そのうちガイルとワールドトリガーのクラス書きたいです。
会議、むっずい。こんなすたすた行ってしまっていいのだろうか。
小南から電話がかかってきたその日、迅 悠一は風刃を片手に防衛任務をしていた。あと1日、あと1日で浩太が連れ去られる未来はなくなる。そう思いながら目の前に現れたバムスターを真っ二つにする。
しかし、運命とは残酷だった。残り1割しかなくても、当てるときは当てる。ケータイが鳴り響き、画面には「小南 桐絵」という文字。悪い予感は的中する。的中するから悪い予感なのである。
「もしもし?」
『じ、迅。浩太が…浩太が!』
「まさか、連れ去られたのか!?」
うろたえながらも、小南は迅に起きたことを説明する。この未来を引く確率は迅の暗躍により、 1割程度まで下げられていたのだがそれでも引くときは引いてしまう。
小南によると、前の防衛戦で出会った人型が二人きたらしい。ただ、連れ去られるにしても小南を逃がしてくれたので現時点での最悪は回避した。
『いいか小南、とりあえずレイジさんに連絡して迎えに来てもらってくれ。本部にはおれから連絡するよ。』
そういうと迅は電話を切った。次の分岐点は浩太自身にある。最善なら速攻で帰ってくるが、最悪は帰ってこれないといったところだろうか。
「クソッ…なんのためのサイドエフェクトなんだよ…!!」
そう毒づきながら、彼は本部へ向かう。とりあえず報告をしないことには、どうするか決められない。
ボーダー本部につくと迅は急いで本部長室へ向かう。
「忍田さん!」
「迅、どうした?柄にもなく焦ってるな。」
「立木 浩太がさらわれました。」
忍田本部長は絶句した。
「…前の接触してきた近界民に、か?」
「はい。」
普通は支部長から城戸司令に、という風に指揮系統が伸びているのだが、林藤支部長にはメールを、本部長に直接報告をしに来た。最終の決定権は城戸司令にあるが、後ろ盾は必要である。
「林藤には伝えたのか?」
「ええ、城戸司令にいま緊急会議を開くよう打診していると思います。」
そのとき忍田本部長のタブレット端末に通知が来る。そして迅に話しかけた。
「集合がかかった。行こうか。」
そういうと忍田は会議室へ向かい、それに迅も続いた。
会議室に揃ったのは、城戸司令、忍田本部長、林藤支部長、鬼怒田開発室長、迅の五人。まず林藤から話し出す。
「どうする?城戸さん。」
「お前はどうしたい?林藤。」
「助けに行きたいところだな。」
「連れ去られた先はどこだ。」
「イラプセルって敵の近界民は言っていましたよ。」
「イラプセルというと、あと三週間ほどでこっちから離れていきますな。」
迅が間を読んで答える。鬼怒田の言葉を聞き、城戸はそのまま続けた。
「なら次に考えるべきはリスクだ。その国は安全なのかどうなのか。黒トリガーはあるのかどうか。そのリスクに見合う報酬はあるのかどうか。」
「ということは行くのはやぶさかではない、ということですか?城戸さん。」
忍田がそう問いかける。
「立木 浩太は必要だ。鬼怒田開発室長、遠征艇は出せるか?」
「い、今出すのですか!?」
「ああ、今すぐにでも。」
「誰を乗せましょうな。」
「おれが乗る。あと運転手に冬島さんを貸して欲しい。」
そう迅は答える。
「構わない。ただし、一つ条件がある。」
城戸司令は一息吐くとこう言った。
「死んでも『風刃』は持って帰ってこい。」
「言われなくとも。」
「これで会議は終了とする。鬼怒田開発室長は急いで遠征艇の準備を。本部長は迅に特訓をつけてやれ。以上だ。」
そう締めくくると、周りは動き出した。
出発当日。迅は玉狛支部ではなく、本部で睡眠をとった。あと1時間ほどすればイラプセルへ向け、出立する。
「冬島さん、我儘言ってすまんね。」
「構わないぜ。運転は好きだからな。」
迅がそう言うと冬島は顔の横をきらーんとさせながら答えた。二人は共に格納庫へ向かう。
「鬼怒田さん、何気に有人飛行は初めてじゃないの?」
格納庫にて最終確認を行っていた鬼怒田に迅が問いかけた。
「うむ、まあ事故はせんと踏んでるが。そんな未来が見えとるのか?」
「いいや、全然だね。」
「ならええだろう。」
そう答えると確認の続きを再開する。するとそこに城戸司令が現れた。
「迅。」
「城戸さん。お見送り?」
「帰ってこい。必ず。」
「了解。」
そう言うと迅と冬島は遠征艇に乗りこんだ。
「いいか、イラプセルまでだいたい2日くらいかかる。現地の滞在時間は約26時間が限界だ。それを過ぎると帰ってこれんくなるからな。」
「大丈夫だよ鬼怒田さん。全部見えてる。」
『門発生、門発生。ご注意ください。』
警告音が鳴り響くと同時に、遠征艇は門の中に消えていった。
イラプセル到着まであと、約47時間である。
だいぶ無理矢理になってしまいました。反省します。
だからこんな足早に投稿するのはやめろと…