が無いからここに居るような物だ。こんな化け物を周囲の人間が認めてくれる訳が無い。俺は、もう決めたんだ。こうなったらショッカーの一員として世界を征服する。そう決めたのだ。俺は心の整理をすると、準備した。今回のミッションは、簡単で東京の神田、秋葉原周辺の攻撃だった。
【穂乃果編】
(???)「まだ、行方見つからないんだ……。」
私は二人の行方を祈りながらテレビのニュース番組を見てた。私、
それに、昨日学校が廃校になるとか言う通知を見ちゃったの!まだ、穂乃果は楽しい学生生活を送りたいのに……。
(穂乃果)「……。ハァー。」
私はため息を吐くとそのまま、綺麗な青空を見つめた。
(穂乃果)『2人とも元気にしてるかな?無事かな?穂乃果はずっと待ってるよ!』
私はそう言うと、元気良く走りだした。
学校に着くと、
(穂乃果)「おはよう!海未ちゃん、ことりちゃん。」
でも2人とも元気が無かった。暗い顔してた。
(穂乃果)「どおしたの?」
(海未)「穂乃果、良く聞いて下さい。本郷君と一文字君は死んだことになりました。」
(穂乃果)「……え!?嘘……だよね?」
私はことりちゃんに聞いた。でもことりちゃんから帰ってきた答えは、「本当だよ」と言う言葉った。行方が不明なってから5年間探したのに……見つからないなんて……まだ、話したいこといっぱいあるのに……。
今日も授業が終わった。でも、何を学んだかなんて今日は覚えてないや。未だに2人が死んだなんて考えたくない……。それに、このままだと音ノ木坂学院まで無くなっちゃう……。何で、穂乃果は大切な物を無くしやすいんだろう……。 もう、2度とみんなで集まれないのかな?私は無くなるかもしてない校舎を見て回った。
「愛してるーばんざーい、ここでー良かった-。私達の今がここにある-。」
音楽室から綺麗な歌が聞こえてきた。昔、聞いたことある音楽だった。
でも、その時より悲しみの気持ちが大きい気がした。
(穂乃果)『誰だろう?』
私は、そっと、音楽室を覗くとそこには、私と一つ下の
真姫ちゃんのオリジナル曲「愛してるばんざーい」が終わると、私は音楽室に入った。
(真姫)「穂乃果ちゃん!?」
(穂乃果)「久し振りだね!真姫ちゃん。それに、凜ちゃんかよちんも。」
(真姫)「どおしたのよ?」
(穂乃果)「嫌~、廃校を無くすには何か良い方法はないかな?って。考えてたらここに来たんだ!」
(凜)「廃校を阻止することって出来るのかにゃ?」
(穂乃果)「今はわからないけど…でも、きっと阻止できる方法があるよ!」
(真姫)「穂乃果ちゃん、本気で言ってるの?」
(穂乃果)「穂乃果はいつだって本気だよ!」
(花陽)「無謀だからやめといたほうが良いよ穂乃果ちゃん。」
(穂乃果)「そんなの、やってみないと分からないよ!私は、このまま黙って大好きな音ノ木坂がなくなるのは嫌だよ!」
すると、真姫ちゃんがイスから立ち上がり、話し始めた。
(真姫)「……、一つだけ、方法があるわ!成功すれば一生音ノ木坂は残るわよ。」
(穂乃果)「本当!?」
(凜)「真姫ちゃん、それは本当なのかにゃ?」
(真姫)「えぇ。今年からUTX学園が全国のスクールアイドルを対象に実施される全国大会【ラブライブ!】が開催されるわ。」
(穂乃果)「【ラブライブ!】?」
穂乃果が首を傾げると、アイドル好きなかよちんが急に立ち上がり説明した。
(花陽)「【ラブライブ!】とは、スクールアイドルの甲子園と呼ばれるもので今年が第1回なのですが既に世の中の注目を集めてて、人気度も高いです。これから6月に、全国各地で予選が行われて勝たないと本戦には行けません。各県1校ずつですが、大会主催の東京はUTX学園は、本戦出場決定済みなんですが、それ以外にもう1校本戦に出場できます!」
(真姫)「でも、UTX学園のスクールアイドルを倒さない限り、この音ノ木坂が有名になることは無いわ。」
(穂乃果)「難しいんだね……。じゃあ、みんなでそれに出ようよ!」
(3人)「……、え、エーー!!」
(穂乃果)「みんなで出たらきっとラブライブ!優勝出来るよ!」
(真姫)「みんなって、9人でエントリーするつもり?まぁー、ニコちゃんならやる気になるかも知れないけど……。」
(凜)「絵里ちゃんは、やる気にならないかもしれないにゃ。」
(穂乃果)「大丈夫だよ!だって、昔たくさん遊んだじゃん!」
(真姫)「穂乃果、聞いて!!私達は、もう元の生活に戻れないの!私だってみんなと仲良くしてたい……、でも…もう、昔の様に9人で笑って過ごすことは出来ないわ。だたって……その中心には、いつも、いつも雄介と修也がいた。扇の要ないと、それぞれバラバラになってしまうわ。」
真姫ちゃんの言ってることは正しかったんだ。いつも、雄君と、修君が一緒に居たんだもん。出会ったばかりの私達をまとめてくれてた。だから、2人が居ないと私達は2度と集まることはないのかな?
(穂乃果)「もし、そうなら…穂乃果が扇の要になる!!今日はありがとう!またね!」
そう言うと私は音楽室を後にして海未ちゃん達のところへ向かった。
【本編】
俺は、スパイダーと一緒に秋葉原、神田の境目にやってきた。目の前には、古い学校が建っていた。
(スパイダー)「ホッパー、準備は良いか?」
(ホッパー)「あぁ。とっくに出来てる。」
(スパイダー)「あの学校を破壊しよう。戦闘員!」
スパイダーが呼ぶと、後ろに20人ほどのガスマスクをつけた黒づくめの格好をした人達が現れた。彼らは改造人間でも下級兵士、通称戦闘員だ。先に脳を洗脳し、筋力を改造され実践的演習部隊と言われている。新入りは必ず戦闘員を経験しないといけないのがショッカーのきまりだ。返事は全てヒーと言う。
(戦闘員)「ヒーー!」
戦闘員は、返事をすると駆け足で学校に向かった。それを見て、スパイダーが人間の状態から元の姿に戻った。
俺はそれを見ると、白地でバックルのところに風車が埋め込まれてるタイフーンと言うベルトを体内から出現させた。すると、風車は、激しく回り出し俺の体は黒と青を基調とした特殊スーツに身を包めた。そして、バッタをデザインした仮面をつけた。首元には深紅のマフラーをつけていた。
(スパイダー)「行くぞ!」
(ホッパー)「俺に命令するな!」
俺はそう言うと学校の中に入っていった。
スパイダーは自分の糸を使って屋上から潜入することにした。
(警備員A)「待て、関係者以外立ち入り禁止だ!」
俺は警備員の忠告を無視して前進もうとした。すると、警備員は俺を押さえつけようとしたが、俺は冷静に確実に反撃した。すると、一人の警備員まが緊急避難勧告をだした。生徒はそれぞれの場所から校庭に避難してきた。今日はもう放課後だったので、生徒も少なかった。
俺は、その校庭をジッと見てるとその中に夢の中に出てきた茶髪でサイドポニーの少女の姿があった。
(ホッパー)『君は……夢の……。』
その時、俺は物凄い頭痛に襲われた。あまりの痛さに膝を地面につけてしまった。
(穂乃果)「大丈夫?物凄い痛そうだけど……」
そう言いながら、少女は俺の所へ歩み寄ってきた。
(ホッパー)「俺に近づくな!死ぬぞ…。」
(穂乃果)「苦しんでる人の事を放っておけないよ!」
(ホッパー)「……。」
その時、後ろからスパイダーの糸が少女めがけて飛んできた。俺は、少女を抱き上げると、スパイダーの糸をかわした。
(スパイダー)「な、何故だ!!何故少女を庇った。」
(ホッパー)「今日の任務は我々の事を世界に向けて発信する事のはずだ。」
(スパイダー)「だが、4人の大幹部はこの学校の生徒は、殺れと言った。任務の範囲内だ!さあ、その少女を殺せ!!」
(海未)「穂乃果!!」
(4人)「穂乃果ちゃん!」
校庭では少女の知り合いが騒いでいる。
(ホッパー)『穂乃果……。』
俺の頭痛は、更に強くなった。俺は穂乃果を下ろすと、その場に倒れてしたしまった。
俺は目を覚ますとそこは、ショッカーの改造実験室だった。
(ホッパー)『ここは?』
「ここは、貴方が今の姿に改造された場所。」
俺は後ろを向くと、女性が立った。
(ホッパー)「君は…?」
(ジュン)「私の名前はジュン。これからショッカーに改造される運命を背負った人間だよ。」
(ホッパー)「君は未来から来たのかい?」
(ジュン)「ショッカーは、私の力を使って簡単に世界が征服できるようになるの。でも、私はその代償として、いろいろな物を無くした。」
(ホッパー)「ジュン……君の力とは一体……。」
(ジュン)「私の力は、全てを破壊する力……死の力よ。」
(ホッパー)「死の力……。」
(ジュン)「お願い、私をこの世に誕生させないで!」
(ホッパー)「それをどうして、同じショッカーの改造人間に聞くんだ?」
(ジュン)「貴方はさっき、少女を助けたでしょ?」
(ホッパー)「少女……。あの茶色の髪をした人か。」
(ジュン)「どうして、貴方は、少女を助けたの?」
(ホッパー)「どうしてって……」
俺は考えた。頭の中ではありとあらゆる記憶を辿ったが、答えが見つからない。
(ホッパー)「分からない……。」
これが俺の答えだった。
(ホッパー)「俺は、ここで生まれここで鍛えられ、ここで首領の世界征服の野望に全力で支えてきた。」
(ジュン)「それが、貴方の記憶?」
(ホッパー)「あぁ。」
(ジュン)「どうやら貴方はショッカーに本当の記憶を消され変わりに別の記憶を入れられたのね。」
(ホッパー)「……どう言う事だ!?まさか、俺は記憶を無くしたのか?」
(ジュン)「えぇ。そうかもしれない……。」
(ホッパー)「そんな……。俺は…俺は何者なんだ-!!」
俺は叫んだ、目の前でジュンに言われてることが本当なら俺は…俺は一体…。
と、次の瞬間。俺は見たことはないがどこか懐かしい空間にやってきた。
(ホッパー)「ここは……。」
俺はそう呟くといつの間にか元の人の姿に戻ってた。
(ジュン)「確かに……貴方の力はショッカーで誕生した。以来ずっとショッカーで育ってきた。ショッカーに捕まるまでは…」
(ホッパー)「ショッカーに捕まるまで!?」
そして、ホッパーは、ジュンと言う女性と一緒に普通の人間だった頃[本郷雄介]の記憶を辿る。
それが、伝説の始まりだった。
《次回予告》
俺は、ジュンと一緒に本当の記憶を探すことにした。昔、俺の身に一体何が!?
次回、第二話
「ホッパー誕生の真実」
です。次回もお楽しみに!